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第1章 異世界生活、開始!!!!
ざっとこんなもんだ!!(震え声)
しおりを挟む日が登り始めた早朝、いつもは白い雲が浮いていて風も穏やかなはずなのだが…
今日は昨日よりも風が激しく音を鳴らし、空模様は黒に近い灰色の厚い雲に覆われ嵐が来る直前のようになっている。
木々は騒ぎ、動物達も何かを恐れるかのように静かになる。
その中心に大きな泉を前にした一匹の小さな龍が風を纏い、紅い瞳を輝かせ
泉の中央を見つめていた
さてと、それじゃあ魔力を集めてる間に少し準備しますか!周りが変な事になってるけどこの際気にしない!!
もちろん、それは龍新である
そしてそう思うと龍新は、口の中に入れておいた梅の種のようにデコボコとした形の植物の種子を取り出す。
………。
汚い事は分かっているが
しまっておくところがないのだから仕方ないんだ!( ゚д゚)
誰に言っているのか分からないが、そう切り捨てる。今龍新が持っている種子は
卵の殻の近くにあった岩の上の目につく場所にポツンと置かれていたものだ。誰が置いたのかは龍新ではない為十中八九、天照大神が置いていったものであろう。
何はともあれ他の種子はない為、
この謎の木の種子を使おうと龍新は決めると、貯めた力をそれに流し込み、龍脈の力に抑えられるように種子を強化する。
もし抑える役目を持った蓋が吹き飛ぶ事があれば目も当てられない事態になるだろう…
ある程度種子に力を流し込んだ後、泉の中心へと
小さい体を大きく動かし、投げる。
そして水の中に消えていったのを確認すると、“成長が早くなるイメージ”を魔素と龍脈の両方の力を使い今投げた種子に送り込む
すると、水中だが、だんだんと成長しているのが龍脈から感じ取れた
昨日よりも魔力の調整が上手くいってる!これなら細かい調整まではまだ出来なくともどんな木にするか決められるかも!
うーん、どうしようかな?御神木のようにするなら楠(クスのき)かな?木の幹の方じゃなくて木の一部を少しだけ分けてもらってさ!神社の建築材にも使われてたらしいし、彫刻材としても使えるし…使わせてもらった分は魔法で治せるし!
あーでもヒノキも良いな~
クスと同じで耐久性に優れてる木だし、比較的に柔らかい材質だから加工もしやすい。
それにあの独特の匂いは落ち着くし、お風呂作るとしたら是非使いたいよね~、…この身体じゃいつになるか分からんけど…
でも…やっぱり…病室から見たあのふわふわと柔らかそうな薄ピンク色の花を咲かせる、桜もまた見てみたいな………。
耐久性も高いしね!
あーでもーー!!
そう目を瞑り、悩んでいる時でも木の成長はどんどん早まる。その思考やイメージがそのまま流し込まれていることを忘れ…
そして周りの木々の背丈くらいの大きさに成長しても龍新は思考の海に入り込みなかなか気づかない…そして考えに耽っていると力の調整も上手くいかなくなるわけで…
掌に乗るほど小さかった種子は今や巨大樹を通り越し、地揺れ共に天高く伸びていっていた。
うーん…うん?なにこの音~って!
は!?ヤバイ!!考え過ぎた!!!!
とととと取り敢えず!止まれーーーー!!!
(;゚Д゚)
龍新の方は周囲が少し暗くなった事と地揺れの音で目を開け、状況を理解すると慌てて魔法を止めた。止めたのだが…すでに遅く、天を衝くように高く、巨大化した森の木々が可愛く見えるほどに見るものを圧倒する。しかし、遥か上から舞い落ちてきた、薄いピンク色をした花びらが先程より少し落ち着いた風に流され、ひらひらと辺り一面に広がる。その光景は近づきたくなるような雰囲気を纏っていた。
それを見た龍新は…
………………………………(´º∀º`) チーン
ま……まぁ……こここ、こんなもんよ!
♪~(´ε`;)
完全に開き直った…
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