異世界龍生《俺はのんびり静かに暮らしたいだけなのに！》

第1章 異世界生活、開始！！！！

龍新、死す？

ある森に、枯れ果てた大きな泉の跡地があった
しかし今まさに、水が湧き出していた

それはもう大量の水が噴水のように天高く地面から噴き出し、その勢いは治るどころかさらに強くなる。枯れ果てた泉の跡に水が急速に広がる。枯れかけていた泉の周囲にあった木々は、待ちわびていたかのように、我先にと水を求め、広がって来た水を吸収する。
それは広がってきた水の量が目に見えて減っていくのを見れば明らかだろう。しかし、水はなくならず、泉の水量は急速に増えていき
枯れ果てた川の跡地にも勢い良く大量の水が流れ込んでいった。
そしてあっと言う間に流れの強い川が蘇る

川に流れて行った水は断崖絶壁の崖から空中に勢い良く放り出され下にある大森林に巨大な滝となって降り注ぐ、大森林の木々は降ってきた魔素と龍脈の力を大量に含んだ水というご馳走に飛びつく様に吸収し始め、
噴き上がった水は風で周りに飛ばされ雨のように
大森林を含めた森全体に降り注ぐ

植物たちは喜び、風で吹かれたかのようにザワザワと葉を鳴らす

その光景を作ったのが、今水に押し上げられ
吹き飛ばされている小さな龍であると誰が思うであろうか…



アハハハハッ！わーい！高～い！(°▽°)
じゃねぇ！！！！ヤバイ！！こんな噴き上がってくるとか考えてなかったぁぁぁぁあああ！！！！
死ぬぅぅぅぅうううあああああああ！！！！
(´；Д；`)


バッッシャーーーン！！！！


噴き上がる水の隣に小さな水柱が上がる

………。

…………………。







…ぶっは！！！！生きてたーーーーーー！！！！(°▽°)
良かった…本気で死んだかと思った…多分人間の体だったら死んでたな…
天照さまとこの体を作ってくれた方々に感謝します！！！！


と、体を作った神々に感謝をする龍新だった

…龍新が吹き飛ばされたのを見て、笑い転げて痙攣を起こしている神が一柱いたそうだが…


それはともかくとして、龍新は溜まり始めた池の水を泳ぎ、岸辺に上がり周りを見渡す。

そこには先ほどまで枯れ果てていた大きな池に水が並々と溜まっており、
川からはザァーッ！っという水が勢い良く岩に当たっているような音が聞こえてくる。

噴き出していた水は今は治っていたが後から後からと地面から湧いて出ている事が水の上からでも分かった。

水は太陽の光を反射し、キラキラと輝いている。
周りの木々はさっきまで枯れそうになっていたはずなのだが、今はもうすでに青々とした葉を生やし、太陽の光を受け止めている。

小動物も集まって来たようで所々で水を飲んでいる姿が見えた。それはまさに、自然の中で水というものがどれほど大切な役目を持っているのかを教えてくれるような光景だった。







………やらかしたーーーーーー！！！！！！
(　ﾟдﾟ)





予想だにしていなかった光景に自分のした事の大きさがやっと分かった龍新だった…