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第1章 未来人よしお
現世との決別
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俺の名前は木下 よしお。
結婚歴18年で子供は2人。
イベント会社を兄弟経営していて、夢に向かって邁進してい……た。
会社は順調で来年には念願だったベトナムに日本語学校の建設予定があった。
それよりも大事なものは妻のかずさだ。
2034年8月、些細なことでケンカをした。
かずさはマンションの4階から駆け足で外に飛び出た。
その日は夏特有のじめっとした雨が降っていた。
50m先にあるスーパーの前の信号を渡ろうとしてトラックと衝突して事故死した。
慰める者、励ます者はたくさんいた。
よくある夫婦ケンカだった、俺が殺したわけじゃないそんなことはよくわかる。
でも、そんなことどうだっていい。
かずさがいなくなったという現実は決してかわらない。
「今を生き続けてる限りは…」
新宿の街を歩いていた時、ふいに口からでた。
新宿の街をうつむきながら歩いていられるほど新宿慣れはしていない。ましてや雨。
上を見上げると、大小様々広告が目に入り込んでくる。
~過去に戻ってニュートリノを探すツアー~
ん?過去に戻…る?
この前、月9のドラマをみていてニュートリノの話をしていたから多少の知識はあった。
「ニュートリノって想いの粒子だよな、、つまり運命の相手ってことだよなたしか、、」
ドンっ!!
「あ、いて!あ…すいませ…」
誰かにぶつかり謝りかけたがすぐ口を閉じた。
「何ぼっ~と歩いてるんだ!アホみたいな顔して、あ、アホか!あはははは!!」
そう言い放つのは俺の兄で共同経営者の1人、木下 正照だった。
歳は俺より2つ上。
「どうしたの?今日はイベントじゃなかった?」
「雨天中止!」
「屋内イベントじゃなかった?」
「それは先週!お前、かずさちゃんのことで大変だったろ」
そう言いながらさっきまで俺が見ていた広告を指差した。
「知ってる知ってる!現世との別れる覚悟があるならいこうか。」
「え」
「こっちこっち」
2034年8月
かずさからもっとも遠のいて、そして今日1mm近づいた。
結婚歴18年で子供は2人。
イベント会社を兄弟経営していて、夢に向かって邁進してい……た。
会社は順調で来年には念願だったベトナムに日本語学校の建設予定があった。
それよりも大事なものは妻のかずさだ。
2034年8月、些細なことでケンカをした。
かずさはマンションの4階から駆け足で外に飛び出た。
その日は夏特有のじめっとした雨が降っていた。
50m先にあるスーパーの前の信号を渡ろうとしてトラックと衝突して事故死した。
慰める者、励ます者はたくさんいた。
よくある夫婦ケンカだった、俺が殺したわけじゃないそんなことはよくわかる。
でも、そんなことどうだっていい。
かずさがいなくなったという現実は決してかわらない。
「今を生き続けてる限りは…」
新宿の街を歩いていた時、ふいに口からでた。
新宿の街をうつむきながら歩いていられるほど新宿慣れはしていない。ましてや雨。
上を見上げると、大小様々広告が目に入り込んでくる。
~過去に戻ってニュートリノを探すツアー~
ん?過去に戻…る?
この前、月9のドラマをみていてニュートリノの話をしていたから多少の知識はあった。
「ニュートリノって想いの粒子だよな、、つまり運命の相手ってことだよなたしか、、」
ドンっ!!
「あ、いて!あ…すいませ…」
誰かにぶつかり謝りかけたがすぐ口を閉じた。
「何ぼっ~と歩いてるんだ!アホみたいな顔して、あ、アホか!あはははは!!」
そう言い放つのは俺の兄で共同経営者の1人、木下 正照だった。
歳は俺より2つ上。
「どうしたの?今日はイベントじゃなかった?」
「雨天中止!」
「屋内イベントじゃなかった?」
「それは先週!お前、かずさちゃんのことで大変だったろ」
そう言いながらさっきまで俺が見ていた広告を指差した。
「知ってる知ってる!現世との別れる覚悟があるならいこうか。」
「え」
「こっちこっち」
2034年8月
かずさからもっとも遠のいて、そして今日1mm近づいた。
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