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平穏 ②
しおりを挟むあっ‥‥
意識が鮮明になってくる、うっすらと目を開き窓の方に視線を動かす、カーテンの隙間から光はまだ差していない
少しばかり早く起き過ぎたようだ。
ヨルド要塞を攻略し、その次に任務として受けたのは緩衝地帯付近の村や町への駐留、今年で要塞攻略後から3年半ぐらいだろうか? この3年半でこの部隊にも多少の変化があった。
ベルフ・ライカ・エクレールはタクティアの事を『殿』を付けて呼んでいたが、流石に3年半も一緒に居ると普通に「タクティア」と呼ぶようになっていた。
各村々を転々とし、これまで駐留した村は全部で12か所、そして、この都市が最後の駐留場所となる
大陸西部の、緩衝地帯付近にありながらも栄えたこの町は、最も危険な場所と言われ、町の北部には巨大で長い壁が建造されている
この都市を守る部隊もかなりの数を駐留させ、重要な町の一つとされている、その理由としてはこの町の南方に、最も緩衝地帯に近い都市『タスブランカ』があるからである
ハルツールの主要都市の一つとして存在する『タスブランカ』、その都市を守る為この町は存在していると言っても過言ではない
そのため、この町には軍人や関係者、それに軍関係者を専門に商売をしている人が多い、防衛によって栄えた町、それが『ヒューブス』という町なのだ。
そして、その町に俺達の部隊が入る事で、他の部隊が交代で円滑に休暇を取れるようになっていた。
要は、休暇用の交代要員だ。
んっ‥‥
ソルセリーがいるこの部隊を、軍のお偉いさんたちはどうしても前線に出したいらしい、全てがそうではないみたいだが、もちろん反対している人もいる、タクティアを筆頭に‥‥
ただ、一度ソルセリーを使った作戦が成功した事で、上層部はソルセリーを前線に‥‥との声が強くなってしまった。
ゴルジア首相は俺の事を前線に送りたくないらしく、軍と少しばかりか対立しているとの事、俺としては‥‥どちらかと言ったら後方でのんびりしたい、クジュかコンセの村でそのまま定年まで過ごしたい気分だが。
この町での仕事といったら特には無い、一応は十分な数の兵士がいるので俺達が出るまでもなく、日々訓練に明け暮れている、本当の交代要員なのだ。
別の部隊がたまに間引きの為、緩衝地帯に入って行くが、それを「いってらっしゃーい」と見送り、間引きの為に出て行った部隊の代わりに守備に入る位かな?
ふぅ‥‥
一度意識が戻るともう眠いとは思わない、毎日十分な睡眠を取らせてもらっているからだろう、
しかし、このまま起きてしまうのも勿体ない、まどろんだまま朝日が昇るのをしばし待つとしよう
一日の中でこの時が一番幸せな時間を感じさせてくれる、タイムリミットはトイレに行きたくなるまでだけど
俺は今横向きになり、掛けていた布団に抱きついている、この状態が一番自分に取って楽な姿勢だと前々から思っていた。
朝起きると大体この体制で目が覚めるので、日本にいた頃は抱き枕が欲しくて仕方なかった。
ただ‥‥抱き枕と言ったら、あのスケベェな絵がプリントされているアレが、真っ先に頭に浮かんでくるので、あまり良い印象が無い、姉の洋子に見つかったら何て言われるか‥‥‥
それにしてもこの抱きついている布団はとても心地よい、少しひんやりとしてとても柔らかい、何と言うか‥‥そう! 人の体の様な柔らかさがある!
弾力があって、触り心地にハリがあるというか‥‥ハリ? すべすべしていて‥‥本当に人の女性の体の様な感じの‥‥‥‥
『照明』
一瞬で部屋が明るくなる
あっ! 眩し
明るすぎたので少しだけ暗くし、抱きついている物を見ると‥‥‥
「イヤアアアアアアアア!!!!!」
ゴトン 「痛!」 ゴロゴロ
そこには首から上の無い、下着姿の女性の死体があった。
◇◆
ハヤト隊隊員、エクレール・ソロウの朝は早い、誰よりも早く目覚め、早朝から軽く刀を振るう事が日課となっている
今日もその日課をこなす為、部屋を出て廊下を歩く、他の者がまだ寝ているのでゆっくりと足音を立てないように‥‥そして丁度、隊長の部屋の前に来た時だった。
『イヤアアアアアアアアア!!!!!』
隊長の部屋から悲鳴が!?
「どうした隊長!」
エクレールはとっさに隊長の部屋の扉に手を掛け、迷うことなく扉を開いた。
ゴン! 「痛っ!!」
勢いよく開けた扉に何かがぶつかり声がする、何かがゴロゴロと転がる、そちらに視線を移すと‥‥‥
「ギャアアアアアア!!!!!」
そこには女性の物と思われる頭部が転がっていた。
◆◇
「それで? デュラ子、この状況を説明してもらおうか、確かポッポに朝起こしてくれと頼んでおいたはずだが?」
俺はベッドに横になったまま、エクレールに抱えられているデュラ子の頭に対し、こうなっている状況を尋ねる
「はい、主に用事があり、変わってもらいました。もちろん刻限になりましたら私が起こす手はずでした」
また勝手にこいつらは出入りしてるのか
「用事ってのは?」
「今まで買って頂いた服は、主にお見せして感想をいただいていたのですが、ふと、下着をお見せした事が無いのに気づきまして、一度感想をいただきたいと思いました」
「お、おお、それは嬉しいんだけど‥‥俺が寝る前に来ていた寝間着が、何でテーブルの上にあるんだ? 確かに着ていたはずなんだけど、何で俺パンイチなの?」
「はい、確かに着ておられました」
「なんであそこにあるの?」
「私が脱がせました」
「はい?」
「私が脱がせました」
何故脱がせた? そんな必要ないだろ、不思議な事をする。脱がされた事に気づかない俺自身も不思議だけど
「私が出て来た時、主の布団は床に落ちておりました。それを見た私は思い出したのです、以前主が言っていた『人は体温が下がると調子を崩し、時には死に至る』と‥‥」
そんな事言ったっけ?
「そして主は、体温が下がった場合、裸で抱き合うのが最善の策だとおっしゃいました。それが異性だったら尚良いと」
飲み会で話した、雪山で遭難した時の話か
「なので脱がせました」
「いや、布団掛けてよ」
それにここ雪山じゃないし、遭難もしないよ
「ははは」
エクレールが笑ってる、何が可笑しいんですかね?
‥‥可笑しいよね、普通に考えて
「召喚主思いの召喚獣じゃないか、少しだけずれている所があるが、しかし‥‥‥隊長、例え自身の召喚獣だと言っても、相手は女性の姿をしている、その女性の姿をした下着姿の召喚獣に、いつまでも抱きついているのは少々問題があるとは思うんだが?」
大人の女性の雰囲気を醸し出し、余裕をもって俺に忠告してくるエクレール、「やれやれ、全く仕方が無いわね」と、心の声が聞こえてくる
ただ、デュラ子の首を抱え、いつまでもこの場にいるエクレールにも問題があると思う
「俺もそう思うよ、でもね俺はデュラ子の体から離れられない理由があるんだけど」
「ほう?」
あれ? 理由があったの? キョトンとした顔になっている、理由があるなら聞こうか? となったエクレールに
「朝なんでね、男の生理現象中なんだけど」
今デュラ子から離れると、あまり見せたくない物が見えてしまう、どうしても見たいと言うならやぶさかでもない
俺の言葉に一瞬「?」になったエクレールだが
「‥‥‥‥あ、あ、あの、その」
みるみる真っ赤な顔になっていき‥‥
「もしかして見たいの? 別に減る物でもないし、良かったら見て行ってよ」
デュラ子から離れようと‥‥
「い、いや大丈夫だ! すまなかった! 失礼する!!」
デュラ子の首をテーブルの上に置き、さっきまでは大人の女性の態度だったのが、まるで生娘の様に顔を真っ赤にし、脱兎のごとく部屋から飛び出ていった。
バーン! と扉を開け出て行ったが、その後、カチャっと扉を閉めて行ってくれた。真面目なエクレールらしく、そういった所はしっかりしている。
すっかり目が覚めてしまったが、起きるにはまだ早い
「主よもう起きられますか?」
「まだ早いしもう少し目を閉じているよ」
「ならば布団を掛け直しましょう」
「いや、今日はこのままでいいよ」
そう言ってデュラ子の胴体に抱きつく
「分かりました、時間になりましたらお声を掛けますので、そのまま目を閉じてしまっても構いません」
「ああ‥‥」
何となく懐かしい感じがして、抱きついたまま目を閉じた。完全に目が覚めたと思っていたが、目を閉じると眠気が差してきて、いつの間にかまた眠りに落ちてしまった。
・・・・
・・・・
「という事が朝方あってな」
エクレールは早朝あったことを、朝食を取るため集まった隊員達に説明をしていた。
今この場にいないのは隊長のハヤトのみ、朝方エクレールが叫び声を出していたのを気づいた者がおり
「朝方に何を叫んでいたのか?」
と聞かれたための説明だった。
ハヤトの召喚獣は、他の召喚者の物と比べ、かなり‥‥極端に変わっている所があり、エクレールの話を聞いた他の隊員達は
「デュラ子だったか? あの召喚獣は最初見た時から変わっていると思ってたけどな、戦場に私服で出て来てハヤトに怒られていたし」
「性格も独特でしたね、急に出て来てアレが食べたいコレが欲しいとか言ってましたし」
「アレが召喚獣だとは未だに信じられないですよ、首が繋がっていたら普通の女性ですしね」
ハヤトの召喚獣だから仕方がないと、隊員達は思っていた。
が、そうは思わない隊員が一人
「何を考えているの隊長は?! 女の姿をしててもあれは召喚獣なのよ! それを、は・・裸で抱き合っているだなんて! あの召喚獣もよ、召喚者の意思を無視して勝手に出て来て、服を脱がして自分から抱きつくなんて!」
ソルセリーの怒りが収まらない、朝食の準備が完了していたから良かったものの、準備の前だったらどんな手抜き料理が出てくるか分かった物じゃない
最悪、蒸かしても無いパナンの実がドンと、テーブルの上に一人一つ支給されるだけかもしれない
隊員達は心の中で「セーフ」とつぶやいた。しかし、エクレールもその辺は考えて発言している、準備が完全に整った時を狙ってこの事を話したのだ。
一応この話をした自分が、責任をもってソルセリーを落ち着かせようと試みる
「まあ、そんなに怒る事も無いだろう、女性の姿をしているとはいえ、相手は召喚獣だ。そんなに気にする事でもないだろう?」
「‥‥私は、軍の規律としてどうか? と言っているのよ、いくら召喚獣とはいえ女の姿をしているのよ? そしてここは軍の宿舎なの、軍の宿舎に女を連れ込んでいるのと同じだとは思わない?
前々から思っていたけど、隊長もそうだけどエクレールもあの女方の召喚獣には甘いわよね、なぜ? なぜなのかしら? そこの所詳しく聞きたいわね、ねえ、なんで? 教えてもらえるかしら?」
瞬きもしないでエクレールを見つめたまま話しかけるソルセリー、一方見つめられたままのエクレールは、その迫力にしどろもどろになってしまった。
「え、えーと、そんな自覚は私にはないのだが‥‥」
「そんな事を言われるとそうですね、エクレールは前々からあの召喚獣に対しては寛容というか、庇うような発言もしょっちゅうありましたね」
「えっ? そ、そうか? 私には何とも言えないのだが」
「話し方が似ているからじゃないのか?」
「そう、そうかもしれないな! ソルセリー多分そうだ、どうやら私は話し方が似ている彼女に親近感を持っているかもしれないな、ははは‥‥は‥‥」
一応はそう結論が出たのだが、それでもソルセリーの厳しい視線は変わらず、エクレールは蛇に睨まれた蛙状態になっていた。
・・・・
・・・・
飯食いに行くか‥‥
時間になったのでデュラ子に起こしてもらい、身なりを整えて自分にあてがわれた部屋を出る
今自分達が生活をしている建物は、軍の幹部専用の建物になっている、どんな経緯で建てられたかは分からないが、多分昔はこの場所にも軍の幹部がいたんだろう、今は首都のサーナタルエに本部があるので皆そちらにいるが
この町ヒューブスは昔から防衛用の街であり、そのため軍の宿舎も数多く、しかも大きな施設などが多い、大きな食堂があり食事は専門の調理師が存在し、朝昼晩と食事を提供してくれる、自分達も最初そっちに方に入る予定だったが
ソルセリーの
「嫌よ、あっちの方がいいわ」
の一言で、今住んでいる幹部専用の建物に入る事になった。
その件に関しては他の部隊からも文句も出なかった
何年も使ってない割にはキレイにされており、直ぐに住めるようになってはいたが、食事などは自分達で用意するしかない
ソルセリーはずっと食事の支度などをしてくれているが、そんなに料理が好きなのだろうか? ベルフはこの部隊に配属になってから急に食事の当番をするようになった。と言っていた。
多分、料理という趣味が見つかったのだろう
今住んでいる場所の食堂に向かう前に、執務室へと向かう
幹部専用の建物と言うだけあって、部屋には大きな棚(中身は空だが)や立派な机、軍と直接やり取りできる魔道具などが置かれていた。
隊の日報や書類、軍本部への報告はタクティアがやってくれているが、もし、急にタクティアが
「もうハヤト隊長に聞くことも無くなったので、今日で部隊を抜けます、ほなさいなら」
なんて言われて出ていかれてしまったら、急に『隊長としての仕事』をしなければならなくなる。今までタクティアに頼っていた俺は、全くその仕事が出来ない
だから自主的に、本来自分がしなければいけない仕事を、今頃少しずつ覚えていこうとしている最中だったりする
とは言っても書類に目を通すぐらいしか出来ないが
ツーッ ツーッ ツーッ
書類のチェックをしている時に丁度、本部からの連絡が入る。
魔道具からは一枚の報告書が出て来る、日本で言ったらFAXの様な物、メールではない
「んーっと、何々?‥‥召喚者殺しの件について‥‥」
・・・・
・・・・
何となく食堂の中が騒がしい気がするが、気にせず食堂の扉を開ける
「おはよう皆」
俺の声に最初に反応したのがソルセリーだった。俺の姿を確認した瞬間にメンチを切られたので、今日は機嫌が悪いのだろうと感じた。
最近はずっと機嫌が良かったので安心していたが、やっぱりあの顔ですごまれると怖い
「隊長、朝食の前に話があります」
おっと! 標的は俺のようだ
「俺も話がある、ソルセリーだけでなく皆にだけど」
本部から送られてきた報告書をタクティアの前に広げる、これで話を逸らせる
「あっ、本部からの連絡ですか?」
「さっき来たばっかりなんだ。『召喚者殺し』の存在が確定したらしい」
「‥‥やっぱりありましたか」
ヨルド要塞攻略で、俺が敵兵から聞いた『召喚者殺し』
ハルツール軍の召喚者の中で、召喚獣が敵の攻撃を受けて消滅した際、再度召喚が出来なくなってしまったという事例が何件かあったらしい
俺の証言と、そして俺が作った穂先が黄色になる槍、それを実際召喚獣を呼び出せなくなった召喚者に見せ、当時の状況を詳しく聞いたところ、呼び出せなくなった召喚者の何名かは
「そう言った武器をもっていた敵兵がいたかもしれない」
と証言した召喚者達がいた。
ただ、記憶が曖昧な所から確証は持てず、軍からは黄色く光る武器に対し注意喚起を促されていた。
しかし、先日マシェルモビア軍と戦闘した召喚者が、黄色く光る武器に召喚獣が貫かれ消滅し、再度呼び出せなくなったため、軍は召喚獣を殺す槍が実在するとし、今回の判断になった。
「これが実在するとなると、召喚者は前線に出ずらくなるな‥‥」
「ええ、復活させる方法も見つかって無いようですし、かなり戦術的にはわが軍は不利になるかと」
召喚者の俺としては大問題だ。ずっと一緒に戦って来た召喚獣がいなくなったら泣いてしまうだろう、特にデュラ子がいなくなってしまったら血の涙を流すかもしれない、今度また抱きついて寝ようとしているのに
そうだ、とソルセリーが怒っているのを思い出し、ソルセリーの顔を見ると、皆と同じで深刻そうな顔をしていた。どうやら怒りは収まったらしい。何に対して怒っていたのかは知らないが、よかったよかった。
◇◆◇
朝食を終え、さて今日もライカに稽古をつけてもらおうか? それとも最近ハマっているお天気魔法の練習をしようかと考えていた。
お天気魔法とは、自分の上に雪を降らせたり、大気中の魔力を利用して空に雲を作ったり、魔力が届く距離の限界まで弱いながらも風を起こしたりと練習をしていた。
「赤壁の戦い‥‥」
近くでそれを見ていたタクティアは何か感動していたけど
剣技と魔法、どちらを‥‥と考えていた時
「おいハヤト今大丈夫か?」
「ああ、大丈夫だよ、何か用?」
俺に声を掛けてきたのは、俺達と一緒に行動を共にする事の多いジャック、ジャック小隊の隊長をしている
一緒に行動することが多いため、他の部隊の隊長の中では一番仲が良い、ジャックの部隊にはライカと面識のある隊員がいて、そちらも結構話とかをしているようだ。
そのジャックが俺に何か用事が有るみたいだが‥‥‥
「俺達今度な、間引きの為に緩衝地帯に入るんだけど、お前俺の部隊に入ってみる気はない?」
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