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第12章 洗脳されたサーシャ。

第145話 恐怖の連中

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私は連中が頭に爆薬を搭載などする愚行を行っている理由が何気にわかって来た気がした。
それは頭に爆薬を搭載する事で仮に金を渡さなくても究極の奴隷が出来る方法だと思うと非常に恐怖を抱いた。
だから私はその話を聞いて非常に畏怖した。

そう、この鳥肌…。
まるで、人を意図と思わないような行為で非常に危険な臭いがする。
しかも胴体はまるで頭部が失われた後、まるで大事にされるかのような状況を知ると非常に恐怖の対象となった。

連中がどれだけ悪魔崇拝を行い非人道的な行いで人間を苦しめたのかはっきりとわかる。
裏を返せばそうやって命令を忠実に聞かない人を殺す事で自分たちの忠誠心を確実に与えていたと思っても良いと感じたからだ。

そして脳みそに爆弾を仕込ませるのは何かあれば胴体はお人形にする事が可能だと私は読んでいる。
特に女性ものなら間違いなく大事にされ、死後硬直も腐敗も防止をさせて大事に残してくるだろう。
現にどこかで何万年前のロシア人女性の遺体が丁寧保存されており、肉人形として残されている状況を考えると間違いなくそれは有り得ると感じた。
そして胴体だけを残す事で子宮を使って自分たちの先兵にする事も十分に有り得ると思うと私は凄く恐怖が出た。
だから、エレナやアリーシャに詳しい内容を聞いてみようとも感じた。

「で、エレナ。奴らは頭に爆薬を仕込ませる事でどういう効果を出せるんだ。」

「さぁ、私には詳しい記憶がわからないからどうしようもないね。」

「そうか。なら、その目的については解るだろうな。」

「でも私の体は大事にされている状況を考えると頭部に爆薬を仕込ませ、若い女性の胴体には特殊な防壁を仕込ませる事で損傷を防いでいた話はどこかで聞いたことがあるな。」

つまり、連中は体の方は子宮があるから大事にする訳だな。
同時に男の体は大事にしないのも子宮がないからだと私は読んだ。
これを考えた私は連中の目的がはっきりして…、

「成程。つまり、胴体だけは丁寧に保存するから頭部は跡形もなく消えてしまえ。という事であっているな。」

「その通りだよ。スベトラーナさん。そうする事で奴らは見事に胴体だけの遺体を形成していたから尚更だ。」

私はその話を聞いて最初は凄く恐怖を抱いたが、それでも胴体がここまで大事にされている状況を考えると確かにそれは有り得ると感じた。

そして奴らは悪魔崇拝だから男の子を非常に狙ってくる可能性が高い。
更に女性の体は大事に保存する事で新しい頭部が来たらそれで動かす行為をするから尚更危険だと私は感じた。
まるで頭部の方は病気になっても胴体だけは普通に生かされる状況に私は凄く危険性を感じ、まるで生命の理に反すると私は感じたからだ。

しかしその一方、私はそれを良い方向に使えればきっと胴体は新しい所有者にわたり、第二の余生が贈られると思うと少し嬉しくもあった。
女性の体を大事にする様子を見ると連中の胴体保存技術は適切な方向へ進められるなら間違いなく社会に貢献できると感じた。

「よし、私が出来るだけのことを述べるからな。」

「そうだね。スベトラーナ。」

「スベトラーナさん。私はあんたがいるから助かっている。だからあの技術は良い方向に使おうな。」

「勿論だ。」

私はその技術を利用すれば少子高齢化対策なども練られると思いつつ、使う人によって違いが出ると思うのは非常に納得した。

「勿論、私もあの技術が適切に使われれば少子化対策が可能だから、奴らからその技術を奪い返そうね。」

「あぁ、そうだね。エレナ。」

「あたしもそう思っている。行き過ぎた科学と医療技術は魔法と決して区別がつかない不思議さを持っている。それは魔法使いの村で教わったからきっとそれなら喜んでくれるとあたしは思うよ。」

「あぁ、ありがとうな。」

私は彼女達が非常に嬉しい譲許になると思いながら、医療技術と科学の進歩を上手く多用する事で大きな状況に変えられると思うと嬉しかった。

私の弟がどこに誘拐されたのかわからないが、それでもサーシャがそういう手順で洗脳されている様子を見れば間違いなく彼女の胴体は損傷を出さない技術を利用して残してくるはずだと私は思う。
なぜなら、女性なら子宮で子供を作らせる器官が存在するし、男性を強くさせる能力があるからただ、損傷させるわけにはいかない。

仮に顔がブスでも体の方が大事にしていれば間違いなく、顔がない分、大事にされると奴らは十分に理解している。
けど、奴らはその体で人身売買してくるのは確かなのだろう。
だから連中の闇を知っているからこそ、私はあの村の惨劇を忘れない。

恐らく、あの村の女性たちは無事だったけど、体は大事にする風潮を考えると彼女達は脳に爆弾が埋め込まれていなくても胴体が大事にされる事で彼女達は新しい頭部を埋め込み胴体は別の人生を過ごす事も十分に私は有り得ると感じた。
だから私は連中に対して対抗しつつも胴体保存する医療技術を奪い返して大事にしようと感じた。

それは私の体もそうだが、あの技術があれば間違いなく少子化対策は進むし、その製法を使えば多くの女性を殺さずに済む優しさがあるから大事にしなければならないと感じた。
故に、私は彼女達を守ると近いながら彼女達を聖職者の魔の手から守らなければならないと実感した。

だから私は連中を倒す使命が出るのは当然だと感じた。
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