Free!ーeternalsummerー 海外旅行

１話

そこは、人で溢れ笑い声で溢れていた。家族旅行、出張、里帰り、理由は人それぞれ。たくさんの人で溢れかえるなか、そんな人混みを珍しく見ている4人がいた。

「。。。やっぱり、ここは地元と全然違うな。」
そう言いながら、周囲をまじまじと見つめている、七瀬遥。
「そうだね～。予想以上に混み合ってる。。。」
ちょっと、戸惑いながら話している橘 真琴
「わぁ～！！クレープにアイスクリーム！！全部美味しそー！！」
周りの食べ物にどんどん目を奪われている、葉月渚。
「渚くん！！そう食べてばかりだと今後何も食べれなくなりますよ。」
渚を呆れているような眼差しで見ている竜ヶ峰怜。この4人は、岩鳶水泳部の仲間たちだ。
「そうだよ渚。怜の言う通りだ、この後機内食も出るんだから」
「大丈夫大丈夫！！」
そして、いつの間にか買っていたクレープを頬張る。
「あとは、凛と宗介たちと合流すればいいのか？」
「そうだね～。もうそろそろくると思うんだけど。」

現在、俺たち4人は東京の大きな空港にいる。そこで待ち合わせているのは、松岡凛、山崎宗介の2人だ。

「凛ちゃんは、オーストラリアからこの空港に来るんだよね？」
「うん。あ、でも、久しぶりだから飛行機一本早いので来てお父さんのお墓お参りしてから来るってさ。」
「それにしても遅く無いですか？凛さんと宗介さん。。。」
「そうだな。」
「それもそうだね。」
「そろそろ飛行機に乗らなきゃいけない時間なのに。。。って、あ！！」

「あ、おーい！！すまんーおくれたー！」
「わりぃ。」
人混みの中をかき分けながら、凛と宗介がこちらに近づいて来るのがわかる。
「もー遅いよー2人とも。」
「悪かったって。わけは後で話す！とりあえずもう乗っちまおう！！」
ぜいいん揃ったのを確認していっこうは飛行機に乗り込んでいった。
今から、俺たちは海外旅行に出かける！！行き先は、なんと