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第20章 聖職者打倒のイスラエル対決

第232話 イスラエル地獄①

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俺はザギトワとクリアーナの様子を確認しながら彼女達がここれからイスラエルに渡航する際の要注意点について説明しようと思った。
なぜなら、イスラエルは普通の国とは違って入国に関しては非常に厳しく、なおかつサイリスタ帝国の聖職者と関係が深いモサドが非常にいる事をわかっているからだ。
だから俺はそう思いながら彼女達に話そうとした。

「まず、自分の名前が入った正規のパスポートのうち、1つはこの事務所に保管させるんだ。」

「どういう事なんや。」

「どういう事。」

彼女達はイスラエルの警備について非常にわかっていないから動揺しているけど、あそこは普通の国とははるかに違う場所だからこれからその事を言わねばならない。

「イスラエルに入国するにあたり、イスラエルのスタンプが万が一押されたらイランなどに入国できなくなる恐れが非常にあるからだ。」

「そうなんや~。」

「そうだね。信雄さん。」

どうやら、彼女達も入国スタンプについてきっちりと説明がついたようで何よりだ。
当然m彼女達もイスラエルの入国スタンプを理解していると思いながらさらに俺はこの件について更に説明を続けようと思った。
出ないとその危険性をより理解する事が出来なくなるからだ。

「で、その渡航スタンプの際にもイランや中東の渡航歴のない、パスポートを持ってゆくからある方のパスポートは預かってもらいたい。」

「了解。さすがは信っち。あんたはそこまで読めているとは思いもしなかったね。」

「あぁ、俺はロシアだけでなくイランに何度か渡航しているからそれでこの情報は非常に知られているから当然だよ。」

俺は彼女達にできる限りの事を説明しながら本当の意味でイスラエルの危険性を彼女達に教えた。
そして彼女達もそれを理解した影響で俺は何よりも安心した。

そして、俺はこれからヒースロー空港からテルアビブ空港方面行きの飛行機の搭乗する準備を行った。
当然、俺とクリアーナはイランの渡航スタンプがあるパスポートをソルカに預けてこれから俺はヒースロー空港まで電車を使って行く事にした。
しかし、やっぱり鉄道は英国故なのか鉄道運賃が非常に高くて非常に利便性が悪い。

これが鉄道利用者を落としている状況が続いている理由の1つなのだと俺は感じると英国は非常にダメな奴だなと思う。

だから俺はこの英国の問題は自転車通勤が主流になっている状況を考えるとやっぱり鉄道利用者を落としているのはこういった問題が頻繁に起きるからだと改めて感じた。
もちろん、ロンドンは自動車の維持費も高く、ロードプライシングの影響で車の所有率も定期の所有率も双方とも少ないから自転車中心社会になってしまう。

なので、俺はこの問題を真剣に受け止めながらこれから俺達はヒースロー空港に到着した。
そして、荷物検査などを行った後、これからイスラエルのテルアビブ空港まで旅立った。
彼女達は何の問題もなく普通に飛行機で旅立っている様子を見ると俺は非常に安堵したのだと感じた。

そしてようやく、イスラエルのテルアビブ空港に到着し、これから俺達は検問を受ける為にあえて偽造パスポートの方を用意する事にした。
偽造パスポートといっても名前等の個人情報だけが書き換えられており、それ以外は本物のパスポートそのものなのは既にアレクサンドル大統領が利用していたのは確かだと感じていた。
そうしないとかえってイスラエルに入国できなくなる恐れが非常にあるからだと。

これもアレクサンドル大統領がイスラエルの渡航の際に非常に警戒する必要があると感じたゆえに、こういうパスポートを事前に用意してくれたことが非常に大きかった。
だから、俺は偽造パスポートを用意して、これから検問に入る準備をおこなった。

「よし。君は黑绒嵻だな。通ってほし。」

俺は見事に中国人名の偽造パスポートで見事に通る事に成功した。
しかも、俺はある程度説得したから別紙で渡航スタンプを押してくれて非常にありがたかったから最高だった。
そして、ザギトワもクリアーナも、それに成功した故か…、

「よし。黑。私達も侵入する事に成功したぞ。」

「あぁ、ジェノバ。」

「大丈夫だよ。黑。」

「あぁ、大丈夫だぞ。クリスチーナ。」

これから俺は達は偽名を利用してエルサレムまで行こうとした。
俺は偽名を利用しながらこれからテルアビブ空港を出発し、これから奴らのいるエルサレムまで同行した。

―――いよいよ。サイリスタ帝国の聖職者と本気で戦う状況が生まれる。しかも、奴らは妙にエルサレムを利用して自分たちの支配を始めようとしているから猶更、危険なのだろう。

俺はそう思いながら、エルサレムまでバスで移動した。
そしてイスラエルのエルサレム周辺まで到着後、これから俺達はモサドの警戒をくぐってこれから連中のいるエルサレムまで歩いて行った。

「ついたぞ。クリスチーナ。ジェノバ。」

「おぉ。黑。さすがはあんたは素晴らしい。このエルサレム神殿の隣に奴らの本拠地が隠れているとは凄い神経をしておるんだね。」

「あぁ、勿論だ。そこまでしないと奴らはそういう裏を利王して侵略戦争を仕掛けてくるから猶更、警戒せねばいけないと思ったからね。」

俺はこの話を言いながらこれから連中の地球拠点であるエルサレム神殿の隣であるエルサレム教会まで行く事にした。
そして、この教会を侵入すると妙な瘴気を感じた。

「なんか。異様におかしくないか。この場所は…、」

「うん。そうだね。黑。私もこの場所は今までの奴らの拠点とは違って非常に怪しさを感じてくる。」

俺は連中が何か裏で隠している状況を感じながらこの闇をしっかりと暴いてゆく状況を見つつ、これから俺は本気で連中の教会内部まで突入した。

「おい。ここで隠れていないで正体を現せよ。聖職者共。」

「ちっ。君が黑という名前を偽造していたが、早々とばれたとはな。」

俺はその言葉を聞いて迷わず戦闘態勢に移行した。
やはりここが奴らの拠点だと思うと非常に納得した。
だから彼らはイスラエルを手放せないのは当然だと感じた。
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