人狼ゲーム『Selfishly -エリカの礎-』

半沢柚々

文字の大きさ
260 / 389
『腸』――2日目

070.『朝の時間(5)』

しおりを挟む

白百合 美海
「アキラ…………あたしも考えたけど、
 …………全然、わからなかったわ」

間宮 果帆
「あたしもだな。
 だいたい、こんなイカれたこと考え付く方がどうかしてる」

千景 勝平
「それもそうだな」

本堂 空太
(…………俺も考えようと思ったけど、
 その前に寝ちゃったんだよな…………)

小田切 冬司
「……それで? アキラは、どう思ったの?」

道明寺 晶
「…………ま、それは追々話すよ。
 夕食の時間にでもな」

小田切 冬司
「引っ張るね」

道明寺 晶
「俺も考えがまとまってないんだよ」

乃木坂 朔也
「………………」
**(正直、犯人の目的よりも昨晩のあの写真の方が気になる。
 …………美海。閖白えりかとは誰なんだ?
 美海と関係があるのか? …………わからない……。
 ………………書斎があるって言ってたな。
 新聞かなにかに、ヒントはないか)**

佐倉 小桃
「………………?」
**(乃木坂くん…………なんだか元気がないみたい……。
 …………白百合さんと、なにかあったのかしら……?)**

筒井 惣子郎
「…………俺も、誰がなんの目的でこんなことを思い付いたのか、
 考えようと思ったけど、さっぱりだったな。
 ……小田切は、学校の関係者じゃないかって考えもあるみたいだが」

千景 勝平
「なに?」

小田切 冬司
「あ、なんとなく、そう思っただけだよ。
 ……ほら、部屋の前に顔写真があったでしょ? それに、カードにも…………。
 どこから俺たちの写真を調達したのかなって。案外、学校の関係者だったりしてね、って」

千景 勝平
「…………なるほどな」

道明寺 晶
「いい線行ってると思うぜ。
 さすがだな、小田切は」
**(更に言えば…………中等部時代のクラスメイトの誰かとか、な。
 …………下手をすれば、この中の誰かってことも視野に入れるべきだろう)**

小田切 冬司
「アキラにそう言ってもらえると嬉しいね」

白百合 美海
「…………でも、まさか」
**(学校関係者…………確かに、あの学園なら有り得なくはないわ。
 理事長はボスと親密な関係にあるし…………。

 アキラ以外、誰も知らない話。
 宍銀学園が最大勢力の暴力団と通じてること。
 …………あたしが、その一員だったと言うこと。

 …………なら、あたしが人狼を引いたことに意味はあるの? ……制裁?
 …………まさか。ボスは暴力団だけど、人情味のある男だわ。
 長い間あたしとあの人を匿ってくれたこと。あたしを解放すると約束してくれたこと。それを、裏切る人ではないわ。
 約束したもの。…………お前は、幸せになれって。
 だからあたし…………あたし…………)**

道明寺 晶
「可能性の話だ。…………あまり気にするな」

白百合 美海
「…………そうね」

乃木坂 朔也
「…………?」
**(どうした? なにか心当たりがあるのか?
 アキラ…………美海…………。
 アキラ…………お前はなにか知ってるんじゃないのか?)**




【残り:16人】
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました

桜あずみ
恋愛
異世界に転移して2年。 言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。 しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。 ──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。 その一行が、彼の目に留まった。 「この文字を書いたのは、あなたですか?」 美しく、完璧で、どこか現実離れした男。 日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。 最初はただの好奇心だと思っていた。 けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。 彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。

敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される

clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。 状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

サレ妻の娘なので、母の敵にざまぁします

二階堂まりい
大衆娯楽
大衆娯楽部門最高記録1位! ※この物語はフィクションです 流行のサレ妻ものを眺めていて、私ならどうする? と思ったので、短編でしたためてみました。 当方未婚なので、妻目線ではなく娘目線で失礼します。

処理中です...