224 / 548
第224話 マダムからは逃げられない
しおりを挟む
リビングには定員オーバーの7人がいたのもあって、5人前のお寿司は一瞬で無くなってしまいました。
まあ大好評だったってことだから、ボクとしてはむしろ大歓迎なんですけどね!
そしてレオナねえによる『おかわり』の要求に答えて、もう一度特上寿司を召喚したんだけど、今度はみんな1回目の召喚の時に食べられなかったネタに挑戦したり、1回目に美味しいと思ったネタをもう一度食べてみたりと大いに盛り上がった。
名のある寿司職人が握ったのか、魚は新鮮でネタも大きく、他のみんなより舌の肥えているボクが食べても全部美味しかったです!
そしてレオナねえによる採点結果は、200と言いかけてからの195点だった。
紙一重で味噌ラーメンの方が上回ったらしい。まあ食べ物の好みは人それぞれですからね。レオナねえはあの濃厚なしょっぱさが大好きなんだと思う。
でも当然ながら、寿司に満点評価をした人もいます。
まずは、召喚直後の第一印象から大当たり予想をしていたお母さん!
本当に大ハマりしたようで、明日も召喚するよう頼まれてしまいました。
あとタマねえとプリンお姉ちゃんも200点でした!
プリンお姉ちゃんはともかく、タマねえは大体何食べても満点な気もしますが。
そして予想外にも、リリカちゃんが200点評価という驚きの結果に!
召喚1回目のイクラはスルーしたけど、2回目の時に挑戦したら美味しかったようで、最終的に一番大好きな寿司ネタにイクラが君臨したみたい。次点で甘エビ。
元々赤とかピンクが大好きな幼女でしたからね。
バルバルの卵の仕様が狂ってるだけで、味は嫌いじゃなかったのかも。
クリスお姉ちゃんとティアナ姉ちゃんは150点評価だったんだけど、やっぱりバルバルの卵にそっくりなイクラに少し抵抗があるからとのこと。
お姉ちゃん達にトラウマを植え付けるとは、バルバルの野郎・・・余計な真似を!
・・・とまあ、朝から寝るまで本当に充実した一日でした!
************************************************************
翌日の朝。
昨日の打ち合わせ通りに、タマねえとプリンお姉ちゃんが我が家へとやって来た。
クリスお姉ちゃんには店に行くと言ってあるので、ボク達のために時間をとってくれているハズ。
問題は、マダムの大群によるショタ包囲網を突破出来るかどうかだ・・・。
―――――『シェミール』を見上げる。
額から汗が一滴ツツーッと垂れた。
なんという禍々しいオーラを放っているのだろう・・・。
この中に一歩足を踏み入れた途端、魑魅魍魎が一斉に襲い掛かって来るのだ。
「クーヤ、いつまでそうしてるの?」
「天使様が真剣な表情をしていますけど、ただの服屋さんですよね?」
「この店は本当に危険なのだ・・・。やっぱりフォーメーションBで行こう!」
「ビーってのは確か、私が先頭でしたか?」
「うん。クーヤが真ん中でタマが最後尾」
「じゃあお店の中に入りますね~」
ガチャン
「「いらっしゃいませ~!」」
プリンお姉ちゃんの後ろにピッタリ貼り付いたまま店内に侵入。
「ウォッホン!そこの店員さん、クリスお姉ちゃんはどこかね?」
「・・・ん?」
あ、間違った!
プリンお姉ちゃんが店員さんにクリスお姉ちゃんの居場所を聞く予定だったのに、なぜかボクが紳士風に語り掛けてしまったぞ!!
―――――女性店員が目を細めてこっちを見ている。
「あーーーーーーーーーーっ!クーヤちゃんが隠れてた!!」
「なんですって!?」
ダダダダダダダッ
ヒョイッ
「「あっ!」」
「相変わらず可愛いな~~~~~!」
「コレよコレ!クーヤちゃんで久々の栄養補給!」
「ずっとクーヤちゃんが来るのを待ってたんだからね!」
「にょわ~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!」
しまったああああああああああああ!
店内を跋扈するマダムの動きにだけ警戒してたけど、店員さん達に掴まってハムハムされると、店内にいるお客さん全員がこっちに注目してしまうのだ!
「何だか騒がしいわね?」
「あそこよ!!」
「まあ!なんて可愛い子なのかしら!」
「抱っこさせてもらいに行くわよ!」
ドドドドドドドドドドドドドドドド!!
「き、き、き、来たあああああああッッッ!タマねえ!プリンお姉ちゃん!」
二人の武人が魑魅魍魎の群れの前に立ち塞がった。
まるで三国志の『関羽』と『張飛』のように頼りになる我が義姉達だ!
ドドドドドドドドドドドドドドドド!!
「「うわーーーーー!」」
関羽と張飛がマダムの群れに飲まれて視界から消えた。
「にょわ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!」
◇
クリスお姉ちゃんによって救出されたのは、1時間後のことだった。
「クーヤくん、相変わらずマダムにモテモテね!」
「だからこの店はダメなのです!!次女性服を買いに来る時は、マダムがいないお店にする!」
「女性服を売ってるお店にマダムは付きモノだと思うわよ?逆にマダムが寄り付かない店にはロクな服が無いと思うし・・・」
「八方塞がりじゃないですか!!」
タマねえとプリンお姉ちゃんが近寄って来た。
「残念ながらマダムからクーヤを守り切るのは不可能だった。魔物じゃないから攻撃することが出来ない」
「大浴場でどんな状態だったか、身を以て理解することが出来ました!」
「もう本当に大変なのです!!」
毎回この店に来るたびに余計な時間が掛かってしまうけど、とりあえずマダム達は満足したので、買い物の邪魔はして来ないと思う。
さあて、プロであるクリスお姉ちゃんにプリンお姉ちゃんの服をコーディネートしてもらって、いつも頑張ってくれているタマねえにも服をプレゼントしよう!
まあ大好評だったってことだから、ボクとしてはむしろ大歓迎なんですけどね!
そしてレオナねえによる『おかわり』の要求に答えて、もう一度特上寿司を召喚したんだけど、今度はみんな1回目の召喚の時に食べられなかったネタに挑戦したり、1回目に美味しいと思ったネタをもう一度食べてみたりと大いに盛り上がった。
名のある寿司職人が握ったのか、魚は新鮮でネタも大きく、他のみんなより舌の肥えているボクが食べても全部美味しかったです!
そしてレオナねえによる採点結果は、200と言いかけてからの195点だった。
紙一重で味噌ラーメンの方が上回ったらしい。まあ食べ物の好みは人それぞれですからね。レオナねえはあの濃厚なしょっぱさが大好きなんだと思う。
でも当然ながら、寿司に満点評価をした人もいます。
まずは、召喚直後の第一印象から大当たり予想をしていたお母さん!
本当に大ハマりしたようで、明日も召喚するよう頼まれてしまいました。
あとタマねえとプリンお姉ちゃんも200点でした!
プリンお姉ちゃんはともかく、タマねえは大体何食べても満点な気もしますが。
そして予想外にも、リリカちゃんが200点評価という驚きの結果に!
召喚1回目のイクラはスルーしたけど、2回目の時に挑戦したら美味しかったようで、最終的に一番大好きな寿司ネタにイクラが君臨したみたい。次点で甘エビ。
元々赤とかピンクが大好きな幼女でしたからね。
バルバルの卵の仕様が狂ってるだけで、味は嫌いじゃなかったのかも。
クリスお姉ちゃんとティアナ姉ちゃんは150点評価だったんだけど、やっぱりバルバルの卵にそっくりなイクラに少し抵抗があるからとのこと。
お姉ちゃん達にトラウマを植え付けるとは、バルバルの野郎・・・余計な真似を!
・・・とまあ、朝から寝るまで本当に充実した一日でした!
************************************************************
翌日の朝。
昨日の打ち合わせ通りに、タマねえとプリンお姉ちゃんが我が家へとやって来た。
クリスお姉ちゃんには店に行くと言ってあるので、ボク達のために時間をとってくれているハズ。
問題は、マダムの大群によるショタ包囲網を突破出来るかどうかだ・・・。
―――――『シェミール』を見上げる。
額から汗が一滴ツツーッと垂れた。
なんという禍々しいオーラを放っているのだろう・・・。
この中に一歩足を踏み入れた途端、魑魅魍魎が一斉に襲い掛かって来るのだ。
「クーヤ、いつまでそうしてるの?」
「天使様が真剣な表情をしていますけど、ただの服屋さんですよね?」
「この店は本当に危険なのだ・・・。やっぱりフォーメーションBで行こう!」
「ビーってのは確か、私が先頭でしたか?」
「うん。クーヤが真ん中でタマが最後尾」
「じゃあお店の中に入りますね~」
ガチャン
「「いらっしゃいませ~!」」
プリンお姉ちゃんの後ろにピッタリ貼り付いたまま店内に侵入。
「ウォッホン!そこの店員さん、クリスお姉ちゃんはどこかね?」
「・・・ん?」
あ、間違った!
プリンお姉ちゃんが店員さんにクリスお姉ちゃんの居場所を聞く予定だったのに、なぜかボクが紳士風に語り掛けてしまったぞ!!
―――――女性店員が目を細めてこっちを見ている。
「あーーーーーーーーーーっ!クーヤちゃんが隠れてた!!」
「なんですって!?」
ダダダダダダダッ
ヒョイッ
「「あっ!」」
「相変わらず可愛いな~~~~~!」
「コレよコレ!クーヤちゃんで久々の栄養補給!」
「ずっとクーヤちゃんが来るのを待ってたんだからね!」
「にょわ~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!」
しまったああああああああああああ!
店内を跋扈するマダムの動きにだけ警戒してたけど、店員さん達に掴まってハムハムされると、店内にいるお客さん全員がこっちに注目してしまうのだ!
「何だか騒がしいわね?」
「あそこよ!!」
「まあ!なんて可愛い子なのかしら!」
「抱っこさせてもらいに行くわよ!」
ドドドドドドドドドドドドドドドド!!
「き、き、き、来たあああああああッッッ!タマねえ!プリンお姉ちゃん!」
二人の武人が魑魅魍魎の群れの前に立ち塞がった。
まるで三国志の『関羽』と『張飛』のように頼りになる我が義姉達だ!
ドドドドドドドドドドドドドドドド!!
「「うわーーーーー!」」
関羽と張飛がマダムの群れに飲まれて視界から消えた。
「にょわ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!」
◇
クリスお姉ちゃんによって救出されたのは、1時間後のことだった。
「クーヤくん、相変わらずマダムにモテモテね!」
「だからこの店はダメなのです!!次女性服を買いに来る時は、マダムがいないお店にする!」
「女性服を売ってるお店にマダムは付きモノだと思うわよ?逆にマダムが寄り付かない店にはロクな服が無いと思うし・・・」
「八方塞がりじゃないですか!!」
タマねえとプリンお姉ちゃんが近寄って来た。
「残念ながらマダムからクーヤを守り切るのは不可能だった。魔物じゃないから攻撃することが出来ない」
「大浴場でどんな状態だったか、身を以て理解することが出来ました!」
「もう本当に大変なのです!!」
毎回この店に来るたびに余計な時間が掛かってしまうけど、とりあえずマダム達は満足したので、買い物の邪魔はして来ないと思う。
さあて、プロであるクリスお姉ちゃんにプリンお姉ちゃんの服をコーディネートしてもらって、いつも頑張ってくれているタマねえにも服をプレゼントしよう!
22
あなたにおすすめの小説
スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
ありふれた聖女のざまぁ
雨野千潤
ファンタジー
突然勇者パーティを追い出された聖女アイリス。
異世界から送られた特別な愛し子聖女の方がふさわしいとのことですが…
「…あの、もう魔王は討伐し終わったんですが」
「何を言う。王都に帰還して陛下に報告するまでが魔王討伐だ」
※設定はゆるめです。細かいことは気にしないでください。
俺の伯爵家大掃除
satomi
ファンタジー
伯爵夫人が亡くなり、後妻が連れ子を連れて伯爵家に来た。俺、コーは連れ子も可愛い弟として受け入れていた。しかし、伯爵が亡くなると後妻が大きい顔をするようになった。さらに俺も虐げられるようになったし、可愛がっていた連れ子すら大きな顔をするようになった。
弟は本当に俺と血がつながっているのだろうか?など、学園で同学年にいらっしゃる殿下に相談してみると…
というお話です。
【長編・完結】私、12歳で死んだ。赤ちゃん還り?水魔法で救済じゃなくて、給水しますよー。
BBやっこ
ファンタジー
死因の毒殺は、意外とは言い切れない。だって貴族の後継者扱いだったから。けど、私はこの家の子ではないかもしれない。そこをつけいられて、親族と名乗る人達に好き勝手されていた。
辺境の地で魔物からの脅威に領地を守りながら、過ごした12年間。その生が終わった筈だったけど…雨。その日に辺境伯が連れて来た赤ん坊。「セリュートとでも名付けておけ」暫定後継者になった瞬間にいた、私は赤ちゃん??
私が、もう一度自分の人生を歩み始める物語。給水係と呼ばれる水魔法でお悩み解決?
【収納∞】スキルがゴミだと追放された俺、実は次元収納に加えて“経験値貯蓄”も可能でした~追放先で出会ったもふもふスライムと伝説の竜を育成〜
あーる
ファンタジー
「役立たずの荷物持ちはもういらない」
貢献してきた勇者パーティーから、スキル【収納∞】を「大した量も入らないゴミスキル」だと誤解されたまま追放されたレント。
しかし、彼のスキルは文字通り『無限』の容量を持つ次元収納に加え、得た経験値を貯蓄し、仲間へ『分配』できる超チート能力だった!
失意の中、追放先の森で出会ったのは、もふもふで可愛いスライムの「プル」と、古代の祭壇で孵化した伝説の竜の幼体「リンド」。レントは隠していたスキルを解放し、唯一無二の仲間たちを最強へと育成することを決意する!
辺境の村を拠点に、薬草採取から魔物討伐まで、スキルを駆使して依頼をこなし、着実に経験値と信頼を稼いでいくレントたち。プルは多彩なスキルを覚え、リンドは驚異的な速度で成長を遂げる。
これは、ゴミスキルだと蔑まれた少年が、最強の仲間たちと共にどん底から成り上がり、やがて自分を捨てたパーティーや国に「もう遅い」と告げることになる、追放から始まる育成&ざまぁファンタジー!
魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。
カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。
だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、
ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。
国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。
そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。
知識スキルで異世界らいふ
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
他の異世界の神様のやらかしで死んだ俺は、その神様の紹介で別の異世界に転生する事になった。地球の神様からもらった知識スキルを駆使して、異世界ライフ
異世界転生したので森の中で静かに暮らしたい
ボナペティ鈴木
ファンタジー
異世界に転生することになったが勇者や賢者、チート能力なんて必要ない。
強靭な肉体さえあれば生きていくことができるはず。
ただただ森の中で静かに暮らしていきたい。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる