2 / 27
第一章「Iカップ泡姫アイ」
【結城】02 犬になりたい
しおりを挟む
プレイが終わって結城とアイはベッドの上に寝転んでいた。アイは結城のぎこちない腕枕の上にちょこんと頭を乗せている。結城はアイの身体の温度を感じながら、こうやって改めて見ると小さいなと思った。
無論、彼女の身体には大きな部位もある。
仰向けに寝ているアイのバストは今は重力に引かれて横に広がっていた。
「前から思ってたんだけどゆーきくんは結構ドMだよね」
アイが結城の太股をさすりながら言った。「結城」の発音は本来はどこにもアクセントが来ない平板なものなのだが、アイは"勇気"と同じ発音で結城のことを呼んでいる。
結城は風俗店の予約でも堂々と本名を名乗るタイプだった。ある嬢に「三人連続で山田さんだよ!」と言われてからそうするようになったのだ。こういった店に来始めた頃は「もし知り合いに会ったら……」などと考えていたが、今はもう、どうでもよかった。
「いや、そんなことはないと思うけど。痛いのは好きじゃないし」
とりあえず結城はアイの言葉を否定した。
「そうかなー。絶対ドMだと思うんだよね。痛いのとかじゃなくて、精神的なやつが好きそうな。次からはもっと性癖ディグっていこうかな」
「ええ……」
実際はなんとなく自覚もあった。間違いなくSではない。こういう店でときどきMな嬢と当たることもあったが、上手く噛み合わずに不完全燃焼なプレイになることが多かった。30代人妻(実際は40代だろうと思う)に「ぶって…!」と言われたとき、結城は我に返って爆笑してしまったのだ。
恐らく本質的にはMなのだろう。
虐げられることに興奮するような。
なんでそんなことになっているのかはわからないが。生まれ持ってのものなのか。それとも、何かに適応するためにそうなったのか。
「アイさんはどっちなの?」
と振ってみる。
「んんー私はプロだからさー。どっちもイケるよ。うん」
「いや、それはそうなんだろうけどさ」
「強いて言うなら、私もMなんだよね。たぶん」
これまで何度もアイを指名して遊んでいるが、そういう姿を見た記憶はなかった。アイのそういう面を引き出すことができないのは、やはり結城自身もMだからに他ならないのではなかろうか。
「めーっちゃドSのお客さんもいるからさ。そういう人と当たると、もうぼろぞーきんみたいにされたりするのよ。乱暴なのはNGだけどさ、めっちゃ激しい人とかもいるから。涙が出るほどいじめられて、でもちょっと楽しい……みたいな。ってうわ! なんでこんな話聞いて元気になってんの! 想像しない!」
妄想が暴走して、不覚にも臨戦態勢に入りかけてしまった。しかし、ドSな誰かに責められているアイを見たくないかと言われれば、少し見てみたい。
「もしかしてNTR性癖ってやつ? わー根が深そうだねー。どうする? もう一回する?」
「いや、やめとくよ」
残された時間は十分にあったが結城は断った。「時間は長く。そして一球入魂」が結城のプレイスタイルだった。今日も120分の枠を取ったが、プレイは一回で十分だった。残った時間はダラダラと過ごすのがむしろ楽しかった。昔は回数をこなさなければならないという強迫観念みたいなものがあったが、そうやってしゃかりきにやっても、むしろ途中で失速して全体的な後味が悪くなるような気がしてきて今のスタイルに落ち着いたのだった。
「んんー、じゃあこうやってゴロゴロしてようかー」
「うん」
アイが猫のように丸まる。かわいいなと素直に思う。アイ本人は犬派だと言っていたが。実家ではコーギーを飼っているらしい。
こうやって毎回ピロートークみたいなことをやっていると、彼女のいろいろな情報を知ることができた。
出稼ぎでこの●島県の『みるくあっぷ』まで来ていること。北海道出身で、実家では年老いたコーギーを飼っていること。事務の昼職をしていること。スポーツ観戦が趣味で、生観戦のためにフットワーク軽く様々な場所に行っていること。
独身であること。
これは嘘か本当かわからない。
――いや、そもそも語られたプロフィール全てがそうなのか。結城はボーッと目の前にあるアイのつむじを眺めている。
アイが語ったことと同じぐらい、結城もこれまで自分のことを話してきた。なんでこんなに素直になんでも話せてしまうのだろうか、というぐらいに。ときどき見栄っ張りなウソも交えながらだが。太古の昔からハニートラップによる諜報活動が世の中から無くならない理由がわかる。相手の弱みを握りたいなら枕を共にするのが一番手っ取り早いのだろう。
「日曜の昼間にベッドの上でダラダラしてるのっていいよなぁ」
「うんうん」
アイがこちらに顔を向ける。至近距離であったため、結城の鼻に彼女のおでこがぶつかった。
「子供の頃の日曜ってさ、すごく特別だったよねー。小学生の頃とかさ、まだ部活もしてなかったからずっと友達と遊んでられたし」
アイはそう言いながら指先で結城の鼻をちょいちょいと撫でた。
「あ、ああ、なんかわかるかも」
不意打ちを食らった結城はドギマギしながらふわっとした返事をする。
「ウチの実家の周りなんてさ、なーんにもない原っぱだからひたすら外で鬼ごっこしたり、ボール蹴ったりして遊んでたよ」
たはーほっかいどーはでっかいどーなんだよねーとアイ。結城は原っぱで遊んでいる小学生時代のアイを想像した。いつから胸は大きかったのだろう。
「結構男の子っぽい遊びが多かったんだ」
「ゲームとか買ってもらえなかったんだよね。ウチ結構きびしくてさ。笑っちゃうよね。教育ママだったんだよ、うちのお母さん」
おかげで娘は立派な泡姫になったよーとアイはおどけた。どう反応すればいいのかわからない。
「いや、でもさ。実際すごく地頭が良いんだろうなって思うよ。話してて全然飽きないし。なんか、失礼な言い方でごめん」
「えっ、いいよ。うれしい。頭いい人に頭いいって言われたらうれしいよ」
「いや、別に俺は頭はよくないよ」
大学を卒業しても、就職活動に失敗して地元に帰ってきたぐらいだ。もしかしたら学校の勉強はできるほうなのかもしれないが、世の中で求められる頭の良さはそういうものではないということが、今はわかっている。
「ゆーきくんのお母さんはどんな人だったの?」
「俺の母親かぁ」
別にどうってことない普通の専業主婦だった。大企業に勤める父親はあまり子育てに協力的なタイプではなかった。「子育てこそ母親の仕事だ」と言わんばかりに母親に家庭に入ることを求め、特に取り柄のない母親はそれに従った。
「普通の母親だったよ。別に教育ママって感じじゃなかったと思う。厳しくもなかった気がするし。変なことしたら叱られたりはしたけど」
「えー、ゆーきくんでも叱られるようなことするんだ。意外」
「そりゃ子供の頃はするよ。しょうもないことをして怒られてたなぁ」
言いながら、結城は自分の一番古い記憶のようなものを思い出していた。
「なんでだったか理由も覚えてないんだけどさ、めちゃくちゃ叱られたことがあって、夜に家の外に放り出されたことがあるんだよ」
「うんうん」
「泣きわめいて玄関のドア叩いてさ、入れてくれって頼んでるの。で、俺はそんな自分を、なぜか後ろから見てるっていう」
「えっ、なになに。幽体離脱ってやつ?」
オカルトめいた話になったからか、アイは笑いながら結城の腹を撫でた。
「よくわからないけど、なんかそんな視点で覚えてるんだよな。それが自分の一番古い記憶かもしれない」
「へー、なんか不思議だね」
「うん。結局、泣いてもわめいても入れてくれなくて、ドアの向こうから母親が『あんたなんかウチの子じゃない』みたいなこと言ってるっていう。――そこで記憶は終わり」
実際は入れてくれたのだろう。そうでなければ結城は今も野生児としてどこかの山で暮らしているかもしれない。
「なるほど、つらかったんだね」
「――えっ」
アイの手が結城の頬に伸びていた。細い指先がぴたりと目尻のあたりに当てられた。
我知らず流していた一筋の涙を、アイが止めてくれていた。
そんな悲しい思い出だとは、自分では思っていなかったが。
「よーしよしよし。ゆーきくんはえらいねぇ」
アイは両手で結城の頭を掴み、自らの豊かな胸に押し当てた。結城は抵抗せず、その柔らかな感触を顔全体で味わった。さっき二人で使った同じボディソープの香りがした。アイの手が結城の後頭部を撫で回す。
「いや、子供じゃないんだけど」
「ん? 子供? 犬のつもりだったんだけど。わんわーん!わんわーん!」
結城は犬になりたいと思った。
無論、彼女の身体には大きな部位もある。
仰向けに寝ているアイのバストは今は重力に引かれて横に広がっていた。
「前から思ってたんだけどゆーきくんは結構ドMだよね」
アイが結城の太股をさすりながら言った。「結城」の発音は本来はどこにもアクセントが来ない平板なものなのだが、アイは"勇気"と同じ発音で結城のことを呼んでいる。
結城は風俗店の予約でも堂々と本名を名乗るタイプだった。ある嬢に「三人連続で山田さんだよ!」と言われてからそうするようになったのだ。こういった店に来始めた頃は「もし知り合いに会ったら……」などと考えていたが、今はもう、どうでもよかった。
「いや、そんなことはないと思うけど。痛いのは好きじゃないし」
とりあえず結城はアイの言葉を否定した。
「そうかなー。絶対ドMだと思うんだよね。痛いのとかじゃなくて、精神的なやつが好きそうな。次からはもっと性癖ディグっていこうかな」
「ええ……」
実際はなんとなく自覚もあった。間違いなくSではない。こういう店でときどきMな嬢と当たることもあったが、上手く噛み合わずに不完全燃焼なプレイになることが多かった。30代人妻(実際は40代だろうと思う)に「ぶって…!」と言われたとき、結城は我に返って爆笑してしまったのだ。
恐らく本質的にはMなのだろう。
虐げられることに興奮するような。
なんでそんなことになっているのかはわからないが。生まれ持ってのものなのか。それとも、何かに適応するためにそうなったのか。
「アイさんはどっちなの?」
と振ってみる。
「んんー私はプロだからさー。どっちもイケるよ。うん」
「いや、それはそうなんだろうけどさ」
「強いて言うなら、私もMなんだよね。たぶん」
これまで何度もアイを指名して遊んでいるが、そういう姿を見た記憶はなかった。アイのそういう面を引き出すことができないのは、やはり結城自身もMだからに他ならないのではなかろうか。
「めーっちゃドSのお客さんもいるからさ。そういう人と当たると、もうぼろぞーきんみたいにされたりするのよ。乱暴なのはNGだけどさ、めっちゃ激しい人とかもいるから。涙が出るほどいじめられて、でもちょっと楽しい……みたいな。ってうわ! なんでこんな話聞いて元気になってんの! 想像しない!」
妄想が暴走して、不覚にも臨戦態勢に入りかけてしまった。しかし、ドSな誰かに責められているアイを見たくないかと言われれば、少し見てみたい。
「もしかしてNTR性癖ってやつ? わー根が深そうだねー。どうする? もう一回する?」
「いや、やめとくよ」
残された時間は十分にあったが結城は断った。「時間は長く。そして一球入魂」が結城のプレイスタイルだった。今日も120分の枠を取ったが、プレイは一回で十分だった。残った時間はダラダラと過ごすのがむしろ楽しかった。昔は回数をこなさなければならないという強迫観念みたいなものがあったが、そうやってしゃかりきにやっても、むしろ途中で失速して全体的な後味が悪くなるような気がしてきて今のスタイルに落ち着いたのだった。
「んんー、じゃあこうやってゴロゴロしてようかー」
「うん」
アイが猫のように丸まる。かわいいなと素直に思う。アイ本人は犬派だと言っていたが。実家ではコーギーを飼っているらしい。
こうやって毎回ピロートークみたいなことをやっていると、彼女のいろいろな情報を知ることができた。
出稼ぎでこの●島県の『みるくあっぷ』まで来ていること。北海道出身で、実家では年老いたコーギーを飼っていること。事務の昼職をしていること。スポーツ観戦が趣味で、生観戦のためにフットワーク軽く様々な場所に行っていること。
独身であること。
これは嘘か本当かわからない。
――いや、そもそも語られたプロフィール全てがそうなのか。結城はボーッと目の前にあるアイのつむじを眺めている。
アイが語ったことと同じぐらい、結城もこれまで自分のことを話してきた。なんでこんなに素直になんでも話せてしまうのだろうか、というぐらいに。ときどき見栄っ張りなウソも交えながらだが。太古の昔からハニートラップによる諜報活動が世の中から無くならない理由がわかる。相手の弱みを握りたいなら枕を共にするのが一番手っ取り早いのだろう。
「日曜の昼間にベッドの上でダラダラしてるのっていいよなぁ」
「うんうん」
アイがこちらに顔を向ける。至近距離であったため、結城の鼻に彼女のおでこがぶつかった。
「子供の頃の日曜ってさ、すごく特別だったよねー。小学生の頃とかさ、まだ部活もしてなかったからずっと友達と遊んでられたし」
アイはそう言いながら指先で結城の鼻をちょいちょいと撫でた。
「あ、ああ、なんかわかるかも」
不意打ちを食らった結城はドギマギしながらふわっとした返事をする。
「ウチの実家の周りなんてさ、なーんにもない原っぱだからひたすら外で鬼ごっこしたり、ボール蹴ったりして遊んでたよ」
たはーほっかいどーはでっかいどーなんだよねーとアイ。結城は原っぱで遊んでいる小学生時代のアイを想像した。いつから胸は大きかったのだろう。
「結構男の子っぽい遊びが多かったんだ」
「ゲームとか買ってもらえなかったんだよね。ウチ結構きびしくてさ。笑っちゃうよね。教育ママだったんだよ、うちのお母さん」
おかげで娘は立派な泡姫になったよーとアイはおどけた。どう反応すればいいのかわからない。
「いや、でもさ。実際すごく地頭が良いんだろうなって思うよ。話してて全然飽きないし。なんか、失礼な言い方でごめん」
「えっ、いいよ。うれしい。頭いい人に頭いいって言われたらうれしいよ」
「いや、別に俺は頭はよくないよ」
大学を卒業しても、就職活動に失敗して地元に帰ってきたぐらいだ。もしかしたら学校の勉強はできるほうなのかもしれないが、世の中で求められる頭の良さはそういうものではないということが、今はわかっている。
「ゆーきくんのお母さんはどんな人だったの?」
「俺の母親かぁ」
別にどうってことない普通の専業主婦だった。大企業に勤める父親はあまり子育てに協力的なタイプではなかった。「子育てこそ母親の仕事だ」と言わんばかりに母親に家庭に入ることを求め、特に取り柄のない母親はそれに従った。
「普通の母親だったよ。別に教育ママって感じじゃなかったと思う。厳しくもなかった気がするし。変なことしたら叱られたりはしたけど」
「えー、ゆーきくんでも叱られるようなことするんだ。意外」
「そりゃ子供の頃はするよ。しょうもないことをして怒られてたなぁ」
言いながら、結城は自分の一番古い記憶のようなものを思い出していた。
「なんでだったか理由も覚えてないんだけどさ、めちゃくちゃ叱られたことがあって、夜に家の外に放り出されたことがあるんだよ」
「うんうん」
「泣きわめいて玄関のドア叩いてさ、入れてくれって頼んでるの。で、俺はそんな自分を、なぜか後ろから見てるっていう」
「えっ、なになに。幽体離脱ってやつ?」
オカルトめいた話になったからか、アイは笑いながら結城の腹を撫でた。
「よくわからないけど、なんかそんな視点で覚えてるんだよな。それが自分の一番古い記憶かもしれない」
「へー、なんか不思議だね」
「うん。結局、泣いてもわめいても入れてくれなくて、ドアの向こうから母親が『あんたなんかウチの子じゃない』みたいなこと言ってるっていう。――そこで記憶は終わり」
実際は入れてくれたのだろう。そうでなければ結城は今も野生児としてどこかの山で暮らしているかもしれない。
「なるほど、つらかったんだね」
「――えっ」
アイの手が結城の頬に伸びていた。細い指先がぴたりと目尻のあたりに当てられた。
我知らず流していた一筋の涙を、アイが止めてくれていた。
そんな悲しい思い出だとは、自分では思っていなかったが。
「よーしよしよし。ゆーきくんはえらいねぇ」
アイは両手で結城の頭を掴み、自らの豊かな胸に押し当てた。結城は抵抗せず、その柔らかな感触を顔全体で味わった。さっき二人で使った同じボディソープの香りがした。アイの手が結城の後頭部を撫で回す。
「いや、子供じゃないんだけど」
「ん? 子供? 犬のつもりだったんだけど。わんわーん!わんわーん!」
結城は犬になりたいと思った。
0
あなたにおすすめの小説
天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】
田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。
俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。
「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」
そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。
「あの...相手の人の名前は?」
「...汐崎真凛様...という方ですね」
その名前には心当たりがあった。
天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。
こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
子持ち愛妻家の極悪上司にアタックしてもいいですか?天国の奥様には申し訳ないですが
霧内杳/眼鏡のさきっぽ
恋愛
胸がきゅんと、甘い音を立てる。
相手は、妻子持ちだというのに。
入社して配属一日目。
直属の上司で教育係だって紹介された人は、酷く人相の悪い人でした。
中高大と女子校育ちで男性慣れしてない私にとって、それだけでも恐怖なのに。
彼はちかよんなオーラバリバリで、仕事の質問すらする隙がない。
それでもどうにか仕事をこなしていたがとうとう、大きなミスを犯してしまう。
「俺が、悪いのか」
人のせいにするのかと叱責されるのかと思った。
けれど。
「俺の顔と、理由があって避け気味なせいだよな、すまん」
あやまってくれた彼に、胸がきゅんと甘い音を立てる。
相手は、妻子持ちなのに。
星谷桐子
22歳
システム開発会社営業事務
中高大女子校育ちで、ちょっぴり男性が苦手
自分の非はちゃんと認める子
頑張り屋さん
×
京塚大介
32歳
システム開発会社営業事務 主任
ツンツンあたまで目つき悪い
態度もでかくて人に恐怖を与えがち
5歳の娘にデレデレな愛妻家
いまでも亡くなった妻を愛している
私は京塚主任を、好きになってもいいのかな……?
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
イケボすぎる兄が、『義妹の中の人』をやったらバズった件について
のびすけ。
恋愛
春から一人暮らしを始めた大学一年生、天城コウは――ただの一般人だった。
だが、再会した義妹・ひよりのひと言で、そんな日常は吹き飛ぶ。
「お兄ちゃんにしか頼めないの、私の“中の人”になって!」
ひよりはフォロワー20万人超えの人気Vtuber《ひよこまる♪》。
だが突然の喉の不調で、配信ができなくなったらしい。
その代役に選ばれたのが、イケボだけが取り柄のコウ――つまり俺!?
仕方なく始めた“妹の中の人”としての活動だったが、
「え、ひよこまるの声、なんか色っぽくない!?」
「中の人、彼氏か?」
視聴者の反応は想定外。まさかのバズり現象が発生!?
しかも、ひよりはそのまま「兄妹ユニット結成♡」を言い出して――
同居、配信、秘密の関係……って、これほぼ恋人同棲じゃん!?
「お兄ちゃんの声、独り占めしたいのに……他の女と絡まないでよっ!」
代役から始まる、妹と秘密の“中の人”Vライフ×甘々ハーレムラブコメ、ここに開幕!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる