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第391話 死者とは戦えない
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マイナスイオンハムちゃんのおかげで、恐怖で一歩も進めなくなっていたお姉ちゃん達が復活した。
でもボク達はまだ動けないでいた。
「さっきよりは全然マシだが、怖いものは怖いな」
「そりゃそうだよ。目の前の森がこんなに気持ち悪いんだから」
アイリスお姉ちゃんが森を指差す。
「これ絶対呪いのせいだよね」
「枝がグニャグニャになっていて絶対触りたくないです」
「タマもやだ」
「そもそも、木ってこんな血のような色じゃないです」
ほとんど真っ黒い木ばかりで、それはまだ木として認めてやってもいいんだけど、目の前の木なんかは赤いのだ。明るい赤じゃなくて血のような赤。
「でもミルラの塔はこの森の向こうにあるんだよなあ」
「ぐぬぬ・・・、入るしかないのか~」
「ベレッタお姉ちゃんはこの森を越えていったんだよね・・・」
「断固たる決意で勇気を振り絞ったのでしょう。尊敬しかありません」
「あの塔を秘密基地にするのはちょっと悩む」
「いや、ダンジョンだからたぶん住めないです!」
タマねえ、ミルラの塔を秘密基地にしようとしてたんかい!
「とにかく此処はちょっとキツイ。迂回してマシなとこ探そうぜ」
「うん。せめて枝が真っ直ぐなとこ希望!」
というわけで、右方面に迂回してみることにした。
生命線であるマイナスイオンハムちゃんに空気を清浄してもらいながら、入れそうな場所を探しつつテクテク歩いていく。
しかしどこも見てもそんなに変わらないまま、無駄に1kmくらい歩いた。
「あ、城が見えた!」
「そういえばミルラの塔って城の近くにあったもんね」
「あのお城もちょっと気になるかも」
「気晴らしに、城を見に行ってみませんか?」
「キモい森より城がいい!」
「賛成なのです!」
もうね、本当に嫌なんですよこの森。マイナスイオンハムちゃんのおかげで恐怖はマシになったけど、葉っぱに触れただけでかぶれたり病気になりそうで・・・。
こんなとこ、目的が無かったら絶対近寄りたくないのです。
「よし、まずは城の偵察だ!ダンジョンアタックを諦めたわけじゃないからな!」
「「オーーーーーーーーーーーーーーー!!」」
というわけでトナカイを召喚し、城を目指して出発です!
◇
ボク達一行は意気揚々と城に向かっていたわけですが、なぜかあまり気分が晴れないまま城の近くまでやって来た。
「もっと神秘的なのかと思ってたけど、なんか気持ち悪い城だな」
「これが古代の城ねえ・・・」
「大きな城だし、普通はワクワクすると思うんだけど・・・」
「ツタが絡まって神秘的といえば神秘的なのですが、何だか違うんですよね」
「ちょっと待って。なんかいる!」
「え?どこ!?」
まだタマねえにしか見えない距離だったので、慎重に近寄っていく。
「骸骨が立ってやがる。もしかして城門を守っているのか?」
「しかも2体いるね」
「もしかして、あのお城もダンジョン化してない?」
「城がダンジョンに!?とにかくこのままじゃ戦えないので降りましょう!」
とりあえずみんなトナカイから降りた。
「よく考えたら無理に城を攻める必要はねえか」
「骸骨は立ってるだけだけど、やっぱり動い・・・」
―――――5メートル先くらいに不気味な何かが現れた。
「レ@%ァかよ!死者とは戦えねえ!逃げるぞ!」
え?死者とは戦えないってどういうこと?
タタタタッ
「タマやめろ!死者に物理攻撃は効かねえんだ!」
「ナナ!」
ナナお姉ちゃんが呪文を唱え始めたが、その前にタマねえのルーンメイスが死霊に振り下ろされた。
バシュッッッ!
「「・・・え?」」
効かないハズの物理攻撃で死霊が消滅した。
「む!消えた」
「嘘だろ!?メイスで倒しちまったのか??」
「どういうこと!?間違いなくレ@%ァだったよね?」
たぶん『レ@%ァ』ってのは死霊のことだよね。
とりあえず覚えた。
「あれ?倒しちゃったの?」
「私も死霊に物理攻撃は無効と教わりましたが、倒しちゃいましたね」
よく見るとタマねえのメイスのルーン文字が光っていた。
「もしかして、ルーン文字を光らせたら死者でも倒せるとか?」
ボクの一言を聞き、全員の視線がタマねえのメイスに向いた。
「マジかよ!ルーン文字が光ってる状態で攻撃すれば、死者にダメージを与えることが出来るのか・・・」
「もしかして骸骨も復活しなかったりして!」
「ゲズ#ィも?」
「そのゲズ#ィってのはどんなヤツ?」
「動く死体だ。斬ったら腐った肉は飛び散るわ臭いわで最悪らしいぞ」
ゾンビとかグールのことか!まあゾンビで覚えとこう。
「すなわち私達もルーン武器を使えば戦力になるということですよね!?」
「まだわからねえけどな。ナナの火魔法だけじゃ厳しいけど、全員戦えるのならば城を攻めることも可能だぞ!」
「でもあの骸骨って、城門を守護していた古代の兵士なんじゃない?」
「そうなるね・・・。でもずっとアンデッドのまま永久にお城を守り続けるなんて可哀相だと思う」
「ルーン武器で砕けば成仏する?」
「そりゃ生きてるアタシらには分かりようがねえな。でもああやって立っているよりは寝かせてやった方が楽なんじゃねえか?」
話をまとめてみよう。
・普通の武器では死者にダメージを与えることが出来ない。
・骸骨やゾンビには攻撃が当たるけど復活する。
・火魔法で倒せる。
これが今までの常識だったんだと思う。
でもルーン武器を光らせることによって、死者を倒せるようになったと。
それで成仏するのかは謎だけど、未来永劫アンデッドでいるくらいなら、トドメを刺してあげた方がいいだろうって気はするよね。
もちろんそんなのは生者のエゴなんだけどさ。
少なくともボクならば、ずっとゾンビでいるくらいなら殺してほしい。
なぜかというと、輪廻転生があることを知っているからだ。
死後の世界に辿り着くことが出来なければ、おそらくそれすら無いんだ。
上手くいくかはさて置き、転生ルーレットで勝負くらいしたいよね!?
「城の中にどれくらい死者がいるかわかんないけど成仏させてあげようよ!もちろんこっちが危ないなら無理はしないってことで!」
ボクが言うまでもなく、そのつもりだったのだろう。全員が頷いた。
「よーし!んじゃとりあえず門兵骸骨を倒すぞ!その後どうするかは中がどんな状態なのか確認してからだ!」
「「オーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」」
こうしてアンデッド成仏作戦が始まった。
あれ?そういやダンジョンアタックは・・・。
でもボク達はまだ動けないでいた。
「さっきよりは全然マシだが、怖いものは怖いな」
「そりゃそうだよ。目の前の森がこんなに気持ち悪いんだから」
アイリスお姉ちゃんが森を指差す。
「これ絶対呪いのせいだよね」
「枝がグニャグニャになっていて絶対触りたくないです」
「タマもやだ」
「そもそも、木ってこんな血のような色じゃないです」
ほとんど真っ黒い木ばかりで、それはまだ木として認めてやってもいいんだけど、目の前の木なんかは赤いのだ。明るい赤じゃなくて血のような赤。
「でもミルラの塔はこの森の向こうにあるんだよなあ」
「ぐぬぬ・・・、入るしかないのか~」
「ベレッタお姉ちゃんはこの森を越えていったんだよね・・・」
「断固たる決意で勇気を振り絞ったのでしょう。尊敬しかありません」
「あの塔を秘密基地にするのはちょっと悩む」
「いや、ダンジョンだからたぶん住めないです!」
タマねえ、ミルラの塔を秘密基地にしようとしてたんかい!
「とにかく此処はちょっとキツイ。迂回してマシなとこ探そうぜ」
「うん。せめて枝が真っ直ぐなとこ希望!」
というわけで、右方面に迂回してみることにした。
生命線であるマイナスイオンハムちゃんに空気を清浄してもらいながら、入れそうな場所を探しつつテクテク歩いていく。
しかしどこも見てもそんなに変わらないまま、無駄に1kmくらい歩いた。
「あ、城が見えた!」
「そういえばミルラの塔って城の近くにあったもんね」
「あのお城もちょっと気になるかも」
「気晴らしに、城を見に行ってみませんか?」
「キモい森より城がいい!」
「賛成なのです!」
もうね、本当に嫌なんですよこの森。マイナスイオンハムちゃんのおかげで恐怖はマシになったけど、葉っぱに触れただけでかぶれたり病気になりそうで・・・。
こんなとこ、目的が無かったら絶対近寄りたくないのです。
「よし、まずは城の偵察だ!ダンジョンアタックを諦めたわけじゃないからな!」
「「オーーーーーーーーーーーーーーー!!」」
というわけでトナカイを召喚し、城を目指して出発です!
◇
ボク達一行は意気揚々と城に向かっていたわけですが、なぜかあまり気分が晴れないまま城の近くまでやって来た。
「もっと神秘的なのかと思ってたけど、なんか気持ち悪い城だな」
「これが古代の城ねえ・・・」
「大きな城だし、普通はワクワクすると思うんだけど・・・」
「ツタが絡まって神秘的といえば神秘的なのですが、何だか違うんですよね」
「ちょっと待って。なんかいる!」
「え?どこ!?」
まだタマねえにしか見えない距離だったので、慎重に近寄っていく。
「骸骨が立ってやがる。もしかして城門を守っているのか?」
「しかも2体いるね」
「もしかして、あのお城もダンジョン化してない?」
「城がダンジョンに!?とにかくこのままじゃ戦えないので降りましょう!」
とりあえずみんなトナカイから降りた。
「よく考えたら無理に城を攻める必要はねえか」
「骸骨は立ってるだけだけど、やっぱり動い・・・」
―――――5メートル先くらいに不気味な何かが現れた。
「レ@%ァかよ!死者とは戦えねえ!逃げるぞ!」
え?死者とは戦えないってどういうこと?
タタタタッ
「タマやめろ!死者に物理攻撃は効かねえんだ!」
「ナナ!」
ナナお姉ちゃんが呪文を唱え始めたが、その前にタマねえのルーンメイスが死霊に振り下ろされた。
バシュッッッ!
「「・・・え?」」
効かないハズの物理攻撃で死霊が消滅した。
「む!消えた」
「嘘だろ!?メイスで倒しちまったのか??」
「どういうこと!?間違いなくレ@%ァだったよね?」
たぶん『レ@%ァ』ってのは死霊のことだよね。
とりあえず覚えた。
「あれ?倒しちゃったの?」
「私も死霊に物理攻撃は無効と教わりましたが、倒しちゃいましたね」
よく見るとタマねえのメイスのルーン文字が光っていた。
「もしかして、ルーン文字を光らせたら死者でも倒せるとか?」
ボクの一言を聞き、全員の視線がタマねえのメイスに向いた。
「マジかよ!ルーン文字が光ってる状態で攻撃すれば、死者にダメージを与えることが出来るのか・・・」
「もしかして骸骨も復活しなかったりして!」
「ゲズ#ィも?」
「そのゲズ#ィってのはどんなヤツ?」
「動く死体だ。斬ったら腐った肉は飛び散るわ臭いわで最悪らしいぞ」
ゾンビとかグールのことか!まあゾンビで覚えとこう。
「すなわち私達もルーン武器を使えば戦力になるということですよね!?」
「まだわからねえけどな。ナナの火魔法だけじゃ厳しいけど、全員戦えるのならば城を攻めることも可能だぞ!」
「でもあの骸骨って、城門を守護していた古代の兵士なんじゃない?」
「そうなるね・・・。でもずっとアンデッドのまま永久にお城を守り続けるなんて可哀相だと思う」
「ルーン武器で砕けば成仏する?」
「そりゃ生きてるアタシらには分かりようがねえな。でもああやって立っているよりは寝かせてやった方が楽なんじゃねえか?」
話をまとめてみよう。
・普通の武器では死者にダメージを与えることが出来ない。
・骸骨やゾンビには攻撃が当たるけど復活する。
・火魔法で倒せる。
これが今までの常識だったんだと思う。
でもルーン武器を光らせることによって、死者を倒せるようになったと。
それで成仏するのかは謎だけど、未来永劫アンデッドでいるくらいなら、トドメを刺してあげた方がいいだろうって気はするよね。
もちろんそんなのは生者のエゴなんだけどさ。
少なくともボクならば、ずっとゾンビでいるくらいなら殺してほしい。
なぜかというと、輪廻転生があることを知っているからだ。
死後の世界に辿り着くことが出来なければ、おそらくそれすら無いんだ。
上手くいくかはさて置き、転生ルーレットで勝負くらいしたいよね!?
「城の中にどれくらい死者がいるかわかんないけど成仏させてあげようよ!もちろんこっちが危ないなら無理はしないってことで!」
ボクが言うまでもなく、そのつもりだったのだろう。全員が頷いた。
「よーし!んじゃとりあえず門兵骸骨を倒すぞ!その後どうするかは中がどんな状態なのか確認してからだ!」
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