長く短い1週間

レイティア

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病室で

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医者が去ってからすぐ、ベッドに寝かされている生心が出てきた

ドラマなんかで見るようなマスクをはめ、色んな管に繋がれ目を閉じた生心

成功したと言われても、目を閉じた生心に不安がよぎる

ご両親が生心に微笑みかけ、頬を撫でる

これから病室に戻る生心を追うご両親の後につづく

病室でベッドに寝かされた生心は、意外なほど穏やかな顔だった

「生心、本当は手術にあまり乗り気ではなかったんです」

唐突に生心の側に座った奥さんがそう言った

「生心は…生まれつきで、お金のことを心配して、手術を受けようとしてくれなかったんです」

そうだったのか…

涙が流れ始めた奥さんの肩に旦那さんが手を乗せ、言葉を引き継いだ

「この子は賢い子でしてね、小さい頃から治療費のことを気にしてくれてて…とても聞き分けのいい子でもありました
ですが、あの日、花見のあった日の夜でした
生心が、手術を受けたいって言い出しましてね
私達はそれはそれは喜んだものです」

あの日…生心と出会った日に…

「伊川さん、貴方に会えて、この子は手術を受ける決心をしたそうです
ありがとうございます」
「ありがとうございます」

ご両親は涙を流しながらお礼を言った

「いえ、俺は何も…」

本当に何もしていないのに、でも…

生心、お前の心を押せたのかな
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