モィバリーブィ～サイリスタ帝国に抗う者たち～

ЕСБの革命

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第1章サイリスタ帝国の謎。

第09話オリガにもシステマを教える。

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俺は、この村にいる軍人を全員、撲殺してなんとか平穏を得た。
同時にこの村にいる若い女性や女の子にシステマを教えておく事で彼女達が例の軍人に襲われない為の施策と思う練習だと思わせた。

幸い、オリガが特に凄くシステマについて興味を持ち、彼女達がサイリスタ帝国の軍人に対して非常に良くない印象を抱いた影響からか熱心にシステマを行っている事が幸いだった。

もし、彼女達が息子を持つ母親なら、当然ながら男色小児性愛を嫌うのは当たり前だ。
だからこそサイリスタ帝国の軍人や聖職者に対して嫌悪感を抱くのは当然に決まっている。
やはり、サイリスタ帝国では男色小児性愛の問題が非常にある事を考えると彼らが男の子だけを攫う理由は裏に何かあると俺は理解した。

だが、アーラが女の子でもサイリスタ帝国の軍人に攫わそうになった事を考えると、彼らは男の子が足りない場合、女の子を攫ってでも生贄の儀式を行う可能性がある事も念頭に置かなければならない。
同時に彼らの目的が悪魔崇拝と生贄なら非常に警戒せねばならないと実感した。
だが、彼女を攫った理由が魔法使いの子供だとしたら、彼女を生贄の儀式に使う可能性が充分にあると思ったが、粗点については俺は謎が多く不明のままだった。

「信夫。アンタの特訓は凄く楽して面白い。こんな楽しい武術はなくて最高だよ。」

「あぁ、その通りだ。何より、オリガ。お前がこのシステマを楽しめて何よりだ。このシステマという武術は俺の知る世界でロシアという国が編み出した武術だし、力がなくてもやれるんだ。ロシアは格闘技が盛んな国でそれで軍人の武術を普通の人にも使える様に教える技術もあるのだ。」

「へぇ～。そうなんだ。」

「だから、女性にも扱いやすいように作り出しているから、護身格闘術としては非常に良いものだぞ。」

オリガが意外とシステマを楽しめる様子を見るとこれほど、安全な武術で見たい武術があるのは俺も当然だと感じた。

「ふふっ。本当にアンタは面白い奴だな。だが、私はそれで良いんだ。だから、ありがとうな。」

「あぁ。お前がそれだけシステマを極めると非常に助かるからな。」

「どうも。私もこれからシステマを極めて強くならねばな。」

「そうだ。楽しくやって特訓すれば良くなるからな。」

俺は彼女達を見て凄く嬉しかった。
何故なら、彼女達がシステマを楽しく練習しており、同時に強くなれると思う気持ちが、同時にサイリスタ帝国の軍人と対峙できただろうと思うと、男の子を誘拐する事に嫌悪感を抱くのは当然だ。

同時に俺は、この村の女性にシステマを教えて、彼女達を軍人と闘える人間であって欲しいと感じた。
だからこそ、俺はオリガ以外の村の住人にもシステマを教え込む練習をやおると思った。

「はっ!!どうだ。」

「痛っ。でも流石だな。力を制御して気を集中させれば相手を簡単に落とせるぞ。」

「あぁ、そうだな。何とかシステマの勉強をやって凄く強くなれた気がしたんだ。だから、貴様に凄く感謝しているから絶対に強くなりたいんだ。」

「そうか。お前がそう思えばそれで良い。で、お前は誰だ?」

「私の名はスベトラーナ。ヴァレンティナ・スベトラーナだ。オリガの妹だよ。」

「って。お前達、オリガとスベトラーナは姉妹なのか?」

俺はオリガとスベトラーナが姉妹なのかと思うと本当に似ているのかと疑念を抱いた。
しかし、スベトラーナがそれを返して…。

「あぁ、私達は立派な姉妹だ。私達の他に弟がいたけれど、サイリスタ帝国の軍人に拉致られて行ったんだ。恐らく、貴様の言う通り、彼らの聖職者に小児性愛や生贄の儀式を出されるのは間違いない。それ故に私は絶対に弟を拉致ったサイリスタ帝国の軍人は絶対に許さないと誓ったんだ。」

「あぁ、その通りだ。スベトラーナ殿。れんちゅがやっている事は非常に許される行いではない。だから起こって良いんだぞ。」

「当然だ。だから怒りの代わりにシステマで奴らを倒したいんだ。」

「あぁ、そうだな。その気で行けよ。」

「勿論だ。」

俺は彼女の意志の強さを感じ、凄くホッとした。
同時にその意志からは、凄く元気で強い覇気を感じ取る事が出来て安心した。

彼女達も絶対に小児性愛と悪魔崇拝を行うサイリスタ帝国の軍人と聖職者には許さない覇気がある。
だから俺も、男の子を誘拐する意図と小児性愛聖職者は何かの儀式と関係あるのか?
それともこちらの世界でも悪魔崇拝が行われているなら、俺は絶対に奴らを討伐しよと感じた。

だから…、

「で、オリガ。スベトラーナ殿。お前達で少し魔法使いの村に来てもらわないか。」

「えっ。本当にいって大丈夫なの?」

俺は彼女達に魔法使いの村に向かって事情を教えてもらえば良いと感じた。

すると…、

「信雄。クリアーナ。アンタ達は無事だったな。」

「クリアーナ。お前も無事だったんだな。」

俺は彼女を見て凄く安心した。
彼女が無事で俺は凄く安心した。

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