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第286話 光るハゲの真の効果
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とうとうハゲを光らせることに成功したので、本日2回目のジャーキーが完成するまでの間、召喚したスタンドミラーの前で光り具合を確認しながらハゲヅラを微調整して光を漏れなくしたりと、なかなか厳しい特訓をして過ごした。
鏡の前で身嗜みを整えるハゲの姿がクッソ面白かったらしく、ジャーキー組は後ろを振り返っては大爆笑し、もれなく全員脇腹を痛めた。
ただ、グルミーダの突進を盾で防ぎながら大笑いしているプリンお姉ちゃんが危なっかしかったので、そっちはいつもより早めに切り上げることになってしまった。
あのタマねえですら笑いを堪え切れなかったくらいなので、光るハゲの攻撃力はかなりヤバイです!
というわけで、火の後始末をしてから燻製マシーンの温度を風魔法で下げてハムちゃんに収納し、美少女チームと合流した。
いつもなら『本日もお疲れ様でした!』と言ってから、作り立てのジャーキーを一枚ずつ渡すんだけど、今日は美少女チーム三人にギリギリまで接近し、ハゲヅラと鼻メガネを着用した状態で下から見上げる。
「なんだその切なそうな顔は?」
無言でお姉ちゃんズを見上げたまま、頭に魔力を流してハゲヅラを光らせた。
「!?」
「くふっ」
「フフッ」
「「あーーーーーーーーーーっはっはっはっはっはっはっはっはっは!!」」
美少女チームが大爆笑したが、頭上から唾とかいっぱい飛んで来そうなので緊急離脱した。そしてバレエダンサーのようにクルクル回る。
「ぷッ、ハハッ!ひ、光って、ゴホッ!うははははははははは!!」
「ハ、ハゲ、ピカッって!!あーーーーっはっはっはっはっは!!」
「あははははははははははははははは!!」
「「あーーーーーっはっはっはっはっはっはっはっはっは!!」」
釣られてハゲチームも大爆笑している。
よっしゃーーーーー!光るハゲ作戦大成功や!!
そして笑いが落ち着いてから、みんなに作り立てのジャーキーを渡した。
「なるほどな・・・、お前らがあの小さな魔物を狩ってたのって、ちゃんとした理由があったのか」
ん?
悪そうなお兄さんは、ちょっと勘違いしていますね。
「ハゲのことか?甘いなガイア。光ったのはむしろ副産物効果の方だ!教えてやってもいいが秘密厳守だぞ?ランとペチコもだ」
「エーーーーーーーーーー!ハゲが光ったって言いふらそうと思ってたのに!」
「アレを秘密にするのは辛いにゃ!」
「いや、光るハゲのことは別に秘密にしなくていいぞ。どうせクーヤが光らせまくるだろうからな。秘密厳守は今から見せる真の効果の方だ!」
「あの小さな魔物が世間に注目されてほしくないわけだよな?ここだけの秘密にすると約束しよう」
「わかったわ」
「言わにゃいにゃ!」
少なくとも今はまだグルミーダを独占したいんだよね~。
「そこの光るハゲ頭をひっぱたいてみろ」
全員の視線が集まったので『シェー』のポーズを決めた。
「よく分からんが、これを叩けばいいんだな?」
「幼児虐待反対!」
「知らん!レオナが叩けと言ってるんだよ!」
しょうがないので、光るハゲ頭を差し出した。
カンッ!
「いてッ!・・・はあ!?」
キンッ! カンッ!
ラン姉ちゃんとぺち子姉ちゃんの平手打ちも、ハゲ頭は完全防御した。
「なにこれ!?」
「カッチカチにゃ!!」
「タマ、金属バットで殴るから手を光らせてくれ」
「うん」
タマねえが肘まで手袋を光らせ、レオナねえが金属バットで殴った。
ゴイン!!
結構強く殴ったようで、金属バットがグニャリと曲がった。
「なんだそりゃ!!」
「ウソでしょ!?」
「鉄の武器がグニャッと曲がってるにゃ!!」
驚く三人に、お姉ちゃんズ全員がドヤ顔だ。
「っつーわけだ。ちなみにハゲや手袋を光らせるのに魔力を流さなければならないんだが、これが結構難しいんだよ」
「クーヤちゃん、よく頭に魔力なんか流せたよね~!」
「昨日の夕方から頑張って、ようやくさっき成功したみたいです」
「馬の頭も光らせたい!」
「おおーーーーー!タマねえも挑戦してみる?でも結構な魔力を流さないと、被り物を光らせるのは難しいかも」
ボクは魔力お化けだから可能だったけど、少なくとも手袋で目暗ましが出来るほどじゃないと難しい気がしますね。
顎に手を置いて考えていた悪そうなお兄さんが口を開いた。
「とんでもない大発見だな・・・。魔物の革で手袋を作って、魔力を流すことでその魔物の特性である『硬化』を再現したのか・・・」
「ただしずっと光らせていると魔力が枯渇してぶっ倒れるぞ」
「クーヤはハゲを光らせたまま寝ても翌朝ピンピンしてそう」
「そのガキは規格外だから参考にならん。しかしその手袋は俺も欲しいな」
「アタシらもまだ素材集めが終わってないから革は渡せないが、明日からこっちに参戦しても構わないぞ。もうジャーキーの作り方はバッチリなんだろ?」
「俺はジャーキー職人になるわけじゃないからもう十分だと思ってる。そろそろ別の仕事に取り掛かろうと思っていたが、こっちの方が優先順位が高いな」
「んじゃ決まりだな。報酬は人数割りだぞ?」
「わかっている」
というわけで、悪そうなお兄さんは、次回からグルミーダ狩りの方に参戦することになりました!
それはともかく、帰りにパンダ工房に寄って、フードプロセッサー式粉砕機と、悪そうなお兄さんの部下がバッファロー狩りに使う馬車を注文しなきゃですね~。
しかしほんと忙しい!グルミーダ狩りさえ終われば楽になるんですけどね~。
鏡の前で身嗜みを整えるハゲの姿がクッソ面白かったらしく、ジャーキー組は後ろを振り返っては大爆笑し、もれなく全員脇腹を痛めた。
ただ、グルミーダの突進を盾で防ぎながら大笑いしているプリンお姉ちゃんが危なっかしかったので、そっちはいつもより早めに切り上げることになってしまった。
あのタマねえですら笑いを堪え切れなかったくらいなので、光るハゲの攻撃力はかなりヤバイです!
というわけで、火の後始末をしてから燻製マシーンの温度を風魔法で下げてハムちゃんに収納し、美少女チームと合流した。
いつもなら『本日もお疲れ様でした!』と言ってから、作り立てのジャーキーを一枚ずつ渡すんだけど、今日は美少女チーム三人にギリギリまで接近し、ハゲヅラと鼻メガネを着用した状態で下から見上げる。
「なんだその切なそうな顔は?」
無言でお姉ちゃんズを見上げたまま、頭に魔力を流してハゲヅラを光らせた。
「!?」
「くふっ」
「フフッ」
「「あーーーーーーーーーーっはっはっはっはっはっはっはっはっは!!」」
美少女チームが大爆笑したが、頭上から唾とかいっぱい飛んで来そうなので緊急離脱した。そしてバレエダンサーのようにクルクル回る。
「ぷッ、ハハッ!ひ、光って、ゴホッ!うははははははははは!!」
「ハ、ハゲ、ピカッって!!あーーーーっはっはっはっはっは!!」
「あははははははははははははははは!!」
「「あーーーーーっはっはっはっはっはっはっはっはっは!!」」
釣られてハゲチームも大爆笑している。
よっしゃーーーーー!光るハゲ作戦大成功や!!
そして笑いが落ち着いてから、みんなに作り立てのジャーキーを渡した。
「なるほどな・・・、お前らがあの小さな魔物を狩ってたのって、ちゃんとした理由があったのか」
ん?
悪そうなお兄さんは、ちょっと勘違いしていますね。
「ハゲのことか?甘いなガイア。光ったのはむしろ副産物効果の方だ!教えてやってもいいが秘密厳守だぞ?ランとペチコもだ」
「エーーーーーーーーーー!ハゲが光ったって言いふらそうと思ってたのに!」
「アレを秘密にするのは辛いにゃ!」
「いや、光るハゲのことは別に秘密にしなくていいぞ。どうせクーヤが光らせまくるだろうからな。秘密厳守は今から見せる真の効果の方だ!」
「あの小さな魔物が世間に注目されてほしくないわけだよな?ここだけの秘密にすると約束しよう」
「わかったわ」
「言わにゃいにゃ!」
少なくとも今はまだグルミーダを独占したいんだよね~。
「そこの光るハゲ頭をひっぱたいてみろ」
全員の視線が集まったので『シェー』のポーズを決めた。
「よく分からんが、これを叩けばいいんだな?」
「幼児虐待反対!」
「知らん!レオナが叩けと言ってるんだよ!」
しょうがないので、光るハゲ頭を差し出した。
カンッ!
「いてッ!・・・はあ!?」
キンッ! カンッ!
ラン姉ちゃんとぺち子姉ちゃんの平手打ちも、ハゲ頭は完全防御した。
「なにこれ!?」
「カッチカチにゃ!!」
「タマ、金属バットで殴るから手を光らせてくれ」
「うん」
タマねえが肘まで手袋を光らせ、レオナねえが金属バットで殴った。
ゴイン!!
結構強く殴ったようで、金属バットがグニャリと曲がった。
「なんだそりゃ!!」
「ウソでしょ!?」
「鉄の武器がグニャッと曲がってるにゃ!!」
驚く三人に、お姉ちゃんズ全員がドヤ顔だ。
「っつーわけだ。ちなみにハゲや手袋を光らせるのに魔力を流さなければならないんだが、これが結構難しいんだよ」
「クーヤちゃん、よく頭に魔力なんか流せたよね~!」
「昨日の夕方から頑張って、ようやくさっき成功したみたいです」
「馬の頭も光らせたい!」
「おおーーーーー!タマねえも挑戦してみる?でも結構な魔力を流さないと、被り物を光らせるのは難しいかも」
ボクは魔力お化けだから可能だったけど、少なくとも手袋で目暗ましが出来るほどじゃないと難しい気がしますね。
顎に手を置いて考えていた悪そうなお兄さんが口を開いた。
「とんでもない大発見だな・・・。魔物の革で手袋を作って、魔力を流すことでその魔物の特性である『硬化』を再現したのか・・・」
「ただしずっと光らせていると魔力が枯渇してぶっ倒れるぞ」
「クーヤはハゲを光らせたまま寝ても翌朝ピンピンしてそう」
「そのガキは規格外だから参考にならん。しかしその手袋は俺も欲しいな」
「アタシらもまだ素材集めが終わってないから革は渡せないが、明日からこっちに参戦しても構わないぞ。もうジャーキーの作り方はバッチリなんだろ?」
「俺はジャーキー職人になるわけじゃないからもう十分だと思ってる。そろそろ別の仕事に取り掛かろうと思っていたが、こっちの方が優先順位が高いな」
「んじゃ決まりだな。報酬は人数割りだぞ?」
「わかっている」
というわけで、悪そうなお兄さんは、次回からグルミーダ狩りの方に参戦することになりました!
それはともかく、帰りにパンダ工房に寄って、フードプロセッサー式粉砕機と、悪そうなお兄さんの部下がバッファロー狩りに使う馬車を注文しなきゃですね~。
しかしほんと忙しい!グルミーダ狩りさえ終われば楽になるんですけどね~。
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