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ダンジョン編
21 いらん物はいらん
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「チッ、バッグか。まあ魔石集めに入れ物欲しいとは思ってたが」
「あーでもアニキ、マジックバッグにアニキの物適当に入れたら、どれが誰のかわからんくなるっしょ?アニキの物はそっちに纏めて入れてから、マジックバッグにその鞄を入れれば、わかりやすくていいと思うぞ」
「あーそれもそうだな。中くらいの大きさのバッグも欲しいな。魔石集めによ」
「デラックスの青で大きいの出たから、ノーマルの赤で出るんじゃね?わからんけどたぶん」
「なるほどな・・・。だがもう一度デラックスだ!」
「おー!いいの出るといいな!」
魔石(小)を10個投入し、アニキが集中に入った。
ガチャコン!
「この力強い音は、赤か!なかなか期待出来るんじゃねえのか!?」
「デラックスの赤は初めてだな!」
「よし、開けてみるぞ」
カードに書かれている文字は【服】だ!これは来たか!?
ポフッと白い服に変わる。
アニキの眼光が鋭くなり、そして服を広げた。・・・さっきの服と違うな。ん?どこかで見たぞこれ。
「ナース服じゃねえか!」
アニキが床にナース服を叩きつけた。たしかにナース服着たアニキは見たくねえぞ。
「ま、まあこんなこともあるさ!よく考えたら服が全部男物とは限らない」
「クソが!まあでも確かにその通りだ。しかも服の種類考えると特攻服引ける確率って非常に低いかもしれん。そもそも特攻服が入ってるのが奇跡か。これは根気が必要だな」
「よく考えたら俺も何か服欲しいぞ!これが欲しいってのはないけど」
「特攻服以外興味ねーから出たらコテツにやるぞ。そのナース服も一応マジックバッグに入れとけば、いつか役に立つ時があるかもしれんからとっとけ」
「ナース服はオレも着ないけど、んじゃバッグに入れとくか」
いらん気もするけど一応バッグに入れる。よしそろそろオレもガチャるか。
「なぁアニキ、この属性ガチャっての1回やってみる」
「何が出るかまったく予測出来ねえってのはおもれえな」
火、水、風、土、闇と5種類あるけど石の色が関係あると見た。
「火はー、赤っぽいな。んで水が青かな?ん?風?風って何色だよ!?」
「持ってる石でそれっぽいのねーのか?」
「赤、青、あとは緑と黄色と紫だぞ」
「んー、土が黄色っぽい気がするから風は緑か?紫は何となく闇だろ」
「おーなるほど。んじゃーどうすっかなー。なんとなく風だ!」
風ガチャに緑の石(小)を10個入れる。レバーが光った!緑で正解だ。
精神集中し邪念を心から消す。よしここだ。
ガチャコン!
この力強い音は赤!カードに書かれた文字は・・・【靴】か。
「ふむ。靴ですな」
白い靴だ。いやうっすらと緑がかってるかな?触ると鳥の羽っぽいので覆われてるのがわかる。
「あ、そうだ!こういう時のための鑑定!」
[ペトピアリの靴]
:希少なペトピアリの羽で作られた靴。様々な付与魔法が込められている。評価A
:素早さ10%アップ
:斬撃耐性 衝撃耐性 風魔法耐性 火耐性 汚れ耐性 防水
:自動修復(小)サイズ自動調節
「おおお!アニキ、これけっこう凄いぞ!素早さ10%アップに、斬撃耐性、衝撃耐性、風魔法耐性、火耐性、汚れ耐性、防水、自動修復(小)、サイズ自動調節だってよ。何かいっぱい魔法がかかってるみたい」
「そりゃすげえな。魔法とかさっぱりわからんが、壊れにくくてサイズまで変わるのか」
履いてみる。おーピッタリフィットしたぞ。しかも軽くていい感じだ。
「決めたぞ!服じゃなくて装備揃えてみる!」
「それもいいかもな。俺ら装甲ゼロだったから苦労したしよ。ところでその鑑定ってのどうやるんだ?俺にも出来るのか?」
「出来ると思うぞ。んとねー覚えた時にやった事は、ゴブさんのレベルが知りたかったんよ。んで鑑定って言うの思いだしてー」
たしか1回部屋に戻ったんだよな?
「たぶんだけど、その物のこと詳しく知りたいと思いながら『鑑定』って言えばいいんだと思う。1回じゃダメなので何回もしつこくやるんだ。最初は名前くらいしかわからないんだけど、鑑定のレベル上がったら今みたいに詳しくわかるようになるぞ」
「なるほどな。よしやってみっか。鑑定!」
「ほお、たしかに何かわかりそうな感じだな。これを何度もやればいいわけか」
「あーそうだ。アニキの服、鑑定しようか?」
「いや、自力でやってみるわ。その方が鑑定早く覚えそうだしよ」
「おーなるほど。たしかにその通りだな!」
アニキは鑑定の修行に入った。さーて次はどれにしようかな?
よく見たら手持ちの魔石の大半が紫だ。属性ガチャはたぶんもう闇しか回せない。よし、じゃあまずは1回闇ガチャやろう。
紫の魔石(小)を10個入れてっと。よし光ったぞ。
なんとなく適当に回してみる。
ガチャコン
「しまった!適当にやりすぎたせいで青じゃねえか!」
くそーー失敗した!オレとしたことが完全に気が抜けていた。ガチャをやる時、1番やっちゃいけない事がまさにコレ。腑抜けにレアなんぞ出せるわけがない。
「ガチャの神様、ごめんなさい。プロにあるまじき行為をしてしまいました。もう二度とこんな無様な事が無いよう精進します」
失意の中、それでも何とかカプセルを開けると、カードには【アクセサリー】と書かれていた。
「あーでもアニキ、マジックバッグにアニキの物適当に入れたら、どれが誰のかわからんくなるっしょ?アニキの物はそっちに纏めて入れてから、マジックバッグにその鞄を入れれば、わかりやすくていいと思うぞ」
「あーそれもそうだな。中くらいの大きさのバッグも欲しいな。魔石集めによ」
「デラックスの青で大きいの出たから、ノーマルの赤で出るんじゃね?わからんけどたぶん」
「なるほどな・・・。だがもう一度デラックスだ!」
「おー!いいの出るといいな!」
魔石(小)を10個投入し、アニキが集中に入った。
ガチャコン!
「この力強い音は、赤か!なかなか期待出来るんじゃねえのか!?」
「デラックスの赤は初めてだな!」
「よし、開けてみるぞ」
カードに書かれている文字は【服】だ!これは来たか!?
ポフッと白い服に変わる。
アニキの眼光が鋭くなり、そして服を広げた。・・・さっきの服と違うな。ん?どこかで見たぞこれ。
「ナース服じゃねえか!」
アニキが床にナース服を叩きつけた。たしかにナース服着たアニキは見たくねえぞ。
「ま、まあこんなこともあるさ!よく考えたら服が全部男物とは限らない」
「クソが!まあでも確かにその通りだ。しかも服の種類考えると特攻服引ける確率って非常に低いかもしれん。そもそも特攻服が入ってるのが奇跡か。これは根気が必要だな」
「よく考えたら俺も何か服欲しいぞ!これが欲しいってのはないけど」
「特攻服以外興味ねーから出たらコテツにやるぞ。そのナース服も一応マジックバッグに入れとけば、いつか役に立つ時があるかもしれんからとっとけ」
「ナース服はオレも着ないけど、んじゃバッグに入れとくか」
いらん気もするけど一応バッグに入れる。よしそろそろオレもガチャるか。
「なぁアニキ、この属性ガチャっての1回やってみる」
「何が出るかまったく予測出来ねえってのはおもれえな」
火、水、風、土、闇と5種類あるけど石の色が関係あると見た。
「火はー、赤っぽいな。んで水が青かな?ん?風?風って何色だよ!?」
「持ってる石でそれっぽいのねーのか?」
「赤、青、あとは緑と黄色と紫だぞ」
「んー、土が黄色っぽい気がするから風は緑か?紫は何となく闇だろ」
「おーなるほど。んじゃーどうすっかなー。なんとなく風だ!」
風ガチャに緑の石(小)を10個入れる。レバーが光った!緑で正解だ。
精神集中し邪念を心から消す。よしここだ。
ガチャコン!
この力強い音は赤!カードに書かれた文字は・・・【靴】か。
「ふむ。靴ですな」
白い靴だ。いやうっすらと緑がかってるかな?触ると鳥の羽っぽいので覆われてるのがわかる。
「あ、そうだ!こういう時のための鑑定!」
[ペトピアリの靴]
:希少なペトピアリの羽で作られた靴。様々な付与魔法が込められている。評価A
:素早さ10%アップ
:斬撃耐性 衝撃耐性 風魔法耐性 火耐性 汚れ耐性 防水
:自動修復(小)サイズ自動調節
「おおお!アニキ、これけっこう凄いぞ!素早さ10%アップに、斬撃耐性、衝撃耐性、風魔法耐性、火耐性、汚れ耐性、防水、自動修復(小)、サイズ自動調節だってよ。何かいっぱい魔法がかかってるみたい」
「そりゃすげえな。魔法とかさっぱりわからんが、壊れにくくてサイズまで変わるのか」
履いてみる。おーピッタリフィットしたぞ。しかも軽くていい感じだ。
「決めたぞ!服じゃなくて装備揃えてみる!」
「それもいいかもな。俺ら装甲ゼロだったから苦労したしよ。ところでその鑑定ってのどうやるんだ?俺にも出来るのか?」
「出来ると思うぞ。んとねー覚えた時にやった事は、ゴブさんのレベルが知りたかったんよ。んで鑑定って言うの思いだしてー」
たしか1回部屋に戻ったんだよな?
「たぶんだけど、その物のこと詳しく知りたいと思いながら『鑑定』って言えばいいんだと思う。1回じゃダメなので何回もしつこくやるんだ。最初は名前くらいしかわからないんだけど、鑑定のレベル上がったら今みたいに詳しくわかるようになるぞ」
「なるほどな。よしやってみっか。鑑定!」
「ほお、たしかに何かわかりそうな感じだな。これを何度もやればいいわけか」
「あーそうだ。アニキの服、鑑定しようか?」
「いや、自力でやってみるわ。その方が鑑定早く覚えそうだしよ」
「おーなるほど。たしかにその通りだな!」
アニキは鑑定の修行に入った。さーて次はどれにしようかな?
よく見たら手持ちの魔石の大半が紫だ。属性ガチャはたぶんもう闇しか回せない。よし、じゃあまずは1回闇ガチャやろう。
紫の魔石(小)を10個入れてっと。よし光ったぞ。
なんとなく適当に回してみる。
ガチャコン
「しまった!適当にやりすぎたせいで青じゃねえか!」
くそーー失敗した!オレとしたことが完全に気が抜けていた。ガチャをやる時、1番やっちゃいけない事がまさにコレ。腑抜けにレアなんぞ出せるわけがない。
「ガチャの神様、ごめんなさい。プロにあるまじき行為をしてしまいました。もう二度とこんな無様な事が無いよう精進します」
失意の中、それでも何とかカプセルを開けると、カードには【アクセサリー】と書かれていた。
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