『僕』だけが知っている彼女の秘密

臥龍岡四月朔日

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『僕』だけが知っている彼女の秘密

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 今日も僕は彼女を見つめる。

 彼女の名前は羽片美月はがたみつき
 美月は小柄で童顔ではあるが顔立ちは整っていて美人だ。腰までの黒い髪はつややかで、ハシバミ色の大きな瞳は琥珀の蜜を湛えたようだった。
さらに容姿端麗なだけでなく品行方正で成績も優秀。他人にも優しく、周囲からは非の打ち所のない完璧な少女と見られており、誰からも好かれる存在だった。

 そんな彼女の秘密を僕だけが知っていた。


 美月は部活動はやっておらず塾にも通っていないので、学校が終わるとすぐに自宅への帰路につく。塾に通っていないのに上位の成績をキープしているのはすごいと思う。

 家につくと美月はすぐさま自室へと向かう。まるで早く自室に戻ってやりたいことがあるかのように。

 美月の部屋は殺風景なものだった。ベッドと本棚、クローゼット勉強机。勉強机の上には写真立てが一つ。

 美月は自室へ入るとまず部屋の鍵をかけ、窓のカーテンを数センチだけ開ける。それが終わると着替えを始める。美月はいつもスカートを一番最初に脱ぐ。真っ白い清純さを感じられるショーツが露わになる。優等生である彼女のイメージ通りの下着だ。

 次にショーツを下ろすと少女のような佇まいの真っ白な恥丘が姿を現す。
 美月はもう発毛を終えている。だが今の美月のソコにはその痕跡さえなかった。プールの着替えや修学旅行のお風呂で彼女のソコを見た友人たちは、彼女の幼さの残る見た目からまだ生えていないのだろうと勘違いするが、美月はお小遣いやお年玉を貯めたお金で永久脱毛していた。

 美月はその姿のまま、クローゼットの秘密の棚を開ける。そこには色とりどりの張形が置いてあった。
 美月はその中から一番大きい黒い張形を手に取る。どうやらそれが一番のお気に入りのようだった。

 美月は上も脱ぎ、生まれたままの姿になると張形を片手にベッドに横になる。
 美月には男性経験はないはずだ。だが美月の幼く見える秘裂は粘性の水音を立てながら、そのお気に入りの玩具を簡単に受け入れる。それは美月がその行為に慣れているということを示していた。

 部屋の中に、美月の荒い息遣いと切ない声が響き、雌の匂いが充満する。

 美月は、行為が終わった虚ろな目で勉強机の上を見つめた。
 そこには数年前に亡くなった、彼女の幼馴染が、太陽のような笑顔を向けていた。
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