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『腸』――1日目
057.『夜の時間(5)』
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――――PM22:30、果帆の部屋
間宮 果帆
(さて、あたしも特にやることがない。
…………村人だったしな。
金庫にはなにもなかったし、パソコンも使い物にはならなそうだ。
………………。
……………………秋尾。都丸。
特別仲が良かったわけじゃない。
なんなら、あたし自身はほとんど話したこともないくらいだけど、
……あんなカップルに、あたしは憧れていたんだ。
それが……こんなことになるなんて…………。
いや、考えるのはよそう。過ぎたことだ。過ぎたことなんだ。
…………今日を乗りきれば……今日を……。
筒井は大丈夫なのか?
幸いなことに、信頼できる面子ばかり揃ってるけど…………ちょっとサキと目黒は怪しいけど……。
用心棒……そして人狼…………、頼む、うまくやってくれ)
<kh>果帆</kh>
「………………」
(考えても仕方ない……あたしも、寝よう。
……………………。
…………………………。)
――――PM23:00、晶の部屋
道明寺 晶
「さて、11時になったわけだが……」
(俺が簡単に寝るわけねえっての。
…………電源、入るんだろうな……)
道明寺 晶
「………………お、起動した。
……なんだ、これは」
(ディスプレイは至ってシンプルだ。
名前が羅列してありクリックできるようになっている。それだけ。
俺に与えられた役割は占い師。
毎晩、市民の中から村人か人狼かを占うことができる。
俺の中でちょっと怪しいのは、挙動的に勝平なんだけど……、
やっぱり一番気になるのは、彼女だよな)
道明寺 晶
「……美海」
(白百合美海の文字を押す。
美海の名前が拡大されてって、ディスプレイの色に取り込まれて行った。
…………そして。
……………………そして)
道明寺 晶
「……バカ、な…………」
占いの結果、
白百合美海は人狼でした
道明寺 晶
「バカな…………」
**
【残り:16人】
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