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新しいトモダチ
ギルド「神社仏閣を愛する会」
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それから暫くして、クィーンとアントニーのログイン時間が揃ったこともあり、「神社仏閣を愛する会」のエリに電話を入れた。
『今ギルマスたちは薬のための採取してますよー。十一月後半のイベントをクリアするためには必要ですからー』
「こちらからいくつか差し入れを持って行く。少しばかり時間をもらえないか? 建築と改築の依頼に繋がるかも知れん」
『マジですかー? あれ本気だったんですかー』
「殊の外、そういうのに詳しい方々が気に入ってな」
『ギルマスが泣いて喜びますー。一時間後に来ていただけますかー?』
前回のクエストで数人とフレンド登録をした。エリはカナリアやスカーレットともしていたが、全員としたのはジャッジだけだった。
「とりあえず一時間後に向こうも時間を何とか合わせてくれるそうです」
「では行くとするかの」
クィーンは茶室を作ったら脱会するつもりだったようなので、全くLVをあげていない。他が護衛して、向こうまで行くしかないのだ。
その前に、渡航クエストをクリアしてもらう必要はあるが。
クィーンの渡航クエストが何とか終わった頃にちょうど時間となった。
「神社仏閣を愛する会」のギルマスのカーティスは、根っからの日本文化オタクである。
人族を選び、黒髪に黒色の瞳にしたが、実はイギリスに国籍を持つ男だ。
着物を着たい! 神社仏閣をたくさん見たい! そして自分でそれを建てたり修復したい! という願望を叶えるため「TabTapS!」に登録をした。そしてマリル諸島に拠点を構えたのだ。
……が、カーティスの思惑虚しく、マリル諸島で着られる服は着物ではなかった。
それでも神社仏閣、そして藁葺屋根の家もあるし、瓦屋根の武家屋敷のような家もある。それだけが心の拠り所だった。
『ギルマスー。この間の白兎討伐に付き合ってくれた友達の所属するギルドでー、なんかうちらに依頼するかもってー』
そんなことをギルドメンバーのエリは言っていた。まさかそれが本当になると思わなかった。
いそいそとカーティスが拠点へ戻る。作務衣ぐらい用意したかったが、それすらもない状況だ。依頼して作ってもらうだけの金がない。じり貧ギルドのマスターはこういうとき辛い。
「ギルマスー、お客様到着ー」
間の抜けた声でエリが言う。
「!!」
カーティスは目の前にいる五人がこの「TabTapS!」でもかなり有名な職人だとかは、全く気がついていなかった。
カーティスを歓喜させたのは、後ろにいる銀の髪のエルフの女性と、赤い髪をした鬼の男性だ。
着物だ!! 着物を着ている! どこで手に入れた!? 是非伺わねば! そちらにだけ頭がいった。
「ギルマスー? 自分の世界に入んないでー」
「あ……ああ。すまない。こちらの世界で着物を見れると思わなくて」
「そっちー?」
エリが驚いたように言う。前にいる人物たちを紹介してもらって、納得がいった。
「大変申し訳ない。私がこのギルド『神社仏閣を愛する会』のギルマス、カーティスです」
「サブマスのマモルです」
「メンバーのエリでーす」
「タクです」
「シンです」
全員正座で挨拶をする。
『今ギルマスたちは薬のための採取してますよー。十一月後半のイベントをクリアするためには必要ですからー』
「こちらからいくつか差し入れを持って行く。少しばかり時間をもらえないか? 建築と改築の依頼に繋がるかも知れん」
『マジですかー? あれ本気だったんですかー』
「殊の外、そういうのに詳しい方々が気に入ってな」
『ギルマスが泣いて喜びますー。一時間後に来ていただけますかー?』
前回のクエストで数人とフレンド登録をした。エリはカナリアやスカーレットともしていたが、全員としたのはジャッジだけだった。
「とりあえず一時間後に向こうも時間を何とか合わせてくれるそうです」
「では行くとするかの」
クィーンは茶室を作ったら脱会するつもりだったようなので、全くLVをあげていない。他が護衛して、向こうまで行くしかないのだ。
その前に、渡航クエストをクリアしてもらう必要はあるが。
クィーンの渡航クエストが何とか終わった頃にちょうど時間となった。
「神社仏閣を愛する会」のギルマスのカーティスは、根っからの日本文化オタクである。
人族を選び、黒髪に黒色の瞳にしたが、実はイギリスに国籍を持つ男だ。
着物を着たい! 神社仏閣をたくさん見たい! そして自分でそれを建てたり修復したい! という願望を叶えるため「TabTapS!」に登録をした。そしてマリル諸島に拠点を構えたのだ。
……が、カーティスの思惑虚しく、マリル諸島で着られる服は着物ではなかった。
それでも神社仏閣、そして藁葺屋根の家もあるし、瓦屋根の武家屋敷のような家もある。それだけが心の拠り所だった。
『ギルマスー。この間の白兎討伐に付き合ってくれた友達の所属するギルドでー、なんかうちらに依頼するかもってー』
そんなことをギルドメンバーのエリは言っていた。まさかそれが本当になると思わなかった。
いそいそとカーティスが拠点へ戻る。作務衣ぐらい用意したかったが、それすらもない状況だ。依頼して作ってもらうだけの金がない。じり貧ギルドのマスターはこういうとき辛い。
「ギルマスー、お客様到着ー」
間の抜けた声でエリが言う。
「!!」
カーティスは目の前にいる五人がこの「TabTapS!」でもかなり有名な職人だとかは、全く気がついていなかった。
カーティスを歓喜させたのは、後ろにいる銀の髪のエルフの女性と、赤い髪をした鬼の男性だ。
着物だ!! 着物を着ている! どこで手に入れた!? 是非伺わねば! そちらにだけ頭がいった。
「ギルマスー? 自分の世界に入んないでー」
「あ……ああ。すまない。こちらの世界で着物を見れると思わなくて」
「そっちー?」
エリが驚いたように言う。前にいる人物たちを紹介してもらって、納得がいった。
「大変申し訳ない。私がこのギルド『神社仏閣を愛する会』のギルマス、カーティスです」
「サブマスのマモルです」
「メンバーのエリでーす」
「タクです」
「シンです」
全員正座で挨拶をする。
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