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第1章 フィーデルン王国

第2話 謁見

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「ありがとうございます。この世界にお呼びたてした理由なのですが、まずは謁見の間のお連れします。そこで詳しくお話しします。」


そして僕らは謁見の間と移動することとなった。


ーーーーーーーーーーーー




~謁見の間~




「ここで片膝ついて顔を下に向けていて下さい。あれこれあれこれ......。」

~説明中~






「国王様のおなーりー!!」



「勇者たちよ。面をあげよ。」

「「「「「ハッ!!」」」」」

「よくぞ参った!!勇者たちよ!わしはエルジード=カイン=フィーデルンじゃ!!突然召喚してしまいすまなかった。召喚したわけなのじゃが、わしは説明が苦手じゃから、詳しくはカーネスから聞くが良い!!」




「はい、陛下。勇者様方、まずはこの世界についてお話しします。ーーー」


ここには人間、獣人、エルフ、ドワーフ、そして魔族の5種族がいるらしい。魔族はほかの4種族と戦争状態で、数は少ないが個々の強さが並外れて強く、対抗手段がなくなってしまったらしい。最後の手段として太古からの言い伝えである勇者召喚を行うことにし、俺たちを召喚したらしい。俺たち勇者には類いまれなる才能とスキルを用いて平和に導くとされているらしい。まあ要するにオレ達tueeeeee!!ができるっぽい。




「ーーー。そしてお願いというのは魔王と呼ばれる存在を倒してもらいたいのです。魔王は魔族の王であり、なおかつ魔物と呼ばれる魔素から生まれる生物を従えています。魔王を倒すことができれば魔族の統率は崩れ平和に戻るでしょう。」

「なるほど...。それで一つお聞きしたいのですが元の世界に僕たちは帰ることができるのでしょうか。」

「...ええ。一応そう言われる可能性も含めて送還の魔法陣もご用意しております。ですができれば1人でも多くの方が残っていただけると嬉しいです。つぎの召喚ができるのは100年後なのです。その時にはこの国があるかどうか...。」

ん?なんか間があったな。なんかあるのか?

「いえ。それだけわかれば十分です。みんな!俺はこの世界の人々を見捨てることはできない!!送還の魔法陣があるようだ!嫌だと思う奴は今、名乗り出てくれ!!できればみんなにも協力してほしい!俺たちにはその才能やスキルが有るらしい!その力を使って平和に導きたいと思っている!!」

テンプレだな~。

「私も聖哉の意見に賛成よ!!みんなこの世界を救いましょう!」

守ろうともしなかったお前がよく言うよ。どちらかというとお前は否定派だろ。

「「「そうだな!」」」

「聖哉が言うなら従うぞ!」

「私も!!」

「みんな!ありがとう!!...
と言うことなので大丈夫です。」

「ありがとうございます!全員が残っていただけるとは思ってもみませんでした!!続いてステータスの確認をしたいと思います。」

そして俺は帰還の魔法陣の話の時、間があったことが気になったため、王女が騙している可能性があると考えて動くことにした。
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