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悪い現実
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悪い夢から覚めたところで、それはさらに悪い現実でしかなかった。
恐る恐る身体をみると、入院着の下におねしょパンツを履かされており、病院用にしてはデザインが子供っぽいことに恥ずかしさを覚えた。
デフォルメされた、キリンのイラストが大人になっても排泄の管理が出来ない惨めさをあざわらう。
感情のコントロールは、少しずつできるようになってきたが身体の変化については何も分からなかった。
痛みや予兆はないが、急激な変化についていけず意識を失うらしい。
4才の自分、8才の自分。
あまりいい思い出がない。
戻りたい訳がない。
たとえ「あの人」が居なくても。
「きっかけは飛行機事故のニュースです」
自分からそう話をしている時には、物事を客観的にとらえることができた。
指先ひとつを動かす違和感はあるものの、幼児の身体にも少しずつ慣れてくる。
何度か、失敗しそうになるが昼間は自分からトイレにいけた。
泣いてしまったのも最初だけだ。
看護士たちには、子供あつかいされたが頑なに大人らしい口調を心がけた。
恐る恐る身体をみると、入院着の下におねしょパンツを履かされており、病院用にしてはデザインが子供っぽいことに恥ずかしさを覚えた。
デフォルメされた、キリンのイラストが大人になっても排泄の管理が出来ない惨めさをあざわらう。
感情のコントロールは、少しずつできるようになってきたが身体の変化については何も分からなかった。
痛みや予兆はないが、急激な変化についていけず意識を失うらしい。
4才の自分、8才の自分。
あまりいい思い出がない。
戻りたい訳がない。
たとえ「あの人」が居なくても。
「きっかけは飛行機事故のニュースです」
自分からそう話をしている時には、物事を客観的にとらえることができた。
指先ひとつを動かす違和感はあるものの、幼児の身体にも少しずつ慣れてくる。
何度か、失敗しそうになるが昼間は自分からトイレにいけた。
泣いてしまったのも最初だけだ。
看護士たちには、子供あつかいされたが頑なに大人らしい口調を心がけた。
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