7 / 35
第7話 職場の女帝
しおりを挟む
瑞沢奏。
それが透の前で、なおも衰えぬ激情で目つきを厳しくしている女性の名だった。
「君がお父上の隠し子の面倒を見ることになった。勤務時間などに関して、申し出があれば可能な限り対処してあげてほしいだそうだ。私の母も大概だが、君はその上をいっているな。一周回って尊敬するよ」
「尊敬の念を感じないんですが」
「皮肉だよ。まったく君は恐ろしいな。勤務前から私をこんなにイラつかせるとはね」
奏のこめかみに青筋が浮かぶ。
仕事でミスをしても、ここまで機嫌を悪くしたりはしない。透も初めて遭遇する反応だ。
「君も知っているだろうが、私の母は離婚経験者だ。従って私はシングルマザーの家庭環境を良く知っている。最初に直面するのは金銭的な問題。それをクリアするために働けば、今度は子供の寂しさという問題が待っている。親の立場からすれば働かざるをえないが、小さな子供に心情を理解するのは不可能だ」
「でしょうね。正直に言えば、俺もとんでもない厄介事を抱え込んだと頭を悩ませてます」
「改めて理解できないな。では何故、君は訪ねて来た少女を追い出さない。傍目には厳しく見えるかもしれないが、その子たちの将来を考えれば君が男手一つで育てるよりもずっと健やかな成長が期待できる」
「身体的には、ですね」
どういう意味だと奏が目を細める。
「言葉通りです。肉体的には問題なく成長できても、引き取り先で虐めなどがあれば精神的に歪んでしまう。何より彼女らは姉妹で生きていくことを望んでいます」
「被害者には酷な物言いかもしれないが、虐めという問題はどこであってもついてまわる。自らの力で難局を打破する術を覚えるのも人生勉強だ」
「中にはそれができない人間もいるんです。彼女らがそうとは言えませんが、少なくとも俺はそちらの類に入りますかね」
「話にならないな」
吐き捨てるように言ったあと、ようやく奏は透のネクタイから手を離した。
「……君はパート社員だ。時間の融通はある程度きかせよう。ただしパートとはいえ長時間の契約者だ。生じる責任については理解してもらいたい」
開店も間近に迫り、売り場の確認と準備を行う奏が離れると、入れ替わりでひょろ長い男性がやってきた。
「お疲れ様っス。透さん、何やらかしたんスか」
馴れ馴れしさ全開の男がニヤケる。
「何もしてねえよ。それより、配置につけよ。お客様のお出迎えの時間だぞ」
「もうちょっとあるっスよ。それに朝から来店する客の目的なんて、食品売り場のセールに決まってるっス」
実際にその通りで、全国展開している大手のチェーン店とはいえ、都会と違って田舎はそう混まない。
開店した当初は違ったらしいが、十年以上も営業を続けていると物珍しさも失せて客数は落ちる。
とりわけ郊外に広大な敷地を活用した競合店がある場合は尚更だ。
食品売り場だけはいまだに盛況だが、ポツポツと撤退の話も出てきているみたいだった。
「秘密にしないで教えてくださいよ。あの女帝と顔を近づけて、何をしてたっスか。ムフフな感じっスか」
にししと笑う男に、透は売り場へ来た直後に奏から言われた台詞を送ることになる。
「お前は阿呆か。二十一歳にもなって、中学生みたいなことを言ってんじゃねえよ」
「甘いっスね。男はいつまでも少年の心を忘れない方がモテるんスよ」
「それはよかったな。だがせっかく女が寄ってきてもお前や俺みたいに、アルバイトやパートだと逃げてくぞ」
「またまたっスね。逆にバイトだからこそ、母性本能をくすぐるんスよ」
会話が成立しているかどうか怪しいが、この男とはいつもこうなので透はさほど気にしない。
話ながらも売り場内で商品の欠品がないか見回り、通路に面した商品棚の間に立ち、一つ隔てた隣には会話中の男が陣取る。
開店直後はこうして通りかかるお客様に「いらっしゃいませ」と声をかけるのが決まりになっていた。
家電売り場の奥に食品売り場があるので、意外に開店直後から透が立つ前を歩いていく客もちらほらといる。
しかしながら店舗の入口は二つあり、もう一つは食品コーナーに直結しているので、そちらを利用する客が大半だった。
「バリバリ仕事をしているキャリアウーマンほど、バイトで汗を流すか弱き少年を保護したくなるもんなんスよ。透さんにはわからないかもしれないっスけどね」
「生憎と私にもわからないぞ、戸松修治。私は君を一切保護したくはならないからな」
透の正面、医療品や化粧品を売ってるコーナーに背を向ける形で立つ奏が言った。
「フルネームで呼ぶのは勘弁っス。それに奏さんはほら、女帝っスから」
「……君も私に奇妙な呼称をつけるのはやめてもらえるか。大体何だ、その女帝というのは」
「言葉通りの意味っス。男子社員の間で有名っスよ。男を寄せ付けない孤高の女帝。触れる者は皆殺しって。実は同性愛者なんスか?」
「君はよくもまあ、失礼な言葉を躊躇いなくそこまで並べられるな。感心するよ」
「どもっス。これが俺の取り柄なんス」
親指を立てる男に、疲れ切った様子で奏は軽く額を押さえる。
もう付き合っていられないと言いたげだったが、修治は尚も執拗に下劣な質問を浴びせた。
「実は処女じゃないかって噂もあるんスけど、事実っスか?」
「答える理由も義務もないな。ところで、噂を流しているのが誰か教えてくれないか? 本日の我が社のセクハラ相談室は大忙しになりそうだ」
「げっ! と、透さん、助けてくださいっス」
「こっちを見るな。俺が仲間だと思われるだろ。自業自得なんだから、土下座でもしてお前が自分でなんとかしろ」
「主任代行は薄情っス。わかったっス。主任の女帝を相手に責任を取ってみせるっス」
いつになく真剣な顔をしたと思った直後、修治は胸を張って奏に宣言をした。
「俺は童貞っス。これでおあいこっスね」
「何がだ!」
声を荒げる奏を、慌てて透が宥める。
すでにスピーカーからは開店を告げる音楽とアナウンスが流れていた。
■
昼休憩を経て、夕方に近くなったくらいの時間だった。
忙しなく売り場を動き回る透の前に、二人の少女が顔を出した。里奈と奈流である。
二人には勤務先を教えておらず、何かあったら携帯電話に連絡しろと伝えていた。
驚いた透が事情を聞く前に、種明かしがされる。
「今日も頑張っているわね」
「綾乃さんですか」
姉妹を追うように歩いてきたのは綾乃だった。
昨夜のカジュアルな服装とは違ったブラウンのスーツ姿で、下半身はスリットの入ったタイトスカートに包まれている。
どうしてここへと尋ねる透に、綾乃が心外だと腰に両手を当ててため息をつく。
「一緒に生活するのであれば、彼女たちの下着類も必要になるでしょう。それらを買いに来たのよ。それとも透君が一緒に選んであげるの?」
「いや、それは勘弁してもらいたいです」
「でしょう? だから自宅を訪ねて、透君に頼まれたからと連れ出したのよ」
にっこり笑う綾乃に、里奈がひん剥いた目を向ける。この驚きようからして、どうやら言葉巧みに騙されてしまったらしい。
怯えるように里奈が聞く。
「も、もしかして私、早速迷惑をかけてしまったんでしょうか?」
「身の回りの物が必要なのは確かだし、男の俺じゃ頼りにならないこともあるだろ。綾乃さんなら信用して大丈夫だ。気にするな。ただし、知らない人にはついていくなよ」
「うんうん。透君も一日でずいぶんとお兄さんっぽくなったわね」
「冷やかすのはやめてください」
立ち話をしていると、同じ売り場で勤務中の奏も綾乃に気がついた。
「買物に来たんなら彼の仕事の邪魔を――おや?」
真っ直ぐに母親へ歩み寄った奏が、足元にいる二人の少女を見つける。
「なるほど。これが立花君が引き取ったという少女か。勤務中に遊びに来て、彼に迷惑をかけたら駄目だぞ」
にこりともせずに奏が注意を与えたせいで、姉妹は揃って瞳に怯えの色を宿らせる。
威圧感たっぷりというわけではないが、好意を抱かれてないのを敏感に察したのだろう。
奈流を守るように前に出た里奈が、ごめんなさいと頭を下げる。
「いい大人が虐めたら駄目でしょ。それにここには私が連れてきたのよ。まったく何をプリプリしてるのかしら、この子は」
「プリプリって……。私はただ、売り場主任としての務めを果たしているだけです。彼には仕事がありますから」
「透君を主任補佐に抜擢しただけあって、かなりお熱ね。奏が独占欲の強い女性だったとは驚きだわ」
「違います!」
ピシャリと否定したあとで、頭痛がするとばかりに奏はこめかみを押さえた。
それが透の前で、なおも衰えぬ激情で目つきを厳しくしている女性の名だった。
「君がお父上の隠し子の面倒を見ることになった。勤務時間などに関して、申し出があれば可能な限り対処してあげてほしいだそうだ。私の母も大概だが、君はその上をいっているな。一周回って尊敬するよ」
「尊敬の念を感じないんですが」
「皮肉だよ。まったく君は恐ろしいな。勤務前から私をこんなにイラつかせるとはね」
奏のこめかみに青筋が浮かぶ。
仕事でミスをしても、ここまで機嫌を悪くしたりはしない。透も初めて遭遇する反応だ。
「君も知っているだろうが、私の母は離婚経験者だ。従って私はシングルマザーの家庭環境を良く知っている。最初に直面するのは金銭的な問題。それをクリアするために働けば、今度は子供の寂しさという問題が待っている。親の立場からすれば働かざるをえないが、小さな子供に心情を理解するのは不可能だ」
「でしょうね。正直に言えば、俺もとんでもない厄介事を抱え込んだと頭を悩ませてます」
「改めて理解できないな。では何故、君は訪ねて来た少女を追い出さない。傍目には厳しく見えるかもしれないが、その子たちの将来を考えれば君が男手一つで育てるよりもずっと健やかな成長が期待できる」
「身体的には、ですね」
どういう意味だと奏が目を細める。
「言葉通りです。肉体的には問題なく成長できても、引き取り先で虐めなどがあれば精神的に歪んでしまう。何より彼女らは姉妹で生きていくことを望んでいます」
「被害者には酷な物言いかもしれないが、虐めという問題はどこであってもついてまわる。自らの力で難局を打破する術を覚えるのも人生勉強だ」
「中にはそれができない人間もいるんです。彼女らがそうとは言えませんが、少なくとも俺はそちらの類に入りますかね」
「話にならないな」
吐き捨てるように言ったあと、ようやく奏は透のネクタイから手を離した。
「……君はパート社員だ。時間の融通はある程度きかせよう。ただしパートとはいえ長時間の契約者だ。生じる責任については理解してもらいたい」
開店も間近に迫り、売り場の確認と準備を行う奏が離れると、入れ替わりでひょろ長い男性がやってきた。
「お疲れ様っス。透さん、何やらかしたんスか」
馴れ馴れしさ全開の男がニヤケる。
「何もしてねえよ。それより、配置につけよ。お客様のお出迎えの時間だぞ」
「もうちょっとあるっスよ。それに朝から来店する客の目的なんて、食品売り場のセールに決まってるっス」
実際にその通りで、全国展開している大手のチェーン店とはいえ、都会と違って田舎はそう混まない。
開店した当初は違ったらしいが、十年以上も営業を続けていると物珍しさも失せて客数は落ちる。
とりわけ郊外に広大な敷地を活用した競合店がある場合は尚更だ。
食品売り場だけはいまだに盛況だが、ポツポツと撤退の話も出てきているみたいだった。
「秘密にしないで教えてくださいよ。あの女帝と顔を近づけて、何をしてたっスか。ムフフな感じっスか」
にししと笑う男に、透は売り場へ来た直後に奏から言われた台詞を送ることになる。
「お前は阿呆か。二十一歳にもなって、中学生みたいなことを言ってんじゃねえよ」
「甘いっスね。男はいつまでも少年の心を忘れない方がモテるんスよ」
「それはよかったな。だがせっかく女が寄ってきてもお前や俺みたいに、アルバイトやパートだと逃げてくぞ」
「またまたっスね。逆にバイトだからこそ、母性本能をくすぐるんスよ」
会話が成立しているかどうか怪しいが、この男とはいつもこうなので透はさほど気にしない。
話ながらも売り場内で商品の欠品がないか見回り、通路に面した商品棚の間に立ち、一つ隔てた隣には会話中の男が陣取る。
開店直後はこうして通りかかるお客様に「いらっしゃいませ」と声をかけるのが決まりになっていた。
家電売り場の奥に食品売り場があるので、意外に開店直後から透が立つ前を歩いていく客もちらほらといる。
しかしながら店舗の入口は二つあり、もう一つは食品コーナーに直結しているので、そちらを利用する客が大半だった。
「バリバリ仕事をしているキャリアウーマンほど、バイトで汗を流すか弱き少年を保護したくなるもんなんスよ。透さんにはわからないかもしれないっスけどね」
「生憎と私にもわからないぞ、戸松修治。私は君を一切保護したくはならないからな」
透の正面、医療品や化粧品を売ってるコーナーに背を向ける形で立つ奏が言った。
「フルネームで呼ぶのは勘弁っス。それに奏さんはほら、女帝っスから」
「……君も私に奇妙な呼称をつけるのはやめてもらえるか。大体何だ、その女帝というのは」
「言葉通りの意味っス。男子社員の間で有名っスよ。男を寄せ付けない孤高の女帝。触れる者は皆殺しって。実は同性愛者なんスか?」
「君はよくもまあ、失礼な言葉を躊躇いなくそこまで並べられるな。感心するよ」
「どもっス。これが俺の取り柄なんス」
親指を立てる男に、疲れ切った様子で奏は軽く額を押さえる。
もう付き合っていられないと言いたげだったが、修治は尚も執拗に下劣な質問を浴びせた。
「実は処女じゃないかって噂もあるんスけど、事実っスか?」
「答える理由も義務もないな。ところで、噂を流しているのが誰か教えてくれないか? 本日の我が社のセクハラ相談室は大忙しになりそうだ」
「げっ! と、透さん、助けてくださいっス」
「こっちを見るな。俺が仲間だと思われるだろ。自業自得なんだから、土下座でもしてお前が自分でなんとかしろ」
「主任代行は薄情っス。わかったっス。主任の女帝を相手に責任を取ってみせるっス」
いつになく真剣な顔をしたと思った直後、修治は胸を張って奏に宣言をした。
「俺は童貞っス。これでおあいこっスね」
「何がだ!」
声を荒げる奏を、慌てて透が宥める。
すでにスピーカーからは開店を告げる音楽とアナウンスが流れていた。
■
昼休憩を経て、夕方に近くなったくらいの時間だった。
忙しなく売り場を動き回る透の前に、二人の少女が顔を出した。里奈と奈流である。
二人には勤務先を教えておらず、何かあったら携帯電話に連絡しろと伝えていた。
驚いた透が事情を聞く前に、種明かしがされる。
「今日も頑張っているわね」
「綾乃さんですか」
姉妹を追うように歩いてきたのは綾乃だった。
昨夜のカジュアルな服装とは違ったブラウンのスーツ姿で、下半身はスリットの入ったタイトスカートに包まれている。
どうしてここへと尋ねる透に、綾乃が心外だと腰に両手を当ててため息をつく。
「一緒に生活するのであれば、彼女たちの下着類も必要になるでしょう。それらを買いに来たのよ。それとも透君が一緒に選んであげるの?」
「いや、それは勘弁してもらいたいです」
「でしょう? だから自宅を訪ねて、透君に頼まれたからと連れ出したのよ」
にっこり笑う綾乃に、里奈がひん剥いた目を向ける。この驚きようからして、どうやら言葉巧みに騙されてしまったらしい。
怯えるように里奈が聞く。
「も、もしかして私、早速迷惑をかけてしまったんでしょうか?」
「身の回りの物が必要なのは確かだし、男の俺じゃ頼りにならないこともあるだろ。綾乃さんなら信用して大丈夫だ。気にするな。ただし、知らない人にはついていくなよ」
「うんうん。透君も一日でずいぶんとお兄さんっぽくなったわね」
「冷やかすのはやめてください」
立ち話をしていると、同じ売り場で勤務中の奏も綾乃に気がついた。
「買物に来たんなら彼の仕事の邪魔を――おや?」
真っ直ぐに母親へ歩み寄った奏が、足元にいる二人の少女を見つける。
「なるほど。これが立花君が引き取ったという少女か。勤務中に遊びに来て、彼に迷惑をかけたら駄目だぞ」
にこりともせずに奏が注意を与えたせいで、姉妹は揃って瞳に怯えの色を宿らせる。
威圧感たっぷりというわけではないが、好意を抱かれてないのを敏感に察したのだろう。
奈流を守るように前に出た里奈が、ごめんなさいと頭を下げる。
「いい大人が虐めたら駄目でしょ。それにここには私が連れてきたのよ。まったく何をプリプリしてるのかしら、この子は」
「プリプリって……。私はただ、売り場主任としての務めを果たしているだけです。彼には仕事がありますから」
「透君を主任補佐に抜擢しただけあって、かなりお熱ね。奏が独占欲の強い女性だったとは驚きだわ」
「違います!」
ピシャリと否定したあとで、頭痛がするとばかりに奏はこめかみを押さえた。
0
あなたにおすすめの小説
『異世界庭付き一戸建て』を相続した仲良し兄妹は今までの不幸にサヨナラしてスローライフを満喫できる、はず?
釈 余白(しやく)
ファンタジー
毒親の父が不慮の事故で死亡したことで最後の肉親を失い、残された高校生の小村雷人(こむら らいと)と小学生の真琴(まこと)の兄妹が聞かされたのは、父が家を担保に金を借りていたという絶望の事実だった。慣れ親しんだ自宅から早々の退去が必要となった二人は家の中で金目の物を探す。
その結果見つかったのは、僅かな現金に空の預金通帳といくつかの宝飾品、そして家の権利書と見知らぬ文字で書かれた書類くらいだった。謎の書類には祖父のサインが記されていたが内容は読めず、頼みの綱は挟まれていた弁護士の名刺だけだ。
最後の希望とも言える名刺の電話番号へ連絡した二人は、やってきた弁護士から契約書の内容を聞かされ唖然とする。それは祖父が遺産として残した『異世界トラス』にある土地と建物を孫へ渡すというものだった。もちろん現地へ行かなければ遺産は受け取れないが。兄妹には他に頼れるものがなく、思い切って異世界へと赴き新生活をスタートさせるのだった。
連載時、HOT 1位ありがとうございました!
その他、多数投稿しています。
こちらもよろしくお願いします!
https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/398438394
【完結】兄の事を皆が期待していたので僕は離れます
まりぃべる
ファンタジー
一つ年上の兄は、国の為にと言われて意気揚々と村を離れた。お伽話にある、奇跡の聖人だと幼き頃より誰からも言われていた為、それは必然だと。
貧しい村で育った弟は、小さな頃より家の事を兄の分までせねばならず、兄は素晴らしい人物で対して自分は凡人であると思い込まされ、自分は必要ないのだからと弟は村を離れる事にした。
そんな弟が、自分を必要としてくれる人に会い、幸せを掴むお話。
☆まりぃべるの世界観です。緩い設定で、現実世界とは違う部分も多々ありますがそこをあえて楽しんでいただけると幸いです。
☆現実世界にも同じような名前、地名、言葉などがありますが、関係ありません。
男子高校生だった俺は異世界で幼児になり 訳あり筋肉ムキムキ集団に保護されました。
カヨワイさつき
ファンタジー
高校3年生の神野千明(かみの ちあき)。
今年のメインイベントは受験、
あとはたのしみにしている北海道への修学旅行。
だがそんな彼は飛行機が苦手だった。
電車バスはもちろん、ひどい乗り物酔いをするのだった。今回も飛行機で乗り物酔いをおこしトイレにこもっていたら、いつのまにか気を失った?そして、ちがう場所にいた?!
あれ?身の危険?!でも、夢の中だよな?
急死に一生?と思ったら、筋肉ムキムキのワイルドなイケメンに拾われたチアキ。
さらに、何かがおかしいと思ったら3歳児になっていた?!
変なレアスキルや神具、
八百万(やおよろず)の神の加護。
レアチート盛りだくさん?!
半ばあたりシリアス
後半ざまぁ。
訳あり幼児と訳あり集団たちとの物語。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
北海道、アイヌ語、かっこ良さげな名前
お腹がすいた時に食べたい食べ物など
思いついた名前とかをもじり、
なんとか、名前決めてます。
***
お名前使用してもいいよ💕っていう
心優しい方、教えて下さい🥺
悪役には使わないようにします、たぶん。
ちょっとオネェだったり、
アレ…だったりする程度です😁
すでに、使用オッケーしてくださった心優しい
皆様ありがとうございます😘
読んでくださる方や応援してくださる全てに
めっちゃ感謝を込めて💕
ありがとうございます💞
無能扱いされ、パーティーを追放されたおっさん、実はチートスキル持ちでした。戻ってきてくれ、と言ってももう遅い。田舎でゆったりスローライフ。
さら
ファンタジー
かつて勇者パーティーに所属していたジル。
だが「無能」と嘲られ、役立たずと追放されてしまう。
行くあてもなく田舎の村へ流れ着いた彼は、鍬を振るい畑を耕し、のんびり暮らすつもりだった。
――だが、誰も知らなかった。
ジルには“世界を覆すほどのチートスキル”が隠されていたのだ。
襲いかかる魔物を一撃で粉砕し、村を脅かす街の圧力をはねのけ、いつしか彼は「英雄」と呼ばれる存在に。
「戻ってきてくれ」と泣きつく元仲間? もう遅い。
俺はこの村で、仲間と共に、気ままにスローライフを楽しむ――そう決めたんだ。
無能扱いされたおっさんが、実は最強チートで世界を揺るがす!?
のんびり田舎暮らし×無双ファンタジー、ここに開幕!
高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません
下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。
横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。
偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。
すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。
兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。
この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。
しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。
【最強モブの努力無双】~ゲームで名前も登場しないようなモブに転生したオレ、一途な努力とゲーム知識で最強になる~
くーねるでぶる(戒め)
ファンタジー
アベル・ヴィアラットは、五歳の時、ベッドから転げ落ちてその拍子に前世の記憶を思い出した。
大人気ゲーム『ヒーローズ・ジャーニー』の世界に転生したアベルは、ゲームの知識を使って全男の子の憧れである“最強”になることを決意する。
そのために努力を続け、順調に強くなっていくアベル。
しかしこの世界にはゲームには無かった知識ばかり。
戦闘もただスキルをブッパすればいいだけのゲームとはまったく違っていた。
「面白いじゃん?」
アベルはめげることなく、辺境最強の父と優しい母に見守られてすくすくと成長していくのだった。
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる