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第三章
17.番※
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周期的にマリシュのヒートが近づいてきた。
二人が正式に結婚してから初めてのヒートである。
以前よりフォネストと『次のヒートで番になる』と決めており、彼もマリシュのヒートに向け騎士団の仕事を調整していた。
マリシュは玄関で仕事へ行くフォネストを引き留めていた。
「もう、今日ヒートくるから……、そばにいてよ……」
「ヒートが来たら一週間の休みをもらえるように調整してもらったから、今日仕事を休むわけにはいかないんだ、ごめん……」
フォネストはそう言ってマリシュの頭を撫でる。
番のいないΩは、ヒートが近づくと不安定になりやすい。特に、番予定のαが自分のそばを離れることを嫌がる。
マリシュも頭では、フォネストが仕事を休めないことを理解している。普段のマリシュでは、そんなことは全く言わない。
しかし、Ωの本能には太刀打ちできない。不安な気持ちのまま、ただ目の前のαを求める。
「……急いで帰ってくるから。今日は絶対に家から出ないでね。俺の衣服とか自由に使ってくれて構わないから」
マリシュは涙目で小さく頷いた。
「わかった……はやく帰ってきて」
そう言ってフォネストを見送った。
◇
「はぁ……はぁ……」
マリシュの身体は猛烈な熱を帯びていた。
マリシュは、夕方ごろから熱が上がっていることに気づいた。動けるうちに湯浴みをし、フォネストにすぐに噛んでもらえるように首輪を外した。ベッドで巣作りをしている最中に、本格的なヒートに突入してしまったのだ。
「あっ、ああ……」
ベッドにこんもりと積みあがったフォネストの服の山に身をひそめ、焼けるような熱に耐えていた。
そして、服の山の中から一つの衣を取りだす。訓練生時代の紺のローブ──それを腕で抱きしめる。
「フォ、フォネスト……」
湧き上げる劣情を発散させようと、自然と腰が揺れる。刺激を求め、自身の屹立をローブへ擦りつける。
「あっ、んあぁ……っ!」
じわり、と下着とズボンが濡れたのを感じた。後孔からは蜜液が漏れ出していた。
本能のままに後孔へに手を伸ばす。
「ひぃ、ぁ……っ!あ、あぁ、ひぁ……っ!」
指を一本入れただけだというのに、全身に鋭い快感が走る。自身の昂ぶりからは白濁がどろどろと垂れていた。マリシュは、思うがままに指を前後に激しく動かす。
「は、あ、やぁ……っ!」
背中を反らし、快感を逃がそうとするが、身体から力は抜けていく。
後孔に入れた指をかき乱しながら、もう片方の手を自身の昂ぶりへと持っていく。
「ふ、あぁ、あッ、あぁ……!」
何度も絶頂を迎えたが、何かが足りないと感じていた。
「フォネスト……」
そう呟くたびに、自分のαはここにいないのだと涙が零れ落ちる。
◇
「マリシュ……!」
声が聞こえた。待ち望んでいた人の匂いに心が満たされた。
フォネストはすぐにベッドへ駆け寄り、マリシュを抱きしめる。
「マリシュ、大丈夫か?」
マリシュは目の前のαのフェロモンを感じて、無意識に腰が揺れた。
「は、あ、すぐにいれて……ほしい、今すぐほしい……」
縋りつくように抱き着き、無意識に腰を揺らした。フォネストのフェロモンで全身を包まれる、それだけで溜まっていた快感が弾けた。
「まっ……て、ああ、あぁ……っ!」
フォネストの目の前で白濁を吐き出した。
「マリシュ……すごく可愛い」
そう言いながら、フォネストはベッドの上に山積みになっている自身の服で、マリシュの手と身体を拭いた。
「服が、汚れる……」
「大丈夫だよ……さ、服を脱ごっか」
フォネストはマリシュの服に手をかけ、上も下も脱がしていく。裸になったマリシュの首元へと視線を向けた。
「首輪も外してくれたんだ、ありがとう。すぐに楽になるから。マリシュは気持ちよくなることだけ考えて」
「あっ!」
フォネストはマリシュの屹立を握り、上下へ動かしていく。フォネストの大きな手に包まれ、快感が溢れだす。
「んっ……!あぁ、き、きもち……いぃ……」
「よかった、好きなだけ出していいから……」
フォネストは唇を重ね、マリシュの口内を荒らしていく。
「んんーーーッ!!」
マリシュは再び盛大に白濁を解き放った。
マリシュは力が入らず、フォネストに体全体を支えてもらっていた。
「次はこっち」とフォネストはマリシュをベッドに寝かせ、自身の服を脱ぎ始めた。
マリシュの後孔に指にいれようとするフォネストをマリシュは止めた。
「ゆび……いらないから……フォネストの、いれて……」
「でも……」
「はやく……ほしいから」
「分かった。指はいれない 」
「……?」
そう言いながら、フォネストはマリシュの両脚を肩に掛け、後孔を舐め始めた。
「ちょ……!あっ、は、あぁ!」
マリシュは慌てて止めようとしたが、温かなその弾力に腰を揺らす。びちゃびちゃと内腔をかき乱し、溢れ出すマリシュの蜜液を飲み込んでいく。
「んぁ、や、ああ……」
顔を上げたフォネストは満足そうに微笑んでいた。
「……あまい」
「フォ、フォネスト……!」
フォネストはマリシュをうつ伏せにさせ、自身の屹立を後孔へと押し込む。ヒートのおかげか、マリシュは彼の屹立を容易に抱え込む。そして、そのまま屹立を一気に奥まで突き上げた。
「は、あ、あぁ、ぁ……ッ!!」
そのまま背後から覆いかぶさり、マリシュの項をぺちゃぺちゃと舐める。舐め上げられる度に、フォネストのフェロモンは濃くなり、身体が溶けてゆく。
唐突に激しい律動が始まった。マリシュの腰を強く掴んだまま、何度も何度も内壁を擦り上げていく。
「は、あッ、ぁ……ん、ぁ、あぁ……」
「マリシュ……」
背後から息がかかったと思えば、次の瞬間、項に鋭い痛みが走った。
「は、あっ、ん……、んあぁぁぁッ!!」
痛みと共に最奥で熱いものが注がれ続ける。
「んっ、ぐ、うぅ……」
フォネストに強く抱きしめられる。屹立はポンプのように繰り返し脈動し、長い時間をかけ、大量の白濁をさらに奥へと注ぎ込んでいく。後孔からは収まりきらなかった白濁が零れ落ちる。
「……ごめん、止まらない」
フォネストはそう呟きながら上半身を起こすと、白濁を放ちながら律動を開始する。
「や、ぁ、まっ……あ、あぁ……ッ!」
繰り返される絶頂に、内壁でフォネストの屹立を強く締め付けた。
激しい律動の後、一気に最奥を突かれた。その衝動と襲いかかる快感に耐えられなくなり、マリシュは意識を手放した。
二人が正式に結婚してから初めてのヒートである。
以前よりフォネストと『次のヒートで番になる』と決めており、彼もマリシュのヒートに向け騎士団の仕事を調整していた。
マリシュは玄関で仕事へ行くフォネストを引き留めていた。
「もう、今日ヒートくるから……、そばにいてよ……」
「ヒートが来たら一週間の休みをもらえるように調整してもらったから、今日仕事を休むわけにはいかないんだ、ごめん……」
フォネストはそう言ってマリシュの頭を撫でる。
番のいないΩは、ヒートが近づくと不安定になりやすい。特に、番予定のαが自分のそばを離れることを嫌がる。
マリシュも頭では、フォネストが仕事を休めないことを理解している。普段のマリシュでは、そんなことは全く言わない。
しかし、Ωの本能には太刀打ちできない。不安な気持ちのまま、ただ目の前のαを求める。
「……急いで帰ってくるから。今日は絶対に家から出ないでね。俺の衣服とか自由に使ってくれて構わないから」
マリシュは涙目で小さく頷いた。
「わかった……はやく帰ってきて」
そう言ってフォネストを見送った。
◇
「はぁ……はぁ……」
マリシュの身体は猛烈な熱を帯びていた。
マリシュは、夕方ごろから熱が上がっていることに気づいた。動けるうちに湯浴みをし、フォネストにすぐに噛んでもらえるように首輪を外した。ベッドで巣作りをしている最中に、本格的なヒートに突入してしまったのだ。
「あっ、ああ……」
ベッドにこんもりと積みあがったフォネストの服の山に身をひそめ、焼けるような熱に耐えていた。
そして、服の山の中から一つの衣を取りだす。訓練生時代の紺のローブ──それを腕で抱きしめる。
「フォ、フォネスト……」
湧き上げる劣情を発散させようと、自然と腰が揺れる。刺激を求め、自身の屹立をローブへ擦りつける。
「あっ、んあぁ……っ!」
じわり、と下着とズボンが濡れたのを感じた。後孔からは蜜液が漏れ出していた。
本能のままに後孔へに手を伸ばす。
「ひぃ、ぁ……っ!あ、あぁ、ひぁ……っ!」
指を一本入れただけだというのに、全身に鋭い快感が走る。自身の昂ぶりからは白濁がどろどろと垂れていた。マリシュは、思うがままに指を前後に激しく動かす。
「は、あ、やぁ……っ!」
背中を反らし、快感を逃がそうとするが、身体から力は抜けていく。
後孔に入れた指をかき乱しながら、もう片方の手を自身の昂ぶりへと持っていく。
「ふ、あぁ、あッ、あぁ……!」
何度も絶頂を迎えたが、何かが足りないと感じていた。
「フォネスト……」
そう呟くたびに、自分のαはここにいないのだと涙が零れ落ちる。
◇
「マリシュ……!」
声が聞こえた。待ち望んでいた人の匂いに心が満たされた。
フォネストはすぐにベッドへ駆け寄り、マリシュを抱きしめる。
「マリシュ、大丈夫か?」
マリシュは目の前のαのフェロモンを感じて、無意識に腰が揺れた。
「は、あ、すぐにいれて……ほしい、今すぐほしい……」
縋りつくように抱き着き、無意識に腰を揺らした。フォネストのフェロモンで全身を包まれる、それだけで溜まっていた快感が弾けた。
「まっ……て、ああ、あぁ……っ!」
フォネストの目の前で白濁を吐き出した。
「マリシュ……すごく可愛い」
そう言いながら、フォネストはベッドの上に山積みになっている自身の服で、マリシュの手と身体を拭いた。
「服が、汚れる……」
「大丈夫だよ……さ、服を脱ごっか」
フォネストはマリシュの服に手をかけ、上も下も脱がしていく。裸になったマリシュの首元へと視線を向けた。
「首輪も外してくれたんだ、ありがとう。すぐに楽になるから。マリシュは気持ちよくなることだけ考えて」
「あっ!」
フォネストはマリシュの屹立を握り、上下へ動かしていく。フォネストの大きな手に包まれ、快感が溢れだす。
「んっ……!あぁ、き、きもち……いぃ……」
「よかった、好きなだけ出していいから……」
フォネストは唇を重ね、マリシュの口内を荒らしていく。
「んんーーーッ!!」
マリシュは再び盛大に白濁を解き放った。
マリシュは力が入らず、フォネストに体全体を支えてもらっていた。
「次はこっち」とフォネストはマリシュをベッドに寝かせ、自身の服を脱ぎ始めた。
マリシュの後孔に指にいれようとするフォネストをマリシュは止めた。
「ゆび……いらないから……フォネストの、いれて……」
「でも……」
「はやく……ほしいから」
「分かった。指はいれない 」
「……?」
そう言いながら、フォネストはマリシュの両脚を肩に掛け、後孔を舐め始めた。
「ちょ……!あっ、は、あぁ!」
マリシュは慌てて止めようとしたが、温かなその弾力に腰を揺らす。びちゃびちゃと内腔をかき乱し、溢れ出すマリシュの蜜液を飲み込んでいく。
「んぁ、や、ああ……」
顔を上げたフォネストは満足そうに微笑んでいた。
「……あまい」
「フォ、フォネスト……!」
フォネストはマリシュをうつ伏せにさせ、自身の屹立を後孔へと押し込む。ヒートのおかげか、マリシュは彼の屹立を容易に抱え込む。そして、そのまま屹立を一気に奥まで突き上げた。
「は、あ、あぁ、ぁ……ッ!!」
そのまま背後から覆いかぶさり、マリシュの項をぺちゃぺちゃと舐める。舐め上げられる度に、フォネストのフェロモンは濃くなり、身体が溶けてゆく。
唐突に激しい律動が始まった。マリシュの腰を強く掴んだまま、何度も何度も内壁を擦り上げていく。
「は、あッ、ぁ……ん、ぁ、あぁ……」
「マリシュ……」
背後から息がかかったと思えば、次の瞬間、項に鋭い痛みが走った。
「は、あっ、ん……、んあぁぁぁッ!!」
痛みと共に最奥で熱いものが注がれ続ける。
「んっ、ぐ、うぅ……」
フォネストに強く抱きしめられる。屹立はポンプのように繰り返し脈動し、長い時間をかけ、大量の白濁をさらに奥へと注ぎ込んでいく。後孔からは収まりきらなかった白濁が零れ落ちる。
「……ごめん、止まらない」
フォネストはそう呟きながら上半身を起こすと、白濁を放ちながら律動を開始する。
「や、ぁ、まっ……あ、あぁ……ッ!」
繰り返される絶頂に、内壁でフォネストの屹立を強く締め付けた。
激しい律動の後、一気に最奥を突かれた。その衝動と襲いかかる快感に耐えられなくなり、マリシュは意識を手放した。
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