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大陸深部 ③
しおりを挟む大陸深部に入り2カ月が過ぎた。この頃になると魔物の弱点を的確に狙うということも出来るようになってくる。最初の頃に比べると倒すまでの時間が格段に速くなった、しかし‥‥
「ハヤトすまない、また駄目になってしまった」
ベルフが持つ刀は途中でヒビが入り、もう一振りすれば間違いなく折れるだろう
「刀はそれで最後なんだ、後は槍しかないんだけどそれでいい?」
『収納』から槍を取り出す
「ああ構わない」
「どうせなら2本ほど渡しておくよ」
軍支給品の槍は細く、突くためだけの形をしていて、かさばらないので何本も所持している、投げてもよし、レールガンに使ってもよしと、使い勝手がいい
魔物との戦闘が続くにつれ、魔物に対する知識も増え対処するにも最初よりは楽になってきたが、その反面、物資が不足してきた、べフルが所持している武器は全て破損し、俺の予備の武器を使っている
常に前で戦っているべフルの防具もボロボロになっており、所々破損している、俺が予備で持っている魔力を通せる布や、ムカデの殻を丁度良い大きさに切り取り、それを『合成』で無理やり貼り付けなんとかしのいでいる。
ソルセリーに渡した小型魔石砲と、オットに渡した銃の弾も切れ、今は両方とも槍を持っている、ソルセリーは元々持っていた折り畳み式の槍を、オットには俺が渡した物を使っていた。
武器もそうだが食料にも不安がはもちろん食料も持っておらず、普段は他の人に自分の荷物も持っていてもらっていた。
オットは一応食料は持ってはいたが、彼は陸ではなく空の人間なので、元々多くの食料は持っていなかったが、今回はたまたま多少多めには持っていたが全部で10日分しかなかった。
べフルの食料も既に尽き、残りは俺が持つ食料だけ、今俺の手元にある食料は、一人で消費すれば2か月分、これを4人で分けるとすると約半月で消費することになる。
・・・・・
・・・・・
「ベルフ‥‥ちょっといい?」
その日の野営の時、召喚獣を使った『探知』をしながら、ベルフに食料の事を話す
「どうした?」
「食料の事なんだけど‥‥」
「ああ‥‥、あとどのくらいあるんだ?」
「あと半月」
「少ないな‥‥」
「うん‥‥、だからそろそろ進路を南に取ろうと思う、ここまで来て南下すればもうハルツ―ルの領土内だし、待ち伏せ出来る場所なんて存在しないだろう」
「食料の事を考えるとここまでだろうな、武器も心許ないし‥‥分かった、明日ハルツールの方角に進むんだな?」
「ああ」
「それじゃあソルセリー達にも伝えてくる、食料の事は黙っておいた方がいいな?」
「うん‥‥」
べフルはソルセリー達に明日の事を伝えに行った。『探知』をしながら明日以降の事を考えてみる
食料は‥‥深部さえ抜ければ何とかなるだろう、クジュの村で野草の種類は結構覚えたし、それを採取すれば‥‥他の3人は嫌がるだろうけど‥‥‥
問題はマシェルモビア、一度ハルツール側の緩衝地帯に現れているし‥‥まさかここまでは追っては来ないか。
・・・・・
・・・・・
翌日、南に進路を変え向かっている時だった
「ハッ!」
俺の感覚に何かが走るような感じがする
「魔物か!」
べフルが戦闘態勢に入る、他の二人も槍を構えた。
「違う、3人共何か感じないか?」
「何も感じないわ」
「え ?え? 何ですか」
他の3人は何も感じないようだが、俺には確かに感じる
「こっちだ」
「おいハヤトどうしたんだ?」
間違いない何かある、この感じ‥‥、
日本に居た時、どこか他の部屋でテレビを付けると耳がキーンとなるあの症状に似ている、しかし、今感じているのは、その耳鳴りがする原因の場所まで分かる
足早にその原因の場所まで移動をする、その間バッタが2匹現れたが瞬殺しておいた。
・・・・・・
・・・・・・
「ここだ」
「何もないけど?」
確かに何もないが他とは違う箇所がある、他の場所はワームやアリ型の魔物のせいで土が掘り返され、かなり地面が柔らかい、しかし、今いる場所は掘り返された形跡が全くなく、地面が他よりも硬い
「確かにここなんだ」
その場所をグルグルと歩き、何かを感じる地点を探す、しかし何も見つからない
ここじゃない? でも何となくここから‥‥‥‥下だ!
『土』魔法で地面の土をゆっくりと掘り返す、他の3人は俺が何をしているのか警戒しながらも不思議そうに見ていた。
「ワームでも見つけたか?」
「う...」
一瞬嫌な名前を聞いて手が止まったが、掘り返す作業を続ける、5メートル程掘り返した時
ボロッ
土が下に落ちる音がした
「空洞がある」
「ちょっと‥‥、あの小さい魔物の巣じゃないわよね」
ソルセリーが言っているのはアリ型の魔物の事だろう、その気配すら無いから心配はないだろう、暗くてよく分からないが、ぼんやりと奥の方が輝いているように感じる、目を凝らして見ると‥‥
「魔法陣だ!」
「「「えっ!」」」
『照明』を使い穴の中を照らし、滑り落ちるように中に入り込む
「おおーっ! 召喚の魔法陣だ!」
ヒャッハー!!
「こんな所に魔法陣が‥‥」
「地中にあったって事は、誰にも見つかってないって事よね」
「入口がどこにもありませんからねぇ、それに深部だし」
3人の事は今はどうでも良くなった俺は、魔法陣に近寄り、どんな召喚獣なのか調べる、いつものような映像はもちろん無く、元々あった場所から崩れ落ちたのか、床に描かれているはずの魔法陣が空中に留まり魔法陣だけ宙に浮いていた、その魔法陣の横に文字の様な物が記されている石を発見した。
ほとんどの文字が消えていて全文が分からない、それ以前に
「読めない‥‥」
全く分からない、これは文字なのかな?
「おっ? 何だそれは‥‥うん分からん、古文だなそれは、昔に使われていた文字だ」
「あーだったら‥‥無理ですね、中等部で習ったんですけど忘れてしまいました、ははは‥‥」
中等部で習う古文らしい、日本でいう漢文みたいなものか、初等部しか出ていない俺には無理だったか、いや、初等部もまともに卒業してなかったんだ。
「貴方たちは一体何を勉強していたの? ほら見せてみなさい」
自身があるらしいソルセリーが俺の隣にきて、解読しだした
「ソルセリーわかるの?」
「当たり前でしょう一般常識よ」
後ろでべフルとオットが苦笑いをしている、そんな俺も人の事は言えない、学校で習った漢文が今では全く読めないだろう、習ったのは中学だったか高校だったか‥‥どちらで習ったかも思い出せない
「へー凄いねソルセリーは、頭がいいんだね」
当然よふふん、少しうれしそうに笑い文字の解読を開始する
「えーっと、‥‥‥‥山‥‥‥‥威力‥‥‥‥‥‥‥‥」
「「「‥‥‥‥‥」」」
「‥‥ソルセリー、早く解読してよ」
「‥‥したわよ」
「‥‥一般常識なんだよね?」
「一般常識よ! 文字が消えすぎてこれ以上読めないのよ!」
顔を真っ赤にして怒り始めた。
「それだけじゃちょっとね‥‥、コレが山でしょ? で威力がコレ? でもさこっちの文字も消えてないじゃん、これは分かるんじゃないの?」
「これは‥‥‥‥ketfff‥よ」
「え? なんて?」
「ketfaaよ!」
「さっきと違うよ?」
「知らないわよ! こんなの分かる訳ないでしょ!」
ついにはキレ出した
「契約するならするで早くしなさいよ!」
ここにいる4人は一般常識に疎かったようだ
先にベルフとオットにやってもらったが、やはりだめだった
「やっぱり無理だった」
「同じく駄目でした」
となると
「真打登場」
「お! 自信満々だな」
「当然、俺に契約出来ない魔法陣は無い‥‥と思う、ここで『おもしろ召喚者』としての力を見せてあげるよ」
「ああ~、そんな呼ばれ方をしてましたね確か」
しかし、情報が少なすぎる「山」「威力」だけだとどんな召喚獣か分からない、姿形は俺の思い通りに変えられるとしてもこれだけじゃ‥‥
山、山‥‥やま、山のように大きいとか? 巨大、巨大な‥‥巨大な召喚獣か
威力、威力‥‥‥‥攻撃力だな普通に考えると、となると‥‥
山のように巨大で、攻撃力のある‥‥‥‥
そこでもう亡くなってしまった人だが、俺の親戚の事を思い出した。
その人は戦争時に日本一有名な軍艦に乗っていた、担当は航空機を落とすための機銃だったと聞いている、家の父と兄さんが言うには『ほら吹き』もしくは『話を盛り過ぎる人』らしい、話半分で聞いていたので、父と兄さんがそんなことを言う理由は忘れてしまったが‥‥となると
あれしかない
魔法陣に魔力を流すと、それまでぼんやりと光っていた魔法陣が、強い光を放ち輝きだした。
「うわぁ~初めて見ましたよ召喚獣の契約」
「ああ、普通は一人でするものだからな、俺達が見ることは殆ど無いからな、貴重な体験だ」
二人が驚きの声を上げ、ソルセリーが食い入るように見守る中、契約は成功した
が‥‥‥‥
あれ? 成功したけど、この場所で契約したら‥‥
魔法陣には黄色い煙が充満して‥‥
「退避ィィィィィィィィ!」
「何? 何なの?」
「どうした!」
と言っているが、流石は軍人、そんなことを言いながらも体はもう出口に向けて走り出している
「逃げろ逃げろ!ここから出るんだ!」
3人からすれば訳も分からずと言ったところだが、一目散にその穴から抜け出した
「ちょっとまって! 置いてかないで」
「オット掴まれ!!」
オットを引きずり出し穴から距離を取る
「何よ? 一体どうしたの!」
「説明してくれハヤト」
「あの場所にいたら押しつぶされるところだったかもしれない」
「どれだけ大きい召喚獣だったんだ?」
「えーっと、長さが260メートル位で、高さが50メートルだったかな?」
「デカすぎだろう!!」
驚いているのか怒っているのかさっぱり分からないべフルの反応
「山よりは小さいだろ?」
「その割には、いっこうにに姿が現れないけれど、召喚獣の契約ってこうなの?」
「いや、本来はは魔法陣の中に‥‥」
穴のある場所を見ると、その穴の中から小さな光の粒が俺の方にフワフワと飛んできた。
それを両手で包み込む、触れた瞬間これは召喚獣だと分かる、すると今までの召喚獣とは違い、手で触れた瞬間、その召喚獣の情報が頭の中に入ってきた。
それはもしかしたら元々俺の頭の中にある記憶なのかもしれない、そのままその召喚獣と契約をする
『力を欲す、召喚獣よ共に立ち我と契約を果たせ‥‥‥‥
名前は何の捻りもなく、そのままの名前にした。
・・・・・
・・・・・
「あの大きさでも行けるもんだねぇ」
無事契約を果たし、ハルツールに向けて進む、召喚したらあの姿のまま出てくるんだろうか? そもそも俺陸軍なんだけど、召喚できる日は来るのだろうか?
「ハヤト後でその召喚獣を見せてくれないか?」
見せてあげたいが
「無理、俺一人で召喚出来ないし」
べフルの目の前に黄色の小さな魔法陣を出して見せる
「この魔法陣の色は‥‥」
本来、魔法陣には各種色がついている『生命』の魔法陣は青の色、『防病』は赤、通常の魔法は無色に召喚獣は黄色、この世界の魔法陣は4種類の色で分けられている、だが俺が出してみたのは黒の色をした魔法陣だった。
「召喚契約したらコレが一緒についてきたんだけど、どうやら他の召喚者と一緒に召喚するらしいんだ、この魔法陣から魔力を分けてもらってね、あと場所的にここでは無理だね、転倒しちゃう」
どうやら俺一人の魔力だけでは全く足りないようで、他の召喚者から魔力を分けて貰えるような機能も付いてきた
「全く親切な召喚獣だね」
契約をした後、穴に入り中を確認したところ、ぼんやりと光っていた魔法陣から完全に光が失われており、魔法陣自体の機能も既に消失していた。
発見した時には既ににはぼんやりとしか光っていなかったので、アレが最後の契約だったのだろう、既に魔法陣としての役割を終えていた。
◆◇
その後も進路を南を目指し進む
現れる魔物の中で注意しなければいけないのが、ワームとアリ型の魔物、ワームとアリは地中から現れることが大半で、『探知』魔法が通用しない
アリは体長30センチ程の魔物が、集団で襲ってくる、頭と胴の間そして胴と腹の間、足の付け根の細い部分を狙い刀で切ると意外とあっさり切れる、そうすれば対処は難しくはないのだが、俺以外の3人は武器が突き刺すことに特化した槍を使っている、線ではなく点の攻撃しか出来ないのでかなり苦戦する。デュラハンを召喚して対処するが、何分数が多いのでかなり面倒だ。
そしてワーム、ワームは完全に地中に潜り姿を隠すことが出来るわけではない、よく観察すると移動するときに地面が少しだけ盛り上がる、発見したらその場でとどまり、土の玉を魔法で作って、それを足音のように見せかけ離れた地面の上に落とす。
同時にその場所の上に火力を注いだ火の玉を待機させる、土の玉の音につられたワームが食いつこうと浮上し、火の玉を同時に飲み込んだ時に体内で爆発させる
べフルから教えてもらった大気中の魔力を使い応用している。ほとんど俺が倒している様なものだけど、ワームの発見だけは俺一人では到底無理なので、4人で協力して警戒に当たっている。
大陸深部から今度は南下を始めると、南に進むほどに大地に生えている植物が多くなってきた。
ポツンと背の低い木しか生えていなかったのが、そこそこ高い木が生えていたり少しだけ密集していたりと、深部の終わりは近いと感じるようになってきた。
「木が増えたわね‥‥」
「ああ、そろそろ深部を出るんじゃないか?」
「森の上ばっかり飛んでいたので、木を見ると安心しますよ‥‥っ! あの木の上を見てください!」
オットが叫んだ先にはかなり背の高い木が生えていた、そしてその上には遠くからでも分かる程巨大なヒュケイが止まっていた。
人の死肉を貪る鳥として、人々から恐れられている凶鳥がそこにはいた
「でかい・・な、さっきはいなかったはずだが」
「たった今あの木の上に降りたんですよ」
一般的なヒュケイの大きさとは全く違う、俺のヒュケイとそっくりの召喚獣のヤタよりも、更に一回り大きい体をしている、大陸深部ではあの大きさのヒュケイが当たり前なんだろうか? あの大きさだと生きた人間を襲うこともあるかもしれない
こっちに来るなよ、と思っていたが‥‥
強い視線を感じ、ヒュケイの顔を見てしまった
「あ‥‥」
俺はヒュケイと目が合ってしまった、かなり遠くでも分かる、巨大なヒュケイは俺の方を確実に見ていた
あ‥‥やばいかも
「魔物が出たぞ!」
べフルが叫ぶと同時に、皆戦闘態勢に入る、目の前にはアリ型の魔物、木の根の所に穴が開いていて、そこから沸いて出てきている。
「巣穴があるみたいですね、やばいですよ!」
『探知』に次々と反応が増えていく、それは今まで一度に相手をしてきたアリの数を超えている、少しだけ体の芯がヒヤッとする感じがした。
全員に『耐壁』を掛け、デュラハンを呼び出した。
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