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第13章 イタリア5つ星戦線。

第160話 ローマで暴れる聖職者の残党。

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俺は連中の1人を殺害した事によって、ようやく世界に平和が来てくれると思っていた。
そう今の俺は思うとこれで終わったかと思うと気分が楽になった。
勿論、ザギトワにはそれを言って気分を落ち着かせようと感じた。

「なぁ、ザギトワ。俺が連中を殺して良かっただろうな。」

「えぇ、私は十分に平気だったから助かったで…。」

「あぁ、本当にザギトワのお陰で俺は奴らを殺す事が出来たんだと感じた。だから感謝する。」

「せや。私だって信っちがいたからこそ世界平和が訪れる事が十分に解っておる。」

「だな。」

「せやで。」

ザギトワと俺が話すと非常に息が合って楽しく行動できる。
故に俺はこれで連中が無事に死に絶えてくれればこれで本当に良いと思いつつこれから俺はローマ市国の外を確認して状況を調べようと感じていた。
故にグラッテさんに話を聞こうと思った。

「なぁ、グラッテさん。」

「どうしたんだ。信雄殿。」

「俺達は連中の討伐に成功したよな。」

「あぁ、君たちのお陰で確かに聖職者は殺す事が出来たし俺達は悪魔崇拝者を祓う事が出来た。しかし、これで油断してはならないと思う。」

つまり、彼は囮だった可能性が高いと思う事か。
確かに連中は悪魔崇拝ぶりが酷いからそういう行為も平気で行う可能性があると俺は思った気もしたが、それは間違いないと感じる。

「という事は連中が既に別の罠を仕掛けている可能性があるという事か。」

「残念だが。その通りだ。」

「あぁ、それが本当なら俺は間違いなくローマの状況が危ないと思うな。」

俺はその話を聞いて非常に危険な臭いを感じ取ることができ、これで本当に良いのかと考える羽目になった。

つまり、連中が外の世界で多くの人間を虐殺する行為に手を出す可能性が大いにあり得る。
ましてや男の子なら男色小児性愛の関係で尚更狙われる可能性がある。

だから、俺は連中を祓う為にこれから浄化する戦いに挑まねばならないと感じた。

「信雄殿。私は連中の危ない雰囲気があるからローマに出て良いか。」

「あぁ、そうだな。行こう。」

連中が一般人にも手を出す事位、聖職者の悪魔崇拝と男色小児性愛の異常性を見れば俺は誰でもわかる。
だから連中を倒す為にはこれから奴らを倒す方法をきっちりと進めて行かねばならないと感じた。
それ故に俺は連中の闇を追い払うためにある方法を練った上で、行動を始めた。
そうしないとぎゃくに俺達が殺されるから余計にだ…。

「ザギトワ。グラッテさん。これから外の世界に行くが大丈夫か。」

「あぁ、ローマ市国がこんな状況で人殺しされている状況を考えたら俺達が連中を殺す事なんて微罪で済む。」

「そうだな。俺達が行った行動は無罪じゃない事は解っている。だが、連中があまりにも悪魔崇拝するあまり人間の箍が外れてしまったと俺は思うから、俺は連中を止めるためには最良の方法を練ってゆくしかない。そう俺達は思っているから強くなれると思うんだ。」

「そうだな。さぁ、ローマ市国を出てローマの様子を確認しよう。グラッテさん。」

「あぁ。」

「勿論、私も確認して連中を討伐せんといかんからな。」

「そうだ。」

俺とザギトワ、さらにはグラッテさんがこうして楽しく話し合い出来る環境なら間違いなく連中がいなくなっても安心できる状況にあり、これなら間違いなく連中を救われる状況になるから俺は非常に嬉しいと感じていた。
その嬉しさを俺は身にもって理解できる。

だから俺は連中を倒す為にあらゆる方策を練って行動するしかないと感じた。
例え、それが不利になってもそれで良いと思った。

そしてローマ市国を出た俺達は、現在のローマの様子を見て愕然した。

「なぁ、ザギトワ。」

「うん。信っち。これはさすがにあかん状態やと思うで。」

「そうだね。」

俺はこの微妙に危険な雰囲気を見てこの様子は何か危ない状況になっていると感じた影響でローマの周りを見た。
すると、聖職者が発動した能力の影響でローマの人間の死体の山があふれかえっている。
連中があまりにも悪魔崇拝した影響もあるが、彼らは少数精鋭で動いている事で連中を一般市民の大虐殺や向こうの世界の転送する手段を利用して自分達の計画を実行している。

そう、俺は思うとこれを野放しにした間違いなく連中が世界征服の為なら何をやっても良い行動を示すのと同意義となり、このままいったら俺達は殺されると戦線恐々した。
だから俺はこの闇の事態を打開するために何か考えないと俺達が逆に殺されるから絶対に奴らを止めねばならない使命を改めて感じた。

「で、グラッテさん。」

「ああ、俺の事務所は特別な警備があるし、政党本部に関してもそういう傾向があるから大丈夫だが、連中が既に一般人を襲撃して殺戮行為を走っている現状を考えるこれを野放しに喜ぶ訳にはいかない。だから俺達でこの腐った世界を変えるべきだと俺は思いますね。」

「あぁ、そうだな。グラッテさん。俺はつくづくそう実感する。だから俺達で少数精鋭の聖職者を倒しに行こう。」

俺は少数精鋭の利点と欠点を良く理解している故に少数精鋭には属人志向がないとやっていけない組織になるからそれだけの重要性を良く理解する必要があると感じた。
そして連中がどれだけの闇を追い祓えるかが、焦点になると俺は感じた。

故にこれが本当の戦いになると感じた。
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