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第25話 もっと慎重に行動しなさいよ
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家電をストック出来ることに興奮して、つい何も考えず全部ストックしてしまうという、取り返しのつかない状況に冷や汗が流れる。
・・・やべえ、大ピンチだ。
いや、鉄板とバール、そして全電化製品をストックした直後だから、包丁やボールペンなんかは残ってるけど。
電化製品を使うたびに魔力をゴッソリ持っていかれてしまうとなると、雷の魔石とかで使えるようになったとしても、使用するのを躊躇う感じになるよな・・・。
うわ~~~!やっちまったああああああああ!!
これじゃあゴミ箱に捨てたようなもんじゃん。
俺はなんてことをしてしまったんだーーーーー!
くそう、やってしまったものはしょうがないか・・・。
とにかく一度呼び出して、魔力消費量を調べるしかあるまい。
どうせだからデカいので試すか。
「液晶テレビ出て来い!」
シュッ
目の前に50インチの液晶テレビが出現した。
・・・あれ?
なんか、ほとんど魔力が減ってないような気がするぞ?
メルドアを召喚した時はゴッソリ魔力を喰われた感覚があったんだけど、今回はその感覚がほとんど無い。
理由を確かめるために、電化製品をポイポイ出していった。
「全然楽勝なんですけど?」
マジで意味がわからん。
鉄板とバール以外全部出したのに、たぶん全魔力の10分の1減ったかな程度。
これだったら魔力を気にすることなく普通に使えるな。
まあ電気がなきゃ結局動かないんだけどさ。
何となく掃除機のスイッチを入れてみる。
ブォーーーーーーン!
・・・・・・はい!?
「こいつ、動くぞ!!」
何が起きた!?
コンセントを見ると、コードを引っ張り出してさえおらず、ボディーの中に全部収まっている状態だ。
―――なのに普通に動いている。
あ、もしかしてストックした時に完全な召喚獣となったからか!!
これってひょっとして・・・、電気の代わりに魔力で動いてるんじゃないの?
液晶テレビのスイッチを入れてみた。
パチッ
おおお!画面は真っ暗だけどちゃんと動いてる!!
リモコンでチャンネルをパチパチ切り替えてみたけど、異世界なので放送されてる番組などあるハズも無かった。
液晶画面の左上に数字が出るんで、切り替わってるのはわかるんだけどさ。
しかし俺にはファミファミがあるのだよ!
ファミファミのケーブルをテレビと繋いでから、電源を入れてみる。
ん?ゲームが始まらん。ああ、チャンネルが違うのか!
リモコンでポチポチ切り替えると、俺の良く知るゲーム画面が50インチの液晶テレビにデカデカと映し出された。
♪テッテテーテーテーテーテテテー
「キターーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」
うっわ、これは懐かしい!
勇者の名前を『クーヤ』と入力する。
そして王様と会話をし、旅の資金として100ゴルドを貰った。
勇者だの何だの言いながらこのケチっぷり。
まあこの時点では超絶雑魚だったわけだし、まるで期待をしていなかったとしても無理からぬ話よの。
でも冷静に考えたら、確かお姫様が攫われてる状況のハズなのに、それよりも世界平和を優先するってすげえな。絶対この王様はただ者じゃねえぞ・・・。
街へ行くと、最近よく田中くんのリコーダーで練習してた曲が流れた。
「おおっ!そうそう、この曲だよ!」
俺の記憶力もなかなかのもんだな。練習してたのと完全に一致している。
そういやもうかなり吹けるようになったし、街の広場でショタ演奏会を開催してもいい頃合かもしれん。
ただ横笛だったら格好良いんだけど、リコーダーを吹く姿ってちょっと微妙なとこあるんですよね。まあショタのうちは格好良さなんていらんか。
―――気付いた時にはレベルが5まで上がっていた。
しまった!ついゲームに没頭してしまったぞ。
一旦セーブして、冒険はここまでにしよう。
あ、そういやセーブとか出来ないんだった!パスワードを何かにメモらなきゃ。
最近アイテム召喚でゲットしたノートにパスワードを書き、間違ってないかしっかり2回確認した。適当にメモって間違ってたら絶望するからな!
俺は慎重な男。
自分の字が汚いせいでパスワードを間違うようなイージーミスもしない!
まあ、何も考えずに電化製品を召喚獣としてストックしまくったアホでもあるが。
でもこうして電化製品を使えるようになったのだから、結果オーライってやつよ!
しかし本当に謎の現象だよな~。無機物を召喚獣に出来るのがそもそもおかしいんだけど、電気の代わりに魔力で動くようになるとか、一体何がどうなってるんだか。
この世界の原住民じゃなくて神様が用意した身体だから、変なバグが発生した感じなのかもしれないね。
あのファンキー野郎と連絡がつかないってのは逆に良かったのかもしれん。この謎現象を知られたら没収されるかもしれんし、もしくは仕様を変えられる恐れがある。
隠そうと思っても召喚獣リストを見られたら一発でバレるからな。
もうこうなったら、奴が現れないことを祈るばかりだ。
電化製品を消してから、部屋に掃除機をかけた。
いや~、新品の掃除機は吸い込みが違うぜ!
部屋の隅で掃除機を消したら、吸い込んだ埃が全部飛び出て来た。
「なんてこったーーーーーーーーーー!!」
メルドアを消した時は食った肉とかが出て来なかったから大丈夫だと思ったのに、電化製品は普通の召喚獣と仕様が違うのか・・・。
あれから一度メルドアを召喚してるんだけど、メルドアの場合は前回召喚時の記憶が維持されていた。すなわち召喚獣は成長するってことが判明したわけだ。
でもアイテム召喚の方は毎回初期化されてしまうのかもしれない。
なんせ普通の召喚獣とは全然違うからな~。
いや、逆に言えば壊れないってことでもあるよな?毎回掃除機の中身を外に捨ててから消さなきゃならんのは面倒臭いけど、壊れるよりは全然マシだ。
うーむ、これはしばらく検証をしてく必要がありそうですなあ・・・。
・・・やべえ、大ピンチだ。
いや、鉄板とバール、そして全電化製品をストックした直後だから、包丁やボールペンなんかは残ってるけど。
電化製品を使うたびに魔力をゴッソリ持っていかれてしまうとなると、雷の魔石とかで使えるようになったとしても、使用するのを躊躇う感じになるよな・・・。
うわ~~~!やっちまったああああああああ!!
これじゃあゴミ箱に捨てたようなもんじゃん。
俺はなんてことをしてしまったんだーーーーー!
くそう、やってしまったものはしょうがないか・・・。
とにかく一度呼び出して、魔力消費量を調べるしかあるまい。
どうせだからデカいので試すか。
「液晶テレビ出て来い!」
シュッ
目の前に50インチの液晶テレビが出現した。
・・・あれ?
なんか、ほとんど魔力が減ってないような気がするぞ?
メルドアを召喚した時はゴッソリ魔力を喰われた感覚があったんだけど、今回はその感覚がほとんど無い。
理由を確かめるために、電化製品をポイポイ出していった。
「全然楽勝なんですけど?」
マジで意味がわからん。
鉄板とバール以外全部出したのに、たぶん全魔力の10分の1減ったかな程度。
これだったら魔力を気にすることなく普通に使えるな。
まあ電気がなきゃ結局動かないんだけどさ。
何となく掃除機のスイッチを入れてみる。
ブォーーーーーーン!
・・・・・・はい!?
「こいつ、動くぞ!!」
何が起きた!?
コンセントを見ると、コードを引っ張り出してさえおらず、ボディーの中に全部収まっている状態だ。
―――なのに普通に動いている。
あ、もしかしてストックした時に完全な召喚獣となったからか!!
これってひょっとして・・・、電気の代わりに魔力で動いてるんじゃないの?
液晶テレビのスイッチを入れてみた。
パチッ
おおお!画面は真っ暗だけどちゃんと動いてる!!
リモコンでチャンネルをパチパチ切り替えてみたけど、異世界なので放送されてる番組などあるハズも無かった。
液晶画面の左上に数字が出るんで、切り替わってるのはわかるんだけどさ。
しかし俺にはファミファミがあるのだよ!
ファミファミのケーブルをテレビと繋いでから、電源を入れてみる。
ん?ゲームが始まらん。ああ、チャンネルが違うのか!
リモコンでポチポチ切り替えると、俺の良く知るゲーム画面が50インチの液晶テレビにデカデカと映し出された。
♪テッテテーテーテーテーテテテー
「キターーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」
うっわ、これは懐かしい!
勇者の名前を『クーヤ』と入力する。
そして王様と会話をし、旅の資金として100ゴルドを貰った。
勇者だの何だの言いながらこのケチっぷり。
まあこの時点では超絶雑魚だったわけだし、まるで期待をしていなかったとしても無理からぬ話よの。
でも冷静に考えたら、確かお姫様が攫われてる状況のハズなのに、それよりも世界平和を優先するってすげえな。絶対この王様はただ者じゃねえぞ・・・。
街へ行くと、最近よく田中くんのリコーダーで練習してた曲が流れた。
「おおっ!そうそう、この曲だよ!」
俺の記憶力もなかなかのもんだな。練習してたのと完全に一致している。
そういやもうかなり吹けるようになったし、街の広場でショタ演奏会を開催してもいい頃合かもしれん。
ただ横笛だったら格好良いんだけど、リコーダーを吹く姿ってちょっと微妙なとこあるんですよね。まあショタのうちは格好良さなんていらんか。
―――気付いた時にはレベルが5まで上がっていた。
しまった!ついゲームに没頭してしまったぞ。
一旦セーブして、冒険はここまでにしよう。
あ、そういやセーブとか出来ないんだった!パスワードを何かにメモらなきゃ。
最近アイテム召喚でゲットしたノートにパスワードを書き、間違ってないかしっかり2回確認した。適当にメモって間違ってたら絶望するからな!
俺は慎重な男。
自分の字が汚いせいでパスワードを間違うようなイージーミスもしない!
まあ、何も考えずに電化製品を召喚獣としてストックしまくったアホでもあるが。
でもこうして電化製品を使えるようになったのだから、結果オーライってやつよ!
しかし本当に謎の現象だよな~。無機物を召喚獣に出来るのがそもそもおかしいんだけど、電気の代わりに魔力で動くようになるとか、一体何がどうなってるんだか。
この世界の原住民じゃなくて神様が用意した身体だから、変なバグが発生した感じなのかもしれないね。
あのファンキー野郎と連絡がつかないってのは逆に良かったのかもしれん。この謎現象を知られたら没収されるかもしれんし、もしくは仕様を変えられる恐れがある。
隠そうと思っても召喚獣リストを見られたら一発でバレるからな。
もうこうなったら、奴が現れないことを祈るばかりだ。
電化製品を消してから、部屋に掃除機をかけた。
いや~、新品の掃除機は吸い込みが違うぜ!
部屋の隅で掃除機を消したら、吸い込んだ埃が全部飛び出て来た。
「なんてこったーーーーーーーーーー!!」
メルドアを消した時は食った肉とかが出て来なかったから大丈夫だと思ったのに、電化製品は普通の召喚獣と仕様が違うのか・・・。
あれから一度メルドアを召喚してるんだけど、メルドアの場合は前回召喚時の記憶が維持されていた。すなわち召喚獣は成長するってことが判明したわけだ。
でもアイテム召喚の方は毎回初期化されてしまうのかもしれない。
なんせ普通の召喚獣とは全然違うからな~。
いや、逆に言えば壊れないってことでもあるよな?毎回掃除機の中身を外に捨ててから消さなきゃならんのは面倒臭いけど、壊れるよりは全然マシだ。
うーむ、これはしばらく検証をしてく必要がありそうですなあ・・・。
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