剣聖じゃありません!!

かんたろう

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レモン町2

公園

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レストランを出て、ユイと再開した公園にもどる。
ユイと公園の奥のほうの屋根付きのベンチに座る。
「ユイ、ちょっと抱いていい?」
「え、いいよ……キスはダメね、食べたばっかだから。」
「俺は気にしないけどな。」
「私はするの!」
「わかった、じゃあ、膝の上に座ってくれない?」
「人きたらすぐ止めてよ?」
「うん。」
ユイが膝の上に座ると、しっぽがまた動き始めたのでくすぐったい。
ユイのお腹に手を回して軽く抱く。そして、匂いを嗅ぐ。
「あー。あったかい………いい匂い……」
「良かった。」
ユイのお腹に回した手でそのままさする。
「落ち着く?」
「うん……」
狼人系の子たちはお腹をさすられると落ち着くらしい。
「ユイは、1ヶ月病院で働いたらどうするの?」
「え?」
「そのまま働くの?」
「うーん…考えてないけど……」
「一緒に住むのはどう?」
「えええっ!?」
ユイのしっぽの毛が逆立つ。
「おっと!」
「えっと…一緒って……つまり…」
「うん、そういうこと。」
「ふぁぁっ!」
ユイが突然立ち上がる。
「あ、ごめん……」
そして走り去ってしまう。
「あれ……」


その後………


「(どうしよ!どうしよ!うぁぁあ!あれってプロ、プロポ………)」
「(あ、でもでも……同棲するだけかも……え、同棲…!?うぁぁ!)」
ユイは病院のナース控室の椅子で真っ赤になっていた。
「あれ?ユイっちどうしたの?シフトまだだよ?」
同級生のフイが入ってくる。
「うぁ!」
「ねえ、真っ赤だけど、何かあったの?」
「私見ちゃってたよー。」
先輩のミーンが入ってくる。
「ええ!うそ!」
「ほんとよー。公園で誰かの膝のう……」
「わぁーーー!わぁーー!」
慌てて立ち上がる。
「え、ユイっちの彼氏ここにいるの?」
「う、うん…みたい。」
「抱っこされてたもんねー」
「せ、せんぱぁい!」
「えー良いな!合わせてよ!」
「ちょっと!フイまで!」
「で、何かあったんでしょー?教えてよー」
「じ、実は…………カクカクシカジカ」

「ええ!彼氏やるじゃん!」
「でも、それってプロポーズじゃないでしょー」
「あ、はい……どうなんでしょう?」
「ま、今までの話聞いてるととりあえず同棲って感じでしょー。」
「プロポーズは別てことだな!」
「うん。」
「んで、ユイちゃんは、返事したのー?」
「あ!」
「やれやれ、頑張ってねー!私まだシフトだったー」
「ええ……。あ、ユイっち……頑張ってよ!」
「うん。今度の休みの時に呼ばれてるんだ…」
「あ、船に?」
「うん。」
「ほんといーなぁ。明後日か…彼氏私も欲しー!」
「え?!あ、うん、お互い頑張ろ!」
「あ、もう彼氏としたの?」
「え?」
「あの、アレだよ。」
「ま、まだだよ!」
「まだってことは、する予定があるってことかー」
「あ!」
ユイが顔を再び真っ赤にする。
「分かりやすいなー。しっぽも。」
ユイのしっぽは大きく振られていた。
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