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第四十一話 第三層の探索
しおりを挟む大規模ダンジョン『底なし沼』、その第三層は天高くそびえる古城を中心に据えたエリアだった。
第一層、第二層と同じく広大な面積を誇るこのエリアは、そびえ立つ石造りの古城の中を進み攻略していくことになる。
第二層では沼地に適した魔物が出現したが、第三層ではアンデット系統の魔物が出現する。
「スケルトンとボーンビーストの混成部隊だ! 連携攻撃に警戒しろ!」
師匠の激が戦場となる古城の城内に飛ぶ。
城内の太い回廊で出会ったよはスケルトンとボーンビーストの十数体の集団。
動くたびにカタカタと骨と骨の擦れる音が鳴り響く。
動く骸骨のスケルトンは身体に肉のない分動きが素早い。
オレたちを発見した途端一直線に突撃してくる。
「フンッ」
だが、スケルトンは討伐難度Dの魔物。
スケルトンの弱点ともなる打撃攻撃を繰り出せるヴィルジニーには相手にもならない。
彼女は菱形の盾でもって叩きつけるようにスケルトンを砕いていく。
「石棘《ストーンニードル》」
ラーツィアの土魔法も質量のある魔法なためスケルトン相手に有効だ。
しかも中範囲を巻き込む太い棘なので、同じく打撃攻撃に弱いボーンビーストをも貫通、粉砕する。
「ガアァッ!」
「おっと」
ボーンビーストの一体がオレのところに襲いかかってきたのを咄嗟に躱す。
「ガルルル」
ボーンビーストは様々な動物の骨格を有するアンデット系統の魔物の総称だ。
オレの前で威嚇してくるコイツは犬型のボーンビースト、つまりボーンドックだが、この他にも羊型や鹿型、馬型なんかもいる。
さて、打撃攻撃だと……アレだな。
「『消毒液半個体粘体鞭』」
手の平から伸ばすのは長さ三メートルほどの半個体化させた消毒液の鞭。
オレの魔力で織りなしたこの鞭は適度な柔らかさと硬さを併せ持つ。
「そらよ!」
腕をぐるりと一周させ勢いをつけてボーンドック目掛けて薙ぎ払う。
「ッ!?」
「おー、一発で砕けたな」
いつも何回か躱されたり、するんだが、今回は運がいい、一発で仕留めることができた。
古城エリアでスケルトンとボーンビーストの混成部隊はよく遭遇する相手だ。
しかも、コイツらはこのエリアではかなり弱い集団。
オレたちは次々と魔物たちを倒していき、素材をマジックバックにつめ、再び探索に取り掛かる。
古城は広いが、どうやらこのエリアは祭壇が比較的多く出現するようだ。
オレたちの今回の目標は祭壇のアイテムを手に入れること。
果たしてこの先には何が待ち受けているのか。
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