11 / 18
第Ⅰ部 第一章 性転の霹靂
TSヒロイン・絶望しかない……本当に?
しおりを挟む
希望の後の絶望とは、どうしてこんなにも残酷何だろう。
これからどうしたら良いのか……そんな事を考える気力さえ湧いてこない。
思考も指先に至る手足全てが、まるで麻痺したみたいにもたもたと動かす事しか出来なかった。
「敵が出たら終わりだな……」
自虐的な呟きが、ガランとした遺跡の中でいつまでも反響する。
それは、まるで俺をあざ笑う悪魔の囁き。
噛みしめた下唇に鉄の味が混ざったのは、冷たい床に寝そべってからどれほど時間が経ってからだろうか。
意外と早かった気もするし、呆れるほど時間が過ぎた気もする。
自分なんか消えてしまえば、全てが楽になるんじゃ無いのか?
そんなバカな考えさえ、当たり前みたいに脳裏をよぎる。
だけど……
まぶたの裏にちらつくのは姉貴の涙と両親の顔。
ここで消えたら、一瞬でも姉貴を喜ばせたのが嘘に変わってしまう。
父さんにも母さんにもさらに深い悲しみを与える事になる。
「あ、あはは……」
気が付けば、俺の口からこぼれ落ちた乾いた笑い。
そういや誰かが言ってたな、真に絶望した人間は他人の事を考える余裕なんか無いって。
「何だ、俺……まだ頑張れるって事じゃん。俺、ちょー余裕じゃんか!」
それが空元気なのはわかっている。
でも、空元気だって元気には変わりない。
俺はもう一度、頭の中を整理する。
姉貴は言ってた。
『一ヶ月ぶりの良ちゃんクンカクンカ……幸せの香りだよ~』
って。
いや、ここまで詳細に思い出さなくても良いんだけどさ。
大事なのは向こうの過ぎた時間も一ヶ月って事だ。
俺がこっちに来た時間と向こうで過ぎた時間はほぼ等速と考えても良さそうだ。
とは言え、このままずっと同じように時間が過ぎて行くかは分からない。
だけど、今は少なからずとも同じように時間が過ぎている。
そして、ここは壊れちまった(壊した)けど、もしかしたら向こうと繋がる遺跡がまだ他にも残ってる可能性だってあるはずだ。
「帰るんだ、絶対に……ああ、帰ってやるよ、クソッタレ!」
俺は寝転がったままあらん限りの力で床を叩き付けた。
「痛ぇ……あはは、くだらねぇ。あるかないかもわからない物にすがり付きすぎだっての……」
だけどよ……
「生きてやる。絶対に生きて元の世界に帰ってやる……こんな訳の分からねぇ世界に連れてきた神様なのか宇宙人なのか、それとも未来人なのか知らねぇけどよく聞きやがれ! 俺は……俺は絶対に帰ってやるからな!!」
よろめく足取り。
一度は根こそぎ気力を奪われた四肢は、それでももう一度前に進もうと活動を開始する。
「そうだよ……」
女になっても、俺には少なくともこの四肢がある。
この世界には味方になってくれるアルハンブラが居る。
全てがゼロで始まった訳じゃ無い。
むしろ今の俺はアイドルだってビックリする美貌持ちだぞ、十分チート級じゃん!
身体能力だって、アルハンブラのおかげで人並み以上にある。
これって、まさに俺が憧れた異世界転生そのものじゃん!!
なら、歩いてみせるさ。
ついでに、旅行だと思ってこの世界を楽しんでやる!
「そうだ! 空元気だって元気だ、姿形が変わろうと俺は俺だ! やいっ! どっかで胡座かいて俺をあざ笑っているヤツが居るなら言ってやるぞ!! 厨二嘗めんな!! 俺は永遠の厨二病『日野良』さまだ!! あーはっはっはっはっ!!」
俺の高笑いが何時までも、遺跡の中に残響となってこだました。
俺は腹をくくり遺跡を後にした。
アルハンブラは確かこの遺跡の事を迷宮と言っていた。なら、もしかしたらこの遺跡にはまだその先があって、向こうに繋がる手段だってあるのかも知れない。
でも、今はまだダメだ。
何一つ情報が無い。
生きて帰ると誓ったんだ。
無謀と勇気を履き違えれば、その時点で俺の人生はGame Overになりかねない。
情報、そして力が手に入ったと確信出来た時に再度チャレンジだ。
俺は後ろ髪を引かれる思いで遺跡から出ると、太陽はすでに空高く昇っていた。
夏なら十時ぐらいになるだろうか。
「じゅうじ? やばっ!!」
ふと思い出した事に背筋が凍り付く。
俺はアルハンブラから夜明けまでに七体の魔獣を狩れと言われてたんだった!
って、あと何匹だ?
と言うか、もう限りなく時間はアウトっぽい。
どうする?
「土下寝……いや、土下潜りぐらいすれば、再チャンスくれるかな? やっぱほら、一度の失敗で全てが終わるなんて、そんな国に未来ないじゃん」
俺の中のどこかがカタカタと震える。
この世界で生きてこられたのは間違いなくアルハンブラのおかげだ。
アルハンブラに見捨てられたら、その時点でこれまたGame Overになりかねない。
「だ、大丈夫だよね? でもアルハンブラってば、可愛い見た目なのに俺に対してドSなとこあるからなぁ……問答無用で『はい、失格。お疲れ様でしたさようなら』とか淀みなく宣告しかねないし……ああ、もう!! アル君のイケず! 真性ドS!」
「誰が真性ドSだって?」
「ほきゃあぁぁぁぁぁ!! ア、アル君、な、何でここに?」
俺の背後に立っては、紛れもなくアルハンブラだった。
ってか、いつの間にあらわれた?
こんな砂利まみれの河原で音一つなく現れるとか、あんたはニンジャか?
「アル君じゃなくて、師匠だろ」
「アハハ、え、えっと、アルくじゃなくて、し、師匠は何故ここに?」
「何時までも戻らないから様子を見に来たんだよ。そんな心優しい師匠にキミ、真性ドSとか好き放題言ってくれてたね?」
「え、えへへ……な、何の事でございやしょうか? あ、あっしには何の事やら?」
ペしっ! と額を叩いて誤魔化す俺に、アル君……じゃなくて師匠が呆れたようにため息をつく。
「一体それはどこから生まれたキャラなのさ? キミは自分の見た目とキャラのギャップをもう少し考えた方がいいよ」
「うへへへ……」
「全く……って、そんな事よりも、キミに一言言いたい事がある」
「うぅ……お、お仕置きですか?」
「まあ、状況を詳しく聞いてからそれは判断するよ」
「選択肢としてお仕置きはありなんですね」
「お仕置きを回避したければ、しっかりと状況説明すること」
「ふぁい……」
うぅ、あんなにも力強く宣誓したのに、アル君にまるで頭が上がらないとは。
年下相手に情けない……
「ほら、俯いてないで顔を上げる。ボクが聞きたいのはね」
「う、うん……」
ふ……アル君には、俺のこの微妙な落ち込みとかは察して頂けないらしい。
「ボクは言ったよね。魔猿とは戦うな。この迷宮には近付くなって」
「う、うん。言われたよ」
「魔猿はね、他の野生生物とは比べものにならないくらい知能が高く、そのくせ異性と見たら繁殖能力を何よりも優先する本能と暴力の怪物だ。そんな相手に捕まればどうなるか。まあ、無事だったから良かったけど……崩れた崖の上に魔猿の死体があったけど、アレはキミがやったの?」
「えっと……」
どうにか誤魔化そうとも思ったが、どう考えてもそれは不可能。
俺は観念してただ頷いたのだった。
これからどうしたら良いのか……そんな事を考える気力さえ湧いてこない。
思考も指先に至る手足全てが、まるで麻痺したみたいにもたもたと動かす事しか出来なかった。
「敵が出たら終わりだな……」
自虐的な呟きが、ガランとした遺跡の中でいつまでも反響する。
それは、まるで俺をあざ笑う悪魔の囁き。
噛みしめた下唇に鉄の味が混ざったのは、冷たい床に寝そべってからどれほど時間が経ってからだろうか。
意外と早かった気もするし、呆れるほど時間が過ぎた気もする。
自分なんか消えてしまえば、全てが楽になるんじゃ無いのか?
そんなバカな考えさえ、当たり前みたいに脳裏をよぎる。
だけど……
まぶたの裏にちらつくのは姉貴の涙と両親の顔。
ここで消えたら、一瞬でも姉貴を喜ばせたのが嘘に変わってしまう。
父さんにも母さんにもさらに深い悲しみを与える事になる。
「あ、あはは……」
気が付けば、俺の口からこぼれ落ちた乾いた笑い。
そういや誰かが言ってたな、真に絶望した人間は他人の事を考える余裕なんか無いって。
「何だ、俺……まだ頑張れるって事じゃん。俺、ちょー余裕じゃんか!」
それが空元気なのはわかっている。
でも、空元気だって元気には変わりない。
俺はもう一度、頭の中を整理する。
姉貴は言ってた。
『一ヶ月ぶりの良ちゃんクンカクンカ……幸せの香りだよ~』
って。
いや、ここまで詳細に思い出さなくても良いんだけどさ。
大事なのは向こうの過ぎた時間も一ヶ月って事だ。
俺がこっちに来た時間と向こうで過ぎた時間はほぼ等速と考えても良さそうだ。
とは言え、このままずっと同じように時間が過ぎて行くかは分からない。
だけど、今は少なからずとも同じように時間が過ぎている。
そして、ここは壊れちまった(壊した)けど、もしかしたら向こうと繋がる遺跡がまだ他にも残ってる可能性だってあるはずだ。
「帰るんだ、絶対に……ああ、帰ってやるよ、クソッタレ!」
俺は寝転がったままあらん限りの力で床を叩き付けた。
「痛ぇ……あはは、くだらねぇ。あるかないかもわからない物にすがり付きすぎだっての……」
だけどよ……
「生きてやる。絶対に生きて元の世界に帰ってやる……こんな訳の分からねぇ世界に連れてきた神様なのか宇宙人なのか、それとも未来人なのか知らねぇけどよく聞きやがれ! 俺は……俺は絶対に帰ってやるからな!!」
よろめく足取り。
一度は根こそぎ気力を奪われた四肢は、それでももう一度前に進もうと活動を開始する。
「そうだよ……」
女になっても、俺には少なくともこの四肢がある。
この世界には味方になってくれるアルハンブラが居る。
全てがゼロで始まった訳じゃ無い。
むしろ今の俺はアイドルだってビックリする美貌持ちだぞ、十分チート級じゃん!
身体能力だって、アルハンブラのおかげで人並み以上にある。
これって、まさに俺が憧れた異世界転生そのものじゃん!!
なら、歩いてみせるさ。
ついでに、旅行だと思ってこの世界を楽しんでやる!
「そうだ! 空元気だって元気だ、姿形が変わろうと俺は俺だ! やいっ! どっかで胡座かいて俺をあざ笑っているヤツが居るなら言ってやるぞ!! 厨二嘗めんな!! 俺は永遠の厨二病『日野良』さまだ!! あーはっはっはっはっ!!」
俺の高笑いが何時までも、遺跡の中に残響となってこだました。
俺は腹をくくり遺跡を後にした。
アルハンブラは確かこの遺跡の事を迷宮と言っていた。なら、もしかしたらこの遺跡にはまだその先があって、向こうに繋がる手段だってあるのかも知れない。
でも、今はまだダメだ。
何一つ情報が無い。
生きて帰ると誓ったんだ。
無謀と勇気を履き違えれば、その時点で俺の人生はGame Overになりかねない。
情報、そして力が手に入ったと確信出来た時に再度チャレンジだ。
俺は後ろ髪を引かれる思いで遺跡から出ると、太陽はすでに空高く昇っていた。
夏なら十時ぐらいになるだろうか。
「じゅうじ? やばっ!!」
ふと思い出した事に背筋が凍り付く。
俺はアルハンブラから夜明けまでに七体の魔獣を狩れと言われてたんだった!
って、あと何匹だ?
と言うか、もう限りなく時間はアウトっぽい。
どうする?
「土下寝……いや、土下潜りぐらいすれば、再チャンスくれるかな? やっぱほら、一度の失敗で全てが終わるなんて、そんな国に未来ないじゃん」
俺の中のどこかがカタカタと震える。
この世界で生きてこられたのは間違いなくアルハンブラのおかげだ。
アルハンブラに見捨てられたら、その時点でこれまたGame Overになりかねない。
「だ、大丈夫だよね? でもアルハンブラってば、可愛い見た目なのに俺に対してドSなとこあるからなぁ……問答無用で『はい、失格。お疲れ様でしたさようなら』とか淀みなく宣告しかねないし……ああ、もう!! アル君のイケず! 真性ドS!」
「誰が真性ドSだって?」
「ほきゃあぁぁぁぁぁ!! ア、アル君、な、何でここに?」
俺の背後に立っては、紛れもなくアルハンブラだった。
ってか、いつの間にあらわれた?
こんな砂利まみれの河原で音一つなく現れるとか、あんたはニンジャか?
「アル君じゃなくて、師匠だろ」
「アハハ、え、えっと、アルくじゃなくて、し、師匠は何故ここに?」
「何時までも戻らないから様子を見に来たんだよ。そんな心優しい師匠にキミ、真性ドSとか好き放題言ってくれてたね?」
「え、えへへ……な、何の事でございやしょうか? あ、あっしには何の事やら?」
ペしっ! と額を叩いて誤魔化す俺に、アル君……じゃなくて師匠が呆れたようにため息をつく。
「一体それはどこから生まれたキャラなのさ? キミは自分の見た目とキャラのギャップをもう少し考えた方がいいよ」
「うへへへ……」
「全く……って、そんな事よりも、キミに一言言いたい事がある」
「うぅ……お、お仕置きですか?」
「まあ、状況を詳しく聞いてからそれは判断するよ」
「選択肢としてお仕置きはありなんですね」
「お仕置きを回避したければ、しっかりと状況説明すること」
「ふぁい……」
うぅ、あんなにも力強く宣誓したのに、アル君にまるで頭が上がらないとは。
年下相手に情けない……
「ほら、俯いてないで顔を上げる。ボクが聞きたいのはね」
「う、うん……」
ふ……アル君には、俺のこの微妙な落ち込みとかは察して頂けないらしい。
「ボクは言ったよね。魔猿とは戦うな。この迷宮には近付くなって」
「う、うん。言われたよ」
「魔猿はね、他の野生生物とは比べものにならないくらい知能が高く、そのくせ異性と見たら繁殖能力を何よりも優先する本能と暴力の怪物だ。そんな相手に捕まればどうなるか。まあ、無事だったから良かったけど……崩れた崖の上に魔猿の死体があったけど、アレはキミがやったの?」
「えっと……」
どうにか誤魔化そうとも思ったが、どう考えてもそれは不可能。
俺は観念してただ頷いたのだった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
異世界は『一妻多夫制』!?溺愛にすら免疫がない私にたくさんの夫は無理です!?
すずなり。
恋愛
ひょんなことから異世界で赤ちゃんに生まれ変わった私。
一人の男の人に拾われて育ててもらうけど・・・成人するくらいから回りがなんだかおかしなことに・・・。
「俺とデートしない?」
「僕と一緒にいようよ。」
「俺だけがお前を守れる。」
(なんでそんなことを私にばっかり言うの!?)
そんなことを思ってる時、父親である『シャガ』が口を開いた。
「何言ってんだ?この世界は男が多くて女が少ない。たくさん子供を産んでもらうために、何人とでも結婚していいんだぞ?」
「・・・・へ!?」
『一妻多夫制』の世界で私はどうなるの!?
※お話は全て想像の世界になります。現実世界とはなんの関係もありません。
※誤字脱字・表現不足は重々承知しております。日々精進いたしますのでご容赦ください。
ただただ暇つぶしに楽しんでいただけると幸いです。すずなり。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる