異世界陸軍活動記

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5年間の記憶

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 俺は必死に走り、自分とマイナが住処としている天使の隠れ家へと急いだ。
 体から急に大量の魔力を失った事から、それはマイナの元に置いてきたラグナが消失したという事が分かった。
 本来天使の隠れ家には魔物が入り込むことが出来ない、何故かその周辺には寄り付かない、だから安心だと思っていた

 それまで音を出さないように深部を進んでいた俺だったが、今はそんな事を考える余裕も無い。地面に足を付けて走る、『風』魔法で追い風を作り、地中からもしくは地表から現れる魔物には確認もせず魔法を叩き込む、その音で寄って来た魔物に更に魔法を放つ。
 俺の走り去る後ろには魔物の死骸が次々と横たわり、その音と死んだ魔物の死体を求め他の魔物が群がった


 マイナ、無事でいてくれ!

 ・・・

 ・・

 
「マイナァァァ!」
 俺が天使の隠れ家に着いた時はもう既に日が暮れようとしていた。そして家の周りには戦ったような跡があった。畑の作物も荒らされているし、血の跡もある

 その血のは引きずるような跡と一緒に家の中へと続いていた。そのまま家のドアと勢いよく開け中に入ると━━
「マイナ!」
 全身傷だらけで血を流しているマイナがいた

「お、お帰り‥‥ハヤト、お肉は取ってこれたかい?」

「お前その体はどうした!」
 急いでマイナに近寄ると少し違和感を覚える、こんなにも小さかったかと‥‥。
 ただそれは違ったマイナには両足がついてはいなかった。そしてあんなに大きかったお腹は小さくなっていた。それどころか━━

「ははは‥‥ヴァンギエル族が来てね、こうなっちゃったよ。それにしても回復薬ってあんまり効かないんだね、でも‥‥ハヤトが戻って来てくれるまでは何とか持ったよ」

 マイナの周囲には、もしもの時を考え俺が残していた回復薬の瓶が散乱していた

「待ってろ! 今直してやる」
 『収納』に入れてある手持ちの回復薬を全てマイナに使う、そして指のささくれさえ治せない『癒し』魔法を発動させた

「最後に‥‥ハヤトに会えて、良かった‥‥」

「バカな事は言うな! こんなの直ぐに治るだろう!」

 マイナが昔ネクターに貰ったというペンダント、あれさえあればどんな致命傷を負ってもたちどころに回復してしまう、だからペンダントさえあれば━━!

「‥‥!! ペンダントはどうした?」
 だがマイナの首にはそれが無かった

「取られちゃった‥‥あはは‥‥」

「は?」
 マイナの傷口を確認するとわずかだが回復した形跡はあったが完全ではない、ペンダントの力は少しは発揮したのだろう、回復薬も聞き目があったのだろう、だが出血が止まらなかった

「ハヤト、僕はもう駄目かもしれない」

「ば、馬鹿な事言うな! 大丈夫これくらいならすぐに元に戻る。今すぐマシェルモビアのトルリの所に行って治してもらうんだ」

「どうやってあそこまで行くんだい?」

「俺がおぶって行くよ、ちょっと本気出せばすぐに着く」

「大丈夫‥‥大丈夫だよハヤト、もういいんだ。最後にハヤトに会えて僕は幸せだよ、痛いのを堪えて待っていた甲斐があった」
 マイナの震える手が伸び、俺の左手を掴んだ。それを思いっきり握り返す

「な、何を。待て待て、まだ早い、諦めるのは早い! 俺が来るまで我慢していたんだろ!? だったらもう少し位我慢できるはずだ!」

「ここまで我慢したのに‥‥ハヤトは酷い事を言う。でも‥‥ありがとう約束を守ってくれて」

「約束? 何だ約束って」

「長生きして、僕の最後を看取ってくれるって‥‥言ったでしょ」
 俺の手を握る手から力が抜けてゆく

「俺はそんな約束はしてない! 無効だ! だからそんな事言うな!」
 抜け行く力に、効果の無い俺の回復魔法に更に魔力を込める、だがその魔力は途中で抜けるように空回りし、回復魔法の力は全く変わらない。
 だが分かっていても更に魔力を注いだ

 マイナの手から完全に力が抜け、それを俺は床に落とさぬよう強く握りしめる。落としてなるものかと持ち上げる。
 そしてマイナの焦点が合わなくなり
「ごめんねハヤト‥‥僕は約束を守れなくて‥‥子供を‥‥産んであげられなくて」

「っ! そ、そんな事! 俺はマイナがいてくれさえすればそれでいいんだ! だから!━━」

 既に焦点が合っていないマイナの目から、大粒の涙が流れ落ちる
「お願‥‥い、ハヤト‥‥僕達の子供を‥‥取り返して‥‥き‥‥」

 ゆっくりと目が閉じられ
 
 そしてマイナの呼吸が止まった

「マイナァァァァ! 嘘だ嘘だろ! 目を開けてくれ! マイナ!」

 回復魔法に更に魔力を流すが、その魔法は形にならず淡く光るだけだった

「なんで効果が無いんだよ! この欠陥魔法がぁ!」
 魔法に対する怒りかそれとも自分に対する怒りのせいか、『癒し』魔法に使っていた魔力が他の魔法に流れ室内の椅子や机が弾き飛んだ

「なあ‥‥冗談だと言ってくれ、嘘だって言ってくれ‥‥本当は生きているって言ってよ! ねえ!」

 今まで喋っていたマイナの口からは返事はない、微かに動いていた体ももう動かない

「お願いだよ、頼むよ、何でもするから‥‥」
 俺の頬を伝った温かい涙が、マイナの冷たくなった頬に落ちてゆく

 

 マイナを抱きしめている俺の前に黄色の魔法陣が現れ、そこからゆっくりと鷹の姿をした召喚獣ポッポが現れた。
 ポッポはただじっと俺を見つめ、その命令を待っている





「‥‥‥‥何としてでも探し出せ」
 その命令と共にポッポは室内から飛び出して行った



 ・・・・・

 ・・・


 6日、もしかしたら7日かもしれない、何度か外が明るくなったのを覚えている。
 俺は既に硬直してしまったマイナを抱きしめたまま、その場から動けずにいた。もう何も考えられない、考える事も動く事も全てにおいてままならない、ただぼーっとマイナの顔を見ていた。
 『このまま俺も死んでしまおうか?』
 そんな考えが何度も湧いてくる、もしその場から動かなかったら俺もマイナの後を追って死んでいただろう

 だが、『奴らを見つけた』というポッポの思考が飛んできた。
 ポッポの見ている景色を自分の目に写すと、こことは違う『天使の隠れ家』の中に、俺が知っているヴァンギエル族よりも更に一回り頭の大きな者達がその場に住んでいた

 ああ‥‥
 ああ‥‥こいつらが
 こいつらが‥‥マイナを
 俺のマイナを‥‥

 枯れ果てたと思っていた涙がまた流れてくる

 マイナを‥‥
 俺から奪ったこいつらを
 全員‥‥
 ぜン‥‥ブ━━

 流れた涙は徐々に淀んで行き、その色を黒く染める。
 流れた黒い涙は、白くなってしまったマイナの頬を黒く染めた

 ━━コロシテヤル

 

 
 ◆◇


 その日、ヴァンギエル族の集落に現れた襲撃者。
 全身赤黒い鎧を身に着けたその異様な姿をした者は、右手に槍を持ち立ち向かおうとするヴァンギエル族の男や、戦える者達、無抵抗な者も次々とその槍で突き刺してゆく。
 そして槍により貫かれた者達は、赤黒い鎧から溢れ出る黒い塊によって体の一部すら残すことなく飲み込まれていった

 『恐怖』

 普通の者達だったならば心にその感情が芽生え、その場から逃げ出すだろう。だがヴァンギエル族の者達は

 『歓喜』

 に似た表情で鎧の者に向かっていった。討ち取るのは自分だ、物にするのは自分だと我先に向かって行く。
 だがその全てが討ち取られ、なすすべなく黒い塊に飲まれてゆく。
 最後に残った者は、マイナと呼ばれるヒュケイを見つけ根源を手に入れた青年だった。首からはその根源をぶら下げ、今ではヴァンギエル族の英雄として皆からの尊敬を集めていた。
 彼はこの後、長として一族を率い自分の想い道りの生活を手に入れるはずであった。だが突如として現れた鎧の者のせいでその計画は破綻した。
 しかし、ヴァンギエルの青年の顔には狂気に似た笑いを張り付けていた

 俺はもっと強くなれる、もっと強くなってこの一族を導いて見せる!

 強き者の体を取り込むことで、自身も強くなれると思っているヴァンギエル族の本能が鎧の者に立ち向かい‥‥

 立ち向かわせられ‥‥

 ひとつになれ

 ひとつになろうと

 ‥‥彼らの業が、既に恐怖を覚えてしまった彼らの意思に反し

 
 その業はグラースオルグへと向かわせる


「うわあああああ!」
 貧弱な体には扱えないだろう刀を両手で持ち、鎧の者に攻撃しようと振り上げ━━そのまま両手ごと宙に飛んだ。
「痛でぇぇぇぇ!」
 初めて受ける痛みに絶叫するが、その瞬間、根源が光り切断された腕の付け根からまた両腕が再生する。
 だが再生した瞬間またその両手を切り落とされる
「あ゛あ゛ぁぁぁぁ!!」
 そしてまた胸元の根源が光り切られた両腕が再生、そして、また鎧の者が持つ槍により切断される
「嫌あぁぁ! 止め、止めてぇぇ!」

 ヴァンギエルの英雄は何度もその両腕を切断され、辺りはその男の腕が所狭しと散乱した。永遠と切断される痛みと、自分の腕だった物が散乱するのが嫌でも目に入り、いつまでこれが続くのかと気が狂いそうになるが、当然その攻撃は止まる。
 そして
「カエシテモラウ」
 ヴァンギエルの青年がぶら下げていた根源が、鎧の者によって引きちぎられる

 自らの、そして一族の繁栄が掛かっているその根源を取られ

 返せ!

 と叫ぼうとしたが、その前に青年は黒い塊に飲み込まれていった‥‥

 鎧の者の体から出た黒い塊を最後にして、その黒い鎧は剥がれていく。鎧の下には黒髪に黒目の男で、人の姿があった

 
 男は広場に掲げられた骨に注視した。それは人の足の骨であり、つい先日仮に出た男達が持って来たヒュケイの足の骨だった。
 ヴァンギエル族は骨を武器や道具に使っているが、ヒュケイの足の骨の場合それを一族の繁栄が続くようにと祀られる。
 そうして祀られている骨に向かった男は、その骨を手で大切そうに一つずつ回収していった。全ての骨を回収すると男は集落から立ち去ろうとする、だがそこでもう一つの骨を見つける。
 それは小さな頭蓋骨であり、その大きさは赤ん坊程だと思う

 ガサガサ‥‥

 不意に音がし、男はその音のした方に振り返ると突如突風が吹き荒れる、大きな布がバサバサ音を立て吹き飛ばされ、その後には小さな子供と女そして老人が隠れていた。
 男の手に力が入るが、何かに耐えている様子。
 そして深く呼吸をすると、男は身を翻し拾った小さな頭蓋骨を持ちその場を立ち去ろうとする

 その時

「美味しかったー」

 まだ年端も行かぬ子どもが、男の持つ頭蓋骨を差し無邪気に笑いながらそう言った。子供の側に居た大人の女が真っ青な顔でその子供の口を抑える。
 集落の男たちを殺しまわった襲撃者に恐れて咄嗟に隠れたが、自分達はこの後男達と同じ扱いを受けるのだろうか? と隠れていた者達は恐怖を覚えたが

 集落を襲撃し、集落の男たちを次々と殺した男は「美味しかった」と言った子供と手に持つ頭蓋骨を交互に見ると

 ニコッと笑った。それにつられるように子供のニコッと笑う。
 すると襲撃者は背を向けその場から立ち去った。自分達は助かった、皆そう感じた


 だが

 襲撃者は急に振り返り、隠れていた者達に向かい右手を開くと、そのままグッと握り締める

 すると頭の上から何か落ちて来たような感覚を一瞬覚え、直後には皆その場で人生に終わりを迎えていた。
 隠れていた者達のいた場所には大きな岩があり、皆その下敷きになっていた。
 襲撃者はその足元から黒い影の様なものを出し、岩の下敷きとなった残りのヴァンギエル族の肉片を吸収した後、その場を離れていった
 

 

 
 ◆◇

「マイナ‥‥取り返して来たよ」
 マイナの体の横に小さな頭蓋骨を置く

「マイナはちゃんと約束を守ったよ、俺に子供を見せてくれた。‥‥親よりも先に死んじゃうとか、ちょっと親不孝な子供だったけど、多分俺に似たのかな? 間違いなく俺に似たよ。
 だからマイナはちゃんと約束を守った。ペンダントも取り返して来たし、もう元通りだよ。俺がいてマイナがいて子供がいて━━」

 取り返して来たペンダントをマイナの胸の上に置いた

「ペンダントもちゃんとある‥‥だから‥‥だから‥‥もう、もう元通りに‥‥は‥‥」


 もう元通りにはならない
 幸せだった日々は戻っては来ない


 ・・・・・

 ・・・・


 パチパチと木のはじける音と、生き物が焼ける匂いが辺りに漂う、その様を何も考えず見ていた。たまに薪を入れ火を調節する。
 マイナ骨を取り出す為にその体を焼いていた。黒い煙が空に昇って行くが、あの煙の中にマイナの魂があるのだろうか? 人の魂は死んで大体1年程で魔力に変換される、死を受け入れた人なら死んで直ぐ魔力になる。
 もう魔力になってしまっただろうか? それとも子供が来るまで待っていてくれただろうか? 出来れば俺が連れてくるまでは待っていて欲しいと思う。
 子供の魂が迷わないように一緒に居て欲しいと思う、子供を一人っきりにはして欲しくない、だって可哀そうだろ? 子供の側にはやっぱり母親がいなくちゃ‥‥でもマイナなら大丈夫だろう、一緒に連れて行ってくれるはず。
 でも‥‥それだと俺が一人ぼっちになってしまう。
 俺は一人になってしまった。戻る場所も帰る場所も、もうここにはない





 人の体というのは中々燃えるものではなく、ほぼ丸一日掛かってしまった。そこから骨を拾い集め、穴を掘りマイナの骨と子供の頭蓋骨を一緒に埋め墓を作った。
 穴に埋めただけの簡単な墓

「墓標‥‥がいるな」
 ここ辺りは小石はあるが大きな石などは無い

「うーん‥‥‥‥ああ‥‥そうだ、アレがあるか」
 『収納』から一本の大剣を取り出す、それはマシェルモビアとの戦いで剣先が真ん中で折れてしまった物だった。
 それを墓に突き刺しコレを墓標とする事にする

「うん、左右対称の剣だし見栄え的に中々いいかもしれない」
 今まで使っていた大剣を墓標とし、その柄にマイナのペンダントを掛けた

「なんだか伝説の剣士の墓みたいだな、実際眠ってるのは世界一可愛い俺の嫁だけども」
 
 ずっとペンダントが掛けられた墓をみていたら、また目から涙が溢れて来た。もう枯れたと思っていたのに‥‥

 
 その日から半年間何もせず、ただ俺は生きていた。朝起きてマイナの眠る墓の前でぼーっとし、夜になったら眠るという日々。
 何のために自分は生きているのだろう? 考えても考えても結果が出ない無駄な事を一日中考え、そして墓を見ては涙を流す。
 それが半年間ずっと続き、ふと‥‥


「帰るか‥‥」
 唐突に思い浮かべる。そう、俺にはまだ帰る場所がある
「ラグナ、ハルツールに帰るぞ支度をしてくれ」

「はい、直ちに」
 ラグナが家の中の物を回収し、畑の作物も収穫出来るのは収穫していく

 帰るとなると‥‥
「身だしなみだな」
 マイナと出会ってからは一度も髪を切ってないし、最後にマシェルモビアに出向いてから髭も剃ってない。いきなり帰って『誰?』とか言われたらあれだし‥‥

 久方ぶりに鏡を見ると
 『誰!?』と言いたくなるような顔が映っていた

「誰だよ俺」
 自分でそうツッコミを入れてみる。自分のイメージとしてはカナル隊のタウロンの様なロン毛に、明治時代の政治家の様な髭が生えていると想像していたが、結果、見た目浮浪者だった。
 ぼっさぼさの中途半端に伸びた髪の毛と原始時代かな? と思わせる髭、そしてずっと泣いていたせいか目の下がガサガサに荒れていた

「自称イケメンが台無しだよ」

 ラグナは家の片づけにに入っていたが
「ごめんラグナ、髪切ってくれる?」


 ・・・
 
 ・・

 ラグナに髪切って髭を剃ってもらいサッパリした状態になる
「うーん、何だか顔が軽くなった気がする、あとちょっと動いただけで風を感じる。スース―しちゃう」

 奇麗になった所でマイナの墓からペンダントを回収すし
「悪いね、これは俺に預けさせてくれ。墓の手入れにも帰って来るからさ、お前の形見はどうしても手元に置いておきたいんだよ」

 ペンダントを首にかけ、さっぱりした顔を鏡で見ると涙のせいで荒れていた肌もきれいに元に戻っていた。
 ペンダントを回収した墓標の大剣を布で拭き奇麗にしていると

「旦那様こちらは準備が終わりました」
 ラグナが片付けが終わったと報告して来る

「そっか、じゃ! 帰りますか!」

「はい」

「ラグナ魔法陣の中に入っててね」

 頭を下げたラグナは魔法陣の中へと戻って行く

「また来るから‥‥」
 
 マイナと、そして生まれてくることの出来なかった子供が眠る墓、その墓に向かいそう言って『天使の隠れ家』を後にした


 それがウエタケ・ハヤト、あの戦いの後
 その5年間の記憶
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