許し合い

秋(とき)

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許し合い

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「ごめんね」で許しあって
雨降って地固まる

安心と共に重くなる瞼
ずっと 昼も夜も開いていた瞳

あなたの声を聴きながら
親指の先をかじり
そっと 瞳を閉じる
あなたの唄声は今日も素敵で
私を包んでくれる

苦しんでいた時も
あなたの唄声は
私を温かく包み
励ましてくれていた

あともうすぐであなたに会える
「会える」から「逢える」に
変わることを夢観ながら
また 耳を澄ます

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