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第二章
第二十三話 ぷるるんプリン②
「牛乳は、コッコの卵と同じように、先代様が飼われている雌牛から搾取したものです。孫のご子息様の大好きな飲み物なのです」
「そうなんですね!」
(なるほど。あまり量が取れないのかな?それなら、ガイア様が用意してくれている材料の中に牛乳があるから、それを使おう……こっちの牛乳も、興味があったけどね)
私は興味が逸れた体を装い、冷貯蔵庫から脱出した。
「もう良いのか?」
「まあぶっちゃけ、プリンやクリームの材料はインベントリに入ってるからね。ピア様が言っていたコッコの卵に興味があっただけで……」
「そうか」
ジョウの言葉に、私は小声で返事を返した。ジョウもそれ以上の追求はせず、私たちは、調理場に戻ってきた。
「では、プリンから作ろうか!」
「ふむ!」
私は、鞄からたくさんの耐熱小皿を取り出した。
「ミ、ミオ様?」
「ん?なあに?」
大体、20皿はあるかな?
独身でここまでお皿を揃えているのも、珍しいだろうな。あとの10皿は、伯爵家から借りようかね。
「こっ、この数のお皿は一体?」
「プリンの耐熱小皿だよ?でも、私の手持ちだけじゃ足りないんだよね……伯爵家の耐熱小皿も、10皿貸してもらえますか?」
「はいっ!畏まりましたっ!」
アウラさんが、直立不動で返事をした。軍人みたいだな……一体なぜだ?
私は疑問に思いながら、調薬釜を取り出した。はじめは、真面目に調理魔道具を使って調理しようと思ったんだけどね。
30個もプリンを作っていれば、半日が簡単に潰れちゃう。そこで、時短アイテムで有能な調薬釜の出番なのだよ!
(プリン、プリン……)
お菓子レシピをスクロールし、調薬釜のディスプレイに目を凝らす。
「あった!……ん?」
「どうしたんだ?」
(カラメルソース付きプリンと、カラメル無しプリンの2通りあるんだよね)
(そりゃ、カラメルソース一択だろう。あの甘辛ソースは堪らん。想像したら、涎が……じゅるり)
(さよか)
食いしん坊ジョウにより、レシピは、カラメルソース付きプリンに決定した……が―――私は、コッコの卵の投入数を悩んでいた。
(ん~……コッコの卵は、普通の卵の4倍はあるから、2個でいいかなぁ?)
プリンカラメルソース付き(10個分)
材料
卵……8個
牛乳……800ml
砂糖……230g
蜂蜜……大さじ5
水……大さじ8
(一度試してみれば、よいではないか。失敗は成功のもととは、よく言ったものだ)
ジョウは鷹揚に頷きながら、私の手から卵を掻っ攫う。
「あっ!?」
「どれ?他の材料は、なんだ?」
待ちきれない!とばかりに、コッコの卵を調薬釜へ放り込んだジョウの頭を、私は鞄から取り出したハリセンで引っ叩く。
「痛いっ!?」
「痛くて当たり前だよ!食べ物を乱暴に扱っちゃ駄目じゃん!?……全く!」
私は、ふんっ!と鼻息を荒く鳴らし、ジョウを叱る。バシン!?と、ジョウの頭で小気味良い音を立てたハリセンは、私の鞄へ再度仕舞われた。
「……とにかく、ジョウの意見も一理ある。コッコの卵2個と他の材料を投入して試してみようかな」
計量魔道具で、砂糖の重さをちゃんと測るよ!お菓子は、計量が大事っていうものね。
「よし!全ての材料を投入完了!」
〘材料の確保が完了しました。次に、耐熱小皿を10皿入れて下さい。入れ終われば、蓋を閉め、スタートボタンを押して下さい〙
との、機械音の声が響いた。
その声に、調薬釜の蓋を開けて中を覗けば、さきほどまでたぷたぷと注がれていた牛乳が消えていた。
It's,Fantasy!
「了解!小皿♪小皿♪……スイッチオン!」
ウィンウィン……と動き始めた調薬釜に、アウラさんは、そわそわと落ち着かない。
「どうしたんですか?」
「これは、なんの道具なのでしょうか?見たことがない魔道調理器具のようですが」
「これ?見たことがないのも当然ですよ。これは、私専用の道具なので……」
「そうなんですね」
私がにへっと曖昧に笑えば、彼女も、それ以上の追求はしなかった。
(私の存在を知っているんだろうけど、世間で、どんな風に広がってるのか不安だなぁ)
(そこまで広がっているわけではないだろう。彼女は、伯爵家の使用人だ。客人に失礼を働かないように、深入りを避けているだけだろう)
(なるほどね。この間の貴族家と違い、しっかり教育されてるのね)
―――ピーッ!
「おっ?話し込んでる内に出来たみたい。あとは、冷やさなくちゃいけないね。アウラさん、魔道冷蔵庫はありますか?」
「ありますが、料理長の許可が……」
「あぁ。それなら、私の魔道冷蔵庫使うから、いいですよ」
高価な魔道具だからね。料理長の許可制ということは、下っ端の料理人は、使えないんだろうか?私は自分の魔道冷蔵庫を使おう。
私は、鞄に手を突っ込む。空中に表れた魔道冷蔵庫と表示されたパネルをタッチ!そうすると、鞄から魔道冷蔵庫が自動で出てきたよ。
「邪魔にならないように、端っこでスタンバイしてね」
私が魔道冷蔵庫にそう言えば、彼?は素直に、隅っこに収まった。大人2、3人で持ち上げる重さの魔道冷蔵庫も、こんな時は、誠に便利なインベントリである。
さて……私が調薬釜の蓋を開ければ、一目散に近寄って来たのは、毎度お馴染み【食いしん坊ジョウ】である。
「見事に、耐熱小皿にプリンが収まってるわ。成功したみたいだね」
私は、肉球付きのキルトミトンを手に嵌めて、調薬釜から一つずつ取り出していく。そのたびに、甘い匂いが辺りに広がっていく。
(これをあと2回繰り返せば、プリンは大丈夫。クリームを作る準備に入りましょうかね!)
「やっと吾輩の出番か!?」
ジョウは腕まくりをして、やる気満々だ。
「そのつもりだったんだけど、魔道ミキサーがあるから、大丈夫みたい」
「なぬぅ!?」
私がタッチパネルを操作しながら言った内容に、軽くショックを受けるジョウ。
「最初は、私もそのつもりだったんだけどね。今、インベントリを見たら、うちにあったただの泡だて器が、魔道ミキサーに上位互換してるんだもの。ありがたいよねぇ」
「それでも、魔道ミキサーの振動は、ミオには辛いだろう。これは、吾輩の仕事だ」
「そこまで言うなら、お願いしようかな?」
私が調薬釜から取り出したプリンを、銀盤に乗せていく。自分の仕事だと譲らないジョウの視線は、プリンに釘付けである。
私は彼の反応に苦笑いしながら、生クリーム作りをお願いしたのだった。
「そうなんですね!」
(なるほど。あまり量が取れないのかな?それなら、ガイア様が用意してくれている材料の中に牛乳があるから、それを使おう……こっちの牛乳も、興味があったけどね)
私は興味が逸れた体を装い、冷貯蔵庫から脱出した。
「もう良いのか?」
「まあぶっちゃけ、プリンやクリームの材料はインベントリに入ってるからね。ピア様が言っていたコッコの卵に興味があっただけで……」
「そうか」
ジョウの言葉に、私は小声で返事を返した。ジョウもそれ以上の追求はせず、私たちは、調理場に戻ってきた。
「では、プリンから作ろうか!」
「ふむ!」
私は、鞄からたくさんの耐熱小皿を取り出した。
「ミ、ミオ様?」
「ん?なあに?」
大体、20皿はあるかな?
独身でここまでお皿を揃えているのも、珍しいだろうな。あとの10皿は、伯爵家から借りようかね。
「こっ、この数のお皿は一体?」
「プリンの耐熱小皿だよ?でも、私の手持ちだけじゃ足りないんだよね……伯爵家の耐熱小皿も、10皿貸してもらえますか?」
「はいっ!畏まりましたっ!」
アウラさんが、直立不動で返事をした。軍人みたいだな……一体なぜだ?
私は疑問に思いながら、調薬釜を取り出した。はじめは、真面目に調理魔道具を使って調理しようと思ったんだけどね。
30個もプリンを作っていれば、半日が簡単に潰れちゃう。そこで、時短アイテムで有能な調薬釜の出番なのだよ!
(プリン、プリン……)
お菓子レシピをスクロールし、調薬釜のディスプレイに目を凝らす。
「あった!……ん?」
「どうしたんだ?」
(カラメルソース付きプリンと、カラメル無しプリンの2通りあるんだよね)
(そりゃ、カラメルソース一択だろう。あの甘辛ソースは堪らん。想像したら、涎が……じゅるり)
(さよか)
食いしん坊ジョウにより、レシピは、カラメルソース付きプリンに決定した……が―――私は、コッコの卵の投入数を悩んでいた。
(ん~……コッコの卵は、普通の卵の4倍はあるから、2個でいいかなぁ?)
プリンカラメルソース付き(10個分)
材料
卵……8個
牛乳……800ml
砂糖……230g
蜂蜜……大さじ5
水……大さじ8
(一度試してみれば、よいではないか。失敗は成功のもととは、よく言ったものだ)
ジョウは鷹揚に頷きながら、私の手から卵を掻っ攫う。
「あっ!?」
「どれ?他の材料は、なんだ?」
待ちきれない!とばかりに、コッコの卵を調薬釜へ放り込んだジョウの頭を、私は鞄から取り出したハリセンで引っ叩く。
「痛いっ!?」
「痛くて当たり前だよ!食べ物を乱暴に扱っちゃ駄目じゃん!?……全く!」
私は、ふんっ!と鼻息を荒く鳴らし、ジョウを叱る。バシン!?と、ジョウの頭で小気味良い音を立てたハリセンは、私の鞄へ再度仕舞われた。
「……とにかく、ジョウの意見も一理ある。コッコの卵2個と他の材料を投入して試してみようかな」
計量魔道具で、砂糖の重さをちゃんと測るよ!お菓子は、計量が大事っていうものね。
「よし!全ての材料を投入完了!」
〘材料の確保が完了しました。次に、耐熱小皿を10皿入れて下さい。入れ終われば、蓋を閉め、スタートボタンを押して下さい〙
との、機械音の声が響いた。
その声に、調薬釜の蓋を開けて中を覗けば、さきほどまでたぷたぷと注がれていた牛乳が消えていた。
It's,Fantasy!
「了解!小皿♪小皿♪……スイッチオン!」
ウィンウィン……と動き始めた調薬釜に、アウラさんは、そわそわと落ち着かない。
「どうしたんですか?」
「これは、なんの道具なのでしょうか?見たことがない魔道調理器具のようですが」
「これ?見たことがないのも当然ですよ。これは、私専用の道具なので……」
「そうなんですね」
私がにへっと曖昧に笑えば、彼女も、それ以上の追求はしなかった。
(私の存在を知っているんだろうけど、世間で、どんな風に広がってるのか不安だなぁ)
(そこまで広がっているわけではないだろう。彼女は、伯爵家の使用人だ。客人に失礼を働かないように、深入りを避けているだけだろう)
(なるほどね。この間の貴族家と違い、しっかり教育されてるのね)
―――ピーッ!
「おっ?話し込んでる内に出来たみたい。あとは、冷やさなくちゃいけないね。アウラさん、魔道冷蔵庫はありますか?」
「ありますが、料理長の許可が……」
「あぁ。それなら、私の魔道冷蔵庫使うから、いいですよ」
高価な魔道具だからね。料理長の許可制ということは、下っ端の料理人は、使えないんだろうか?私は自分の魔道冷蔵庫を使おう。
私は、鞄に手を突っ込む。空中に表れた魔道冷蔵庫と表示されたパネルをタッチ!そうすると、鞄から魔道冷蔵庫が自動で出てきたよ。
「邪魔にならないように、端っこでスタンバイしてね」
私が魔道冷蔵庫にそう言えば、彼?は素直に、隅っこに収まった。大人2、3人で持ち上げる重さの魔道冷蔵庫も、こんな時は、誠に便利なインベントリである。
さて……私が調薬釜の蓋を開ければ、一目散に近寄って来たのは、毎度お馴染み【食いしん坊ジョウ】である。
「見事に、耐熱小皿にプリンが収まってるわ。成功したみたいだね」
私は、肉球付きのキルトミトンを手に嵌めて、調薬釜から一つずつ取り出していく。そのたびに、甘い匂いが辺りに広がっていく。
(これをあと2回繰り返せば、プリンは大丈夫。クリームを作る準備に入りましょうかね!)
「やっと吾輩の出番か!?」
ジョウは腕まくりをして、やる気満々だ。
「そのつもりだったんだけど、魔道ミキサーがあるから、大丈夫みたい」
「なぬぅ!?」
私がタッチパネルを操作しながら言った内容に、軽くショックを受けるジョウ。
「最初は、私もそのつもりだったんだけどね。今、インベントリを見たら、うちにあったただの泡だて器が、魔道ミキサーに上位互換してるんだもの。ありがたいよねぇ」
「それでも、魔道ミキサーの振動は、ミオには辛いだろう。これは、吾輩の仕事だ」
「そこまで言うなら、お願いしようかな?」
私が調薬釜から取り出したプリンを、銀盤に乗せていく。自分の仕事だと譲らないジョウの視線は、プリンに釘付けである。
私は彼の反応に苦笑いしながら、生クリーム作りをお願いしたのだった。
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