赤い流星 ―――ガチャを回したら最強の服が出た。でも永久にコスプレ生活って、地獄か!!

ほむらさん

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173 出張勢をお迎えに行く

 トラネコ城に戻って来てバスを降りた。
 城に入る前に、カーラとカトレアにこれからのプランを軽く説明する。


「この大型バスを使えば、ミケネコ城からトラネコ城まで、たったの2日で到着するんだ。もちろん、綺麗な道路を作ってくれたエルフ達のおかげだけどな」

「え?2日!?」
「この乗り物って、そこまで速かったのですか!」

「これからは、ルーサイアを起点に、トラネコ・ミルドナーガ・シェルフィーユまで定期的にバスを行き来させる予定だから、尾張国内を楽に移動出来るようになるぞ!俺の隣にボヤッキーが乗っている理由は、バスの運転手を任せるつもりだからだ」

 ここまで歩きで来るのって本当に辛いんだよな。
 大型バスとアスファルトの道路があれば、もうそんな苦労なんかしなくて良い。

「素晴らしいじゃない!!もしかして早速ルーサイアに帰ったり出来るの?」

「そのつもりで来たんだぞ。ちなみにこのバスには80人乗れるから、身分の高い者を優先にして70人選抜してくれ。リタ・リナやチェリンも乗せて行くつもりなんで、座席を10人分は空けておきたい。んで、1週間ほどルーサイアに滞在して戻って来る感じにしようか」

「なるほど、アタシとカトレアを入れて70人ね?わかったわ!」
「カーラ、こちらの仕事もあるのだから、仕事を任せられる者を何人か残さなきゃ駄目よ?」
「そうねー。今回残る人は次回ちゃんと帰れるようにしよう!」


 俺とボヤッキーはトラネコ城に一泊し、次の日ミルドナーガへ向かった。





 ************************************************************





 バスで道路を走っていると、工事中のエルフ達の姿が見えたので、近くまで進んでバスを停車させた。


「素晴らしい進み具合じゃないか!みんなご苦労さん!」

「小烏丸さん、なぜこんな所にいるのですか??」
「えーとな、こっち方面で勤務している兵達を、ルーサイアに里帰りさせてやろうと思ってな。皆の頑張りで道路がトラネコ城まで開通したから、早速バスに乗ってやって来たんだよ」
「それは素晴らしいですね!みんな喜びますよ!」

「北の砦と西の砦まで道路が開通したら、道路を作ってるエルフ達は全員バスに乗せて帰るからな!北の砦まで到達したら、ミルドナーガにいるリタかリナに報告して俺に連絡するよう言ってくれ」
「それは非常に助かります!みんな!帰りはバスだぞ!」
「「やったーーーーーーーーー!!!」」

 そりゃあもう嬉しいだろなー。バスで帰れるってだけで、やる気も倍増だろう。

「シェルフィーユ方面の道路を担当してるエルフ達も同じようにバスで帰れるから、そっちの心配はいらないからな。これは差し入れだ!昼にでもみんなで食ってくれ」

 トラネコ城で作って来たドラゴン弁当と、お茶の入った水筒を人数分渡した。
 俺は、働き者にはとてもやさしいのだ。

「おおおおお!!ありがとうございます!」
「じゃあ俺らはそろそろ行くわ。引き続き道路工事頑張ってくれ!」


 ここから先は舗装されてない道になる。
 地面の穴とかに注意しながら、バスはガタゴトと走り出した。





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 ミルドナーガに到着したので、リタ・リナ、その他数名を回収してトラネコまで戻った。リタ・リナには事前に連絡して、すぐ動けるよう準備させておいたのだ。

 そして今度はシェルフィーユに向かって発進。

 先程の様に、通りすがりに道路工事のエルフ達を労い、帰りはバスだと伝えて弁当とお茶を渡した。

 そしてシェルフィーユで待っていたチェリンの所に行くと、そりゃーもう熱烈歓迎された。
 いきなり抱きしめられて、そりゃーもうビックリですよ!メロンの威力が半端ないっス!!

 伊勢との国境に近い位置なので、プレッシャーとかがあるのかもしれない。
 それにリタ・リナやカーラ・カトレアと違って、チェリンだけ優秀な相棒がいない状態なんだよね。うん、ルーサイアに帰ったらいっぱい甘やかしてあげよう。

 チェリン達にも準備させてあったので、すぐにトラネコ城に向かった。
 そしてトラネコ城で一泊し、次の日の早朝、80名が大型バスに乗り込んだ。





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「皆様、ルーサイアから離れた地でのお勤めご苦労様です!大型バスと道路の完成により、一時的にですが帰郷出来るようになりました!」

「「わあああああああああああ!」」

「道は一本なんだけど、ルーサイアに行くには2日かかるので、途中にある砦に一泊することになります。それでは出発進行!」


 もうさすがに飽きたのでマイクは使ってない。
 なぜか車内マイクを使うと、バスの運転手口調になってしまうんだよなー。


「「おおおおおおおおおお~~~~~~!!」」


 バスを発進させると、後ろから大歓声が聞こえて来た。
 すごいだろう?俺の大型バスは!!

 しかし横に座っているボヤッキーは、この人数を乗せて運転することを想像したのかとても真剣な表情だ。人の命を預かるわけだからな・・・、むしろ真剣に考えてくれた方が良いだろう。

 そしてボヤッキーがモノになったら、次の運転手の育成も必要だろう。何度も尾張を縦断することになるから、運転手がボヤッキー1人じゃ可哀相だ。
 ただ身分の高い男性って、まだ少ししかいないんだよなー。

 うーむ、バスの女性運転手ってどうなんだろ?実際にいるらしいけど。まだ1回も見たことがないんだよね。そもそも大型車を運転する女性すら見たことないかもしれん。

 あ、そうだ!ドワーフのみんなを一度乗せて走れば、車に興味持つ人多そうでね?
 物は試しだ、帰ったらやってみよう!
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