241 / 548
第241話 クリスお姉ちゃんの野望
しおりを挟む
レオナねえがボクの絵に興奮している姿を見て、つい『他にもカッコイイ服があるよ?』と言ったところ、当然ながらその絵も描けと催促されてしまいました。
それならばと、次はダボッとした白い柄物のシャツ+黒のミニスカート+膝まである黒のハイソックス+黒の厚底ブーツといったバンギャルの絵を描いてみた。
「へーーー!これも悪くないけど、自分で着るのはちょっと恥ずかしいな!」
「じゃあズボンにしてみる?」
今度はダボッとした黒いシャツに白で大きな逆十字を描き、赤いチェック柄のズボンに黒いブーツを履かせてみた。
「このシャツの柄、最高だろ!!」
「ほうほうほう!こういうのが好きでしたか。えーと、他に何があったかな?」
そうだ!パンクと言えば、ライダースジャケットを忘れていた!
あと中二病といったら黒いコートだよな。むしろこれは必需品か。
ぶっちゃけそれだけのことで、ほとんどの中二病患者が胸をときめかせるハズ。
他にも中二病が気に入りそうな服を思いつくまま描きまくっていると、クリスお姉ちゃんが目を光らせていることに気が付いた。
「クーヤくん!この紙に描いた服、店の総力を挙げて最優先で作るわ!それで相談なんだけど・・・、完成したらシェミールで売ってみてもいい?」
これはゴスロリメイド服と同じ流れですな?
ぶっちゃけボクの閃きとかじゃなくて、既存の服を再現してるだけだから、クリスお姉ちゃんの出世の種に使って構わないんだけどね。
「まったく同じ服じゃなきゃ好きにしていいよ?これはレオナねえのために描いた絵だから」
「もちろんレオナの服とは少しデザインを変えるつもりよ!それじゃあ契約内容の話をしましょう!」
「クリスお姉ちゃんが出世すればウチの生活も豊かになるんだし、別に取引きとかにしなくてもいいんだけど・・・」
「それじゃあ私の気が済まないのよ!」
ホントいいのに・・・。
結局クリスお姉ちゃんのゴリ押しで、特許料がボクの口座に振り込まれることになった。シェミールの人気は凄まじいから、かなりの収入が期待できそうかも?
前回のゴスロリメイド服は今回と違った契約内容だったけど、基本的に衣服も意匠登録するモノなのだそうだ。ホント商売って面倒臭いよね!!
まあ、お金はいくらあっても困るもんじゃないし、本当に有難い話ではあるのですが、また役所通いですよ!このショタは一体どこへ向かっているのか・・・。
「なあクーヤ!アタシだけモデルチェンジしたらアイリスとナナに怒られそうだから、明日か明後日にでもアイツらに似合う服を考えてもらっていいか?」
「もちろんいいよ!でもこの店に来るとマダムに襲われるから、お姉ちゃん達をウチに呼んで話し合う感じでいい?」
「それで構わん。クーヤの絵を持ってアタシらがココに注文しに来るから、クーヤは家でゲームでもしていてくれ。しかし面白いことになって来たな!」
「アイリスちゃんとナナちゃんの服も考えるのなら、それも契約内容に追加する必要があるわね。・・・でもシェミールが今以上に混雑すると拙いわ。男性服を専門に扱った姉妹店のことも考えなきゃ!こりゃ忙しくなるわよ~~~~~!」
「男性服の店なら兄弟店じゃね?」
「そんなのどっちでもいいわ!とにかくそろそろ2号店を考える時期なのよ!」
「つーか、アタシの服って男性服なのかよ!!」
「一応クーヤくんが女性用にアレンジしてくれているけど、この方向性は男性向けじゃない?普通女性は炎柄の服なんて欲しがらないわよ」
「なんでだよ!めっちゃカッコイイじゃん!」
「だからそのカッコイイって感性が男性向けだって言ってるの!」
確かに中二病って、基本的に中二の男子が患う重い病気ですからね。
どちらかといえばレオナねえの感性がおかしいんだと思います!
しかしただでさえ忙しそうなのに、クリスお姉ちゃんの表情をみた限りではワクワク感しかありませんな。もうまさに天職なんだろね~~~!
ボクも将来そういう職業に就きたいものだ。
何がやりたいかってなると、ウーム・・・、何だろう?
やっぱ冒険かな?正直、何をやっても大体楽しいので、行き当たりばったりの人生でいいような気がする。
仕事なんてのは生きて行くためのお金が欲しいからやるわけでして、定職に就いてない人を見て『ダメな奴だ!』って決めつけるのは、その人のエゴでしかないと思うんですよね。みんなもっと自由に生きようよ!!
ふと思い出して、悪そうなお兄さんの所にハムちゃん通信を飛ばした。
せっかく中央区まで来ているのだから、時計を渡すなら今日がベストでしょう。
すぐに返事が来て、『貧民街の入り口で待つ』ということだった。
なぜか組織のアジトに招待されたことが一度も無いんですけど?
「レオナねえ、帰りに東区に寄って行っていい?そろそろ悪そうなお兄さんに時計を渡したいの」
「構わねえぞ?っつーか、まだ渡してなかったのかよ!」
「黒眼鏡の製造に忙しいから、もうちょい後でいいって言われてたの」
「ってことは完成したのか?」
「どうなんだろ?でもそれほど作るのが難しい商品じゃないと思うから、そろそろ試作品が出来ていてもおかしくないね~」
「黒眼鏡って、ガイアさんがゴンドラの中で付けていたヤツですよね?」
「タマも1個欲しい!」
「えーーーーー!!タマねえも黒眼鏡の人になっちゃうの!?」
「ずっとは付けない。でもみんなで黒眼鏡をして歩いたら楽しそう!」
「そいつはおもしれえかもな!!」
うっわ~、ただでさえ目立つ一行なのに、全員サングラスはヤバイっしょ!
あひるポンチョのショタにサングラスって、ギャグにしかならんやん。
まあでも楽しそうだってのは間違いないから、一度やってみてもいいかもね!
それならばと、次はダボッとした白い柄物のシャツ+黒のミニスカート+膝まである黒のハイソックス+黒の厚底ブーツといったバンギャルの絵を描いてみた。
「へーーー!これも悪くないけど、自分で着るのはちょっと恥ずかしいな!」
「じゃあズボンにしてみる?」
今度はダボッとした黒いシャツに白で大きな逆十字を描き、赤いチェック柄のズボンに黒いブーツを履かせてみた。
「このシャツの柄、最高だろ!!」
「ほうほうほう!こういうのが好きでしたか。えーと、他に何があったかな?」
そうだ!パンクと言えば、ライダースジャケットを忘れていた!
あと中二病といったら黒いコートだよな。むしろこれは必需品か。
ぶっちゃけそれだけのことで、ほとんどの中二病患者が胸をときめかせるハズ。
他にも中二病が気に入りそうな服を思いつくまま描きまくっていると、クリスお姉ちゃんが目を光らせていることに気が付いた。
「クーヤくん!この紙に描いた服、店の総力を挙げて最優先で作るわ!それで相談なんだけど・・・、完成したらシェミールで売ってみてもいい?」
これはゴスロリメイド服と同じ流れですな?
ぶっちゃけボクの閃きとかじゃなくて、既存の服を再現してるだけだから、クリスお姉ちゃんの出世の種に使って構わないんだけどね。
「まったく同じ服じゃなきゃ好きにしていいよ?これはレオナねえのために描いた絵だから」
「もちろんレオナの服とは少しデザインを変えるつもりよ!それじゃあ契約内容の話をしましょう!」
「クリスお姉ちゃんが出世すればウチの生活も豊かになるんだし、別に取引きとかにしなくてもいいんだけど・・・」
「それじゃあ私の気が済まないのよ!」
ホントいいのに・・・。
結局クリスお姉ちゃんのゴリ押しで、特許料がボクの口座に振り込まれることになった。シェミールの人気は凄まじいから、かなりの収入が期待できそうかも?
前回のゴスロリメイド服は今回と違った契約内容だったけど、基本的に衣服も意匠登録するモノなのだそうだ。ホント商売って面倒臭いよね!!
まあ、お金はいくらあっても困るもんじゃないし、本当に有難い話ではあるのですが、また役所通いですよ!このショタは一体どこへ向かっているのか・・・。
「なあクーヤ!アタシだけモデルチェンジしたらアイリスとナナに怒られそうだから、明日か明後日にでもアイツらに似合う服を考えてもらっていいか?」
「もちろんいいよ!でもこの店に来るとマダムに襲われるから、お姉ちゃん達をウチに呼んで話し合う感じでいい?」
「それで構わん。クーヤの絵を持ってアタシらがココに注文しに来るから、クーヤは家でゲームでもしていてくれ。しかし面白いことになって来たな!」
「アイリスちゃんとナナちゃんの服も考えるのなら、それも契約内容に追加する必要があるわね。・・・でもシェミールが今以上に混雑すると拙いわ。男性服を専門に扱った姉妹店のことも考えなきゃ!こりゃ忙しくなるわよ~~~~~!」
「男性服の店なら兄弟店じゃね?」
「そんなのどっちでもいいわ!とにかくそろそろ2号店を考える時期なのよ!」
「つーか、アタシの服って男性服なのかよ!!」
「一応クーヤくんが女性用にアレンジしてくれているけど、この方向性は男性向けじゃない?普通女性は炎柄の服なんて欲しがらないわよ」
「なんでだよ!めっちゃカッコイイじゃん!」
「だからそのカッコイイって感性が男性向けだって言ってるの!」
確かに中二病って、基本的に中二の男子が患う重い病気ですからね。
どちらかといえばレオナねえの感性がおかしいんだと思います!
しかしただでさえ忙しそうなのに、クリスお姉ちゃんの表情をみた限りではワクワク感しかありませんな。もうまさに天職なんだろね~~~!
ボクも将来そういう職業に就きたいものだ。
何がやりたいかってなると、ウーム・・・、何だろう?
やっぱ冒険かな?正直、何をやっても大体楽しいので、行き当たりばったりの人生でいいような気がする。
仕事なんてのは生きて行くためのお金が欲しいからやるわけでして、定職に就いてない人を見て『ダメな奴だ!』って決めつけるのは、その人のエゴでしかないと思うんですよね。みんなもっと自由に生きようよ!!
ふと思い出して、悪そうなお兄さんの所にハムちゃん通信を飛ばした。
せっかく中央区まで来ているのだから、時計を渡すなら今日がベストでしょう。
すぐに返事が来て、『貧民街の入り口で待つ』ということだった。
なぜか組織のアジトに招待されたことが一度も無いんですけど?
「レオナねえ、帰りに東区に寄って行っていい?そろそろ悪そうなお兄さんに時計を渡したいの」
「構わねえぞ?っつーか、まだ渡してなかったのかよ!」
「黒眼鏡の製造に忙しいから、もうちょい後でいいって言われてたの」
「ってことは完成したのか?」
「どうなんだろ?でもそれほど作るのが難しい商品じゃないと思うから、そろそろ試作品が出来ていてもおかしくないね~」
「黒眼鏡って、ガイアさんがゴンドラの中で付けていたヤツですよね?」
「タマも1個欲しい!」
「えーーーーー!!タマねえも黒眼鏡の人になっちゃうの!?」
「ずっとは付けない。でもみんなで黒眼鏡をして歩いたら楽しそう!」
「そいつはおもしれえかもな!!」
うっわ~、ただでさえ目立つ一行なのに、全員サングラスはヤバイっしょ!
あひるポンチョのショタにサングラスって、ギャグにしかならんやん。
まあでも楽しそうだってのは間違いないから、一度やってみてもいいかもね!
22
あなたにおすすめの小説
【長編・完結】私、12歳で死んだ。赤ちゃん還り?水魔法で救済じゃなくて、給水しますよー。
BBやっこ
ファンタジー
死因の毒殺は、意外とは言い切れない。だって貴族の後継者扱いだったから。けど、私はこの家の子ではないかもしれない。そこをつけいられて、親族と名乗る人達に好き勝手されていた。
辺境の地で魔物からの脅威に領地を守りながら、過ごした12年間。その生が終わった筈だったけど…雨。その日に辺境伯が連れて来た赤ん坊。「セリュートとでも名付けておけ」暫定後継者になった瞬間にいた、私は赤ちゃん??
私が、もう一度自分の人生を歩み始める物語。給水係と呼ばれる水魔法でお悩み解決?
異世界遺跡巡り ~ロマンを求めて異世界冒険~
小狸日
ファンタジー
交通事故に巻き込まれて、異世界に転移した拓(タク)と浩司(コウジ)
そこは、剣と魔法の世界だった。
2千年以上昔の勇者の物語、そこに出てくる勇者の遺産。
新しい世界で遺跡探検と異世界料理を楽しもうと思っていたのだが・・・
気に入らない異世界の常識に小さな喧嘩を売ることにした。
スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
伯爵家の三男に転生しました。風属性と回復属性で成り上がります
竹桜
ファンタジー
武田健人は、消防士として、風力発電所の事故に駆けつけ、救助活動をしている途中に、上から瓦礫が降ってきて、それに踏み潰されてしまった。次に、目が覚めると真っ白な空間にいた。そして、神と名乗る男が出てきて、ほとんど説明がないまま異世界転生をしてしまう。
転生してから、ステータスを見てみると、風属性と回復属性だけ適性が10もあった。この世界では、5が最大と言われていた。俺の異世界転生は、どうなってしまうんだ。
異世界あるある 転生物語 たった一つのスキルで無双する!え?【土魔法】じゃなくって【土】スキル?
よっしぃ
ファンタジー
農民が土魔法を使って何が悪い?異世界あるある?前世の謎知識で無双する!
土砂 剛史(どしゃ つよし)24歳、独身。自宅のパソコンでネットをしていた所、突然轟音がしたと思うと窓が破壊され何かがぶつかってきた。
自宅付近で高所作業車が電線付近を作業中、トラックが高所作業車に突っ込み運悪く剛史の部屋に高所作業車のアームの先端がぶつかり、そのまま窓から剛史に一直線。
『あ、やべ!』
そして・・・・
【あれ?ここは何処だ?】
気が付けば真っ白な世界。
気を失ったのか?だがなんか聞こえた気がしたんだが何だったんだ?
・・・・
・・・
・・
・
【ふう・・・・何とか間に合ったか。たった一つのスキルか・・・・しかもあ奴の元の名からすれば土関連になりそうじゃが。済まぬが異世界あるあるのチートはない。】
こうして剛史は新た生を異世界で受けた。
そして何も思い出す事なく10歳に。
そしてこの世界は10歳でスキルを確認する。
スキルによって一生が決まるからだ。
最低1、最高でも10。平均すると概ね5。
そんな中剛史はたった1しかスキルがなかった。
しかも土木魔法と揶揄される【土魔法】のみ、と思い込んでいたが【土魔法】ですらない【土】スキルと言う謎スキルだった。
そんな中頑張って開拓を手伝っていたらどうやら領主の意に添わなかったようで
ゴウツク領主によって領地を追放されてしまう。
追放先でも土魔法は土木魔法とバカにされる。
だがここで剛史は前世の記憶を徐々に取り戻す。
『土魔法を土木魔法ってバカにすんなよ?異世界あるあるな前世の謎知識で無双する!』
不屈の精神で土魔法を極めていく剛史。
そしてそんな剛史に同じような境遇の人々が集い、やがて大きなうねりとなってこの世界を席巻していく。
その中には同じく一つスキルしか得られず、公爵家や侯爵家を追放された令嬢も。
前世の記憶を活用しつつ、やがて土木魔法と揶揄されていた土魔法を世界一のスキルに押し上げていく。
但し剛史のスキルは【土魔法】ですらない【土】スキル。
転生時にチートはなかったと思われたが、努力の末にチートと言われるほどスキルを活用していく事になる。
これは所持スキルの少なさから世間から見放された人々が集い、ギルド『ワンチャンス』を結成、努力の末に世界一と言われる事となる物語・・・・だよな?
何故か追放された公爵令嬢や他の貴族の令嬢が集まってくるんだが?
俺は農家の4男だぞ?
俺の伯爵家大掃除
satomi
ファンタジー
伯爵夫人が亡くなり、後妻が連れ子を連れて伯爵家に来た。俺、コーは連れ子も可愛い弟として受け入れていた。しかし、伯爵が亡くなると後妻が大きい顔をするようになった。さらに俺も虐げられるようになったし、可愛がっていた連れ子すら大きな顔をするようになった。
弟は本当に俺と血がつながっているのだろうか?など、学園で同学年にいらっしゃる殿下に相談してみると…
というお話です。
ありふれた聖女のざまぁ
雨野千潤
ファンタジー
突然勇者パーティを追い出された聖女アイリス。
異世界から送られた特別な愛し子聖女の方がふさわしいとのことですが…
「…あの、もう魔王は討伐し終わったんですが」
「何を言う。王都に帰還して陛下に報告するまでが魔王討伐だ」
※設定はゆるめです。細かいことは気にしないでください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる