351 / 389
『腸』――16日目
161.『16日目の投票(3)』
しおりを挟む
全員
「……………………」
目黒 結翔
「俺は白百合を信じる…………」
白百合 美海
「じゃ、じゃあ!
サキちゃん、占いの方法は知ってるの?」
**(占いの方法は一通り、アキラから聞いたわ。
…………サキちゃんがそれを知ってるはずはない……裏切り者なら)**
和歌野 岬
「…………知ってるけど」
白百合 美海
「言ってみてちょうだいよ。…………ねえ」
和歌野 岬
「…………美海が先に言いなさいよ」
白百合 美海
「……………………」
乃木坂 朔也
「待て。…………美海、昨晩まで、誰を占ってたんだ?」
白百合 美海
「……………………」
乃木坂 朔也
「…………ここに来て16日目だ。
全員分、回れたろ」
白百合 美海
「……………………」
本堂 空太
(…………白百合は、ゆっくり首を振るった)
乃木坂 朔也
「…………なんで」
白百合 美海
「わからないけど…………初日、11時にパソコンの電源入れたけど、
あのね…………11時になるとね、パソコンの電源が入るようになっていたの。
それで、画面にみんなの名前が羅列されたんだけど……『本日の占いはできません』って、そう文字が表示されたの。
だからね、占えなかったの。次の日もそうだった。
だから、なーんだ使えないんだと思って、それで、それからは見てないの。
…………見てなかったの、昨日の晩までは」
七瀬 和華
「…………昨日の晩?」
有栖川 直斗
「…………昨日は、占えたのか?」
白百合 美海
「………………うん。
たぶん…………アキラが、……死んだからだと思うっ」
本堂 空太
(…………白百合はそう言って、すこし鼻を啜った。
アキラのことを思い出したせいだろう)
小田切 冬司
**(…………上出来だよ、白百合さん)**
間宮 果帆
「美海…………誰を占ったの?」
白百合 美海
「…………ごめんなさい。こんなことになると思わなかったから。
……………………本堂くんよ」
本堂 空太
「え、俺?」
白百合 美海
「うん…………村人だった」
全員
「……………………」
本堂 空太
「……なんで俺占ったの?」
白百合 美海
「……あたしも色々考えたんだけど、
朔也、それに直斗くん、筒井くんと竜崎くんは、間違いなく村人なんでしょ?
……残る男の子たち、本堂くん、それに勝平くん、結翔くん、小田切くんの中で、誰が人狼だったら一番恐いかなって考えたの。
…………頭の良い小田切くんが人狼だったらすごく嫌だけど、それより…………親友の果帆の恋人で、なにも害のなさそうなあなたが人狼だったら…………実は一番、それが恐いんじゃないかって。
…………だから、あたし」
本堂 空太
「…………それって、俺は無害なの?
こわいやつなの?」
白百合 美海
「だから、無害そうな人が人狼だったら恐いなって。
…………だって、票が集まらないでしょ?」
全員
「……………………」
竜崎 圭吾
「…………なるほどな」
小田切 冬司
「確かに、空太は可もなく不可もなくって感じだもんね」
本堂 空太
(…………軽く貶されたことに、今は怒りも湧いてこなかった)
佐倉 小桃
「…………なんか、白百合さんの言っていることは、筋が通っている気がするわ」
白百合 美海
「…………でもね。彼は村人だった。
…………だから、大丈夫。安心して、果帆」
間宮 果帆
「…………ありがとう」
【残り:14人】
「……………………」
目黒 結翔
「俺は白百合を信じる…………」
白百合 美海
「じゃ、じゃあ!
サキちゃん、占いの方法は知ってるの?」
**(占いの方法は一通り、アキラから聞いたわ。
…………サキちゃんがそれを知ってるはずはない……裏切り者なら)**
和歌野 岬
「…………知ってるけど」
白百合 美海
「言ってみてちょうだいよ。…………ねえ」
和歌野 岬
「…………美海が先に言いなさいよ」
白百合 美海
「……………………」
乃木坂 朔也
「待て。…………美海、昨晩まで、誰を占ってたんだ?」
白百合 美海
「……………………」
乃木坂 朔也
「…………ここに来て16日目だ。
全員分、回れたろ」
白百合 美海
「……………………」
本堂 空太
(…………白百合は、ゆっくり首を振るった)
乃木坂 朔也
「…………なんで」
白百合 美海
「わからないけど…………初日、11時にパソコンの電源入れたけど、
あのね…………11時になるとね、パソコンの電源が入るようになっていたの。
それで、画面にみんなの名前が羅列されたんだけど……『本日の占いはできません』って、そう文字が表示されたの。
だからね、占えなかったの。次の日もそうだった。
だから、なーんだ使えないんだと思って、それで、それからは見てないの。
…………見てなかったの、昨日の晩までは」
七瀬 和華
「…………昨日の晩?」
有栖川 直斗
「…………昨日は、占えたのか?」
白百合 美海
「………………うん。
たぶん…………アキラが、……死んだからだと思うっ」
本堂 空太
(…………白百合はそう言って、すこし鼻を啜った。
アキラのことを思い出したせいだろう)
小田切 冬司
**(…………上出来だよ、白百合さん)**
間宮 果帆
「美海…………誰を占ったの?」
白百合 美海
「…………ごめんなさい。こんなことになると思わなかったから。
……………………本堂くんよ」
本堂 空太
「え、俺?」
白百合 美海
「うん…………村人だった」
全員
「……………………」
本堂 空太
「……なんで俺占ったの?」
白百合 美海
「……あたしも色々考えたんだけど、
朔也、それに直斗くん、筒井くんと竜崎くんは、間違いなく村人なんでしょ?
……残る男の子たち、本堂くん、それに勝平くん、結翔くん、小田切くんの中で、誰が人狼だったら一番恐いかなって考えたの。
…………頭の良い小田切くんが人狼だったらすごく嫌だけど、それより…………親友の果帆の恋人で、なにも害のなさそうなあなたが人狼だったら…………実は一番、それが恐いんじゃないかって。
…………だから、あたし」
本堂 空太
「…………それって、俺は無害なの?
こわいやつなの?」
白百合 美海
「だから、無害そうな人が人狼だったら恐いなって。
…………だって、票が集まらないでしょ?」
全員
「……………………」
竜崎 圭吾
「…………なるほどな」
小田切 冬司
「確かに、空太は可もなく不可もなくって感じだもんね」
本堂 空太
(…………軽く貶されたことに、今は怒りも湧いてこなかった)
佐倉 小桃
「…………なんか、白百合さんの言っていることは、筋が通っている気がするわ」
白百合 美海
「…………でもね。彼は村人だった。
…………だから、大丈夫。安心して、果帆」
間宮 果帆
「…………ありがとう」
【残り:14人】
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました
桜あずみ
恋愛
異世界に転移して2年。
言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。
しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。
──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。
その一行が、彼の目に留まった。
「この文字を書いたのは、あなたですか?」
美しく、完璧で、どこか現実離れした男。
日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。
最初はただの好奇心だと思っていた。
けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。
彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。
敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される
clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。
状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
サレ妻の娘なので、母の敵にざまぁします
二階堂まりい
大衆娯楽
大衆娯楽部門最高記録1位!
※この物語はフィクションです
流行のサレ妻ものを眺めていて、私ならどうする? と思ったので、短編でしたためてみました。
当方未婚なので、妻目線ではなく娘目線で失礼します。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる