『Dystopia 25』 ~楽園~

シルヴァ・レイシオン

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Phase Ⅷ

Village

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 パメラとセーラは、何者かに連行されてしまった。

 獣の毛皮で作った服を着て、木の皮などで作った装飾品を数点身に着け、髪や顔髭などは伸びっぱなし。
 二人とも見たことは無かったが、明らかにその姿はフォレスター達の‟それ”だと直ぐに分かった。


 連行される前、洞窟内で何度も説明はするが彼らとは言葉がもうほぼ異なっていた。
 手にしたヤリや弓で威嚇され、二人は抵抗することなく捕まるしかなったのだ。

 手には蔓で出来た紐で縛られ、もう大分と歩かされている。

 セーラはフォレスターの少年が気がかりでならなかったが、後ろを振り返るとフォレスターにその都度ヤリの柄で小突かれて、男の子の確認が出来なくて歯がゆい思いで歩かされる。

 これからどうなることかと、絶望を感じていた。



 コロニー二つ分ほど森の中を歩かされていると、ノーマッド達が作るような簡易なテント、小屋のような建築が見えてきた。どうやらここがこのフォレスターの‟巣”のようだ。

 子供達や女性が、何を考えているのか分からない目で二人を見つめて来る。そんな中をまたどんどんと歩いていく。


 二人の顔面は蒼白となり、膝や顎はガタガタと震えだす。
 殺されるだけならまだいい。食われるのか、犯されてここの子を腹まされるのか。それとも・・・・・・
 センター教ではフォレスターをそんな野蛮人だと教えられている。人食い族。ハンター。野生児などなど。
 敵の肛門からヤリを口から出るまで串刺し、それを集落の入口に飾って踊るや、首を狩っては敵にその首をヤリに串刺した頭ごと投げてくるだとか・・・そう聞かされているので、二人の恐怖と絶望は計り知れなかった。

 二人は足までもが震えだし、涙が止めどなく流れて来る。それでも急いで歩けとヤリで小突かれ、集落の中心部へと辿り着く。



 二人は紐を解かれて、様々な動物の頭蓋骨が飾ってある小屋へと放り込まれた。部屋の中心には小さな松明が焚かれ、室内は薄暗い。

 パメラは恐るおそるその小屋の奥へと忍び寄る。するとそこには一つの人影が寝転がっていた。
 その顔をよく見ると、その正体は傷だらけで寝込んでいる『レイア』だった。

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