パワーストーンの使い方にはご注意!【マカシリーズ・12】

hosimure

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プレゼント

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「おっはよー! アオイ」




「おはよう、ルナ」




教室に入るなり、わたしは彼氏のアオイに挨拶をする。




彼も笑顔で迎えてくれる。




ああ…やっぱり恋人って良いなぁ。




生活にハリが出るというか、潤いが増すというか…なんてことをマカの前で言ったら、




「発言まで年寄り臭いな」




とバッサリ切られるだろう。




「どうしたの? ルナ」




「うっううん、何でもない」




わたしは自分の席につき、ランドセルから荷物を机の中に移す。




その作業の途中、ランドセルの中のあるモノを見つける。




「あっ…」




アオイにプレゼントしようとしてたモノだ。




ソウマのお店から買ってきたもので、キレイにラッピングしてくれた。




わたしはランドセルからプレゼントを取り出すと、アオイの元へ駆け寄った。




「あっあのね、アオイ…」




「おはよう! アオイくん!」




しかしわたしとアオイの間に、1人の女子生徒が割り込んできた。




「るっルナちゃん、大丈夫?」




跳ね飛ばされたわたしは、近くにいた女の子達のグループに受け止められた。




「だっ大丈夫…」




アオイの方を向くと、すでに女の子達に囲まれてしまった。




「ありゃりゃ…」


プレゼントを渡すタイミング、逃しちゃったな。




「あのコ達、委員長のファンクラブの人達だよ」




受け止めてくれた女の子達が、声を潜めて教えてくれた。




「ルナちゃんと委員長が付き合いだして、おもしろくないんだよ、きっと」




「だからルナちゃん、気をつけた方がいいよ」




「うっうん、ありがと」




でもわたしにはアオイがいるしなぁ。




わたしはプレゼントを見て、ため息をついた。




―が、女と言う生き物がどのぐらい恐ろしいモノか、わたしはすっかり忘れてしまっていた。




その後も何とかアオイに近付こうとするも、遮られる・邪魔をされる。




2人っきりに、中々なれない。




あうぅ…。コレは辛い。




なので思いきってわたしは、待ち伏せをすることにした!




ウチの学校は、保健体育の授業を男女別々に行う。




これは4年生からで、まあ授業内容に男女の違いが入るからだろう。




わたし達は教室で保健の勉強、アオイ達は体育館でバスケをする。




なので授業が終わると、わたしはプレゼントを持って、体育館と校舎をつなぐ廊下で待ち伏せをすることにした。




だけど…。




「アラ、どこに行くの?」




今朝、割り込んできた女の子が先にいた。




「ええっと…。ジュースを買いに」




ここの近くには、飲み物の販売機がある。




「なら良いケド。まさかアオイくんを待ち伏せに来たわけじゃないわよね?」
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