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交響奏者ムシキュア
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ココア「デパートは久しぶりです」
ミルク「ゲームセンターは初めてだよね」
ココア「ええ!」
イチゴ「今日はいっぱい遊ぶぞ!自分達で稼いだ金じゃけえ、誰も文句言わん」
ミルク「でも、使いすぎないようにって神父さんが言ってた」
イチゴ「分かっとる」
ココア「ねえ!どれから遊びましょうか!」
イチゴ「パチンコ以外なかろう」
ミルク「やだ」
ココア「じゃ、イチゴまた後で」
イチゴ「ええぞ。わし一人でもええ」
ミルク「ちょっと可哀想かな」
ココア「平気だから放っておきなさい。だって、あの性格ですよ」
ミルク「ぜんぶ強がりで、夜に部屋で一人泣いてたりして」
ココア「ないない。私達はホームシックを乗り越えた半人前ですよ」
ミルク「人は半人前だからこそ涙を流すんだ」
ココア「急にどうしました?」
ミルク「このポスターに書いてる」
ココア「アニメ映画のポスターですか。映画はいつも退屈で、眠ってしまって最後までちゃんと観たことがありません」
ミルク「それって、大人向けの難しい映画だからじゃない?」
ココア「ええ。だからアニメ映画は観たことがありません。いつも昔の戦争映画とか、ファミリーのドキュメンタリーとか、恋愛映画とかです」
ミルク「恋愛映画もテーマは大人の恋でしょう」
ココア「そうそう。お母さんよりお父さんが好きで、よく一緒に観せられるのです」
ミルク「じゃあ明日、三人でポスターのアニメ映画を観に行こう」
ココア「いいですよ」
ミルク「あ、このヌイグルミほしい」
ココア「これが噂に聞くユーエフオーキャッチャーですか?」
ミルク「うん。やったことある?」
ココア「いいえ。実物を見るのも初めてです」
ミルク「じゃ、見てて」
ココア「分かりました」
ミルク「まずはパネルにタッチしてマイクロチップをスキャン。次に一回か五回かを選ぶ。私は今日はお金あるし五回でいくよ。ちなみに五回だとお得だから」
ココア「ふむふむ」
ミルク「あとはこのボタンを押して操作する。押してる間だけ動くから、離すタイミングが大事なのここ!」
ココア「なるほど」
ミルク「次に奥に移動させてストップ!そうしたら勝手にハサミが下りて」
ココア「あら、残念」
ミルク「まだ四回あるもん」
ココア「また失敗」
ミルク「あと三回」
ココア「残念」
ミルク「あと二回」
ココア「これ難しいですね」
ミルク「ハサミがちょーユルユルじゃん!これ絶対に無理なやつじゃん!もういい!ココアにやらせてあげる」
ココア「やってみます」
ミルク「そうそう押しっぱなしで、あ、ちょっとズレたかも」
ココア「気にしない気にしない」
ミルク「あー!うまく引っかかった!」
ココア「やったあ!取れました!」
ミルク「おめでとう……」
ココア「そんなに悲しい顔しないでください。頂くつもりはありませんから」
ミルク「え?いいの?」
ココア「だって、私は別にいりませんし」
ミルク「それはそれで傷つく。でも、取ってくれてありがとう」
ココア「いえいえ。それで、そのキャラクターはアニメのキャラクターですか?」
ミルク「そう。あのポスターにも写ってた蝉の幼虫の妖精のメーミちゃん」
ココア「蝉の幼虫なのに妖精で……?しかも女の子……?」
ミルク「うん。メーミは自分のことを醜いブスだって言ってる可哀想な子」
ココア「シビア、ザ、シリアス」
ミルク「でも私は、成虫になるために羽化する瞬間、みんなが美しい、て褒めると思う」
ココア「はあ」
ミルク「女の子が変身するアニメで、女の子向けのアニメだけど、ギャップ萌えのキモカワイイってやつかな、ブラウニーといっしょ、とにかく合わせて、虫も変身するからその中から蝉が選ばれたんだと思うよ、蝉の理由は分からないけど、やっぱり、羽化する瞬間が美しいからだと思う」
ココア「私、他のゲームも遊びたいなあ」
ミルク「じゃあ、ムシキュアで遊ぼう」
ココア「ムシキュアって」
ミルク「今話したアニメだよ。交響奏者ムシキュア。女の子たちがモルフォメドレーって演奏しながら変身して力を合わせて悪と戦う朝の女の子向けアニメ。私はグラントシロレディが好き。ココアはオオムラサキレディが気に入ると思うよ」
ココア「私、難しくて分かんなーい。女の子だから戦うのとか苦手かもー」
ミルク「大丈夫。ジャンケンで簡単だから、対戦も出来るから。はやく行こう」
ココア「わあ楽しみ」
ミルク「ゲームセンターは初めてだよね」
ココア「ええ!」
イチゴ「今日はいっぱい遊ぶぞ!自分達で稼いだ金じゃけえ、誰も文句言わん」
ミルク「でも、使いすぎないようにって神父さんが言ってた」
イチゴ「分かっとる」
ココア「ねえ!どれから遊びましょうか!」
イチゴ「パチンコ以外なかろう」
ミルク「やだ」
ココア「じゃ、イチゴまた後で」
イチゴ「ええぞ。わし一人でもええ」
ミルク「ちょっと可哀想かな」
ココア「平気だから放っておきなさい。だって、あの性格ですよ」
ミルク「ぜんぶ強がりで、夜に部屋で一人泣いてたりして」
ココア「ないない。私達はホームシックを乗り越えた半人前ですよ」
ミルク「人は半人前だからこそ涙を流すんだ」
ココア「急にどうしました?」
ミルク「このポスターに書いてる」
ココア「アニメ映画のポスターですか。映画はいつも退屈で、眠ってしまって最後までちゃんと観たことがありません」
ミルク「それって、大人向けの難しい映画だからじゃない?」
ココア「ええ。だからアニメ映画は観たことがありません。いつも昔の戦争映画とか、ファミリーのドキュメンタリーとか、恋愛映画とかです」
ミルク「恋愛映画もテーマは大人の恋でしょう」
ココア「そうそう。お母さんよりお父さんが好きで、よく一緒に観せられるのです」
ミルク「じゃあ明日、三人でポスターのアニメ映画を観に行こう」
ココア「いいですよ」
ミルク「あ、このヌイグルミほしい」
ココア「これが噂に聞くユーエフオーキャッチャーですか?」
ミルク「うん。やったことある?」
ココア「いいえ。実物を見るのも初めてです」
ミルク「じゃ、見てて」
ココア「分かりました」
ミルク「まずはパネルにタッチしてマイクロチップをスキャン。次に一回か五回かを選ぶ。私は今日はお金あるし五回でいくよ。ちなみに五回だとお得だから」
ココア「ふむふむ」
ミルク「あとはこのボタンを押して操作する。押してる間だけ動くから、離すタイミングが大事なのここ!」
ココア「なるほど」
ミルク「次に奥に移動させてストップ!そうしたら勝手にハサミが下りて」
ココア「あら、残念」
ミルク「まだ四回あるもん」
ココア「また失敗」
ミルク「あと三回」
ココア「残念」
ミルク「あと二回」
ココア「これ難しいですね」
ミルク「ハサミがちょーユルユルじゃん!これ絶対に無理なやつじゃん!もういい!ココアにやらせてあげる」
ココア「やってみます」
ミルク「そうそう押しっぱなしで、あ、ちょっとズレたかも」
ココア「気にしない気にしない」
ミルク「あー!うまく引っかかった!」
ココア「やったあ!取れました!」
ミルク「おめでとう……」
ココア「そんなに悲しい顔しないでください。頂くつもりはありませんから」
ミルク「え?いいの?」
ココア「だって、私は別にいりませんし」
ミルク「それはそれで傷つく。でも、取ってくれてありがとう」
ココア「いえいえ。それで、そのキャラクターはアニメのキャラクターですか?」
ミルク「そう。あのポスターにも写ってた蝉の幼虫の妖精のメーミちゃん」
ココア「蝉の幼虫なのに妖精で……?しかも女の子……?」
ミルク「うん。メーミは自分のことを醜いブスだって言ってる可哀想な子」
ココア「シビア、ザ、シリアス」
ミルク「でも私は、成虫になるために羽化する瞬間、みんなが美しい、て褒めると思う」
ココア「はあ」
ミルク「女の子が変身するアニメで、女の子向けのアニメだけど、ギャップ萌えのキモカワイイってやつかな、ブラウニーといっしょ、とにかく合わせて、虫も変身するからその中から蝉が選ばれたんだと思うよ、蝉の理由は分からないけど、やっぱり、羽化する瞬間が美しいからだと思う」
ココア「私、他のゲームも遊びたいなあ」
ミルク「じゃあ、ムシキュアで遊ぼう」
ココア「ムシキュアって」
ミルク「今話したアニメだよ。交響奏者ムシキュア。女の子たちがモルフォメドレーって演奏しながら変身して力を合わせて悪と戦う朝の女の子向けアニメ。私はグラントシロレディが好き。ココアはオオムラサキレディが気に入ると思うよ」
ココア「私、難しくて分かんなーい。女の子だから戦うのとか苦手かもー」
ミルク「大丈夫。ジャンケンで簡単だから、対戦も出来るから。はやく行こう」
ココア「わあ楽しみ」
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