<続編>アテンションプリーズ!ガラポンの特賞は異世界でした!?~アオイ18歳に若返ったので、異世界でエンジョイしたいと思います!~

三星

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夏休みをエンジョイしたい!

12:理解し難い魔国紳士の嗜み



******


 ルティのほとんど侮辱に近いような、極端な置き換え療法が功を奏し、ゴーちゃんはすっかり復活できた。彼の情操教育が、これ以上取っ散らかったりしないことを祈りたい


「なんにせよ、ゴーちゃんが復活して良かったぁ。あのまま帰っちゃうかと思って心配したよ」
「うん、ごめんね……それでもアオちゃんは心配だし、僕のパーカー貸してあげるから着ておいてね」


 心配性のゴーちゃんのパーカーを肩から掛けられ、着ておくよう促される。直接肌に紫外線を浴びてしまうゴーちゃんの方が心配なんだけど。あとでUVクリーム塗ってあげよう。


「えぇーこのままで十分、洋服っぽいと思うんだけどな……よいしょっと…はい、これで心配はなくなった?」


 やっぱり男性サイズなんだなぁ~。青年期であるゴーちゃんはまだ180cm弱程度なんだけど、着てみると全然サイズが違うから面白い。手なんてお化けみたいに袖がブラブラしてるし、丈もミニ丈の水着までスッポリ隠してしまっていて、パーカーワンピースみたいになっている。


「!!!!?」
「あっ………」

「ん、どうしたの二人共?ほらぁ~どうせサイズが大きいから変だって言いたいんでしょ?でも、手が短いねって言ったら泣くから!」


「ゴーシェ、あれはやはりあなたが着なさい」
「そうします、ルーティエ兄さん。ごめんね、やっぱりアオちゃんパーカー返してもらえる?」
「え?いいけど…なんで?そんなに変だった?」


 男性用はやっぱり男性が着た方がいいってことだね。ゴーちゃんのパーカーは一瞬だし、汗の臭いとかついていないといいけど


「アオイは自分用のパーカーもお持ちでしたよね?やはり下のミズギとお揃いの方が良いのでは?」
「あ、そういえばそうだった!お披露目の時が衝撃的過ぎて置きっぱなしにしていたよ~取って来るね!」

「アオちゃん、走らなくていいからね~」


◇◇◇◇


「「はぁぁぁぁぁぁぁぁ」」


 ある意味、心臓に悪いものを見てしまった。パーカーを取りに戻ったアオイが見えなくなり、ゴーシェと揃って深く息を吐いた。


「ゴーシェ……あれはいけないですよ。まだゴーシェにはあのレベルは早すぎます」
「はい……僕もビックリしました」


 これは以前、ブクマ―から渡された本に載っていた【彼シャツ】と言うものではないだろうか?目を通した時は、そんなものより可愛くて似合う服を着せた方がいいに決まっているのに、どういうことなのか理解できなかったが、実際目の当たりにしてハッキリとわかった……かなり、アリ


「あれが恐ろしい破壊力を持つ【彼シャツ】と似た類のものですね……ゴーシェの、というのが非常に気に食わないですが、今回は事故のようなものですから不問と致しましょう」

「本当に申し訳ありませんでした。あ、あれが【彼シャツ】の威力なんですね……ルーティエ兄さんは動揺をすぐに抑えられていて、さすがです。僕はやはりまだまだですね…」


 いや、さすがの私でも隣にゴーシェがいなかったら、案外危険だったと思う。全く身内ではない者であれば、あのまま部屋まで転移しただろうと容易に想像できるくらいだ。


「ゴーシェはこれから経験をどんどん積んでいけばいいだけです。若いのですから仕方がないですよ」
「彼シャツの存在だけは何となく知っていたのですが……カーモスが色んなハウツー本を持っているので、今後の為にも<初めてでも動揺しない『彼シャツ』への心構え>を熟読しておこうと思います」


 ブクマ―は書店員だからともかく、なぜカーモスはやたらとマニアックな本ばかり持っているのだろうか。そして、自分はしっかり遊んでいる割に、ゴーシェをやや純粋気味に育てているのはどういうことなのだろうか?伯母上や伯父上の教育方針とは思えないのだが。絶対に碌でもない理由だろう


「そんな本があるのですね……ゴーシェ、どんな内容か私が先にチェックして差し上げますので、カーモスにバレないように、先に私に読ませてもらえますか?」
「ふふ。はい、了解しました」


◇◇◇◇


「お待たせ~!やっぱりお揃いで作ってもらったやつの方がいいかな?」
「はい、とても良く似合っていますよ」
「うん、ピンクのひまわり柄がアオちゃんにピッタリだね。可愛い~」

「ゴーちゃんも言い忘れてたけど、水着似合ってるよ!ハーフ丈のサーフパンツがカッコイイね」
「ありがとう!男性用はそんなに違和感ないのに、やっぱり女の子の方が色々あるんだね」

「ルティもピンク系だろうが着こなすのは相変わらずスゴイよね。アイさんが私とお揃いっぽくなるようにしてくれたんだね」
「いえ、私がお願いしたのですよ。基本的には何かしらお揃いのものを身に着けるようにしているのです。それに、ミズギは危険ですからね。アオイが一体誰の恋人なのかをきちんと知らしめる必要がありますので」

「でも、ここはプライベートビーチなんでしょ?そんな心配あるかなぁ?」

「用心に越したことはないってことだよ、アオちゃん」
「そういうことです」



 遅れて浜辺に行けば、恋泥棒のエキスパートっぽいカーモスさんが、若い美女二人からUVクリームを塗られていた。まるでハーレム……
 でも、カーモスさんって今おいくつなんだろうか?モルガさんよりは下なんだろうけど、女性の年齢だけに私も聞いていないからなぁ……年下の若い女の子の方が、やっぱり男の人は好きなのかねぇ
 
 あっでも私とルティも厳密には350歳差……出会いはおばさんだったのに、これってルティはロリ……いや、いや、違うよね!?
 
 キラ君とハニーちゃんは……海に入ってはいるんだけど、いるんだけどさー!せ、接吻せっぷんなさってるんですがっ!?いや、カップル成立は時間の問題かって言ったけど、秒か?秒で成立したんか?


「あああああああ、あのさ、二人共あっちの方が広そうだし、あっちで星の砂とかサンゴとか貝殻拾いやゴミ拾いでもしない?あ、アサリってこっちにもいるかな?一応、掘る為の<熊手>は用意してあるんだけど」
「そうだね。綺麗な貝殻とかたくさん落ちてるし、工作の材料にもなりそう~」


 一応、ゴーちゃんを気にして、接吻カップルとは逆方向を指してみたんだけど、ゴーちゃんは先ほどのルティの話のお陰か、本当に見ても全く反応しなくなった。悟りを開くの早いね。。。
 
 これはあれだな、海外旅行で日本人がびっくりしちゃうあるあるみたいなやつじゃない?実際海外では恋人同士ってきっとああいうのオープンなんだろうし。いや、行ったことないから海外ロケの映像参考ですけど。
 キラ君は差し詰め、イタリアーノでパルミジャーノ・レッジャーノでマンジャーモに違いない。チーズの海に溺れるがいいさ


「ふふ。やはりアオイは【鉱物より好物】ってやつですよね」
「へ?どういう意味?」

「宝石類も喜びはしますが、オニギリで泣いておりましたし、そうやって食べる為にアサリを探そうとする辺りがアオイらしいと言いますか……」


 所謂『花より団子』ってやつと意味は一緒かな?確かにアサリの次はチーズを考えていたくらいですし


「どうせ、私は食い意地張ってますよー!でも、別にいいしっ!食べることが好きだから否定はしないよ」
「僕は食べるのが好きなアオちゃんも可愛くて好きだよ」
「もちろん私も愛しておりますよ。もうご存じでしょう?」

「……なっ!二人共、急にやめてよ!!」


 合コンが順調なモッツァレラ、もといイチャコラグループはとりあえず放っておき、私達三人は砂風呂に入ったり、瓶詰めにしたり、泳いだり、アサリ掘ったり、ゴミ拾ったり……はたまた二人が潜水してウニやらホタテやらドデカい真珠まで入っているオオシャコ貝を獲ってきたりと目一杯に海を満喫した。

 ちなみに私は何度潜ろうとしても、お尻がぷかぁっと浮いてしまい、何とも無様な有様に……夢の尼さん体験はまた今度に持ち越しとしました

 ちなみにルティの砂風呂は筋肉ムキムキな人風に作り大笑い、ゴーちゃんにはもちろん天使の羽を砂で作ったよ!力作!!
 それなのに、ルティとゴーちゃんからは『ゴーシェ、私には止められなくて…申し訳ないですね』、『いえ…もう仕方がないと思っていますから』とテンション低めの反応しかされず。一人納得がいかないのですが??羽も一本一本丁寧に作ったのに!!

 私の砂風呂アートは二人が急に団結しだして、リスの身体にされていたらしい。お腹が大きい…
『アオイはリスになっても可愛らしい』とか『アオちゃんはやっぱり子リスちゃんで間違いないよ!』と絶賛してもらったものの、顔だけ人で身体がリスは、正直言って不気味だと思う。人面リスやで?



 ディナーに獲れたての海鮮を一部使ってもらい、とっても美味しく調理してもらったけど……時間になっても空席のままだったキラ君とハニーちゃんの席に、内心そわそわドキドキしながらディナーを完食したのだった。
 
 ウニが美味かった記憶しかない


***


 結局、食事が終わる頃になっても、キラ君とハニーちゃんは戻らず。
 そして一応ゴーちゃんと同室で組まれていたカーモスさんは、イーロちゃんとホヘットちゃんが使用している二人部屋へ、当たり前の如く二人の腰を抱いて消えて行った。
 
 それを目の当たりで見ていたゴーちゃんはジト目になりながらも、大きな溜息を一つ吐いて一人、部屋に戻っていった。
 カーモスさん……ゴーちゃんの世話って言ってたのなに?お世話する相手が違ってますが


 ゴーちゃんが一人で可哀想かなと思ったけど、ルティとの約束もあるし、私もそろそろ二人でまったりしたいなと思っていたので、若干背中に哀愁漂わせていたけどゴーちゃんとは『また明日の朝、食堂で会おうね』と別れた。

 そもそもゴーちゃんを誘い辛いのは、私達にあてがってくれた部屋がみんなとは反対側のフロアに用意されていたというのも理由としては大きい。隣同士とかであれば、きっとギリギリの時間くらいまではゴーちゃんも交えて話したりしていたと思う。でも、端と端ってくらい場所が違うのですよ、ええ。

 元々恋人関係である私達への気遣いもあるんだろうけど、合コンの行きつく先を見据え、夜は各自好きにしましょうっていう計画だったのかな?
 
 いくらゴーちゃんが奇跡の天使とは言え、あのカーモスさんの態度を見て全く何もわからないってことはないだろうし、多分理解しているっぽかったもんね。
 私ですら想像つく…っていうかカーモスさんがあからさま過ぎると言うか……意味があってなの?それともこの国の普通なの?



 なんだかすごくモヤモヤした気持ちのまま、私はルティと部屋へ戻った



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