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足跡
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私はある夜夢を観た
それはとても懐かしく
そして 淋しい恋の夢
太陽の光に照らされて
白い波が輝いている
波打ち際には
どこまでも続く
ふたつの足跡
一羽のかもめが通りすぎ
その後を振り返ってみると
足跡はひとつになっていた
海の方をふと見ると
いつの間にか陽は沈みかけ
立ち上がる波と高い空を
染めている
なんだか急に苦しくなって
とめどなく涙がこぼれ落ちる
頬をつたって落ちた雫は
波ににじみ
すべてを消していく
それでも私はどこまでも
波打ち際を歩いている
たったひとつの
足跡をつけ続けながら
それはとても懐かしく
そして 淋しい恋の夢
太陽の光に照らされて
白い波が輝いている
波打ち際には
どこまでも続く
ふたつの足跡
一羽のかもめが通りすぎ
その後を振り返ってみると
足跡はひとつになっていた
海の方をふと見ると
いつの間にか陽は沈みかけ
立ち上がる波と高い空を
染めている
なんだか急に苦しくなって
とめどなく涙がこぼれ落ちる
頬をつたって落ちた雫は
波ににじみ
すべてを消していく
それでも私はどこまでも
波打ち際を歩いている
たったひとつの
足跡をつけ続けながら
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