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第38話 勇者リムルが無謀にもレベルが高い俺に戦いを挑んで来た。
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「カイト君。一つ提案があるんだけど、いいかな?」
「あ?なんだよ?」
「僕とヂュエルしてほしい。僕が勝てば君は僕の仲間になるんだ。君が勝てば好きにすればいい」
リムルからの提案。
ま、こうなる展開は知ってたけどね。
カイトで攻略している動画観たり、自分で検証したから知ってる。
パーティに入れるのを断れば、リムルはなおも食い下がって来る。
そして、決闘を申し込んで来るのだ。
リムルとヂュエルする?
ミナミの声が脳内に響く。
もちろん、断ることも出来る。
だが、断ることはリムルに優越感を持たせることになる。
そして、こんなセリフを吐く。
「なあんだ。僕と戦うのが怖いんだね。そんな気弱な人なら仲間にならなくても良かったよ」
ま、こうなるとお互い痛み分けだ。
俺はヂュエルを断った臆病者。
リムルはパーティに入れてもらえなかった厄介者。
俺も最初はこの程度でいいだろうと考えていた。
最初の復讐としては上出来だ。
だが……
俺は今、レベル38。
そして、リムルは21。
リムルは無謀ともいえる戦いを俺に挑んでいる。
それは仕方がないことだ。
リムルには俺のステータスが見えないのだから。
このゲームは、プレイヤーにしか相手のステータスが見えない。
ま、特殊アイテムやスキルで見えることが出来るようになるが。
かなり希少価値だ。
そして、このレベル差。
ミノタウロスの洞窟での時間を掛けたレベリングのお陰で俺はリムルに大差をつけて強くなっている。
本当はミノタウロスの洞窟でレベル18くらいまでレベルアップしたら、すぐに王都に行こうと思っていた。
リムルを逃さないために。
だが、ギリギリ、時間が掛かったが奴を逃さず済んだ。
そして、この俺の強さ。
レベル18だったら、このジュエルは受けない。
負けるに決まってる。
だが、今の俺なら--
「やってやるよ。負けたらお前、犬の真似しろよな」
俺は即座に立ち上がった。
「カイトさん!」
「ま、カイトったら」
「……ふん」
アオイ、エミリア、フィーナが俺を見守る。
まさかこんなところで戦いが始まるとは思ってもみなかっただろう。
周りに人だかりが出来た。
俺とリムルを中心に円を描く様に人々がいる。
「やれー!」
「リムル、お前に賭けたぜ!」
さっそく、賭け事が始まった。
酒場の奴らは酔っぱらってるうえに騒ぎが大好きだ。
ヂュアル開始!
ミナミの声が脳内に響く。
「よし!やるぜ!」
俺は金の剣を構えた。
「あ?なんだよ?」
「僕とヂュエルしてほしい。僕が勝てば君は僕の仲間になるんだ。君が勝てば好きにすればいい」
リムルからの提案。
ま、こうなる展開は知ってたけどね。
カイトで攻略している動画観たり、自分で検証したから知ってる。
パーティに入れるのを断れば、リムルはなおも食い下がって来る。
そして、決闘を申し込んで来るのだ。
リムルとヂュエルする?
ミナミの声が脳内に響く。
もちろん、断ることも出来る。
だが、断ることはリムルに優越感を持たせることになる。
そして、こんなセリフを吐く。
「なあんだ。僕と戦うのが怖いんだね。そんな気弱な人なら仲間にならなくても良かったよ」
ま、こうなるとお互い痛み分けだ。
俺はヂュエルを断った臆病者。
リムルはパーティに入れてもらえなかった厄介者。
俺も最初はこの程度でいいだろうと考えていた。
最初の復讐としては上出来だ。
だが……
俺は今、レベル38。
そして、リムルは21。
リムルは無謀ともいえる戦いを俺に挑んでいる。
それは仕方がないことだ。
リムルには俺のステータスが見えないのだから。
このゲームは、プレイヤーにしか相手のステータスが見えない。
ま、特殊アイテムやスキルで見えることが出来るようになるが。
かなり希少価値だ。
そして、このレベル差。
ミノタウロスの洞窟での時間を掛けたレベリングのお陰で俺はリムルに大差をつけて強くなっている。
本当はミノタウロスの洞窟でレベル18くらいまでレベルアップしたら、すぐに王都に行こうと思っていた。
リムルを逃さないために。
だが、ギリギリ、時間が掛かったが奴を逃さず済んだ。
そして、この俺の強さ。
レベル18だったら、このジュエルは受けない。
負けるに決まってる。
だが、今の俺なら--
「やってやるよ。負けたらお前、犬の真似しろよな」
俺は即座に立ち上がった。
「カイトさん!」
「ま、カイトったら」
「……ふん」
アオイ、エミリア、フィーナが俺を見守る。
まさかこんなところで戦いが始まるとは思ってもみなかっただろう。
周りに人だかりが出来た。
俺とリムルを中心に円を描く様に人々がいる。
「やれー!」
「リムル、お前に賭けたぜ!」
さっそく、賭け事が始まった。
酒場の奴らは酔っぱらってるうえに騒ぎが大好きだ。
ヂュアル開始!
ミナミの声が脳内に響く。
「よし!やるぜ!」
俺は金の剣を構えた。
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