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『腸』――3日目
099.『平穏な一日(1)』
しおりを挟む――――AM06:15、リビングルーム
本堂 空太
「……………………」
(へっへーん、一番乗りぃー!
昨日散々バカにされたからなー!
今日は絶対早起きしてやろうって決めてたんだー!
ざまぁーみろぉーwwwww)
佐倉 小桃
**(嬉しさのあまりあんまり眠れなかったわ…………。
本堂くん、もう起きてるのね。
どうしようかしら、なんか物凄く得意気な顔してるけど……。
……………………あ! 白百合さんだわ!
えっとえっと…………か、隠れなきゃ!)**
白百合 美海
「…………おはよ~」
本堂 空太
「お! 白百合! おはよ!」
白百合 美海
「どうしたの? ずいぶん元気そうね」
本堂 空太
「べっつにー」
(俺は優雅に足を組んで微笑んだ。
ふふふ、驚いてる驚いてる! ギャップってやつ?笑
しめしめなんですけど~wwww)
白百合 美海
「本堂くん?
…………考えてること声に出てるよー」
本堂 空太
「え!!?」
白百合 美海
「ふふ、うっそーん! からかってみただけ!
おおかた、一番に早起きできて得意気になってるんでしょ?」
本堂 空太
「あわわわわわわ恥ずかしい」
佐倉 小桃
**(……どうしよう。思わず隠れてしまったわ。
入るタイミングを探さなきゃ…………)**
白百合 美海
「ふふふ」
本堂 空太
「穴があったら入りたい」
道明寺 晶
「なんだ? 下ネタか?」
本堂 空太
「んなワケあるか!
ってアキラ、おはよー」
道明寺 晶
「おはようさん」
白百合 美海
「おはよう、アキラ」
竜崎 圭吾
「はよ~」
八木沼 由絵
「おっは~」
小日向 花菜
「みんなおはよー! サキは?」
白百合 美海
「まだみたいよ」
七瀬 和華
「おはよう」
筒井 惣子郎
「みんな、おはよう」
佐倉 小桃
**(……っ! 今の内に!)**
佐倉 小桃
「おはよ」
本堂 空太
「つーかみんな早くない?」
(なんか一人でドヤ顔してたの恥ずかしいんですけど)
間宮 果帆
「そりゃお前が昨日遅すぎたんだ」
本堂 空太
「おわ! 果帆! お、おはよー」
間宮 果帆
「はよ。…………ふぁ~、眠いな」
八木沼 由絵
「ほんと昨日は8時すぎまで寝てたもんね~」
筒井 惣子郎
「今日もそうだろうと思ってたんだが早かったんだな」
本堂 空太
「結局昨日の話になるのかよ!」
全員
「あははははははは!」
本堂 空太
(こうして、全員起きてきて、何事もなく時は過ぎて行った。
昨日襲撃の役目を負った直斗も無事に起きてきた。
…………これで直斗も村人確定だな。)
【残り:16人】
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