36 / 42
エルフの里~リイルーン~
29:『ちょうめいしゅ』の真実 ★
しおりを挟む******
「アオイ、おはようございます♡今日も私達二人を祝福するかのような光が差し込んでおりますよ」
「そう……おはよ…」
いつものように、のっけから眩しい太陽とキラッキラなエフェクトに、豪華絢爛な花の背景を背負って挨拶をしてくるルティ。
背景が豪華な辺り、めちゃくちゃご機嫌らしい。サンバダンサーの背負い羽みたいに、背景の花は自分で担いでいるのだろうか?
まぁそんなこと、今はどうでもいいけど。
私は機嫌が悪い。でも、昨日の一件は、自分が迂闊だったこともあったし、私にはあまりにも分が悪い。だから、怒るに怒れないし、無視を決め込むなんてこともできない。ぐぬぬぅ……
「ルティ。私、昨日の一件でわかったことがある」
「ん?なにがわかったのです?私への愛の深さですか?それとも私のアオイへの愛の深さ、重さでしょうか?」
「愛の深さ」も「愛の重さ」も計測器が現在故障しておりますので、全くわかりませんよ!
「違う。ルーは意地悪な策士だってこと!」
「また、『ルー呼び』になっていますねぇ。私が意地悪で、策士ですか?どういったことでそう思ったのでしょうか?」
ほぉ~?すっとぼけちゃってさ!そういうところも意地悪だよね!!
「だって結局、言葉巧みに私を丸め込んで、自分に有利になるように仕向けたでしょ?」
「……ふむ。なるほど?では、逆にお聞きしますね。
アオイの昨日の行動は店主を助ける為に、私が『これをされると勝てない』とわかってることを、あえてしていませんでしたか?その行動自体は可愛いものばかりでしたので、私もあの場では追及致しませんでしたが……」
ドキャーーン!!!
ほわぁっ!!!!今ありえん音で心臓が跳ねましたけど!?
なんと……全て見抜かれていたというのか?
おぉぉ…所詮メッキでできた仮面なんてものは、簡単に剥がれ落ちてしまうというのか?いや、そもそも被れてもいないのかもしれない。ただのマヌケじゃないかよ……
精神的に疲れた過剰サービスはなんだったっていうんだよぅ!!そんな真実知りたくなかったぞー!なんで今それを言うんだよ……ぐぁぁぁ!これも自分のせいかっ!私のバカ・アホ・マヌケー!
「そ、そんなことは…」
「ありますよね?」
「ぐっ………」
ここはひとつ、もう一度黙秘を使ってみたらどうだろうか?結構便利な黙秘……
「あります、よね?」
「ふぁい……」
もぉぉぉぉぉ!!怖いから!その笑顔めっちゃ怖いから!黙秘って言葉知らんのか?
オカンには結局嘘なんて通じないってことじゃん!昨日はどうするのが正解だったっていうの?
「じゃあさ、ルーが私の立場だったら、どうやって怒っている恋人を宥めて、店長を救うの?私にはわかんないよ。ルーが人を殺めるところなんて見たくないし、して欲しくない!」
「そう、初めから素直に私に言って下されば良かったのですよ。それから、目を見て『あなたを愛している、誤解を招いてごめんなさい』って。潤んだ瞳は本物でしたので、あの時でしたら十分効き目はありましたよ?
それに……嫉妬はしましたが、あの程度で殺めるなんてあるわけがないですよ。ちょっとお仕置きする程度です、ふふふ」
だから、その謎のお仕置きの内容がいつも怖いんだって!わざとだよねぇ?【お仕置き】と書いて【拷問】って意味じゃないの?
「あんなの普通はトラウマになるよ。今日も仕事で店長に会うのに、どんな顔して会えばいいのか……ハァ」
「あの店主は、多分なにも問題ないと思いますし、普通でいいと思いますよ?」
噓でしょ?処刑台が見えたんだよ?絶対寝込んでるって!!
私、お詫びのジャンボプリンを頑張って作って、生クリームで『ゴメンナサイ』って書いたんだからね。若干滑って歪みだして『コメ・ヤサイ』とも読めなくもないけど……生クリームで書くもんじゃないね
「それよりも、結局また私を放って、店主のことばかりじゃないですか。私はアオイの望みだと思えばこそ、男性店主しかいないところで働くことも我慢しましたし、昨日もちゃんと許しましたよね?
それなのに、店主の方が恋人である私を差し置いて、一番に<ぷりん・あ・ら・もーど>や<ジャンボぷりん>を食すだなんて……
これって本来は非常に許し難いことだと思うのですが、アオイはどうお考えですか?」
「うっ……それは、まぁ申し訳ないと、いうか……でもでも、愛をトッピングしているのはルティのものだけだしっ!」
ちょっと苦しい言い訳だろうか……店長のものには謝罪の心を込めただけだ。嘘じゃない!
「そうであれば良いのですが……もっと特別な【目に見える愛】でも頂けると、私も報われるところなのですが?」
彼は意味ありげに私を見て、にんまりと笑っていた。素晴らしくきれいな弧を描いている辺り、絶対に碌でもないことを考えているに違いない。
「……ど、どういうこと?」
首を傾げる私に対し、彼は形の良い唇に人差し指をトントンとあてた……
***
――…リン、リーン!
すでに就労前から精神的に疲れた……。昨日からのダメージも相まって、もはや彼と日常会話を今後どう楽しんだら良いのかと悩む次第。
お付き合いはまだ早かったのだろうか……今更、仕切り直そうなんてできるわけもないのだけど。
もう少し牛歩な歩みで進めたいと思っていたのに、私からしたらレーシングカーくらいの速さに感じるんだよね。
恋愛本で、物語の数だけ素敵なエンディングがあって、付き合い方も知識としてだけは、ないわけじゃないけど……なんせ実践したことがない。
車の免許とるのに、講習しか受けず、実技訓練なしで車運転するようなものなんだよー私なんて!
彼氏と思ってた人は『これがあれば幸せになれるんだぜ』とか言って、おもちゃにしか見えないネックレスを、付き合った?その日に勧めてきたくらいだし。こんなんばっかりですよ!
それだけに、世間一般はどうなの?とかわからないし、ここで聞ける人もいないし……そういえば同級生なお友達っていない、みたいな。ボッチ……ハァ
「おぉ、びっくりしたっ!ドアベルが鳴ったのに、声がしないから様子を見にきてみれば、同志アオイ君、無事に来れたのだな」
「あ、店長!おはようございます!!き、昨日は…ってあれ?店長、普通ですね?」
死んだ魚の目してなかったっけ?あと『無事に来れた』ってなに??わからん
「昨日?あぁ、まさか君があのルーティエライト様の恋人だったとは驚いたよ……以前、あのお方が本を購入にいらした時も、君の為に足を運んで下さったのだろう?『恋人の為に買いに来た』とおっしゃっていた。
あのとき気に入った本はあったかね?恋愛ものも含め、バランスよく選んだつもりなのだが」
あーあれねぇ……あの時も何だかんだと誘導された気がする。い、嫌ではなかったけどさ……
っていうか、あの時は付き合ってすらなかったと思うんですけど??どうせ、今それを責めても『結局今は付き合っているので問題ないじゃないですか』とか言うんだよ。
「気に入る……あ、あれかなぁ。シルバー姉さんの雑誌は良かったです。あれがあったお陰で、初対面でもどれほどすごい方なのかって知っておけましたし」
「は?初対面でも?アオイ君はシルバー姉さんに会ったことがあるのかね?
超多忙な方で、中々取材予約も取れないと聞くお方だぞ?今は長期休暇で里に帰っているのだったかな?」
「あ、やっぱり!私は運が良かったんですねぇ。これも徳のおかげかな、ふふ。
今、私も里にある彼の家に滞在していて、彼のお母様がシルバー姉さんと懇意にしていたお陰で、手ほどき……というか、まぁ色んなところでお世話になったんです」
実はシルバー姉さんがアイさんの代わりに動いています……とは言えないけど。実力者であることには変わりないしね。
「あの、結構気難しいと聞くシルバー姉さんが……?アオイ君は中々人付き合いに長けているのだな。
それに転移でユーロピアを往復しているのであろう?人族なのにさすが、あの方の恋人なだけある」
シルバー姉さんが気難しい???あのテンションの人が!?むしろ、そっちの方がイメージできないんだけど!
「しかし……こんなこと、君に聞くのもどうかと思うのだが、エルフと付き合うというのは抵抗はなかったのか?見た目だって、自分だけ年老いても相手は美しいままで……それに生きる長さが違うだろう?」
あぁ……やっぱりエルフ族側も異種族間恋愛って気になるところなんだ。店長は興味本位というか先々を思って言ってくれてるんだよね。店長には話てもいいかなぁ。別に話してはいけないとも言われてないし。
「聞かれるってことは、知らない可能性を感じるので、私の話も秘密にして頂けたらと思うのですが……」
「もちろんだとも。君にも私の秘密を知られているのもあるが、そもそも私には言いふらせるほどの友人がいないのでな」
「あー…はい」
「おいおい、エルフジョークだぞ?本気にするな!!」
「アハハ。ワカッテマスヨ?」
いや、割と本当なんじゃないかって気がするけど……私も似たようなものだから、何も言うまい。
「それで秘密の件ですが……実は最近まで中年層のおばさんだったんですよ私。人族なので当然、姿かたちもおばさんだったわけですが」
「なに!?今のアオイ君の若い姿とは違っていた、ということか?もしや、ファパイ先生の変身魔法なのか?」
「あ、いえ、魔法ではないです。おばさんの状態で彼とは出会い、色々あってパーティを組み、更に色々あって、水分補給だと言われて出された『長命酒』というものを飲んだら、彼の寿命をわけられて、それに伴って若返った……みたいな」
「な、な、なんなのだ!省き方が雑過ぎて『色々』の部分が余計に気になるっ!!しかし、一つ訂正だが、『長命酒』ではないぞ?『寵命守』だ。
あれは昔話だとばかり思っていたが、今も里に存在していたとは……族長は魔力が多い者がたいてい務める。永き人生を生きる分、もし愛した種族が違ったとしても共に生きれるように、代々の族長に引き継がれているのだったな」
え?ルティは一升瓶ごと持ってたよね?それとも瓶はフェイクだった……?
あの時は確かに『長命酒』ってラベルに書いてあったと記憶している
「ということは、ルーティエライト様は今とは見た目が違う、年輪を重ねたアオイ君のときから深く愛していたということなのか……」
「年輪て……。まぁ、そう言われると、そうなのかもしれないような……?」
「あれは成功すれば美酒となり、寿命を分け与える以外の副作用などはないが……
相手が自分に気持ちを傾けていない状態で使用すると、相手は若返りはするが、元々持っていた寿命で亡くなる。それに、相手が若返りを拒否すれば、戻すことは可能だが、その際にも自分の寿命を対価にして戻す」
「………え?」
「ようするに、対価として自分の寿命の大半を削るだけに終わってしまうのだ。だから生半可な覚悟では使うものではないと伝え聞いていた。
あくまで、想う相手側の気持ちが優先されるもので、共に気持ちが通っていた場合にのみ、己と生涯を共にして欲しいという願いを叶えてもらえるものなのだ」
「あ…寿命を分けて延ばすもの、だって……だから長命酒って……ルティは。
そんな、私……それ以上のことは…全く聞かされてません、相手側の気持ちが、優先なんて……」
ルティ、こんなにリスクの高いことを……あんなに不安定だったのに、あの時の私の気持ちの中に、自分への気持ちがあると、本当に確信してたって言うの?もしかしたら気遣いからの嘘ってこともあるじゃない。
もし、もしもあの時、仮の話をした時に、私が自分の気持ちを認めていなかったら……?それに、ルティに気を遣って優しい嘘をついていたのだとしたら?
もしそうなら、私は若返って……でも数十年で寿命を全うする。ルティは寿命を大幅に縮めただけで彼の最期の時に私はすでにいない状態ってことでしょう?
彼の願いは叶わないのに、あまりに対価が大きすぎるじゃない。
決して寒いわけじゃないのに、体がカタカタと小刻みに震えてきた
「あぁ、なんと……なんと美しく、一途な愛であろうか。これこそが、真の純愛なのだろう。私はあのお方の愛の賛美者でありたい……」
「そんな……こんなの…彼の犠牲がなければ得られないような望みなら、あのままで良かった!!
私は彼にそこまで愛してもらえるほどの価値なんてないのにっ!受け取る想いばかりがどんどん増えて、私は同じだけの熱量で返せても、いないのに……」
こんなことを本人以外から聞くだなんて思わなかった。ルティも、アイさんも……みんな何も、そんなそぶりすらなく、普通に受け入れてくれていたから
頭の中はぐちゃぐちゃで、感情のコントロールができない。今すぐ、彼と話をしなくては……
「……店長、二日目から大変申し訳ないのですが、具合が悪いので帰らせて下さい。
あと、これ、お詫びのジャンボプリンです。カットしてあるので、一日一切れずつにして下さいね」
「あ、あぁ……申し訳ない、私が余計なことを話してしまったようだな……今度こそ消されるかもしれない。私の方もこれを……落ち着いたら読むといい。おススメの純文学だ、布教用なので君にあげよう」
「そんなことありません。本は、本当に嬉しいんですけど、今は冷静じゃなくて……申し訳ないです。大事に読ませてもらいます。では、失礼します」
店長に一礼し、私はすぐに店を飛び出した―――
「ルティ……?」
「アオイ……」
店の入り口前には、まさに今会いに行こうと思っていた彼が、困ったように眉尻を下げ、申し訳なさそうにしながら立ってた。
おそらく、私が今から聞こうと思っている内容もわかっているからだろう。
「……色々、聞きたいことと話したいことがあるの。里に戻りましょう」
「………はい」
彼は一言だけ返事を返し、共に里まで転移で戻った
あの日の真実を、ちゃんと彼の口から聞きたい。
52
あなたにおすすめの小説
死に物狂いで支えた公爵家から捨てられたので、回帰後は全財産を盗んで消えてあげます 〜今さら「戻れ」と言われても、私は隣国の皇太子妃ですので〜
しょくぱん
恋愛
「お前のような無能、我が公爵家の恥だ!」
公爵家の長女エルゼは、放蕩者の父や無能な弟に代わり、寝る間も惜しんで領地経営と外交を支えてきた。しかし家族は彼女の功績を奪った挙句、政治犯の濡れ衣を着せて彼女を処刑した。
死の間際、エルゼは誓う。 「もし次があるのなら――二度と、あいつらのために働かない」
目覚めると、そこは処刑の二年前。 再び「仕事」を押し付けようとする厚顔無恥な家族に対し、エルゼは優雅に微笑んだ。
「ええ、承知いたしました。ただし、これからは**『代金』**をいただきますわ」
隠し金庫の鍵、領地の権利書、優秀な人材、そして莫大な隠し資産――。 エルゼは公爵家のすべてを自分名義に書き換え、着々と「もぬけの殻」にしていく。
そんな彼女の前に、隣国の冷徹な皇太子シオンが現れ、驚くべき提案を持ちかけてきて……?
「君のような恐ろしい女性を、独り占めしたくなった」
資産を奪い尽くして亡命した令嬢と、彼女を溺愛する皇太子。 一方、すべてを失った公爵家が泣きついてくるが、もう遅い。 あなたの家の金庫も、土地も、働く人間も――すべて私のものですから。
多分悪役令嬢ですが、うっかりヒーローを餌付けして執着されています
結城芙由奈@コミカライズ連載中
恋愛
【美味しそう……? こ、これは誰にもあげませんから!】
23歳、ブラック企業で働いている社畜OLの私。この日も帰宅は深夜過ぎ。泥のように眠りに着き、目覚めれば綺羅びやかな部屋にいた。しかも私は意地悪な貴族令嬢のようで使用人たちはビクビクしている。ひょっとして私って……悪役令嬢? テンプレ通りなら、将来破滅してしまうかも!
そこで、細くても長く生きるために、目立たず空気のように生きようと決めた。それなのに、ひょんな出来事からヒーロー? に執着される羽目に……。
お願いですから、私に構わないで下さい!
※ 他サイトでも投稿中
転生してモブだったから安心してたら最恐王太子に溺愛されました。
琥珀
恋愛
ある日突然小説の世界に転生した事に気づいた主人公、スレイ。
ただのモブだと安心しきって人生を満喫しようとしたら…最恐の王太子が離してくれません!!
スレイの兄は重度のシスコンで、スレイに執着するルルドは兄の友人でもあり、王太子でもある。
ヒロインを取り合う筈の物語が何故かモブの私がヒロインポジに!?
氷の様に無表情で周囲に怖がられている王太子ルルドと親しくなってきた時、小説の物語の中である事件が起こる事を思い出す。ルルドの為に必死にフラグを折りに行く主人公スレイ。
このお話は目立ちたくないモブがヒロインになるまでの物語ーーーー。
婚約破棄で悪役令嬢を辞めたので、今日から素で生きます。
黒猫かの
恋愛
「エリー・オルブライト! 貴様との婚約を破棄する!」
豪華絢爛な夜会で、ウィルフレッド王子から突きつけられた非情な宣告。
しかし、公爵令嬢エリーの心境は……「よっしゃあ! やっと喋れるわ!!」だった。
「わざわざ始まるまでまたないで、今のうちに手を打ったってよくない?」
イチイ アキラ
恋愛
アスター公爵令嬢エステルは、夢をみる。それは先を映す夢。
ある日、夢をみた。
この国の未来を。
それをアルフレッド王太子に相談する。彼女を愛して止まない婚約者に。
彼は言う。
愛する君とぼくの国のためなら、未来を変えるのも仕方なくない?
転生しましたが悪役令嬢な気がするんですけど⁉︎
水月華
恋愛
ヘンリエッタ・スタンホープは8歳の時に前世の記憶を思い出す。最初は混乱したが、じきに貴族生活に順応し始める。・・・が、ある時気づく。
もしかして‘’私‘’って悪役令嬢ポジションでは?整った容姿。申し分ない身分。・・・だけなら疑わなかったが、ある時ふと言われたのである。「昔のヘンリエッタは我儘だったのにこんなに立派になって」と。
振り返れば記憶が戻る前は嫌いな食べ物が出ると癇癪を起こし、着たいドレスがないと癇癪を起こし…。私めっちゃ性格悪かった!!
え?記憶戻らなかったらそのままだった=悪役令嬢!?いやいや確かに前世では転生して悪役令嬢とか流行ってたけどまさか自分が!?
でもヘンリエッタ・スタンホープなんて知らないし、私どうすればいいのー!?
と、とにかく攻略対象者候補たちには必要以上に近づかない様にしよう!
前世の記憶のせいで恋愛なんて面倒くさいし、政略結婚じゃないなら出来れば避けたい!
だからこっちに熱い眼差しを送らないで!
答えられないんです!
これは悪役令嬢(?)の侯爵令嬢があるかもしれない破滅フラグを手探りで回避しようとするお話。
または前世の記憶から臆病になっている彼女が再び大切な人を見つけるお話。
小説家になろうでも投稿してます。
こちらは全話投稿してますので、先を読みたいと思ってくださればそちらからもよろしくお願いします。
【完結】辺境に飛ばされた子爵令嬢、前世の経営知識で大商会を作ったら王都がひれ伏したし、隣国のハイスペ王子とも結婚できました
いっぺいちゃん
ファンタジー
婚約破棄、そして辺境送り――。
子爵令嬢マリエールの運命は、結婚式直前に無惨にも断ち切られた。
「辺境の館で余生を送れ。もうお前は必要ない」
冷酷に告げた婚約者により、社交界から追放された彼女。
しかし、マリエールには秘密があった。
――前世の彼女は、一流企業で辣腕を振るった経営コンサルタント。
未開拓の農産物、眠る鉱山資源、誠実で働き者の人々。
「必要ない」と切り捨てられた辺境には、未来を切り拓く力があった。
物流網を整え、作物をブランド化し、やがて「大商会」を設立!
数年で辺境は“商業帝国”と呼ばれるまでに発展していく。
さらに隣国の完璧王子から熱烈な求婚を受け、愛も手に入れるマリエール。
一方で、税収激減に苦しむ王都は彼女に救いを求めて――
「必要ないとおっしゃったのは、そちらでしょう?」
これは、追放令嬢が“経営知識”で国を動かし、
ざまぁと恋と繁栄を手に入れる逆転サクセスストーリー!
※表紙のイラストは画像生成AIによって作られたものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる