今日イチゴ明日ミルク明後日ココア

旭ガ丘ひつじ

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プリンとクラブ

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ココア「まだやっていますの?もうお昼ですよ」

ミルク「ごめん。当たりが続いて」

ココア「まあ、当たりましたの」

ミルク「捻ってみる?」

ココア「ええ」

イチゴ「おう、ココア。寂しくて戻ってきたんけ」

ココア「バーカ」

ミルク「捻りすぎ捻りすぎ」

ココア「ミルクを置いて、どこに行ってましたの?」

イチゴ「しっこ」

ココア「ミルクは私達の中で一番弱いのですよ」

ミルク「むぐ……」

ココア「私か貴女が側にいて守ってあげなきゃ」

ミルク「ありがとう。でも、一人でも大丈夫だから」

イチゴ「そうじゃ。過保護はようないぞ」

ココア「けど、リーダーに何かあってはダメでしょう」

イチゴ「それもそうじゃのう。すまんかった。これから気を付ける」

ミルク「いいよ。隣で漏らされるよりはいい」

ココア「きゃ!何これ!ぴかぴか光っています!」

ミルク「捻るの止めて。当たりが続くかも」

ココア「目が痛くなりませんの」

ミルク「ちょっと」

イチゴ「あ、外れた。当たりは十六回で終わりじゃ」

ココア「終わり?」

イチゴ「おまんが終わらせた」

ココア「私のせいみたいに言わないでください」

イチゴ「ミルク、そのメダルは預けてお昼ご飯にしよう」

ミルク「うん。お昼はフードコートにする?」

ココア「フードコートってあそこですか!」

イチゴ「そうじゃ。知らんけど」

ココア「私、命が狙われやすいから、という理由で一度も連れて行ってもらったことがないのです」

ミルク「フードコートで命を狙われるなんて聞いたことないよ」

イチゴ「ココアもメダルを持ってくれ」

ココア「重い。たくさん出ましたね」

イチゴ「計算してもらおう。兄ちゃん、これ預けるけえ夜露死苦」

店員「書類に書くこと書いて」

イチゴ「ココア頼んだ」

ココア「私?まったくもう」

イチゴ「字はまだよう書けんけえ」

ココア「教えますから覚えてください」

イチゴ「漢字がよう分からん」

ミルク「分かる。ぜんぶ似てるもん」

店員「これでいいや。じゃ、メダルを機械に入れて」

イチゴ「どんどん入れちゃって!ふうふう!」

ココア「合計は三百六十二枚です。これは多いのですか?」

イチゴ「多い。ようやったのうミルク」

ミルク「うん。そんなに興味ないけど」

イチゴ「せっかくじゃけえ、お昼ご飯食べたらメダルで遊ぼうね」

ミルク「うん」

ココア「私は見てるだけでいいですわ」

イチゴ「ほんまにええんけ?」

ココア「じゃあ、ちょっとだけ遊んでみようかしら」

イチゴ「それでええ。何事も経験じゃ」

ココア「待って!」

イチゴ「とぅあ!急に引っ張るな!」

ココア「先に三人でプリクラを撮りましょう」

イチゴ「プリンクラブか。キャバの姉ちゃんが好きなやつじゃ。スマホでも何にでもベタベタ貼っておった」

ココア「そんなこといいから行きますよ」

ミルク「ちょっと待って。機械もちゃんと選ばなきゃ」

ココア「どれも、そう違いはないでしょう」

ミルク「あるよ。あるみたい」

イチゴ「分かっとらんのう」

ココア「分かっていませんね」

ミルク「いいよじゃあこれで!」

ココア「それで、どうやって写真を撮りますの?」

イチゴ「知らん」

ミルク「私も」

ココア「まあ、お金を入れたら分かりますでしょう。ここは私が支払います」

イチゴ「よっ!世界一!」

ココア「そのノリは鬱陶しいから控えてください」

ミルク「フレームを選んでくださいだって」

イチゴ「これじゃ!」

ミルク「もう。すぐ勝手に選ぶんだから」

イチゴ「あと二つ選べるぞ」

ミルク「じゃあ、私はこれかな」

ココア「私は……これ!」

イチゴ「はじまるぞ」

ココア「ミルクが真ん中です」

ミルク「もっと寄って」

イチゴ「ヤバい!カウントダウンじゃ!ポーズを決めねばならん!」

ミルク「何でもいいよ」

イチゴ「バリアゲー」

ミルク「ちょ、それはダサいって」

イチゴ「何でもええ言うたじゃろう」

ミルク「じゃ、次は普通に笑顔で、ぎゅーて集まって」

イチゴ「ココアあまり押すな」

ココア「あら、ごめんなさい」

ミルク「あーあ。カウントダウンは待ってくれないよ」

ココア「次が最後ですね」

イチゴ「気合い入れていこう」

ココア「はい、みんな笑って」

ミルク「いえーい!」

イチゴ「バリアゲー!」

ミルク「ふふ、結局それ?」

イチゴ「まあ、ええじゃろう」

ミルク「ココアは三回とも笑ってるだけだね」

ココア「バリアゲもピースも恥ずかしくて」

ミルク「可愛いとこあるじゃん」

ココア「ふん」

イチゴ「さ、飯を食いに行こう」

ミルク「気が早い。まだ写真もらってないし、落書きもあるから」

ココア「落書き?」

ミルク「写真にお絵描きするの」

ココア「まあ!楽しみです!」
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