39 / 183
ダンジョン編
39 ホルモン焼き
しおりを挟む
ザッシュザッシュザッシュ
米を研いでます、はい。
ザッシュザッシュ
「んで水入れてー、汚れた水だけ捨てるーっと」
で、また水入れてーっと。
こんなもん?まだ透明じゃないけど。
「そんなもんでいいぞ。あんまり研ぐと米の栄養逃げてっちまうから」
「オッケーイ!んじゃ火にかけるぞ」
「いや、まずは30分水に浸して放置だ」
「あーそっか!忘れてた」
最初は弱火だっけか。と言ってもコンロなんて無いから、火の魔法使わんと強火弱火の調節なんかほとんど出来んけどな。
「ホルモンと言えばやっぱ味噌味だよなー。下拵えしてなかったから、今日のはちょい薄味かもしれんわ。次回食う時はちゃんと味染みてて美味いはずだ」
「ほーーー、まあドラゴンホルモンだからきっとそのまま食っても美味いぞ!」
「まあな。素材が最高峰だから味で誤魔化す必要ねえか。あー生姜焼きも食いてえ!流石に生姜はまだガチャから出てないが、そもそも野菜出たことねーからたぶん無理だな。ワサビや生姜はチューブので売ってるが、調味料としてガチャの青と緑から出るかどうか・・・」
ノーマルガチャはかなり回してるから、もう新しい調味料は出ないかもしれないな。赤銀金虹はまだ出てない種類いっぱいありそうだけど。緑ならもしかするとって感じか。
「よし、そろそろ火にかけていぞ」
「あいおー」
よし、あとは待つのみ。そういやアニキが変なこと言ってたな?はじめチョロチョローとか。
・・・・・
「フム、いい感じでない?」
「どれ・・・、ほう。今回も成功だな。こういうのって大抵失敗から始まるもんなんだが、俺ら料理に関してだとプロ並みの手際かもしれん」
「そういやステータスにたしか料理ってスキルあったぞ」
「あー、それだ!!どれどれ・・・、おー料理のレベルが3あるわ。これ極めたらもしかすっとプロの料理人超えるぞ。料理の店開いて毎日作りまくってなきゃ、そうそうレベル上がってかないかもしれんが」
「店かー、やるなら木彫りの店やるぞ!クマ専門店だ」
「いや、クマだけだと流石に客来ねーだろ。雑貨屋とかならワンチャンあるが」
「えーーー!?クマみんな欲しいじゃん」
「ま、まあ、例えそうだとしても、一人一個買ったらもう来なくなる可能性が高い。別の物でも利益上げなきゃ商売として苦しくなる」
「おーなるほど。何度も来てくれんと困るな!」
「んじゃま、とりあえずそろそろホルモン焼くぞー」
「おう!!!」
ジュワ~~
うおークッソいい匂い!そっか味噌の焼ける匂いか。誰か知らんが味噌作った奴天才だろ!たしか醤油と同じ大豆から作るんだよな?
「よーし、どんどん焼いてくから黒焦げなる前にどんどん食ってけ!」
「おっ、この辺もういけるな!」
食う。・・・・・・・。
「「うんめーーーーーーーーーー!!!」」
うおおおお!ご飯が止まらん!家ではホルモンとかあんまり食べなかったけど、こんな美味いならもっと食っときゃよかった!
「やっべーなこりゃ。最近マジでドラゴンしか食ってないが、他の肉では満足出来なくなりそうなほどやべえ。美味すぎて痛風になりそうだ」
「つーふーってなんだ?」
「ああ、なんか体が痛くなる病気だな。ホルモンとかレバーとか食い過ぎるのは良くないって聞いた。あとたしか一番やべーのはビールの飲みすぎだっけかな?」
「ビールなんて飲んだことないぞ!」
「子供がビール飲んでたら逆にやべーわ。それにたぶん苦いだけで美味くないと思うぞ」
「苦いのはヤダぞ」
「あーでもホルモン食いながらビールとか、好きな人には最高の組み合わせなんだろな。俺は酒とかそんなに好きじゃないからわからんのだが」
「酒ってガチャから出なかったか?」
「そういや清酒出たな。ちょっとだけ飲んでみっか」
アニキがコップにトクトクと清酒を注ぐ。
「んーーー、くはーっ!喉に来るなコレ。でもやっぱ酒あんま好きじゃねえわ」
「オレも飲んでみていいか?」
「子供が酒飲むの勧めるわけにゃいかんが、ホレ」
これが酒か!とうとうオレも大人になる時が来たようだな!
飲んでみる。
「ゴフッ!ヴェええええええええ!がはっ、なんだこれ!マッズ」
「ぶはははははは!子供には無理だろ?」
「もういらん!」
噴水でガラガラうがいする。うええええ、大人はあんなのよく飲めるな?絶対水のほうがうめえだろ!
「水うめーーーーーー!」
「ハッハッハ、まあ酒なんか飲めるようになった所で体壊すだけだ。飲めないほうがむしろ健康にいいと思うぜ?」
「マズイし酒なんか飲めなくていい!」
くそーホルモンで口直しだ!ホルモンうめーーー!
あ、レバ刺しも食べよう。ステーキは今日はもういいや。
油に塩と胡椒も振ってタレの完成。
「レバ刺しもうめーーーー!」
「お?レバ刺しか。いいな、俺も食おう。どんどん食べきらないと腐ってしまう」
冷蔵庫あれば急ぐことないんだけどなー。せめて氷の魔法があれば・・・。
かき氷機が前にガチャで出たから、もしかするとガチャで冷蔵庫出る可能性あるんかな?
とにかくホルモン焼きは最高だった!
米を研いでます、はい。
ザッシュザッシュ
「んで水入れてー、汚れた水だけ捨てるーっと」
で、また水入れてーっと。
こんなもん?まだ透明じゃないけど。
「そんなもんでいいぞ。あんまり研ぐと米の栄養逃げてっちまうから」
「オッケーイ!んじゃ火にかけるぞ」
「いや、まずは30分水に浸して放置だ」
「あーそっか!忘れてた」
最初は弱火だっけか。と言ってもコンロなんて無いから、火の魔法使わんと強火弱火の調節なんかほとんど出来んけどな。
「ホルモンと言えばやっぱ味噌味だよなー。下拵えしてなかったから、今日のはちょい薄味かもしれんわ。次回食う時はちゃんと味染みてて美味いはずだ」
「ほーーー、まあドラゴンホルモンだからきっとそのまま食っても美味いぞ!」
「まあな。素材が最高峰だから味で誤魔化す必要ねえか。あー生姜焼きも食いてえ!流石に生姜はまだガチャから出てないが、そもそも野菜出たことねーからたぶん無理だな。ワサビや生姜はチューブので売ってるが、調味料としてガチャの青と緑から出るかどうか・・・」
ノーマルガチャはかなり回してるから、もう新しい調味料は出ないかもしれないな。赤銀金虹はまだ出てない種類いっぱいありそうだけど。緑ならもしかするとって感じか。
「よし、そろそろ火にかけていぞ」
「あいおー」
よし、あとは待つのみ。そういやアニキが変なこと言ってたな?はじめチョロチョローとか。
・・・・・
「フム、いい感じでない?」
「どれ・・・、ほう。今回も成功だな。こういうのって大抵失敗から始まるもんなんだが、俺ら料理に関してだとプロ並みの手際かもしれん」
「そういやステータスにたしか料理ってスキルあったぞ」
「あー、それだ!!どれどれ・・・、おー料理のレベルが3あるわ。これ極めたらもしかすっとプロの料理人超えるぞ。料理の店開いて毎日作りまくってなきゃ、そうそうレベル上がってかないかもしれんが」
「店かー、やるなら木彫りの店やるぞ!クマ専門店だ」
「いや、クマだけだと流石に客来ねーだろ。雑貨屋とかならワンチャンあるが」
「えーーー!?クマみんな欲しいじゃん」
「ま、まあ、例えそうだとしても、一人一個買ったらもう来なくなる可能性が高い。別の物でも利益上げなきゃ商売として苦しくなる」
「おーなるほど。何度も来てくれんと困るな!」
「んじゃま、とりあえずそろそろホルモン焼くぞー」
「おう!!!」
ジュワ~~
うおークッソいい匂い!そっか味噌の焼ける匂いか。誰か知らんが味噌作った奴天才だろ!たしか醤油と同じ大豆から作るんだよな?
「よーし、どんどん焼いてくから黒焦げなる前にどんどん食ってけ!」
「おっ、この辺もういけるな!」
食う。・・・・・・・。
「「うんめーーーーーーーーーー!!!」」
うおおおお!ご飯が止まらん!家ではホルモンとかあんまり食べなかったけど、こんな美味いならもっと食っときゃよかった!
「やっべーなこりゃ。最近マジでドラゴンしか食ってないが、他の肉では満足出来なくなりそうなほどやべえ。美味すぎて痛風になりそうだ」
「つーふーってなんだ?」
「ああ、なんか体が痛くなる病気だな。ホルモンとかレバーとか食い過ぎるのは良くないって聞いた。あとたしか一番やべーのはビールの飲みすぎだっけかな?」
「ビールなんて飲んだことないぞ!」
「子供がビール飲んでたら逆にやべーわ。それにたぶん苦いだけで美味くないと思うぞ」
「苦いのはヤダぞ」
「あーでもホルモン食いながらビールとか、好きな人には最高の組み合わせなんだろな。俺は酒とかそんなに好きじゃないからわからんのだが」
「酒ってガチャから出なかったか?」
「そういや清酒出たな。ちょっとだけ飲んでみっか」
アニキがコップにトクトクと清酒を注ぐ。
「んーーー、くはーっ!喉に来るなコレ。でもやっぱ酒あんま好きじゃねえわ」
「オレも飲んでみていいか?」
「子供が酒飲むの勧めるわけにゃいかんが、ホレ」
これが酒か!とうとうオレも大人になる時が来たようだな!
飲んでみる。
「ゴフッ!ヴェええええええええ!がはっ、なんだこれ!マッズ」
「ぶはははははは!子供には無理だろ?」
「もういらん!」
噴水でガラガラうがいする。うええええ、大人はあんなのよく飲めるな?絶対水のほうがうめえだろ!
「水うめーーーーーー!」
「ハッハッハ、まあ酒なんか飲めるようになった所で体壊すだけだ。飲めないほうがむしろ健康にいいと思うぜ?」
「マズイし酒なんか飲めなくていい!」
くそーホルモンで口直しだ!ホルモンうめーーー!
あ、レバ刺しも食べよう。ステーキは今日はもういいや。
油に塩と胡椒も振ってタレの完成。
「レバ刺しもうめーーーー!」
「お?レバ刺しか。いいな、俺も食おう。どんどん食べきらないと腐ってしまう」
冷蔵庫あれば急ぐことないんだけどなー。せめて氷の魔法があれば・・・。
かき氷機が前にガチャで出たから、もしかするとガチャで冷蔵庫出る可能性あるんかな?
とにかくホルモン焼きは最高だった!
13
あなたにおすすめの小説
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
現実世界にダンジョンが出現したのでフライングして最強に!
おとうふ
ファンタジー
2026年、突如として世界中にダンジョンが出現した。
ダンジョン内は無尽蔵にモンスターが湧き出し、それを倒すことでレベルが上がり、ステータスが上昇するという不思議空間だった。
過去の些細な事件のトラウマを克服できないまま、不登校の引きこもりになっていた中学2年生の橘冬夜は、好奇心から自宅近くに出現したダンジョンに真っ先に足を踏み入れた。
ダンジョンとは何なのか。なぜ出現したのか。その先に何があるのか。
世界が大混乱に陥る中、何もわからないままに、冬夜はこっそりとダンジョン探索にのめり込んでいく。
やがて来る厄災の日、そんな冬夜の好奇心が多くの人の命を救うことになるのだが、それはまだ誰も知らぬことだった。
至らぬところも多いと思いますが、よろしくお願いします!
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
転生したら『塔』の主になった。ポイントでガチャ回してフロア増やしたら、いつの間にか世界最強のダンジョンになってた
季未
ファンタジー
【書き溜めがなくなるまで高頻度更新!♡٩( 'ω' )و】
気がつくとダンジョンコア(石)になっていた。
手持ちの資源はわずか。迫りくる野生の魔物やコアを狙う冒険者たち。 頼れるのは怪しげな「魔物ガチャ」だけ!?
傷ついた少女・リナを保護したことをきっかけにダンジョンは急速に進化を始める。
罠を張り巡らせた塔を建築し、資源を集め、強力な魔物をガチャで召喚!
人間と魔族、どこの勢力にも属さない独立した「最強のダンジョン」が今、産声を上げる!
【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。
木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。
しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。
そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。
【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】
ザコ魔法使いの僕がダンジョンで1人ぼっち!魔獣に襲われても石化した僕は無敵状態!経験値が溜まり続けて気づいた時には最強魔導士に!?
さかいおさむ
ファンタジー
戦士は【スキル】と呼ばれる能力を持っている。
僕はスキルレベル1のザコ魔法使いだ。
そんな僕がある日、ダンジョン攻略に向かう戦士団に入ることに……
パーティに置いていかれ僕は1人ダンジョンに取り残される。
全身ケガだらけでもう助からないだろう……
諦めたその時、手に入れた宝を装備すると無敵の石化状態に!?
頑張って攻撃してくる魔獣には申し訳ないがダメージは皆無。経験値だけが溜まっていく。
気づけば全魔法がレベル100!?
そろそろ反撃開始してもいいですか?
内気な最強魔法使いの僕が美女たちと冒険しながら人助け!
異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします
Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。
相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。
現在、第四章フェレスト王国ドワーフ編
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる