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第8章 フランス戦線…。

第77話 刃物で攻撃して…、

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俺は、オリバーがこんなに器用な攻撃をするとは思わなかった。
奴は確かに凄腕の記者である程度は巧みな攻撃をするとは思わなかったが、まさかここまで強いではないかと感じた。
まさか、オリバーが刃物をこんなに自由自在に上手く操って攻撃する能力に俺は多少、動揺した。
奴の攻撃は理性的で狂気を感じるからより恐怖を感じるだろう。
だが、奴の攻撃は魔法を利用すればある程度の短剣を破壊できると思っていた。
なぜなら、短剣は魔法で簡単に壊すことができると思っているからだ。

故に俺は、それをわかっている故に、クリアーナがある能力を発動する事を頼む事にした。

「クリアーナ。」

「信雄さん。私に何か発動したい魔法があると…。」

「そうだ。あの魔法を発動して、短剣を破壊するんだ。」

「了解。Светов Мировой.光の防壁。」

どうだ、オリバー殿。
俺はクリアーナのその魔力を見て確かに光の防壁なら短剣による直接的な攻撃を防げると予感し、奴の短剣を破壊できると思っていた。

同時に炎や物理的な攻撃によりこの建物が壊れると向こうの世界に戻れなくなる恐れがあった為、俺はここで攻撃を防ぐしかなかった。
炎や物理だと建物が破壊されて倒壊さする危険が高いからだ。
ゆえに、俺は建物だけは絶対に守らねばならないと感じた。

「ありがとう。クリアーナ。お前のおかげで防壁が張られて凄く良い感じになって最高だね。」

「いやいや、信雄さん。私は、彼はすごく怖い能力を使ってくるから間違いなく彼を殺さないと非常に危険だと感じただけだからそこまで大したものではありません。。しかし金で敵に転ぶとはオリバーという自由記者も相当、落ちたものだと思うと、私は彼を殺さないと元に戻れないと思いますね。」

「確かに、それは言えるな。幾ら金のためとはいえ、こんな事をやる奴は最早、自由記者の名誉を崩壊させたといっても当然だからな。」

俺は彼があまりにも自由記者としてやってはいけないことをやってしまったと思うと彼の落ち度がいかにひどいのかここでも分かった。
だから俺は彼を殺して逆に彼の名誉を守るしかないと感じた。
だから、クリアーナにあることを頼み…。

「うん。そうだね。私も自由記者の名誉を破壊させた事は非常に大きい訳…。だから、彼を殺してでも救わないといけないでしょう。」

クリアーナの言う通り、今のオリバーは自由記者の名誉を著しく阻害させた事は非常に大きい。
だからこそ、俺は彼を救い出す事、名誉を守るために彼を殺すしかないと実感した。

それが彼のためでもあるなら尚更さと感じた。
その為には自由記者を名誉と彼の功績を守りたいがために、絶対に殺さないと守れないのは何とも皮肉だった。

「で、お前は俺たちを攻撃するのは聖職者から多額の金で転んでいるからだろ。」

「その通りだよ。信雄。俺は聖職者から多額の金がもらえるからお前たちを殺そうとしているだけなんだよ。」

オズワルド。
今のオリバーを見てお前も態度が変わったんだな。
なら、お前が奴を退治してこい。

「ほう。そうなんだ。でも、そうやって人殺ししているのはさすがにおかしいと思うよ。金の為なら人殺しするなんてどうにかしているぞ。」

「その言葉。まさに俺を人殺しにしているようだが、どういう意味なんだよ。」

「さぁな。」

「と、フリーズドライ。これで君は終わりだからな。」

「くっ。俺をこういう風な状況に追い込ますとはどういうやつなんだよ。」

「オリバー。ぼくは変わっていないよ。変わったのはむしろ、君だから勘違いしないでね。」

「くっ。俺のほうが変わっているとはどういう神経をしているんだ。」

「別に。今の君のほうが異常だからな。」

「なっ。なんだと…。」

ほう、オズワルドの心理戦がすごく聞いている。
確かに変わったのはオリバーのほうだと俺は思うな。

俺は話し合いしながらオズワルドにいつでも魔法を発動できる準備を整えさせて、俺はオリバーが殺害しないと逆に殺されかねない状況に最初は驚いたが、それでも問題ないと感じた状況に俺はさほど、驚く必要性もなかった。

「だから、お前がここで死ねばよいだろうが。」

「その通り。君は堕ちた自由記者。だから、僕たちが君たちを殺すのは必然的だ。」

「くっ。俺を妨害するとはない。だが、それでは駄目だと思うから今日はここで退散する。」

俺は彼があまりも早く退散する様子を見て、意外と早く逃げるもんだなと感じた。
だが、これからフランスパリの様子を見てこれから本当のパリの現状をみられるなら俺はそれでも良いと感じた。

それが俺たちの役割ならなおさらだと思うとそれほど、苦しくはなかった。
だからこそ、これから聖職者討伐が始まるがむしろこれからが本当の意味で厳しい戦いになるのだと感じた。

これからが本当の闘いになると思いながら…、
俺は覚悟した。
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