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ひみつ
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「やい、お美代!お前はここを通してやんないぞ!」
「なんでそんなに意地悪するの、松ちゃん。」
「どうしても行きたいなら、俺をはっ倒してみろ。」
※※※
…懐かしい夢を見た。
とおせんぼをしていたのは幼馴染の松五郎、そしてべそをかいていたのは私だった。
あの頃はよく松ちゃんに泣かされた…。
三つ年上の松ちゃんは、いたずら好きで横着な子供だった。
そして私はというと、大人しく泣き虫な子供だった。
あれから、十年の年月が流れた。
その間に松五郎はいたずら好きで横着な子供から、乱暴者のろくでなしな男だと言われるようになった。
喧嘩っ早くそこらの破落戸など簡単にはっ倒してしまうし、いつも昼間から酒を飲み、決まった仕事にもつかずフラフラしている。
たまに博打をやるお金欲しさに仕事をすることもあるようだが、どれも長く続いたことはなかった。
お美代は、そんな松五郎のことが心配だった。
だから彼が住む長屋に時間を見つけては顔を出し、食べ物を差し入れたり溜まった洗い物をしたりと細々世話を焼いた。
松五郎はそんなお美代を見ていつもふんと鼻を鳴らすと、そっぽを向いたまま黙って酒を飲んでいだ。
ある日同じ長屋に住むおもんが、お美代に話しかけてきた。
「お美代ちゃん、何であんな男のこと構うのさ。いくら幼馴染だからって、優しくしすぎりゃ益々付け上がるよ。いい加減にしておきな。」
「違うんです、おもんさん。私が好きでやってるんですよ。松ちゃんは確かに乱暴者のろくでなしだけど、それだけじゃないんです。だから心配しないで。」
「そうかねぇ…。でもお美代ちゃん、あんなのと関わってたら、いい縁逃しちまうよ。あたしゃ聞いたよ、あんたが通い奉公する笹乃屋、そこの手代に見染められてるんだろう?」
現在お美代は、袋物の笹乃屋に通いのお針子として奉公している。
そして最近になって、手代の七之助から気持ちを告げられたのだ。
しかし、お美代はそれに返事を返せずにいた。
だって私には、幸せになる資格などない…あんなことをした私が幸せになるなんて-。
何日かして、お美代は松五郎の長屋を尋ねた。
その日はおかしな空模様で、今にも雨が降りそうな天気だった。
「松ちゃん、きょうは芋の煮っころがしを持ってきたんだよ。ちょうどいい塩梅に仕上がったから、食べて頂戴ね。」
そう言って声をかけるお美代を、松五郎はじっと見つめると一つ溜息をついた。
「なあ、お美代。お前いつまでこんな事続ける気だ?お前、笹乃屋の手代に言い寄られてんだろう?だったら、こんな所に来ちゃあいけねえよ。」
「…そんなこと、松ちゃんは気にしなくていいのよ。」
「気にしてんのは俺じゃねえ、お前だろ。あんなことは…もう忘れろ、過ぎたことだ。」
あんなこと…お美代は思わず顔をしかめた。
※※※
あれはお美代が十の頃だった。
お美代の家には、血の繋がらない父親がいた。
その男は気に入らないことがあると、すぐお美代に手を上げるどうしようもない男だった。
お美代の母親はそんな男に嫌気がさして、とうの昔に新しい男を捕まえ行方をくらましていた。
その男と二人きりの暮らしは、お美代にとって地獄の日々だった。
そんなある日のことだった。
お美代が夕食の準備をしていると、酒に酔ったその男がしつこく絡んできた。
そしてお美代に顔を近づけ舐めるように見つめたあと、酒臭い息を吐きながらこう言った。
「お前、だんだん母ちゃんに似てきたなぁ。」
下卑た笑いを浮かべたその瞬間、男はお美代を引き倒した。
そして馬乗りになり、嫌がるお美代の着物の裾に手を差し込んできた。
お美代は死に物狂いで抵抗した。
叩いて引っかいて噛みついて、それでもだめだと分かった時、あるものが目に入った。
それはさっきまで使っていたすりこぎ棒だった。
お美代はそれに必死に手を伸ばし握りしめると、男の頭を力の限り打った。
男がうめき声を上げひるんだすきに、お美代は必死に男の下から這い出し、家から走り出た。
走って走って行きついた先が、当時松五郎が親父さんと二人で住んでいた長屋だった。
走り込んできたお美代を見た二人は、眼を見開いた。
その乱れた髪や着物を見て、お美代に何があったかを悟った。
松五郎の父はお美代の長屋を見に行くと言い、松五郎はお美代の傍に居ろと言われた。
「ま、松ちゃん…あたし…。」
「何も言うな。親父がどうにかしてくれる。お前は何も考えるな。」
しばらくして、松五郎の親父さんが帰ってきてこう言った。
「あの男は居なかった。お美代を追って出ていたんだろう。お美代、お前しばらくここに居ろ。あの家には近づいちゃいけないよ。」
そしてお美代が松五郎の家に来て五日ほどたったころ、お堀の底からあの男の遺体が上がった。
その遺体はひどい有様で、恐らく酔ってお堀に落ちて溺れ死んだということにされた。
お美代がやったことは、お美代以外誰も知らないのだ-。
※※※
外はついに雨が降り出し、ザアザアと殴りつけるような音が響いている。
「松ちゃん。私ね、黙っていたことがあるんだ。私はあの夜、あの男をすりこぎ棒で殴りつけた。きっとそのせいで、あの男は堀に落ちて死んだ。だから溺れ死にじゃない。…私は恐ろしい女なんだ。私みたいな女が誰かと沿うなんてできないんだ、この先ずっと。」
私は俯き、畳をじっと見つめたままそう言った。
とても松ちゃんの顔を見る勇気はなかった。
それだけ言うと私は長屋から飛び出し、雨の中を傘もささずに走って帰った。
あの忌々しい過去を振り切るかのように、ひたすら駆けに駆けた。
そのせいだろう、私は熱を出し三日も寝込む羽目になった。
そして四日目、ようよう布団から起き上がれるようになった時だった。
おもんがものすごい形相で駆け込んできて、息も絶え絶えこう言った。
「お、お美代ちゃん、えらいことになったよ。昔あんたと一緒に暮らしてたお父さん。そら、お堀に落ちて亡くなった。その下手人が現れたんだ…あれは事故じゃなく、殺しだったんだよ!」
お美代は目を見開いた。
下手人とはどういうことだ…一体誰が?
「それで、その下手人は誰だと思う?松五郎だよ、あんたの幼馴染の!」
※※※
「ええ、俺がやったんですよ。歩いていたところにチョイと肩がぶつかって、振り払ったら相手さんがザブンと堀に落ちちまって、助けようにもどうにもならない。怖くなって逃げて、それっきりってところです。」
「…なぜ、今更それを言う気になった。もう十年近く前のことを、今更自白するなど。」
「そうですね…そうしないと、前を向いて生きていけない奴がいるんでね。」
松五郎は遠い目をして、静かにそっと微笑んだ。
それはまるで、ここには居ない誰かのことを想っている様に見えた。
※※※
「それで松ちゃ、松五郎さんはどうなったのです。どんな罪に問われたのですか!?」
体が自由に動くようになった私は、すぐに番屋に駆け込んだ。
「罪も何も…あれは松五郎の法螺話だよ。あんたのお父さんは、自分で堀に落ちて死んだんだ。」
「…どういうことですか?」
「松五郎があんな供述をしたんでな、もう一度この件を洗い直すことになった。そしたら当時の目撃者がいてな。廓帰りの男二人が、堀に落ちる男の姿を見たんだとよ。その時にすぐ番屋に知らせてな、翌朝堀を浚ってみたんだけど死体は上がらなかった。だから酔っぱらいの見間違いだと言われたそうだ。それで何日かしたら二町ほど行ったところで男の死体が浮いた。それで当時、それみたことかと話していたそうだ。やっぱり自分で川に落っこちて亡くなったのさ。」
「松五郎さんは、なぜそんな嘘をついたのでしょう。」
「さあね。でも…そうしないと、前を向いて生きていけない奴がいる、そう言ってたよ。あれは誰かを守ろうとする、強い男の目だった。人殺しは重い罪だ、死罪を免れない。そうまでしても、守りたい者が居たんだろうよ、あの男には。」
※※※
私はその後すぐに、松ちゃんの長屋を尋ねた。
そこは擦り切れた畳があるだけで、もぬけの殻だった。
その部屋の中に一枚、紙切れが落ちていた。
それには、つたない字でこう書いてあった。
『お前が背負うもんは、全部俺が持って行ってやる。そうすりゃお前は、何も持ってねえただの一人の女だ。お美代、幸せになんな。全部忘れて、俺のことも忘れて、幸せに生きろ。 -松五郎』
私はその手紙を胸に抱え、突っ伏して声を上げ泣いた。
泣いて泣いて、ようやく涙も枯れてきたころ、私はゆっくりと顔を上げた。
「分かったよ、松ちゃん…ううん、松五郎さん。あなたの気持ちを無駄にはしない。全部…何もかも忘れるから。そうして私は、誰よりも幸せになるよ。幸せに、生きていくよ。」
お美代は長屋の外へ出てその手紙を細かく裂くと、青い空に向かい手を振りかざした。
するとその破片は風に乗り、散り散りなって遥か遠くへ飛んでいき、やがて跡形もなく消えていった。
それはまるでお美代と松五郎、二人の様であった-。
「なんでそんなに意地悪するの、松ちゃん。」
「どうしても行きたいなら、俺をはっ倒してみろ。」
※※※
…懐かしい夢を見た。
とおせんぼをしていたのは幼馴染の松五郎、そしてべそをかいていたのは私だった。
あの頃はよく松ちゃんに泣かされた…。
三つ年上の松ちゃんは、いたずら好きで横着な子供だった。
そして私はというと、大人しく泣き虫な子供だった。
あれから、十年の年月が流れた。
その間に松五郎はいたずら好きで横着な子供から、乱暴者のろくでなしな男だと言われるようになった。
喧嘩っ早くそこらの破落戸など簡単にはっ倒してしまうし、いつも昼間から酒を飲み、決まった仕事にもつかずフラフラしている。
たまに博打をやるお金欲しさに仕事をすることもあるようだが、どれも長く続いたことはなかった。
お美代は、そんな松五郎のことが心配だった。
だから彼が住む長屋に時間を見つけては顔を出し、食べ物を差し入れたり溜まった洗い物をしたりと細々世話を焼いた。
松五郎はそんなお美代を見ていつもふんと鼻を鳴らすと、そっぽを向いたまま黙って酒を飲んでいだ。
ある日同じ長屋に住むおもんが、お美代に話しかけてきた。
「お美代ちゃん、何であんな男のこと構うのさ。いくら幼馴染だからって、優しくしすぎりゃ益々付け上がるよ。いい加減にしておきな。」
「違うんです、おもんさん。私が好きでやってるんですよ。松ちゃんは確かに乱暴者のろくでなしだけど、それだけじゃないんです。だから心配しないで。」
「そうかねぇ…。でもお美代ちゃん、あんなのと関わってたら、いい縁逃しちまうよ。あたしゃ聞いたよ、あんたが通い奉公する笹乃屋、そこの手代に見染められてるんだろう?」
現在お美代は、袋物の笹乃屋に通いのお針子として奉公している。
そして最近になって、手代の七之助から気持ちを告げられたのだ。
しかし、お美代はそれに返事を返せずにいた。
だって私には、幸せになる資格などない…あんなことをした私が幸せになるなんて-。
何日かして、お美代は松五郎の長屋を尋ねた。
その日はおかしな空模様で、今にも雨が降りそうな天気だった。
「松ちゃん、きょうは芋の煮っころがしを持ってきたんだよ。ちょうどいい塩梅に仕上がったから、食べて頂戴ね。」
そう言って声をかけるお美代を、松五郎はじっと見つめると一つ溜息をついた。
「なあ、お美代。お前いつまでこんな事続ける気だ?お前、笹乃屋の手代に言い寄られてんだろう?だったら、こんな所に来ちゃあいけねえよ。」
「…そんなこと、松ちゃんは気にしなくていいのよ。」
「気にしてんのは俺じゃねえ、お前だろ。あんなことは…もう忘れろ、過ぎたことだ。」
あんなこと…お美代は思わず顔をしかめた。
※※※
あれはお美代が十の頃だった。
お美代の家には、血の繋がらない父親がいた。
その男は気に入らないことがあると、すぐお美代に手を上げるどうしようもない男だった。
お美代の母親はそんな男に嫌気がさして、とうの昔に新しい男を捕まえ行方をくらましていた。
その男と二人きりの暮らしは、お美代にとって地獄の日々だった。
そんなある日のことだった。
お美代が夕食の準備をしていると、酒に酔ったその男がしつこく絡んできた。
そしてお美代に顔を近づけ舐めるように見つめたあと、酒臭い息を吐きながらこう言った。
「お前、だんだん母ちゃんに似てきたなぁ。」
下卑た笑いを浮かべたその瞬間、男はお美代を引き倒した。
そして馬乗りになり、嫌がるお美代の着物の裾に手を差し込んできた。
お美代は死に物狂いで抵抗した。
叩いて引っかいて噛みついて、それでもだめだと分かった時、あるものが目に入った。
それはさっきまで使っていたすりこぎ棒だった。
お美代はそれに必死に手を伸ばし握りしめると、男の頭を力の限り打った。
男がうめき声を上げひるんだすきに、お美代は必死に男の下から這い出し、家から走り出た。
走って走って行きついた先が、当時松五郎が親父さんと二人で住んでいた長屋だった。
走り込んできたお美代を見た二人は、眼を見開いた。
その乱れた髪や着物を見て、お美代に何があったかを悟った。
松五郎の父はお美代の長屋を見に行くと言い、松五郎はお美代の傍に居ろと言われた。
「ま、松ちゃん…あたし…。」
「何も言うな。親父がどうにかしてくれる。お前は何も考えるな。」
しばらくして、松五郎の親父さんが帰ってきてこう言った。
「あの男は居なかった。お美代を追って出ていたんだろう。お美代、お前しばらくここに居ろ。あの家には近づいちゃいけないよ。」
そしてお美代が松五郎の家に来て五日ほどたったころ、お堀の底からあの男の遺体が上がった。
その遺体はひどい有様で、恐らく酔ってお堀に落ちて溺れ死んだということにされた。
お美代がやったことは、お美代以外誰も知らないのだ-。
※※※
外はついに雨が降り出し、ザアザアと殴りつけるような音が響いている。
「松ちゃん。私ね、黙っていたことがあるんだ。私はあの夜、あの男をすりこぎ棒で殴りつけた。きっとそのせいで、あの男は堀に落ちて死んだ。だから溺れ死にじゃない。…私は恐ろしい女なんだ。私みたいな女が誰かと沿うなんてできないんだ、この先ずっと。」
私は俯き、畳をじっと見つめたままそう言った。
とても松ちゃんの顔を見る勇気はなかった。
それだけ言うと私は長屋から飛び出し、雨の中を傘もささずに走って帰った。
あの忌々しい過去を振り切るかのように、ひたすら駆けに駆けた。
そのせいだろう、私は熱を出し三日も寝込む羽目になった。
そして四日目、ようよう布団から起き上がれるようになった時だった。
おもんがものすごい形相で駆け込んできて、息も絶え絶えこう言った。
「お、お美代ちゃん、えらいことになったよ。昔あんたと一緒に暮らしてたお父さん。そら、お堀に落ちて亡くなった。その下手人が現れたんだ…あれは事故じゃなく、殺しだったんだよ!」
お美代は目を見開いた。
下手人とはどういうことだ…一体誰が?
「それで、その下手人は誰だと思う?松五郎だよ、あんたの幼馴染の!」
※※※
「ええ、俺がやったんですよ。歩いていたところにチョイと肩がぶつかって、振り払ったら相手さんがザブンと堀に落ちちまって、助けようにもどうにもならない。怖くなって逃げて、それっきりってところです。」
「…なぜ、今更それを言う気になった。もう十年近く前のことを、今更自白するなど。」
「そうですね…そうしないと、前を向いて生きていけない奴がいるんでね。」
松五郎は遠い目をして、静かにそっと微笑んだ。
それはまるで、ここには居ない誰かのことを想っている様に見えた。
※※※
「それで松ちゃ、松五郎さんはどうなったのです。どんな罪に問われたのですか!?」
体が自由に動くようになった私は、すぐに番屋に駆け込んだ。
「罪も何も…あれは松五郎の法螺話だよ。あんたのお父さんは、自分で堀に落ちて死んだんだ。」
「…どういうことですか?」
「松五郎があんな供述をしたんでな、もう一度この件を洗い直すことになった。そしたら当時の目撃者がいてな。廓帰りの男二人が、堀に落ちる男の姿を見たんだとよ。その時にすぐ番屋に知らせてな、翌朝堀を浚ってみたんだけど死体は上がらなかった。だから酔っぱらいの見間違いだと言われたそうだ。それで何日かしたら二町ほど行ったところで男の死体が浮いた。それで当時、それみたことかと話していたそうだ。やっぱり自分で川に落っこちて亡くなったのさ。」
「松五郎さんは、なぜそんな嘘をついたのでしょう。」
「さあね。でも…そうしないと、前を向いて生きていけない奴がいる、そう言ってたよ。あれは誰かを守ろうとする、強い男の目だった。人殺しは重い罪だ、死罪を免れない。そうまでしても、守りたい者が居たんだろうよ、あの男には。」
※※※
私はその後すぐに、松ちゃんの長屋を尋ねた。
そこは擦り切れた畳があるだけで、もぬけの殻だった。
その部屋の中に一枚、紙切れが落ちていた。
それには、つたない字でこう書いてあった。
『お前が背負うもんは、全部俺が持って行ってやる。そうすりゃお前は、何も持ってねえただの一人の女だ。お美代、幸せになんな。全部忘れて、俺のことも忘れて、幸せに生きろ。 -松五郎』
私はその手紙を胸に抱え、突っ伏して声を上げ泣いた。
泣いて泣いて、ようやく涙も枯れてきたころ、私はゆっくりと顔を上げた。
「分かったよ、松ちゃん…ううん、松五郎さん。あなたの気持ちを無駄にはしない。全部…何もかも忘れるから。そうして私は、誰よりも幸せになるよ。幸せに、生きていくよ。」
お美代は長屋の外へ出てその手紙を細かく裂くと、青い空に向かい手を振りかざした。
するとその破片は風に乗り、散り散りなって遥か遠くへ飛んでいき、やがて跡形もなく消えていった。
それはまるでお美代と松五郎、二人の様であった-。
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