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月へと翔てく
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日が落ちて
何気なく空を見上げると
薄暗い中に見える高い空と
黒い雲たちの中に
輝くばかりの半月が
存在感を放っている
髪を結い上げて
現れているうなじを
夏の匂いのする風が
掠めていく
心の中にすとんと
落ちた想い
不思議と
泣くでもなく 苦しむでもなく
ただ
私はあの月を眺めている
何気なく空を見上げると
薄暗い中に見える高い空と
黒い雲たちの中に
輝くばかりの半月が
存在感を放っている
髪を結い上げて
現れているうなじを
夏の匂いのする風が
掠めていく
心の中にすとんと
落ちた想い
不思議と
泣くでもなく 苦しむでもなく
ただ
私はあの月を眺めている
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