クーヤちゃん ~Legend of Shota~ このかわいい召喚士は、地球からアイテムを召喚してしまったみたいです

ほむらさん

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第321話 第二次ジグスレイド討伐

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 ―――――決戦当日の朝。


 召喚獣をどこで呼ぶか決めてなかったので、お姉ちゃん達と話し合ったところ、奴らを一人も逃がさないために、ジグスレイドの本拠地を包囲したタイミングでメルドア達を召喚し、他のアジト目指して街を駆け抜けることに決定した。

 というわけで、朝早くからジグスレイドの本拠地までやって来ました!

 真面目に働いている人達と違って、この時間に外出してる構成員なんていないだろうからね。悪者が動き出すのは午後からと決まっているのだ。


「メルお姉ちゃんの仲間達は、もうすでに他のアジトの近くに潜伏しているとのことです。制圧が完了したと同時に動き出す予定ですので、後始末は彼らに任せて、制圧後は速やかに他のアジトの救援に向かってください!」

「「了解!」」


「新選組・九番隊召喚!あと蜘蛛ちゃんも全員召喚!」


 シュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュッ!


 ゴーレム達だけなら『こりゃ強そうだぜ!』って感じなんだけど、蜘蛛の大群のせいで地獄絵図となりました。

 でも他の子はみんな新選組に入隊してしまったので、包囲作戦に参加できる強い子って蜘蛛くらいしかいないんですよね。ちなみにめっちゃデカいです。

 ビジュアル的に新選組入りできなかった蜘蛛ちゃん達も活躍させてあげたいので、ちょっと絵面は酷いけど許してください!


「うわああああああああ!ま、魔物だああああああああ!!」


 通行人のハゲたおっさんが、地獄絵図を見て逃げて行った。

 おっとイカンですよ!?騒ぎになったらアジトから人が出て来てしまう。


「じゃあみんな、この建物を包囲してください!蜘蛛ちゃん達は、アジトの中から出てきた悪人共をボコボコにするのがお仕事です。でもギリギリ殺さないよう、半殺しって感じでお願いします!」


 ガシン! ガシン! ガシン! ガシン! ガシン! ガシン!
 シャカシャカシャカシャカ シャカシャカシャカシャカ


 ・・・うん。こんなのが外にいっぱいいたら誰も出て来ないかも。


「「これはひどい・・・」」


 お姉ちゃん達もボクとまったく同じ感想らしい。
 ご近所の皆様方すみません。


「もう一刻の猶予も無いので隊士達を呼び出します。順次アジトの制圧に向かってください!新選組・一番隊召喚!新選組・七番隊召喚!」


 シュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュッ!


「一番隊隊長タマねえ、ご武運を!」


 空中にバールを呼び出すと、タマねえが華麗にキャッチした。


「クーヤも頑張って!」


 ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド!


 トナカイに乗ったタマねえを先頭に、魔物の大群が街の中を疾走して行った。
 ちなみに七番隊の隊長だけ他より少し劣るので、ライオン多めの編成です。


「なッ、魔物の大群だーーーーーーーーーー!!」
「はあ!?嘘・・・だろ!?」
「うわああああああああああああああああああああ!!」


 突如現れた魔物の大群に、あちこちから悲鳴が上がった。
 でも街が火の海になるよりはマシでしょう。


「では次!新選組・二番隊召喚!新選組・五番隊召喚!」


 二番隊隊長のプリンお姉ちゃんがクマちゃんと共に三つ目のアジトへ向かい、六番隊隊長のアイリスお姉ちゃんはレグルスと共に四つ目のアジトへ。最後に八番隊隊長のナナお姉ちゃんがメルドアと共に五つ目のアジトへと向かった。


「さて、そろそろ本拠地攻めを開始しようぜ!」
「お待ちなさい。新選組局長には、突入と同時に言わなければならないセリフがあるのです!」
「役者かよ!!副長にはねえのか?」
「決まったセリフは無いですね。適当に続いてください!」
「ねえのかよ!」


 正面玄関の前に立った。


「ゴーレム1号、ドアを思いっきり破壊してください!」


 ドガシャーーーーーン!


 渾身のゴーレムパンチが、入口のドアを破壊した。


『どわッッ!な、なんだ!?』
『おい!いきなりドアがぶっ壊れたぞ!!』


 どうやら中に二人いたらしい。
 レオナねえと一緒に、ジグスレイドの本拠地へと乗り込んだ。



「御用改めである!手向かいすれば、容赦なく斬り捨てる!」


「「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」」



 壊れたドアから飛び込んで来た、黄色いあひるポンチョを着たかわいい子供。
 それを見たジグスレイドの悪者2人は固まり、現場には冷たい空気が流れた。

 ちなみに、斬り捨てると言ったくせに新選組局長は丸腰である。


「・・・なんだこのガキ?」
「意味が分からん」

「ウチの局長はアホなんだ。許してやってくれ」


 こら副長!格好良いセリフで続かなきゃダメでしょうが!!


「だが容赦なく斬り捨てるってのは本当だぜ?鬼の副長がな!」


 ドガッ! ザシュッッ!

「ごあッッッ!」
「ぎゃあああああアアアアアッッ!!」


『なんだ!?』
『玄関の方から聞こえたぞ!』


 バタン

 ドダダダダダダダダダダッ!


「なんだお前らは!!」
「ココがどこだか分かってんのかコラ!!」

「首都リムディアースを焼き払おうなど、この新選組が絶対許さねえ!」

「なッ!?それをどこで聞いた!!」
「誰か裏切りやがったな!?」


 さてと、遊ぶのはこれくらいにしとこう。


「新選組・局長部隊召喚!」


 シュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュッ!


「ヒ、ヒイイイイイイイイイ!!」
「魔物の大群だああああああああああああああああ!!」


 当然ながら、駆けつけた悪者二人は驚愕した。


「この建物内にいる悪者共を殲滅せよ!でも無抵抗の女性や子供は見逃すように」


 ドドドドドドドドドドドドドドドドドドド!


「新選組・副長部隊召喚!局長部隊に続けーーーーー!!」


 ドドドドドドドドドドドドドドドドドドド!


 悪者に知らせたくなかったので、こっそりと念波で半殺しの指令を出した。


「ん?2体残ってるけどいいのか?」
「トラくん達はボク達の護衛だよ」
「なるほど。アタシらが外に出れば護衛とかいらねーんだけどな」
「いや、外に出たら、やってる感が無くなってしまうじゃないですか!」
「まあな~。それに外はクモだらけで地獄だから、中にいた方がいいか・・・」

 レオナねえが、ボクの後ろで退屈そうにしているペカチョウを見た。

「総長だけ何も仕事してねえな?いる意味あんのかよ」
「何言ってやがりますか。総長の部隊こそ最強ですよ?でもハムちゃん隊は手加減が出来ないので、参加すると首都が火の海になってしまうのです」
「味方にも放火魔がいたのかよ!しかし強すぎて使えないって微妙だな~」
「ん~、まあいつか出番が来るかもですし・・・」


 収納とか治癒とか、戦わなくても普通に有能なんですけどね。

 しかしこのアジトには何人くらいいるんだろ?
 制圧完了まで、意外と時間が掛かってしまうかもしれませんな~。
 
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