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第394話 新メンバーを連れて空飛ぶ島へ
ホニャ毛の今日の予定は無事キャンセルされ、シェミールでクリスお姉ちゃんを呼び出してもらって、彼女達のグルミーダ手袋の改造を頼んだ。
ボクですか?もちろん魔境・シェミールなんかには入りませんでしたよ!
店の前に寝転がって小さな子供のように駄々を捏ねたから、通行人にメッチャ注目されてたけど、恥ずかしいとかどーでもいいです。
そしてそのまま東区へ移動し、貧民街の中に入っていく。
もちろん、悪そうなお兄さんを捕獲するためです!
ホニャ毛の四人も、普通の人達のように貧民街との関りを避けていたみたいだけど、今の貧民街は昔ほど荒んでないと説明しながら、ラグナスレインのお屋敷目指して進んでいく。
「「ガイアくーんあーそぼ!!」」
小学生が家の前で友達を呼び出す感じで悪そうなお兄さんを呼んだら、入り口で門番をしていた黒眼鏡二人が慌てふためいた。
「おいヤメろ!アニキに恥かかせんじゃねえ!」
「お前らガイアの兄貴に何か恨みでもあるのか!?」
「だってよぉ、普通に会おうとしたらアイツ逃げるじゃん」
「緊急の用事なの!出て来るまでこれを続けるしかないの!」
「わかったからヤメろ!!オイ、兄貴を呼んで来い!」
「それはいいが、今どこにいるんだ?」
「たぶんメメトン牧場だ」
「「メメトン牧場だとおおおおおーーーーーーーーーー!?」」
「もしかしてハンバーガー計画が始まったのか!?」
「何でお前らが知って・・・、ああ!そういやパンダ工房の関係者だったな」
「とにかく呼んで来るぞ」
黒眼鏡の一人が門の中に入っていった。
メメトン牧場は、ラグナスレインのお屋敷の裏側にでもあるのかな?
「ぐぬぬぬ・・・、メメトン牧場とかすごく気になるんですけど!」
「私も気になるけど、今日は牧場で遊んでる暇ないよ」
「今度来た時にでも見せてもらいましょう!」
「つーかお前ら、貧民街の組織を前にしてよく普通でいられるな?」
「メメトン牧場とか、すごくほのぼのした会話してたよ?」
「ラグナスレインは悪い組織じゃねえぞ」
「そうなの?でも一体どういう繋がりなのかしら?」
「パンダ工房繋がりなのです!」
「いや、それ以前にクーヤ繋がり」
ギイィィィィィ
入り口の門から悪そうなお兄さんが出てきた。
「何だこりゃ!?今日はいつも以上に女くせえな!!」
「はい!はい!ボク男!!」
「男っつーかガキじゃねえか!で、何の用事だ?緊急と聞いたが、切羽詰まったようには見えんな」
「ちょっとこっち来い」
「あ?」
門番の黒眼鏡二人から少し離れたところで、悪そうなお兄さんを取り囲んだ。
「だから一体何なんだよ!?」
「いいから黙って見てろ」
レオナねえが剣を鞘から抜き、ルーン文字を光らせた。
それを見た悪そうなお兄さんが驚愕する。
「最強武器、欲しくねえか?」
「お、お前、これ・・・」
そう言いながらサングラスを外し、一瞬でルーン武器に心を奪われ、そしてプリンお姉ちゃんが全身とんでも装備になっていることに気が付いた。
「いくらだ?」
「金で買えるようなヌルい武器じゃねえ。でも条件さえクリアすれば、タダで渡して構わないと思っている」
「条件を言え」
「ここじゃちょっとな・・・。場所を変えるぞ」
「わかった」
悪そうなお兄さんを連行し、そのまま貧民街どころか東門を抜け、『いや、どこまで行くんだよ!』という声を完全スルー。
最終的に、未開の地にあるドラちゃん乗り場まで移動した。
「場所変えすぎだろ!何でこんなとこまで連れて来んだよ!?」
「よしクーヤ、グリフォンを呼び出してくれ!」
「はあ!?どこまで連れてく気なんだ!?」
どうやらレオナねえは、説明しないまま空飛ぶ島まで連行するつもりらしい。
でもグリフォンで海を越えてくのキツくない?しかも11人でしょ?貸し出し中を除いても18体いるから数は足りてるけど、ホニャ毛はグリフォン素人だし、いきなり海上を飛ぶのは危ないと思うけど・・・。
っていうか秘密を共有する約束してるんだから、もうドラちゃんでよくない?
「えーーー、ホニャ毛の皆様。心臓を叩いといて下さい」
ボクのその言葉に、ナナお姉ちゃんが察した。
「心臓叩いて!早く!」
「いや、心臓を叩くとか意味分かんねーぞ!!」
「そもそも鎧を着けてるから、鎧を叩くだけなんだけど?」
「くっ!じゃあロコとミルクだけでも!」
「「エーーーーーーーーーーーーーーー!!」」
とか言いつつ、二人は心臓をポコポコ叩き始めた。
何だかんだでノリのいいお姉ちゃん達なのです。
みんなより10メートルほど前まで歩いていく。
そして星のロッドに魔力を流し、ルーン文字を光らせた。
「じゃあいきますよ!ドラちゃん召喚!!」
その瞬間、目の前に全長20メートル級の赤いドラゴンが出現する。
「「ぶほッッッッッッッッ!!」」
まさかのドラゴンの出現に、ホニャ毛が完全にフリーズした。
しかしウチのお姉ちゃんズは慣れたもので、何事もなかったかのようにハム助にゴンドラを出してもらい、ドラゴンの背中に梯子を掛けて登っていく。
続けてゴーレムを2体呼び出して、ゴンドラを持ち上げてもらいながら、ドラゴンの背中にいたレオナねえ達が首の後ろ側でベルト部分をパチンと接合した。
そしてドラゴンから降りて来たところで、ようやくホニャ毛の意識が戻った。
「「ド、ド、ド、ドラゴン!!」」
「ドラちゃんな!」
「ちょ、ちょっと待てや!いやこれ、え?クーヤが召喚したのか!?」
「一体どこでドラゴンなんか・・・、いや、そんなの無理よ!一人でドラゴンを倒さなきゃ召喚獣には出来ないハズよ!」
「正解!」
「もしかしてお前ら色々と初体験なのか?こう見えてクーヤは化けモンだぞ?いや、普通の人間ではあるんだが、普通の人間じゃねえんだ」
「ガイアさん、意味不明なこと言ってますよ?」
「クーヤちゃん、こんなの捕まえるなんて凄すぎーーーーー!!」
「あわわわわわわわ」
「クーヤはあわわわ可愛い」
タマねえの強引な〆でここでの会話を打ち切り、いつもの流れで洗礼を浴びたルーキー達にアレコレ説明しながらゴンドラに乗り込み、大空へと舞い上がった。
今回は明らかに定員オーバーだけど、ゴンドラは頑丈なので、底が抜けるようなことはありません。
ただ座席が足りないので、初フライトのホニャ毛とボクとタマねえだけがソファーに座り、他の人達は適当なとこに捕まってしゃがみ乗りです。
「すっげーーーーーーーーーー!まさかドラゴンに乗って空を飛べる日が来るとは、夢にも思わなかったぞ!」
「なんて美しい景色なのかしら・・・」
「でも海の上で迷子にならない?」
「どこに向かってるんだろ?」
「俺もこっち方面に来るのは初めてだ。しかし女くせえゴンドラだな!」
「ラッキーじゃん。頼めば誰か付き合ってくれるかもしれねえぞ?」
「お前の知り合いなんか嫌に決まってるだろ!隙を見せたら笑い者にされるだけで、人生の汚点にしかならん」
その気持ちはメッチャわかるかも!
ボクも可愛いキャラだったハズなのに今やお笑いキャラだ。
もう完全に手遅れで、あの頃には戻れないのだ。
「あ、そろそろ着くよ?」
「よし!全員外の景色から目を離すな。驚くぜ?」
「いやもう死ぬほど驚いた後なんですけど?」
「いいから前見ろ」
思った通り、みんな海をジーっと見て島を探してるみたいだ。
でもすでにボクの目にも島が見えてるんだよな~。
「ぶっ!下じゃなかった!前だよ前、正面!!」
「前?」
ホニャ毛と悪そうなお兄さんが目線を上げ、空飛ぶ島を視界に捉えた。
「「島が飛んでるーーーーーーーーーーーーーーー!!」」
ボク達も最初これを見た時は衝撃だったけど、人が驚いてる姿を見るのってやっぱり楽しいですね!
ホニャ毛なんか今日は驚き過ぎて、本当に心臓がヤバイかもしれない。
あとでハムちゃんをモフらせてあげよう。
ボクですか?もちろん魔境・シェミールなんかには入りませんでしたよ!
店の前に寝転がって小さな子供のように駄々を捏ねたから、通行人にメッチャ注目されてたけど、恥ずかしいとかどーでもいいです。
そしてそのまま東区へ移動し、貧民街の中に入っていく。
もちろん、悪そうなお兄さんを捕獲するためです!
ホニャ毛の四人も、普通の人達のように貧民街との関りを避けていたみたいだけど、今の貧民街は昔ほど荒んでないと説明しながら、ラグナスレインのお屋敷目指して進んでいく。
「「ガイアくーんあーそぼ!!」」
小学生が家の前で友達を呼び出す感じで悪そうなお兄さんを呼んだら、入り口で門番をしていた黒眼鏡二人が慌てふためいた。
「おいヤメろ!アニキに恥かかせんじゃねえ!」
「お前らガイアの兄貴に何か恨みでもあるのか!?」
「だってよぉ、普通に会おうとしたらアイツ逃げるじゃん」
「緊急の用事なの!出て来るまでこれを続けるしかないの!」
「わかったからヤメろ!!オイ、兄貴を呼んで来い!」
「それはいいが、今どこにいるんだ?」
「たぶんメメトン牧場だ」
「「メメトン牧場だとおおおおおーーーーーーーーーー!?」」
「もしかしてハンバーガー計画が始まったのか!?」
「何でお前らが知って・・・、ああ!そういやパンダ工房の関係者だったな」
「とにかく呼んで来るぞ」
黒眼鏡の一人が門の中に入っていった。
メメトン牧場は、ラグナスレインのお屋敷の裏側にでもあるのかな?
「ぐぬぬぬ・・・、メメトン牧場とかすごく気になるんですけど!」
「私も気になるけど、今日は牧場で遊んでる暇ないよ」
「今度来た時にでも見せてもらいましょう!」
「つーかお前ら、貧民街の組織を前にしてよく普通でいられるな?」
「メメトン牧場とか、すごくほのぼのした会話してたよ?」
「ラグナスレインは悪い組織じゃねえぞ」
「そうなの?でも一体どういう繋がりなのかしら?」
「パンダ工房繋がりなのです!」
「いや、それ以前にクーヤ繋がり」
ギイィィィィィ
入り口の門から悪そうなお兄さんが出てきた。
「何だこりゃ!?今日はいつも以上に女くせえな!!」
「はい!はい!ボク男!!」
「男っつーかガキじゃねえか!で、何の用事だ?緊急と聞いたが、切羽詰まったようには見えんな」
「ちょっとこっち来い」
「あ?」
門番の黒眼鏡二人から少し離れたところで、悪そうなお兄さんを取り囲んだ。
「だから一体何なんだよ!?」
「いいから黙って見てろ」
レオナねえが剣を鞘から抜き、ルーン文字を光らせた。
それを見た悪そうなお兄さんが驚愕する。
「最強武器、欲しくねえか?」
「お、お前、これ・・・」
そう言いながらサングラスを外し、一瞬でルーン武器に心を奪われ、そしてプリンお姉ちゃんが全身とんでも装備になっていることに気が付いた。
「いくらだ?」
「金で買えるようなヌルい武器じゃねえ。でも条件さえクリアすれば、タダで渡して構わないと思っている」
「条件を言え」
「ここじゃちょっとな・・・。場所を変えるぞ」
「わかった」
悪そうなお兄さんを連行し、そのまま貧民街どころか東門を抜け、『いや、どこまで行くんだよ!』という声を完全スルー。
最終的に、未開の地にあるドラちゃん乗り場まで移動した。
「場所変えすぎだろ!何でこんなとこまで連れて来んだよ!?」
「よしクーヤ、グリフォンを呼び出してくれ!」
「はあ!?どこまで連れてく気なんだ!?」
どうやらレオナねえは、説明しないまま空飛ぶ島まで連行するつもりらしい。
でもグリフォンで海を越えてくのキツくない?しかも11人でしょ?貸し出し中を除いても18体いるから数は足りてるけど、ホニャ毛はグリフォン素人だし、いきなり海上を飛ぶのは危ないと思うけど・・・。
っていうか秘密を共有する約束してるんだから、もうドラちゃんでよくない?
「えーーー、ホニャ毛の皆様。心臓を叩いといて下さい」
ボクのその言葉に、ナナお姉ちゃんが察した。
「心臓叩いて!早く!」
「いや、心臓を叩くとか意味分かんねーぞ!!」
「そもそも鎧を着けてるから、鎧を叩くだけなんだけど?」
「くっ!じゃあロコとミルクだけでも!」
「「エーーーーーーーーーーーーーーー!!」」
とか言いつつ、二人は心臓をポコポコ叩き始めた。
何だかんだでノリのいいお姉ちゃん達なのです。
みんなより10メートルほど前まで歩いていく。
そして星のロッドに魔力を流し、ルーン文字を光らせた。
「じゃあいきますよ!ドラちゃん召喚!!」
その瞬間、目の前に全長20メートル級の赤いドラゴンが出現する。
「「ぶほッッッッッッッッ!!」」
まさかのドラゴンの出現に、ホニャ毛が完全にフリーズした。
しかしウチのお姉ちゃんズは慣れたもので、何事もなかったかのようにハム助にゴンドラを出してもらい、ドラゴンの背中に梯子を掛けて登っていく。
続けてゴーレムを2体呼び出して、ゴンドラを持ち上げてもらいながら、ドラゴンの背中にいたレオナねえ達が首の後ろ側でベルト部分をパチンと接合した。
そしてドラゴンから降りて来たところで、ようやくホニャ毛の意識が戻った。
「「ド、ド、ド、ドラゴン!!」」
「ドラちゃんな!」
「ちょ、ちょっと待てや!いやこれ、え?クーヤが召喚したのか!?」
「一体どこでドラゴンなんか・・・、いや、そんなの無理よ!一人でドラゴンを倒さなきゃ召喚獣には出来ないハズよ!」
「正解!」
「もしかしてお前ら色々と初体験なのか?こう見えてクーヤは化けモンだぞ?いや、普通の人間ではあるんだが、普通の人間じゃねえんだ」
「ガイアさん、意味不明なこと言ってますよ?」
「クーヤちゃん、こんなの捕まえるなんて凄すぎーーーーー!!」
「あわわわわわわわ」
「クーヤはあわわわ可愛い」
タマねえの強引な〆でここでの会話を打ち切り、いつもの流れで洗礼を浴びたルーキー達にアレコレ説明しながらゴンドラに乗り込み、大空へと舞い上がった。
今回は明らかに定員オーバーだけど、ゴンドラは頑丈なので、底が抜けるようなことはありません。
ただ座席が足りないので、初フライトのホニャ毛とボクとタマねえだけがソファーに座り、他の人達は適当なとこに捕まってしゃがみ乗りです。
「すっげーーーーーーーーーー!まさかドラゴンに乗って空を飛べる日が来るとは、夢にも思わなかったぞ!」
「なんて美しい景色なのかしら・・・」
「でも海の上で迷子にならない?」
「どこに向かってるんだろ?」
「俺もこっち方面に来るのは初めてだ。しかし女くせえゴンドラだな!」
「ラッキーじゃん。頼めば誰か付き合ってくれるかもしれねえぞ?」
「お前の知り合いなんか嫌に決まってるだろ!隙を見せたら笑い者にされるだけで、人生の汚点にしかならん」
その気持ちはメッチャわかるかも!
ボクも可愛いキャラだったハズなのに今やお笑いキャラだ。
もう完全に手遅れで、あの頃には戻れないのだ。
「あ、そろそろ着くよ?」
「よし!全員外の景色から目を離すな。驚くぜ?」
「いやもう死ぬほど驚いた後なんですけど?」
「いいから前見ろ」
思った通り、みんな海をジーっと見て島を探してるみたいだ。
でもすでにボクの目にも島が見えてるんだよな~。
「ぶっ!下じゃなかった!前だよ前、正面!!」
「前?」
ホニャ毛と悪そうなお兄さんが目線を上げ、空飛ぶ島を視界に捉えた。
「「島が飛んでるーーーーーーーーーーーーーーー!!」」
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まるで招かれるように異世界に降り立った湯治は、好きな猫と一緒に生きることを目指して外に向かうのだった。