常闇の中燃ゆる暁光

琴里 美海

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第壱拾弐話

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 朝日で目を覚まして、伸びをしてから、おいらは目を軽く擦った。何だかんだ結構な時間昨日は飛んでたから、相当深く眠ってたらしい。体の疲労は思っていたよりも残っていなかった。
 さて、出掛ける前に少し昨日の情報の整理だ。
 昨日飛んだだけじゃ暁光の事は見付けられなかった。それどころかあの人の足取りも結構あやふやだ。だけどこっちの方に来たんだって事は何となく分かった。一度戻って雀に伝えるべきか。いや、もしかしたらこっちは偽装の為の物かもしれないから、まだあっちはあっちで探しててもらおう。

(今日はどのくらい飛ぶか。)

 多分雀は特に何も考えずに適当に飛んで、疲れたら休憩してって感じなんだろうな。それじゃ効率悪いって。
 特定の時間飛んだから今度は特定の時間地上で情報収集、それでそんなに疲れてなくても少し休憩。これなら時間配分されてて分かりやすいのに。

(まぁ雀考えるの苦手そうだし。)

 おいらはおいらで仕事をするとしようかな。暁光の奴、帰って来たら仕事代ふんだくってやる。

「………………………はぁ………」

 あの人は鳳凰だから大丈夫って思ってるけど、何だかんだおいらだって暁光の事心配なんじゃん。いや、だけど心配だってするよ。おいらも雀も姐御も何だかんだ暁光に助けてもらってるから。

「さてと……………」

 おいらは立ち上がって空を見た。日はまだ昇ったばかりで少し低いけど、このくらいの方が長く活動出来る。

「行くか。」

 鳥の姿になっておいらは空へ向かって飛んだ。
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